moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年7月24日に当ブログを開設しました。それ以前の約半年分はinstagramの記事を一部加筆修正し転載しています。写真や文章の一部にまだ不備があるかもしれません。これから整えていく予定です。どうぞよろしくお願いします。



モイのリンパ球、今回は3億1千万個に増えてました!自己記録更新だモイ!

素朴な疑問として、この免疫細胞療法(CAT療法)で培養したリンパ球(αβTリンパ球)と、いつも血液検査で測っている白血球の中のリンパ球は違うものなのか先生に聞いてみた。というのは、今日の血液検査でも白血球はかなり少なかったからだ(ここのところずっと少なめ)。

先生曰く「同じタイプのものも含まれていますが、培養して活性化させたリンパ球は免疫シグナルというものを持っていますから、血管に戻すと病巣のある組織の方へ染み出していきます。いつまでも血管を巡っているわけではありません。なので、そのあと血液検査をしても必ずしも白血球のリンパ球の値がすごく増えているというわけではないです」だそうだ。

ふむふむ、じゃ今頃また3億1千万個のリンパ球兵士達が免疫シグナルを携えて病巣のある場所に出陣しているわけだな。

ちなみに「リンパ球 がん細胞 攻撃 動画」などで検索すると、実際にリンパ球ががん細胞をやっつけているところを顕微鏡で見たような動画がたくさんヒットしますので、興味のある方、苦手でない方は見てみて下さい。



3日間で腎数値は少し改善したものの、BUN46.3 CRE2.5とまだ基準値より高い。上昇しだした時期とドライフードを変えガツガツ食べだした時期が重なるのを受けて、「餌に含まれるタンパク質で尿素窒素だけでなくクレアチニンも上がってしまうことがあります。ツナ缶、まぐろの筋肉に含まれるクレアチニンが猫の測定系に干渉してそのまま血液検査の値に出たという調査結果も過去にありました」と先生。おーっ、多尿になったわけでもないし、エコー上は腎臓もキレイだから、それが原因だとかなりガッテンがいくなあ。

それを検証するためにはご飯を変えてみる必要がある。がんは炭水化物を栄養とし脂肪は利用できないとされているので、がんの栄養学的には「低炭水化物」「高脂肪」「良質のタンパク質を適量」が良いとされているが、腎臓をケアするためには「低タンパク質」が望ましく、そのため市販のものは「高炭水化物」なものが多い。反対なんだよなあ。むむ、どうしたものか。「複数の疾患がある場合、どちらがQOLに与える影響が大きいかで優先度を決める」という意見をペット栄養管理士の方からいただいた。 



ここ最近のモイデータ。シリンジ給餌は2日前から中止。今日は口元まで持っていく愛情給餌もやめて完全に自力で食べる分だけにしてみて様子をみます。多分、摂取量はぐっと減るけど今のモイにはひと休みが必要なのかも。皮下輸液はリンゲル液120mlを朝夜2回。明日リンパ球を戻しに行った際、また血液検査をして腎数値をみてもらおう。




延期していた治療のため通院したモイですが、今日も血液検査の値が思わしくなく、抗がん剤はまた先送りに。

今日は違う先生だったけど、その先生が診てもエコー上での明らかな異常は見つからずとても安心した。ただ消化管の一部が少し黒く見えるのは相変わらず。すでに前回の抗がん剤から25日が経過していて、モイがハイグレード型(進行の速い)リンパ腫ということを考えると、驚異のキープ力。やっぱりもうこれは腫瘍ではなくて線維化したかさぶたのようなものと考えると、とてつもなく楽になる。早く楽になりたいので「あれはかさぶたなんだ」「もう腫瘍はないんだ」とたまに楽観しつつも、万全を期して手強い相手とどう向き合うかを常に考えている。そんな日々です。

