moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年03月


2月はすごく長く感じたのに、あっという間に終わっていく3月。明日は巣巣にて久しぶりのライブ。はしもとみおさんの彫刻と対話するように演奏できたらいいな。山田稔明氏もゲスト参加してくれるので心強い。


実はこの春、音楽の仕事を3つほど断ってしまった。苦渋の選択でしたが、モイにいつ何があるか分からなかったので、なるべく側に居たくて。毎年、商売繁盛の祈祷をしておきながら、えびすさまにはお叱りをうけるかもしれない。自由業はとても厳しい世界だけれど、こういう時には、自由=自分で責任をとる、という点を最大限に行使したい。

弁天さまにはなんと言われるだろう? 音楽界から見放されるだろうか。でも、改めて考えてみると、自分にとっての音楽は、最も身近にいる人や動物(自分自身も含め)や家や家具に心地よいと感じてもらえる空気の揺れのことかなと思う。それを源泉に生まれでるのが自分の音楽。今はモイが喜ぶ音、ストレスをなるべく和らげることを最優先したい。

というわけで、家族(音楽やるからと上京させてくれた実家のおやじ、天国のおふくろを含め)、せっかく仕事を振っていただい方にはとても迷惑をかけてしまっているのですが、どうかお許し下さい。


昨日から尻上がりに調子がよくなってきたモイ。ペリアクチン(食欲増進剤)の効果もあってか昨日は食事の量も久しぶりに300kcal超え。月曜日に投与した抗がん剤ドキソルビシンは5日後に骨髄抑制がピークになるのが通例なので本来なら明日、明後日にかけ元気もなくなると想像されるのだけど、今のところそんな気配が感じられない。


要因として考えられるもの。ひと月ほど続けているのは丸山ワクチン、AHCC、脳幹ネックレス。今のところ一回だけやった免疫細胞療法。全国から届いたお守りパワースポットにはたまに自ら充電しにいっている。

食欲増進剤(ペリアクチン)を21日の朝、1/2錠あげた後、それまでほとんど自分で食べることがなくなっていたのに、急に食欲が出て、それから4日間とても元気になった。一昨日の夜1/4錠あげてからも今日までとても元気で昨日の夜中もウニと何度も追いかけっこをし、たった今もご覧のようにウニに絡んでいる。ちょっと引くくらい。ペリアクチンの副作用でふらつく、興奮状態になるとあるが、その興奮が今のこの状態のことなのかどうかは分からない。夜鳴きはとくにしてないようだ。薬の効果が持続しているのか? 少なくとも食欲回復のきっかけにはなってくれているようだ。

まだまだ注意深く見守らなくてはいけないけど、元気で食欲もあるのでひとまず助かっている。先生も言っていたが、強制給餌よりは先ず食欲増進剤で自分で食べさせるようにして、それでも難しければ強制給餌という順番がいいようだ。


今日もチャージしてます。手前にいくらでもスペースがあるのに、これ絶対わざとでしょ!

おはモイ!おはよウニ!

モイチンまあまあ元気です。抗ガン剤投与から2日目としては今までで1番調子良さそう。

昨日もご飯があまり摂れてなかったので昨夜ペリアクチン(食欲増進剤)を1/4錠だけ与えてみました。前回みたいに足元がふらつくことはなかったけど、やっぱり少しボーッとしていた。でも薬のおかげで夜から食欲も出て今朝は立派なウンチをしてくれた。よしこの調子でガンちゃんだけ大人しくしてもらおう!


おはモイウニ!

お騒がせ続きでモイしわけないです。なにはとモイあれ、モイ今朝9時に椅子で寝ました。夜中もさすがに少しは寝てたんだとおモイますが、今朝自分が起きた時はすごく元気に階段を駆け下り走り寄ってきて、ゴロンと伸びをしました。元気モイモイなモイ。

元気なのは抗ガン剤が効かなくなった裏返しかもしれないので素直に喜べず、こうやって寝たら寝たで、副作用が出だすのかなあと心配し、もう自分でも何がなんだか、闘病生活の袋小路に入ってしまいそう。

「もっと普通に接してあげた方がいいですよ」というご意見も中にはありますが、このモイから片時も目が離せない状況も決して辛くはなく、むしろ病気になる前よりモイのことをより理解し、深く関わることができてうれしくもあります。あと10日ほどで2歳になるモイと、もうどれだけ多くの旅をしてきただろう。モイ、そしていつも傍らに居てくれるウニ、いつもありがとねー!


