moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年7月24日に当ブログを開設しました。それ以前の約半年分はinstagramの記事を一部加筆修正し転載しています。写真や文章の一部にまだ不備があるかもしれません。これから整えていく予定です。どうぞよろしくお願いします。

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ここ一週間、吐き気も治まり、うなぎ登りに食欲が出てきたモイ。自ら口にするのは今はほぼ「オリジン6フィッシュキャット」だけになっているけれど、こまめに何度も食べてくれる。不思議なことにこのドライで下痢をしなくなったのは神のご加護か。魚系脂質が豊富で、低炭水化物、高タンパク質と、がん患者には好都合のバランスのようだ。(高齢の猫や腎臓疾患のある猫には不向きかな。)


さらに、以前ほど強制給餌も嫌がらずに受け入れてくれるので、ここぞとばかりに体重を増やすために1日50kcal前後をシリンジで給餌している。おかげでこの3日は300kcal超え。3日連続で300kcalを越えたのは今年統計を取り出して初めて。

ただその割にはあまり体重が増えていない気もする。5.1kgまで戻ったが最近の食欲だったらもう少し増えてもいいのになあ。グラフで俯瞰してみると緩やかに体重が減ってきているのが分かる。これが「がん性悪液質」というものでなければいいなあ。ここ数日の食欲を維持してまた体重増やしていくよ、モイ!

(棒線グラフの青色は抗がん剤を投与した日。ベージュ色は強制給餌をした期間。2月3月のそれはほぼ強制給餌に頼っていたが、最近のそれはどちらかというと補助的なもの。)


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ゆうパックの配達に来るお姉さんはたいそうな猫好きで、モイと触れ合う玄関での束の間の時間をとても楽しみにしてくれている。そんなお姉さんが今日も笑顔でモイを愛でながらこう言った。

「あ、毛が短くなってる!」

がん細胞と正常細胞を見境なく叩く抗がん剤。がん細胞より正常細胞の方が回復スピードが早いという前提の上にこの治療が成り立っている。実際モイも投与の度に副作用に苦しみ、3日から一週間ほどの間ぐったり弱っては、翌週にはしっかり立ち直り、相手に立ち直るスキを与えぬままこれまで13ラウンド闘ってきた。でもボクシングと一緒でやっぱりラウンドを重ねるごと、投与回数を重ねるごとに、体力を消耗し弱っていく感じは否めない。モイの痩せた身体や少なくなったヒゲを見る度にこれからどうしたのものか考えてしまう。

この闘病生活にもTKO勝ちがあればなあ。KOが無理でも判定で決着が着けばなあ。今は明らかなにモイが優勢なんだけどなあ。でも、この闘いは本当に相手の息の根を止めないと終わることがないデスマッチ。

先週のメソトレキセートには本当に怖い思いをして立ち直れないかと思うほどのダメージを受けたモイだけれど、看病の甲斐あり、このところ食欲もすごく出ていて昨日は久しぶりに300kcal超え。体重も5.05kgと5kg台に戻った。

今は病巣も大人しくしてくれている(「寛解」の言葉はまだいただけていないがエコー上はもうほとんど見えなくなっている)ので、来週の月曜日は抗がん剤はお休みして免疫細胞療法5回目のためのリンパ球の採血だけにしようかと考えています。もしこのまま相手が戦意喪失したままであれば、なるべく化学療法の間隔は開け、もしくは休薬の方向に持ち込み、モイの体力回復を優先にしたいと今は思っている。

写真はホーロータライモイ


モイが元気になるとウニは大喜び。心も明るく軽くなっているのがよく分かる。お兄ちゃん、妹を泣かさないようにもっともっと元気になろうな。


うれしすぎてスロー再生にしてBGMをあてちゃう痛いパパ。(曲は「上野動物園準備中」たった今弾きおろした^_^)



先週モイの腸が動いてないと診断され、なんとかしなきゃと焦った自分は、気づいたらネットでツボやマッサージのことを検索していた。「脾兪」「胃兪」「大腸兪」という背中にあるツボを軽く指圧したら案外気持ちよさそうにしている。どこも消化不良や便秘、下痢、嘔吐に効くと書いてある。