今日も白血球は5100/uLと少なかった(分葉好中球2346/uL、リンパ球2652/uLなど)。これでは抗がん剤はリスクが高い。

さらに問題は、また腎臓の値が悪化していた。BUN(尿素窒素)が53.1mg/dL、CRE(クレアチニン)が2.6mg/dL。この4日間対策として皮下輸液の量を120ml/日に増やしていたのに、それでもこの上昇はちょっと心配。急性腎不全になってしまったのか。先生も原因がよく分からないそうだ。正常値だった6月15日から今日までのあいだに起きた変化は、

  • 餌がオリジン6フィッシュになりよく食べる
  • 合わせて強制給餌(退院サポート+エナジー500+オメガ3)も開始(1日平均60ml)
  • 整腸剤ビオイムバスター1錠/日をサプリに混ぜだした
  • プロナミド(消化管運動機能改善剤)を半錠/日で経口投与
  • ラキサトーンをたまに舐めさせている
  • 嘔吐はぐっと減った
  • これらの相乗効果で体重が600gほど増えた

腎臓に影響している明らかな要因は分からないが、急激に体重を戻し過ぎたことで何か負荷がかかっている気もするので、とりあえず強制給餌は止めてみよう。そして輸液は朝晩120mlずつ1日240mlに増やしてみよう。また来週月曜日に培養したリンパ球を戻しに行く予定なので、その時までに少しでも改善傾向が見られますように。そう短冊に書こう。



強制給餌後のモイ。ここのところあまり嫌がる様子もなくストレスなく行えているので、こんな写真を撮る余裕もできた。なので「強制給餌」という言葉は似つかわしくない。ネットでは「愛情給餌」と呼びたいという意見もあった。我が家では餌を口元まで持っていき自ら食べだす行為を「愛情給餌」と呼んでいるので、そうだな、この行為は分かりやすく「シリンジ給餌」とでもしようかな。テーブルの上に給餌し終えたシリンジが映っている。シリンジの中身は、退院サポート=60g、エナジー500=15g、活性オメガ3オイル=1gの割合でブレンドしたもの。嫁によるとこれで1gが約2.05kcalになる計算だそうだ。



冬、春、夏と三つの季節を車窓から見ることになったモイ。紫陽花が萎れるほど暑い日差しの東京。


体重は5.48kg。この2週間で600gも戻したモイに流石の先生もびっくり。人間換算で(10倍したとすると)6kg増だもんな。

腎臓のエコー画像に大きな変化はなく異常は見られなかった。ただ腸の黒い影は相変わらず同じところにあった。なんだかここ2回くらい、濃さが増しているようにも見えて不安になる。先生曰く「腸はどうしても伸び縮みするので正確には判断できないですね。便がたまって筋肉が寄っているのかもしれないし、画像の断面が少し斜めになるだけでも違って見えますから」と。その発言のニュアンスから病状が極端に進行していることはなさそうではあった。

モニターに映った腸の黒い影を見て「ここが原発巣ってことですか?」と覚えたての単語で質問をしてみる。「うーん、そうですねえ、ここに残っているということはここが腫瘍細胞の数が一番多かった場所と考えられます。」素人が下手に専門用語を使うとプロからしたら的外れに聞こえてしまうこともあるかもしれず、印象を損ねかねないけれど、ここはむしろ積極的に覚えた言葉を駆使して、より具体的に突っ込んだコミュニケーションをしたいということの意思表示にしたい。「先生モイはどうですか?」「いい感じですよ」だけでは自分はもはや落ち着かないし納得できない。

前回、この黒い影が本当に腫瘍細胞なのかどうかは全層生検をしてみないと分からないということだったが、エコー上に違和感がある以上、少なくともあと2回はがんばって抗がん剤を打っておくべきかなと思って今日は病院に来た。寛解しても半年近くダメ押しで投薬する例もある中で、寛解しているかもはっきりしない状態で休薬してしまい、もしもすぐに再燃してしまったらすごく後悔することになるだろうと思うから。念には念を入れておきたいのだ。

