moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年7月24日に当ブログを開設しました。それ以前の約半年分はinstagramの記事を一部加筆修正し転載しています。写真や文章の一部にまだ不備があるかもしれません。これから整えていく予定です。どうぞよろしくお願いします。


「パパとママが泣いてたので様子を見にロフトから降りてきたら、宅急便の箱の内側に僕へのメッセージがいっぱい貼ってあった。うれしいモイ! でもなんでパパとママが号泣するのかさっぱり分からないよ!」


toitoitoi 〜きっとうまくいくミニマムプロジェクト〜 ( @toitoitoicat )に足を運んでいただいた皆さん、実行委員の皆さん、ありがとうございました。って、まるでモイのためのプロジェクトみたいで、なんだか恐縮です。


モイの病気に気づいてから2ヶ月が経ちました。ここ数日は、抗がん剤の副作用なのか、元気も食欲もなかったのですが、今朝5時前、珍しくウニと追いかけっこをしてウニのテンションもマックスに。そんな時に地震がきて少し揺れた東京。その影響もあるのか直後にモイが初めて吐きました。胃液というほど黄色くはなく、ただのツバのようなものを少し。日中もずっと寝ていてほぼ自分でご飯を食べることはなくなったモイ。でも新しく試したロイヤルカナンの子猫用のドライを少し食べてくれたし、森永のエナジー500という粉末を水に溶かしシリンジで与えて効率よくカロリーも摂れた。まだまだ全然足りないけど。ここから巻き返したい。今は体力温存して、培養したリンパ球を来週戻したらきっと復活する!


「パパ、この段ボール箱、ふたつ前の家の頃から1回も開けてないみたいだねえ」


いただいた情報から早速いくつかのフードを取り寄せ試してみました。が、あえなく全敗。おかしいと思って先日紹介したモイが1番食いつくオリジンをあげてみたら、これも食べない。つまり今はカリカリは何も食べてくれない状態のようだ。また日を改めると食べたりするものもあるので根気強く試してみなきゃ。ロイヤルカナンの退院サポートを強制給餌しているがウエットだけでは必要カロリーに追いつかない。主治医は「腫瘍に圧迫されて胃腸の動きが鈍くなって食欲が出てないのかも」と。うーむ、モイ、食べて!もうダイエットはしなくていいよ!とにかく食べて体力を落とさないようにしないと!


通院や投薬が続くのでだいぶ警戒されだした。着ている服や気配にすごく敏感な猫たち。でもモイチン尻尾が出てますよー。抱っこするとほとんど抵抗しなくてすごく力が抜けているのは、嬉しいような悲しいような、複雑な気持ち。体重は5.1kgになった。ダイエットした800g分、リバウンドしてまた太ってほしい。


モイ帰ってきました。いつも抗ガン剤の日は、ほんとにドキドキする。とくにドキソルビシンは投薬中に漏れたら、そこが壊死し
断脚しなくてはいけなくなるという強力な薬なのでなおさら。それほどのモノを体内に入れるのだから当然身体の負担も相当なものだろう。骨髄抑制の副作用は5日後くらいにピークになる。今日も鎮静剤を打ってからの投与になりました。モイがんばったね。


モイ、今日は抗ガン剤の日で病院にいます。
エコーで診る黒い影はさらに大きく、数も増えてました。
ただ血液検査の値は腎臓や白血球、赤血球、その他、全て正常範囲内で、サプリが効き始めたのかなと内心思いました。
これに先週から始めた丸山ワクチンも効いてきて、来週戻す予定の自己リンパ球がさらに追い打ちをかけ活躍してくれたら、免疫力はかなりあがるはず。全てモイの力になってくれ!


