moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年7月24日に当ブログを開設しました。それ以前の約半年分はinstagramの記事を一部加筆修正し転載しています。写真や文章の一部にまだ不備があるかもしれません。これから整えていく予定です。どうぞよろしくお願いします。


おはモイウニ!

お騒がせ続きでモイしわけないです。なにはとモイあれ、モイ今朝9時に椅子で寝ました。夜中もさすがに少しは寝てたんだとおモイますが、今朝自分が起きた時はすごく元気に階段を駆け下り走り寄ってきて、ゴロンと伸びをしました。元気モイモイなモイ。

元気なのは抗ガン剤が効かなくなった裏返しかもしれないので素直に喜べず、こうやって寝たら寝たで、副作用が出だすのかなあと心配し、もう自分でも何がなんだか、闘病生活の袋小路に入ってしまいそう。

「もっと普通に接してあげた方がいいですよ」というご意見も中にはありますが、このモイから片時も目が離せない状況も決して辛くはなく、むしろ病気になる前よりモイのことをより理解し、深く関わることができてうれしくもあります。あと10日ほどで2歳になるモイと、もうどれだけ多くの旅をしてきただろう。モイ、そしていつも傍らに居てくれるウニ、いつもありがとねー!


これまで、抗ガン剤を打った日から2〜3日間はいつもぐったりしていたのだけど、今日のモイは少し様子が違う。そんなにぐったり寝込むような様子はない。ただ、帰宅後ボーッとしていて、キョトンと丸い目をしたまま1か所に留まり、なかなか動かない。鎮静剤が抜け切ってないのかなあと最初は思っていたけど、今現在、深夜2時近くまでずっとそんな感じが続いている。


そして、さらに不思議なのは、寝ない。帰宅して多分1度も寝てない。猫なのにこんな長時間起きてるって少し変な気がする。鎮静剤を解くために拮抗剤を使ったと思われるが、それが効き過ぎているのだろうか? .

ご飯はほんの少しだけ自力で食べてくれた。さすがに今日は疲れもあるだろうから明日からまたしっかり食べてくれたらいいな。ロフトやスタジオに身を潜める様子はなく、トイレットペーパー遊びをしたりとそこそこ元気もある。

ぐったり寝込んだら寝込んだで心配になるけど、それにしても、この寝ないって状況もなんだかちょっと不気味だなあ。


抗がん剤治療と免疫細胞療法をどちらも継続するにあたって、お互いのスケジュールをパズルのように組む必要があるので、病院を1か所に集約することにしました。今日から免疫細胞療法の病院で抗がん剤治療も行ってもらうことに。ひとりの先生にトータルに診てもらった方がいいだろうという点や、抗がん剤や免疫療法の度に鎮静剤を打っていたのが可哀想で(半日絶食しなくてはいけないので貴重な食欲を奪っていたことになる)、1か所の病院で処置すれば1回の鎮静剤で抗がん剤と採血を同時に行えて効率がいいのではないかと思いついたことも大きな理由です。


というわけで今日は車で30分かけ通院し、鎮静剤をかけた後にエコー検査、血液検査、免疫細胞療法用の採血、抗がん剤ドキソルビシン3回目の投与となりました。午前中に預け、夕方に迎えに行くまでの間、何かあった時のために地元には戻らずにその町で待つ。2回目なので少し町の様子が見えてきた。

エコー画像は少し写り方が違う上に今日は動画しか撮られていなかったので前回と一概に比べられませんでしたが、腫瘍は大きくはなっていないように見えました。前回少し縮小した状態のまま維持している感じか。

今日は白血球の値も良好だったので前回以上にリンパ球が数を増やしてくれることを期待したい(前回は増えて1200万個程度だったそうですが、理想は1億個だそう)。

21日以降すごく復調していたモイも昨夜は実は少し沈んでました。でも行きは「僕、元気なのに」と少しすねたのかキャリーバッグから顔を出さなかったモイ。帰りにはご覧の表情です。抗がん剤治療の賛否、いつまで続けるのか、など様々な意見があると思います。モイの様子を見ながら一生懸命に考えて闘病を続けています。今後もいろんなアドバイスをいただけるととてもうれしいです。ほとんどお返事ができていませんが、モイが元気になることで恩返しできればと思っています。いつもたくさんの応援ありがとうございます。