ただ抗がん剤の副作用がどんどん強くなってきているようにも見えるモイ。普段が元気だからよりそう感じる部分もある。ヒゲが徐々に少なくなっているし、骨髄のダメージなど蓄積してきたものもあるだろう。だから本当にぎりぎりの選択、慎重に慎重に下さなくてはいけない決断。

今日は抗がん剤クロラムブシルを投与してもらう予定だった。しかし直前の血液検査で白血球値が低かった。分葉好中球が2583(基準値2500~12500/uL)、リンパ球が984(基準値1500~7000/uL)、それらを含む白血球の総数が4100(基準値5500~19500/uL)。先生はクロラムブシルはそれほど骨髄抑制が起きる抗がん剤ではないので投与には耐えうるとの見解だったが、前回のメソトレキセートも低めの白血球値で思い切って投与したら因果関係は分からないがそれから一週間明らかに体調を崩してしまったので、今日は大事をとって中止させてもらった。数日後に白血球値が戻ってくれたらいいのだけれど、ここのところ低めに推移しているのも気になるところ。

それから今日は腎臓の値も高くなっていた。尿素窒素46.7(基準値17.6~32.8mg/dL)、クレアチニン2.2(0.8~1.8mg/dL)。エコー上の腎臓の形には問題がなかったので、身体が脱水したか、腎臓の障害が進んでいるかなのだそう。最近ガツガツ食べる「オリジン6フィッシュ」は少しだけ塩分が高いが、すぐに腎臓に影響を及ぼしたとは考えづらい。がんの闘病をなんとか乗り越えても腎不全を患ってしまう例を何件かネットで見かけた気がするので、ここにも最新の注意を払いたい。腎臓は障害を受けると治ることはないらしいのでなおさらだ。

結局今日は血液検査と超音波検査をしただけなのでモイは帰宅後もとても元気。こんなに健康に見えるのに、なんだろうこの行き詰まり感は。闘病の迷路で袋小路に入ってしまわないように、なるべく最短のルートで出口に辿り着きたい。迷路を天上から見ているかもしれないマルオ兄ちゃん、モイを出口へ導いておくれ。



「胸が張り裂けそうなほどに愛しい」って、本当に心臓のあたりが痛むのなあ。
#ウニのウニウニ (←タグ作った!)攻撃にモイもモイのモイモイで応戦。こんな光景が見られるのもモイが元気だから。

明日の通院でモイはまた少し弱ってしまうかもしれないので、またしばらくの間このふたりの楽しそうな時間を奪ってしまうのかと思うと本当にツライ。やるせない。早く完全に元気になってツライ日々を終わりにしようね、モイ!




2週間前、モイの腸が動いてないと診断され処方してもらったプロナミドという薬がとても効いているようで、その錠剤を飲ませると明らかに吐き気が治まり、食欲が増す(数日止めたら、また吐き出して食欲も少し落ちていた)。消化管機能改善剤、つまり腸を動かす薬なのだけど、とくに副作用も出ていないようだし、今のモイにはとても大切な薬になっている。昨日は過去最高の453kcal摂取できた。


この動画は今朝の様子で実際には3分40秒の映像を8倍速に。これでちょうど10g、約40kcal。自分では食べなくても手で差し出すとまた食べたりするので根気強く愛情給餌するのが痩せさせない秘訣のようだ。これはたまたま僕がやってますが、普段は四六時中妻がこれをやっている。母は偉大だ。

今朝の体重5.3kg



モイ32回目の通院。今日はエコー検査と鎮静下でリンパ球採血を。


先ずエコー。腎臓は相変わらず異常なし。前回の検査で違和感があった(新たに見つかった)小腸と大腸の繋ぎ目のところも問題がなかった。すごくホッとした。リンパ腫であれば無治療で簡単に無くなるものではないので、一過性の炎症が影として映っていたのだろうと。

