モイは今でも毎日サプリを飲み、摂取カロリーから尿や便の回数まで逐一チェックしているけれど、その分ウニにはどうしても十分に気がまわらない。時より過敏症になる以外は健康そうに見えるけれど、昨年の今頃より100g体重が軽くなっているのが少し気になる。気にしすぎ?
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ということでペットドックを受けることにした。選んだのはスタンダードコースというもので、以下のような内容。

身体一般検査(視診、聴診、触診)
尿検/便検査
血液検査(生化学検査を含む全身フルスクリーニング、SDMA)
レントゲン検査(胸部、腹部)
腹部エコー検査
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12月3日、半日の絶食をし午前中に病院へ行き、午後まで預けひと通り検査してもらう。この日は結果内容についてはまったく触れられず、外部発注の血液検査の結果が出るのを待って10日後以降にまとめてお話しますということだった。例えばモイのリンパ腫発覚時みたいによっぽど異常のあるエコー画像がモニターに写ったとしたら、その場合はすぐに言ってくれるだろうから、今日とくに何も言われないということは大きな問題はないってことだよな、と思っておくことにした。
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ペットドックのついでに昨年打った3種ワクチンの抗体がどの程度残っているかを調べてもらおうと、ワクチン抗体価検査用の採血もしてもらった。
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12月17日、結果を聞きに行く。

尿は健康な濃いオシッコ、便に寄生虫はおらず、血液検査もすべての項目が基準値内、レントゲン写真もとくに異常は見えず綺麗。撮影する時に抵抗したのだろう、細い骨が少しよじれて写っていたのがウニらしくて可愛かった。肝臓、胃、脾臓、膀胱、腎臓、胆嚢、副腎といろんな臓器のエコー画像と動画を見ながら詳しく説明してもらったがどこも問題はないそうだ。腎臓の構造(皮質、髄質)がはっきりしていて「若くて健康な腎臓の典型的な見え方」とのこと。モイの腎臓は綺麗とはいえリンパ腫を脱して修復される過程で線維化している分、少しぼやけて見えているということがウニの画像と比べて見て初めて分かった。

ウニの腎臓の値を示すSDMAは「13」だった。

一緒にやってもらった3種ワクチンの抗体価検査のうち、猫汎白血球減少症の抗体だけ512倍と十分に残っていたが、カリシウイルスとヘルペスウイルスの抗体がどちらも12倍と並で、長期のワクチン効果は望めないということだったので、近日中に改めて接種しにくることにした。
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12月23日、ウニの3種ワクチン(ピュアバックスRCP)接種

ワクチン接種によるリスクもゼロではないので少し高額な抗体価検査を2年続けて行ってみたけれど、昨年同様の結果で結局ワクチンを打つことになったので、来年からは素直に年1ペースでワクチン接種だけするのがウニの通院のストレスのことも考えるといいのかなと思った次第。
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寡黙なモイと違ってウニは感情が分かりやすい。検査前の半日絶食中、空腹をあからさまにアピールするし、病院への往路では、「いやだよ〜、行きたくないよ〜」みたいなトーンで鳴くし、病院ではびびって妻の背中によじ登るし、帰路はまだ家に戻っているという概念がないのか、じっとキャリーケースの中で丸くなっていて、帰ったら帰ったで、興奮が覚めないのか、抗議の意味なのか、聞いたことのないような唸り声をあげ玄関先でずっとウォンウォンと鳴き続けている。ペットドックの日ほどではなかったが昨日のワクチン接種後もそうだった。十猫十色で面白いな。
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なにはともあれ、ウニが健康でいてくれて本当によかった。