moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年06月




2週間前、モイの腸が動いてないと診断され処方してもらったプロナミドという薬がとても効いているようで、その錠剤を飲ませると明らかに吐き気が治まり、食欲が増す(数日止めたら、また吐き出して食欲も少し落ちていた)。消化管機能改善剤、つまり腸を動かす薬なのだけど、とくに副作用も出ていないようだし、今のモイにはとても大切な薬になっている。昨日は過去最高の453kcal摂取できた。


この動画は今朝の様子で実際には3分40秒の映像を8倍速に。これでちょうど10g、約40kcal。自分では食べなくても手で差し出すとまた食べたりするので根気強く愛情給餌するのが痩せさせない秘訣のようだ。これはたまたま僕がやってますが、普段は四六時中妻がこれをやっている。母は偉大だ。

今朝の体重5.3kg



モイ32回目の通院。今日はエコー検査と鎮静下でリンパ球採血を。


先ずエコー。腎臓は相変わらず異常なし。前回の検査で違和感があった(新たに見つかった)小腸と大腸の繋ぎ目のところも問題がなかった。すごくホッとした。リンパ腫であれば無治療で簡単に無くなるものではないので、一過性の炎症が影として映っていたのだろうと。

問題はずっとある腸の黒い影で、今日もしぶとく映っていた。かなり小さくはなっているもののひと月近くわずかながらずっと同じところに停滞している。「こんなに長いこと維持された状態が続くことってあるんですか?」と先生に聞いてみたらこんな見解が返ってきた。

「実際にこの影が腫瘍細胞か、腫瘍細胞がなくなった後、修復するためにコラーゲンが入り込み線維化されたものが映っているのかは組織検査、しかも全層生検をしないとはっきりしません。全層生検は開腹が必要なため現実的ではなく、やる必要もないでしょう。例えば1ヶ月ほど休薬しても大きさが全く変わらないとなった場合は、線維化である可能性も高いと思います。」

難しい言葉も多いけれど、つまりもうがんは無くなっている可能性もあるということみたい!

勝手に夢に見ていた展開は、ある日の検査で黒い影がまったく映ってなくて、「完全寛解しましたね!」と先生がニヤっと笑みを浮かべ、病院を出た瞬間にバンザーイと妻と抱き合い、喜び勇んでここで報告して、応援してくれた皆さんから「おめでとう!」のコメントが1万件くらい寄せられ、共に闘ってくれた同志と「寛解、カンパーイ!」と祝杯をあげる、というものだったけれど、どうやら実際の癌治療というものは、そんなに華々しい瞬間が簡単に訪れるわけではなく、何年も何年もかけて少しずつ完治に向け歩んでいき、闘病生活の中に日々の小さな喜びを見つけ、それを積み重ねていくことなのかもしれない、と思いました。

これからの課題は抗がん剤治療をいつまで続けるか。「猫の、とくにリンパ腫の、抗がん治療はどこで止めるか、はっきりとした指針がまだ確立されていません。」「一般的なプロトコールでは寛解状態であれば半年を目処に休薬する場合も多いが、間隔を開けてさらに抗がん剤を続ける維持療法や、例えば、免疫細胞療法と丸山ワクチンだけを続けておくという選択肢もあるでしょう。」「ちょうどもう少しで半年ですし、ドキソルビシンの投薬上限である残り1回までは投与しておき、その時点の様子でその先どうするか検討することをお薦めします。」というのが主治医の意見でした。

おかげさまでモイは今かなりいい状態を維持できています。まだまだ先は長いですがモイと一緒に生活できる一瞬一瞬に感謝しながらこれからもがんばっていきたいと思います。

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写真は1枚目のみ病院への往路で、残りは帰路と帰宅後。鎮静剤が抜けきっていないので少しぼーっとしたモイはそれはそれで可愛く、何よりウニと一緒にのんびり寄り添ってくれているのがいい!