抗ガン剤についてはとても迷ってますが、今回もドキソルビシンを投与してもらうことにしました。
前回と同じくらい効いてくれたらな。少しでも癌の進行を遅くしてくれることを期待したい。


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この1週間、食欲が落ちてきたモイ。今日は自力で食べたのが31kcal、強制給餌で47kcalくらい。久しぶりに食欲増進剤を飲ませてみたけど効かなかったようだ。オリジンというカナダ産のカリカリが昔から好きで、このメーカーのだけはけっこう食いついてくれるので先週あたりはあげてたのだけど、高タンパクで匂いも強く、どうもお腹を壊すみたいで、これを食べた後はほぼ下痢になってしまう(これは以前から)。なので今はあげてない。この餌のようにモイがすごく食いついてくれて高カロリーで下痢をしない食べもの、何かないかなあ。

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今後のモイの治療計画や現状など。


抗がん剤ドキソルビシンを投与したのが2月16日。5日後の21日のエコーでは現状維持。投与から2週間後の3月2日に免疫療法の病院で診たエコーでは(違う環境なので一概には比べられないが)少し黒い影は大きくなっていたようだった。ドキソルビシンを繰り返し打つ場合の投与間隔とされる3週間が今度の木曜日9日にやってくる。これまでの経過を「少しは効果があった」と診てもう一度ドキソルビシンを投与するのか、「効いていない」と診て別の抗がん剤(主治医はロムスチンをすすめている)を投与するのか、判断しなくてはいけない。

先の2日に採血したモイの健全なリンパ球は、培養されて順調に数が増えてくれていたら2週間後から3週間後の中で一番ピークとなるタイミング(16日〜23日のどこか)にモイの体内に戻される予定。抗がん剤投与と日が近すぎると効果が出ないので培養の様子をみつつ合間を縫ってスケジュールを立て、うまくいけば今後も交互に処置するような具合だ。

免疫細胞療法で戻ったリンパ球がモイの免疫力を上げ、がん細胞をうまく抑え込むことにとても期待しているが、先生の話ではあくまで免疫療法は三大療法(手術、化学療法、放射線)の補完医療としての位置付けで、癌と積極的に戦うには今はまだ三大療法に頼るしかない、ということらしい。

リンパ腫は血液の癌なので手術で全てを取り除くのは難しく、抗がん剤が効きやすいということもあって化学療法を治療のメインにする。放射線治療も場合によっては有効かもしれないが今の時点では薦められていない。高機能な放射線装置は三重県にあるとか。遠いなあ。

サプリメントは効果が出るまでにしばらくかかるので、最初にあれこれたくさん試すより、これと決めたものを長く続けることが大事と言われたので、少し見つめ直して、今はAHCCとパン酵母由来のβグルカンに絞っている。ただサプリも数ヶ月使い続けると効かなくなるという声もあり、また別のタイプのもの(マイタケ由来のDフラクションなど)を1カ月遅れで始めるなどするとサイクルとしてよいのかなと思っているところ。

あともうひとつ、免疫細胞療法をやってもらう病院では丸山ワクチンも処方しているというので、これも始めてみた。A剤とB剤を2日置きに交互に1cc皮下注射する。口に合わないサプリをたくさん飲ませるよりよっぽどモイのストレスも少なく済みそうだし、副作用はなく、骨髄抑制に効果があるというので、今後の抗がん剤の副作用も少しは軽減してくれるのではと期待している。

そんなモイですが、2日にエコーを診てもらった先生によると「腸閉塞の心配はまだなさそう」とのことで、それ以来、家族の心配も少し和らいで夜も少し眠れるようになった。その言葉どおり毎日ほどよいウンチをしてくれている。ただ、2回ほど嘔吐もした(2/23, 2/27)。胃液などではなく食べた直後に餌をそのまま出したので深刻な嘔吐ではないといいな。あと、トイレの外のシーツにオシッコを3回(2/23, 24, 3/4)。うーん、なんだろ、ストレスかなあ。この3~4日ほどはかなり元気と食欲がない。2日の採血時に首輪を外していてそのままだったので、ひょっとして脳幹ネックレスを外したからかなと思い、今朝久しぶりに首輪をしたら今日は少し元気が戻った。もしかして「if」が効いているのかもしれない。と、来る日も来る日も一喜一憂しモイのことで頭がいっぱい。
 


日中は元気がなくてずっと寝てたけど、この時間になっていつものトイレ遊びを派手にやってくれたモイ。散らかしたトイレットペーパーはモイが生きている証としてなるべく片付けないようにしている。


モイ座りで食後の洗顔タイム。優雅に見えて、これ強制給餌のあと。投薬も含め、なかなか慣れてくれないけれど、終わった後はケロっとしてるのが救い。

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