リンパ腫はいたずらにマッサージしない方がいいと聞いていたが、日曜日に主治医に確認すると「(今マッサージするのは)いいんじゃないですかね」とのことだった。

そういえば「指圧と漢方でみるみる元気になる<決定版>犬猫に効くツボ・マッサージ」という本をモイの病気発覚後にお世話になっている方から贈っていただいていたことを思い出し、読み始める。免疫組織に作用するツボも最終章に紹介してあった。中でも、右手の親指と第一指の間の膜にある「合谷」というツボ、本来、手足を触るのは嫌がるのが常なのに、モイもやけに気持ちよさそうにしている。よし、これで白血球を量産するぞー。



ここ一週間、禁断のオリジン6フィッシュキャットしか自分では食べなくなったモイだけれど、不思議なことに今回は下痢にならない。腸を動かすためにもらった消化機能改善剤プロナミドや、日曜日に処方された整腸剤ビオイムバスターのおかげなのか。むしろ今朝のウンチはけっこう硬めのコロコロ状態。逆に便秘にならなければいいが。


写真管理ソフトの「モイ排泄物」フォルダーには既に1000枚以上の写真が保存されている。ウンチ、オシッコ、嘔吐物、いろんなアングルでコレクションしているのでこんな枚数になってしまった。個展が開けそうだ。

今はとにかく先ず体重を増やしたい。とりあえず5kg台に戻すことを目標に強制給餌もがんばっている。シリンジからチュ~っと押し出すウェットを2月3月時よりは嫌がらずに食べてくれている。1日250kcalを1週間維持できれば少しは増えるんじゃないかな。

あとは吐かなければいいな。昨夜4日ぶりに毛玉を吐いた。長毛種☓換毛期☓抗がん剤治療という組み合わせはかなり険しい道のりだなあと思う。泣きたいくらいに。医学書にメモしておいてほしいところだ。

コメント欄で紹介してもらった毛玉除去剤「ラキサトーン」をこの3日ほど鼻にちょんと少量塗って舐めさせている。カブト虫の餌みたいに甘い蜜のようなドロッとしたペースト。腸内の毛玉はあまり心配がないと言われたが予防のためにも少し続けてみよう。

モイ、病院へ。吐き気もほぼ治まり、食欲も元気も少しずつ出ていたけれど、昨夜うっすら血のついたような便をした。そういえばこの3日ほど便が少し臭かった。腸炎を起こしているのか、ひょっとして他に何かあるのか。不安になりながら先ずは問診。便検査をするまでもなく、持っていった便の写真を見て「確かに血が混じっていますね」と主治医。13回の抗がん剤のダメージが蓄積したという自分の憶測は否定された。「骨髄のダメージはある程度蓄積されますが、腸は修復が早いので蓄積したというわけではないと思います。月曜日のメソトレキセートの影響は確かにあるかもしれません。」と。ふむふむ。

続いてエコー。この3日飲んでいた薬プロナミドの効果か、時間が解決したのか、腸は動きだしていた。ただ、まだ本調子ではないようだ。膨らんだ腸の中身については、「そんなに心配はないでしょう」というニュアンス。「ガスが溜まっているだけかもしれない」「少なくとも閉塞はしていない」「食事をして、吐きも治まっていて、便も出ているのなら様子見でいいのではないか」と。3日前は開腹手術という言葉まで出たのに、診る先生によって診断も様々だなと思う。

リンパ腫の病巣もチェックしてもらう。左右の腎臓と、いつも見ている腸のところは前回と変らず制御できているようだ。この数日しんどい日が続いたので。ちょっとほっとする。ただし、小腸から大腸に繋がるところの映像に少しだけ違和感がある。計測した腸壁の厚みが2.8mmなので正常範囲内ではあるが、ほんのちょっと周囲より厚く見える。5層構造が少し鮮明でないように見える。「これがリンパ腫から来ているものか現時点では判断できません。今すぐに何か手を打つというものでもない。腸はどうしても伸び縮みするので便が出たら全く問題なく映るかもしれないし。本当に正確に診るには2日ほど絶食をして大腸まで完全に空っぽにしてからエコーを診るべきだが、あまり現実的ではない」と。

むむむ、一抹の不安を抱え、整腸剤と追加のプロナミドをもらって帰宅。帰路のモイは元気。帰宅後も元気度C。

我が家に来て2年2ヶ月の今日、モイの体重は4.88kg。とうとう4キロ台に減ってしまった。猫で約1kg減ったってことは人間で言えば10kg減かなあ。相当ダイエットしちゃったモイ。1歳時の体重がベストとする説があるようで、写真とモイノートで振り返る。5.4kgかあ。よし、また元気になって、モリモリ食べて、とりあえず5.4kgに戻そう。目標は一歩ずつ。モイ、一緒にがんばろう!