キッチンから料理をする音が聞こえてくると自然と猫たちが集まってくる。とくにモイはママがコツコツ、グツグツと料理をしている時に足元にまとわりつくのが大好き。ちょっとばかし危ないので結局僕も傍に行って見張りをすることになる。


5日連続で摂取カロリーが300kcal越え、今日は統計上初めて400kcal越えしたモイ。体重も5.2kgまで戻した。

さてそんな絶好調のなか、日付が変わりこれから朝までまた絶食だ。明日は通院日で先ずエコーを診て病状が悪化していないかぎりは抗がん剤はお休みして免疫細胞療法の採血だけをしてもらう予定だ。血液検査用の採血は細いゲージの針で済むが、リンパ球培養用の採血は12mlほど必要なため針が太い。その分モイも暴れる可能性があるので鎮静剤を使うことになってしまう(一度鎮静なしでトライしたが途中で暴れだし失敗してしまった経緯がある)。鎮静剤を使うということは少なくとも朝ごはんは抜いていった方がいい。薬が効いている間にもし嘔吐してしまったら肺に入ったりして大変なことになるからだ。せっかく食欲がある時はこの半日の絶食がとてももったいないのだけれど、何事も万全を期して望まなくてはいけない。

最近、夜中にカリカリをすごく食べてるモイ。今夜は我慢だモイ!

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ここ一週間、吐き気も治まり、うなぎ登りに食欲が出てきたモイ。自ら口にするのは今はほぼ「オリジン6フィッシュキャット」だけになっているけれど、こまめに何度も食べてくれる。不思議なことにこのドライで下痢をしなくなったのは神のご加護か。魚系脂質が豊富で、低炭水化物、高タンパク質と、がん患者には好都合のバランスのようだ。(高齢の猫や腎臓疾患のある猫には不向きかな。)


さらに、以前ほど強制給餌も嫌がらずに受け入れてくれるので、ここぞとばかりに体重を増やすために1日50kcal前後をシリンジで給餌している。おかげでこの3日は300kcal超え。3日連続で300kcalを越えたのは今年統計を取り出して初めて。

ただその割にはあまり体重が増えていない気もする。5.1kgまで戻ったが最近の食欲だったらもう少し増えてもいいのになあ。グラフで俯瞰してみると緩やかに体重が減ってきているのが分かる。これが「がん性悪液質」というものでなければいいなあ。ここ数日の食欲を維持してまた体重増やしていくよ、モイ!

(棒線グラフの青色は抗がん剤を投与した日。ベージュ色は強制給餌をした期間。2月3月のそれはほぼ強制給餌に頼っていたが、最近のそれはどちらかというと補助的なもの。)


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ゆうパックの配達に来るお姉さんはたいそうな猫好きで、モイと触れ合う玄関での束の間の時間をとても楽しみにしてくれている。そんなお姉さんが今日も笑顔でモイを愛でながらこう言った。

「あ、毛が短くなってる!」

がん細胞と正常細胞を見境なく叩く抗がん剤。がん細胞より正常細胞の方が回復スピードが早いという前提の上にこの治療が成り立っている。実際モイも投与の度に副作用に苦しみ、3日から一週間ほどの間ぐったり弱っては、翌週にはしっかり立ち直り、相手に立ち直るスキを与えぬままこれまで13ラウンド闘ってきた。でもボクシングと一緒でやっぱりラウンドを重ねるごと、投与回数を重ねるごとに、体力を消耗し弱っていく感じは否めない。モイの痩せた身体や少なくなったヒゲを見る度にこれからどうしたのものか考えてしまう。

この闘病生活にもTKO勝ちがあればなあ。KOが無理でも判定で決着が着けばなあ。今は明らかなにモイが優勢なんだけどなあ。でも、この闘いは本当に相手の息の根を止めないと終わることがないデスマッチ。

先週のメソトレキセートには本当に怖い思いをして立ち直れないかと思うほどのダメージを受けたモイだけれど、看病の甲斐あり、このところ食欲もすごく出ていて昨日は久しぶりに300kcal超え。体重も5.05kgと5kg台に戻った。

今は病巣も大人しくしてくれている(「寛解」の言葉はまだいただけていないがエコー上はもうほとんど見えなくなっている)ので、来週の月曜日は抗がん剤はお休みして免疫細胞療法5回目のためのリンパ球の採血だけにしようかと考えています。もしこのまま相手が戦意喪失したままであれば、なるべく化学療法の間隔は開け、もしくは休薬の方向に持ち込み、モイの体力回復を優先にしたいと今は思っている。