これまで、抗ガン剤を打った日から2〜3日間はいつもぐったりしていたのだけど、今日のモイは少し様子が違う。そんなにぐったり寝込むような様子はない。ただ、帰宅後ボーッとしていて、キョトンと丸い目をしたまま1か所に留まり、なかなか動かない。鎮静剤が抜け切ってないのかなあと最初は思っていたけど、今現在、深夜2時近くまでずっとそんな感じが続いている。


そして、さらに不思議なのは、寝ない。帰宅して多分1度も寝てない。猫なのにこんな長時間起きてるって少し変な気がする。鎮静剤を解くために拮抗剤を使ったと思われるが、それが効き過ぎているのだろうか? .

ご飯はほんの少しだけ自力で食べてくれた。さすがに今日は疲れもあるだろうから明日からまたしっかり食べてくれたらいいな。ロフトやスタジオに身を潜める様子はなく、トイレットペーパー遊びをしたりとそこそこ元気もある。

ぐったり寝込んだら寝込んだで心配になるけど、それにしても、この寝ないって状況もなんだかちょっと不気味だなあ。


抗がん剤治療と免疫細胞療法をどちらも継続するにあたって、お互いのスケジュールをパズルのように組む必要があるので、病院を1か所に集約することにしました。今日から免疫細胞療法の病院で抗がん剤治療も行ってもらうことに。ひとりの先生にトータルに診てもらった方がいいだろうという点や、抗がん剤や免疫療法の度に鎮静剤を打っていたのが可哀想で(半日絶食しなくてはいけないので貴重な食欲を奪っていたことになる)、1か所の病院で処置すれば1回の鎮静剤で抗がん剤と採血を同時に行えて効率がいいのではないかと思いついたことも大きな理由です。


というわけで今日は車で30分かけ通院し、鎮静剤をかけた後にエコー検査、血液検査、免疫細胞療法用の採血、抗がん剤ドキソルビシン3回目の投与となりました。午前中に預け、夕方に迎えに行くまでの間、何かあった時のために地元には戻らずにその町で待つ。2回目なので少し町の様子が見えてきた。

エコー画像は少し写り方が違う上に今日は動画しか撮られていなかったので前回と一概に比べられませんでしたが、腫瘍は大きくはなっていないように見えました。前回少し縮小した状態のまま維持している感じか。

今日は白血球の値も良好だったので前回以上にリンパ球が数を増やしてくれることを期待したい(前回は増えて1200万個程度だったそうですが、理想は1億個だそう)。

21日以降すごく復調していたモイも昨夜は実は少し沈んでました。でも行きは「僕、元気なのに」と少しすねたのかキャリーバッグから顔を出さなかったモイ。帰りにはご覧の表情です。抗がん剤治療の賛否、いつまで続けるのか、など様々な意見があると思います。モイの様子を見ながら一生懸命に考えて闘病を続けています。今後もいろんなアドバイスをいただけるととてもうれしいです。ほとんどお返事ができていませんが、モイが元気になることで恩返しできればと思っています。いつもたくさんの応援ありがとうございます。


巣巣で開催されているはしもとみおさんの作品展「机の上の犬と猫」にモイとウニの木彫り彫刻が展示されています。


寝ているモイをウニが心配そうに見つめる。少しモイが元気になるとウニが辛抱たまらず飛びついて抱きつく。でもモイは弱っているからすぐに逃げていく。もう、そんな光景しか見ることができないと思っていたので、こうやってモイからウニに仕掛けるようなシーンを見ることができて、すごくうれしい。もっと激しく追いかけっこをする場面もあったのですが、なかなか映像にうまく収められない。


僕、こんなに元気になったけど、パパとママが先生と相談して抗がん剤を続けたいって言うんだったら、がんばるよ。サプリだって毎日飲むし、丸山ワクチンを2日に1回チクッて注射されるのも我慢するし、免疫細胞療法の採血もまたがんばるよ。だって今日までこうして楽しい毎日をおくってこれたのはママとパパとウニと、僕のこと応援してくれるすごく沢山のみんなのおかげだモイ。まだずっとここにいたいから、僕がんばるモイ!マルオ兄ちゃん、僕はまだここにいるよ!

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