問題はずっとある腸の黒い影で、今日もしぶとく映っていた。かなり小さくはなっているもののひと月近くわずかながらずっと同じところに停滞している。「こんなに長いこと維持された状態が続くことってあるんですか?」と先生に聞いてみたらこんな見解が返ってきた。

「実際にこの影が腫瘍細胞か、腫瘍細胞がなくなった後、修復するためにコラーゲンが入り込み線維化されたものが映っているのかは組織検査、しかも全層生検をしないとはっきりしません。全層生検は開腹が必要なため現実的ではなく、やる必要もないでしょう。例えば1ヶ月ほど休薬しても大きさが全く変わらないとなった場合は、線維化である可能性も高いと思います。」

難しい言葉も多いけれど、つまりもうがんは無くなっている可能性もあるということみたい!

勝手に夢に見ていた展開は、ある日の検査で黒い影がまったく映ってなくて、「完全寛解しましたね!」と先生がニヤっと笑みを浮かべ、病院を出た瞬間にバンザーイと妻と抱き合い、喜び勇んでここで報告して、応援してくれた皆さんから「おめでとう!」のコメントが1万件くらい寄せられ、共に闘ってくれた同志と「寛解、カンパーイ!」と祝杯をあげる、というものだったけれど、どうやら実際の癌治療というものは、そんなに華々しい瞬間が簡単に訪れるわけではなく、何年も何年もかけて少しずつ完治に向け歩んでいき、闘病生活の中に日々の小さな喜びを見つけ、それを積み重ねていくことなのかもしれない、と思いました。

これからの課題は抗がん剤治療をいつまで続けるか。「猫の、とくにリンパ腫の、抗がん治療はどこで止めるか、はっきりとした指針がまだ確立されていません。」「一般的なプロトコールでは寛解状態であれば半年を目処に休薬する場合も多いが、間隔を開けてさらに抗がん剤を続ける維持療法や、例えば、免疫細胞療法と丸山ワクチンだけを続けておくという選択肢もあるでしょう。」「ちょうどもう少しで半年ですし、ドキソルビシンの投薬上限である残り1回までは投与しておき、その時点の様子でその先どうするか検討することをお薦めします。」というのが主治医の意見でした。

おかげさまでモイは今かなりいい状態を維持できています。まだまだ先は長いですがモイと一緒に生活できる一瞬一瞬に感謝しながらこれからもがんばっていきたいと思います。

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写真は1枚目のみ病院への往路で、残りは帰路と帰宅後。鎮静剤が抜けきっていないので少しぼーっとしたモイはそれはそれで可愛く、何よりウニと一緒にのんびり寄り添ってくれているのがいい!



キッチンから料理をする音が聞こえてくると自然と猫たちが集まってくる。とくにモイはママがコツコツ、グツグツと料理をしている時に足元にまとわりつくのが大好き。ちょっとばかし危ないので結局僕も傍に行って見張りをすることになる。


5日連続で摂取カロリーが300kcal越え、今日は統計上初めて400kcal越えしたモイ。体重も5.2kgまで戻した。

さてそんな絶好調のなか、日付が変わりこれから朝までまた絶食だ。明日は通院日で先ずエコーを診て病状が悪化していないかぎりは抗がん剤はお休みして免疫細胞療法の採血だけをしてもらう予定だ。血液検査用の採血は細いゲージの針で済むが、リンパ球培養用の採血は12mlほど必要なため針が太い。その分モイも暴れる可能性があるので鎮静剤を使うことになってしまう(一度鎮静なしでトライしたが途中で暴れだし失敗してしまった経緯がある)。鎮静剤を使うということは少なくとも朝ごはんは抜いていった方がいい。薬が効いている間にもし嘔吐してしまったら肺に入ったりして大変なことになるからだ。せっかく食欲がある時はこの半日の絶食がとてももったいないのだけれど、何事も万全を期して望まなくてはいけない。

最近、夜中にカリカリをすごく食べてるモイ。今夜は我慢だモイ!

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