通院時、紫陽花が見たかったのか、最近の往路では珍しく顔を出すモイ

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1歳時、5.4kgのモイ

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ちょうど1年前の今日、5.6kgのモイ

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帰宅後もご機嫌、4.88kgのモイ



元気度「C」きたー!

モイは僕が歯を磨いているとすぐ上の階から降りてきて寄り添ってくれる。これは日常の一コマなので「C」。おっ、膝の上に腰掛けてくれたので「C+」におまけしといたげるよ!



モイの一挙手一投足を毎日モイノートにメモしているけれど、モイの元気度を5段階評価でメモしておくと、パッと見てより分かりやすいかなと思い考えてみた。


  • A ウニや家族にケンカをしかける、興奮していろんなところに飛び乗る
  • B ウニと追いかけっこ、モイ座り、ヘソ天、鼻もピンクでご機嫌
  • C リビングでくつろいでいる
  • D 香箱座りで大人しい、元気がない、うつ伏せ気味に丸まって寝る
  • E 明らかに調子が悪い、人気のない場所に身を潜める

これ案外楽しくて、昨日から嫁と「あ、今リビング来たからCなんちゃう?」「や、またすぐベッドの下に行ったからD+でしょ」「モイ座りしそうになった!」「お、じゃ瞬間的にB-や」などとやってます。楽しいのでみなさんのご家庭でもいかがですか? もちろん1日の中でもさまざま変化していくし、病状や食欲はまた別問題だけれども。
(ちなみに、これは僕の手書きですが、嫁はもうちょい字が綺麗です。)


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「がんの栄養学」小林哲也
たぶん何か立派な書物の一部ですが、このコピー用紙をどこかのライブ会場でいただきました。どなたにもらったのか失念してしまったので、もしここをご覧の方でしたら、コメントかDMなどでご連絡いただけないでしょうか?この数ページ、なんだかとても役立っています。ありがとうございます。

ちなみに小林先生は、所沢にある日本小動物医療センターの院長で、今モイが通っている病院の院長からもお名前が出てました。最近結びつきました。



モイ、おかげさまで少しだけ持ちなおしてます。吐き気は今日は治まっているようで日中は表情も穏やかでした。強制給餌(退院サポートとエナジー500をブレンドしたもの)の合間に、禁断のドライ「オリジン」も自ら少し食べてます。なにが禁断かというと、どんな時(弱っている時)でも一番食いつきがいいのがオリジンなのですが、必ず便が緩くなるんです。だから普段はあげないようにしているのですが、非常事態なので先ずは食べる意思を呼び覚ますためにもと思って今はあげています。


モイの病状ですが、一晩自分なりに推測してみました。抗がん剤治療が5ヶ月続いているのでやはり胃腸障害が少しずつ蓄積してきているのかなと思います。3月中旬頃から嘔吐が少しずつ増え、換毛期に入ったこともあり、毛玉もよく吐くようになりました。単純に吐いた日数だけみても、3月は4日、4月は8日、5月は14日、今月6月はまだ半月ですが既に9日、吐いてない日の方が少ない。

吐くといってもいろいろあって、餌を食べた後にすぐ戻してしまう吐き戻しや、気持ちいいくらい毛玉の塊だけがポンと出る時もあります。嫌なのは、餌でも毛玉もなく、黄色い粘液を突然ブシャーっと吐く時、しかもそれがとても臭い時がありました。初めて体験したのは5月15日。医師に聞いたら「我々は吐糞と呼んでいます」と。そうです、ウンチを吐いているのです。もちろん完全なウンチではないけれど、腸に入り消化しはじめていた食べ物が胃を通り越して逆流してきているもののようです。

思えばこの頃より少しずつ腸の機能が低下しだしたのかなと推測できます。それが月曜日の抗がん剤でとうとう腸の動きを止めてしまったと考えてもおかしくない。なのであの日を境に急に弱って翌日から食べ物を受付けず吐きが続いているのかなと。

エコーで確認された異常所見、膨らんだ腸の中身は毛玉と考えるのが妥当な気がしています。便は今でもほぼ毎日出ています。大きな異物をモイが飲み込んでいるとも考えづらい。毛玉はしょっちゅう吐いていますが、それでも吐ききれなかった分が徐々に腸内に蓄積したのかと。腸に行った毛玉は動く速度が遅いと先生が言ってました。コメント欄でいただいた情報でもウンチは出ていたのに毛玉混じりの便が浣腸によって出てきたというものがありました。