巣巣で開催されているはしもとみおさんの作品展「机の上の犬と猫」にモイとウニの木彫り彫刻が展示されています。


寝ているモイをウニが心配そうに見つめる。少しモイが元気になるとウニが辛抱たまらず飛びついて抱きつく。でもモイは弱っているからすぐに逃げていく。もう、そんな光景しか見ることができないと思っていたので、こうやってモイからウニに仕掛けるようなシーンを見ることができて、すごくうれしい。もっと激しく追いかけっこをする場面もあったのですが、なかなか映像にうまく収められない。


僕、こんなに元気になったけど、パパとママが先生と相談して抗がん剤を続けたいって言うんだったら、がんばるよ。サプリだって毎日飲むし、丸山ワクチンを2日に1回チクッて注射されるのも我慢するし、免疫細胞療法の採血もまたがんばるよ。だって今日までこうして楽しい毎日をおくってこれたのはママとパパとウニと、僕のこと応援してくれるすごく沢山のみんなのおかげだモイ。まだずっとここにいたいから、僕がんばるモイ!マルオ兄ちゃん、僕はまだここにいるよ!


モイ復調!!

体重こそまだ900g落ちたままですが、昨年までの元気だった頃とほぼ見分けのつかないモイがここに居ます。ロフトやスタジオに身を潜めることもほとんどなくなって、リビングでのんびりグルーミングをし、時よりウニと戯れて、おやつをねだる時は尻尾をピンと立て「ゴロニャ〜」と鳴き、自らドライをカリカリと食べるモイ。免疫細胞療法で17日にリンパ球を戻した直後はほとんど変化がなく、むしろぐったりしている感じだったので効果がなかったのかなと思っていたのですが、たまたまなのか21日の食欲増進剤を飲ませた後にスイッチが入ったように元気になりだし、今日はとくに持ち直している感じです。モイの中で何が起きているのだろう。こんなに元気だと15日にエコー検査した時よりさらに腫瘍が小さくなっているんじゃないかと期待しますが、2月頭に同じような状況で一度裏切られたので過度な期待はしないことにしています。明日、免疫細胞療法の病院で今後の治療方針などを相談する予定です。でも、ほんとにうれしい。これが夢なら永遠に覚めないでほしい。

ウニの動きが今の近藤家の気持ちを代弁しています。
 


猫ラボ( @nekolabo )さんのフェルトとグラスアイで作られた作品。南青山のビリケン商会で開催中の『猫ラボ個展 ー猫のいるところー』へ。


僕、モイち難去ってまたモイち難だよ。パパもあんまりモイっ喜モイち憂しないでね」とは、今朝見た夢の中でモイが喋ったモイ言葉。気がかりなことがあった日はどうしてもそのことが夢になって出てくる。この2ヶ月で悪夢を見なかった日は数日しかないけれど、こんなモイ語が聞ける夢なら少しは楽しい。


前置きが長くなりましたが、またウンチが1日半出ないまま昨夜を迎えていたのでこういう夢を見たのかと。「モイち難去って」とは強制給餌のことで、「またモイち難」とは、カリカリを食べられるようになったけどそのためかやや便が出ていないという意味だろう。なんだこの夢判断w.

心配したけど今朝起きてすぐにいいウンチをしてくれた。そして久しぶりウニを追いかけている。やっぱりモイが言うとおり、モイっ喜モイち憂しすぎるのはよくないということだな。おはモイウニございます。


食欲増進剤を飲んだ昨日ほどはさすがに今日は食べてくれなかったなあ。日が暮れるにしたがって少しずつカリカリを食べる量が減っていった感じ。でもこの2日間、強制給餌をしなくて済んだし、数日前までほとんど食べずにぐったりしていたことを思えば今日もまずまず元気だった。戻したリンパ球で免疫力が上がってきたんだとおモイたい。

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