モイは半長毛種ですし、多分、抗がん剤による抜け毛も増えていると思われ、そこに換毛期も重なってより毛玉が溜まっているのかなあと。昨夜から飲ませているプロナミドという腸を活性化させる薬を3日間試してみてうまく排出されたらベストなのですが、もし出なくても、とりあえず腸が動くことでモイの元気が戻ってくれたらいいな。その後、その異物にどうアプローチするかはまたここ数日の様子をみつつじっくり考えたいと思います。

みなさん、本当にお騒がせ続きですみません。たくさんのコメントをいただきとても励まされ参考になりました。ありがとうございます!モイも声援にお応えしてきっと元気になってくれるとおモイます!!



入院した日から5ヶ月。新たな局面を向かえているモイ。


以下、長文ですが、同じような経験をお持ちの方いましたら、何か手ががりになるようなご意見お待ちしています。

制吐剤(セレニア)を2日間皮下注射し、吐く回数は減ったものの、吐き気は完全には払拭されないようで、この3日間ほとんど食べずに、ずっと辛そうにうづくまっている。体重も一気に200gほど落ちて5.02kgに。

今朝、少し朦朧とした表情で口から涎を垂らしていたので体温を測ってみたら39.5℃。これはまずいと思いすぐに病院へ電話し連れて行った。30分の車中、一度も顔を上げないモイ。脳裏をよぎったのは白血球減少による感染症。抗がん剤で重度の骨髄抑制が起きた時に起こりうる。ああ、この5ヶ月、深い谷間を抜けてやっと見晴らしいの良い丘に登りかけたところだったのに…。

主治医が休みの日だったので別の先生に診てもらう。「骨髄抑制は抗がん剤投与の7日~10日後くらいに起きるので、感染症ってことはないかと思います。」と先生が予測した通り、血液検査をしてみると白血球値はむしろ8800/uLと上がっていた。「下がるとしたらこれから週末にかけてでしょう」と。少なくとも感染症による発熱ではなさそうで少しほっとした。「まあ猫の場合は40℃超えたら心配すればいい」とも。

ただこのあと予想外の展開が。エコーで腸の様子を見る。餌か毛玉か異物か、エコーでは判別できないが、腸が大きく膨らんでいて、ぜん動運動していないらしい。つまり腸の動きがなく停留した状態。吐き気はここから来ているのかもしれない。「動きが止まっているのはひょっとしたら抗がん剤の影響かもしれない」と。消化管アトニーと言うのか。腸の動きを促すプリンペランを注射してもらい、同じ効果のプロナミドという錠剤を3日分処方してもらった。

腸に溜まっていると疑わしきものが何にせよ、この薬で腸が動き出し便として排泄されたら、おそらく吐き気は治まり食欲も戻るのだろうけれど、問題は腸の活動が戻らない場合、そして戻ったとしても溜まっているものを排泄しきれない場合だ。あまり聞きたくない単語だったけれど、入院、開腹手術とかなり大変なことになってしまうかもしれない。
膵炎も少しだけ可能性があるようだ。

うーん、それにしても解せないことも多い。抗がん剤を投与した月曜日を境にこうも調子を崩すものか。月曜のエコーでは腫瘍の確認が主だったとはいえ、こんなに膨らんだ腸になるその前兆だけでも確認できなかったのか。ちなみに便は一応毎日出ている。今日も早朝とついさっき2回出た(ここ3日はほとんど食べていないので量は少ないが)。それになにより心配なのは、このぐったりと弱っている様子が本当に吐き気だけから来ているものかということ。モイの免疫力は今いったいどうなっているのかということ。単なる痩せでは説明できない、体力、筋力が衰え続けるがん性悪液質という言葉も最近覚えたが、とにかくもう、なんでこうなるの、神様教えて、とすがりたい思い。

とりあえず栄養をとってもらわないといけないので、強制給餌を今日から再開した。吐き気の様子をみつつ先ずは少量から。強制給餌をすると一番辛かった2月のことを思いだしてくじけそうになってしまうけど、決して振り出しに戻ったわけではないと信じ、またがんばっていきたい。モイ、大丈夫、絶対、乗りきろう!

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