写真はホーロータライモイ


モイが元気になるとウニは大喜び。心も明るく軽くなっているのがよく分かる。お兄ちゃん、妹を泣かさないようにもっともっと元気になろうな。


うれしすぎてスロー再生にしてBGMをあてちゃう痛いパパ。(曲は「上野動物園準備中」たった今弾きおろした^_^)



先週モイの腸が動いてないと診断され、なんとかしなきゃと焦った自分は、気づいたらネットでツボやマッサージのことを検索していた。「脾兪」「胃兪」「大腸兪」という背中にあるツボを軽く指圧したら案外気持ちよさそうにしている。どこも消化不良や便秘、下痢、嘔吐に効くと書いてある。


リンパ腫はいたずらにマッサージしない方がいいと聞いていたが、日曜日に主治医に確認すると「(今マッサージするのは)いいんじゃないですかね」とのことだった。

そういえば「指圧と漢方でみるみる元気になる<決定版>犬猫に効くツボ・マッサージ」という本をモイの病気発覚後にお世話になっている方から贈っていただいていたことを思い出し、読み始める。免疫組織に作用するツボも最終章に紹介してあった。中でも、右手の親指と第一指の間の膜にある「合谷」というツボ、本来、手足を触るのは嫌がるのが常なのに、モイもやけに気持ちよさそうにしている。よし、これで白血球を量産するぞー。



ここ一週間、禁断のオリジン6フィッシュキャットしか自分では食べなくなったモイだけれど、不思議なことに今回は下痢にならない。腸を動かすためにもらった消化機能改善剤プロナミドや、日曜日に処方された整腸剤ビオイムバスターのおかげなのか。むしろ今朝のウンチはけっこう硬めのコロコロ状態。逆に便秘にならなければいいが。


写真管理ソフトの「モイ排泄物」フォルダーには既に1000枚以上の写真が保存されている。ウンチ、オシッコ、嘔吐物、いろんなアングルでコレクションしているのでこんな枚数になってしまった。個展が開けそうだ。

今はとにかく先ず体重を増やしたい。とりあえず5kg台に戻すことを目標に強制給餌もがんばっている。シリンジからチュ~っと押し出すウェットを2月3月時よりは嫌がらずに食べてくれている。1日250kcalを1週間維持できれば少しは増えるんじゃないかな。

あとは吐かなければいいな。昨夜4日ぶりに毛玉を吐いた。長毛種☓換毛期☓抗がん剤治療という組み合わせはかなり険しい道のりだなあと思う。泣きたいくらいに。医学書にメモしておいてほしいところだ。

コメント欄で紹介してもらった毛玉除去剤「ラキサトーン」をこの3日ほど鼻にちょんと少量塗って舐めさせている。カブト虫の餌みたいに甘い蜜のようなドロッとしたペースト。腸内の毛玉はあまり心配がないと言われたが予防のためにも少し続けてみよう。

モイ、病院へ。吐き気もほぼ治まり、食欲も元気も少しずつ出ていたけれど、昨夜うっすら血のついたような便をした。そういえばこの3日ほど便が少し臭かった。腸炎を起こしているのか、ひょっとして他に何かあるのか。不安になりながら先ずは問診。便検査をするまでもなく、持っていった便の写真を見て「確かに血が混じっていますね」と主治医。13回の抗がん剤のダメージが蓄積したという自分の憶測は否定された。「骨髄のダメージはある程度蓄積されますが、腸は修復が早いので蓄積したというわけではないと思います。月曜日のメソトレキセートの影響は確かにあるかもしれません。」と。ふむふむ。

続いてエコー。この3日飲んでいた薬プロナミドの効果か、時間が解決したのか、腸は動きだしていた。ただ、まだ本調子ではないようだ。膨らんだ腸の中身については、「そんなに心配はないでしょう」というニュアンス。「ガスが溜まっているだけかもしれない」「少なくとも閉塞はしていない」「食事をして、吐きも治まっていて、便も出ているのなら様子見でいいのではないか」と。3日前は開腹手術という言葉まで出たのに、診る先生によって診断も様々だなと思う。

リンパ腫の病巣もチェックしてもらう。左右の腎臓と、いつも見ている腸のところは前回と変らず制御できているようだ。この数日しんどい日が続いたので。ちょっとほっとする。ただし、小腸から大腸に繋がるところの映像に少しだけ違和感がある。計測した腸壁の厚みが2.8mmなので正常範囲内ではあるが、ほんのちょっと周囲より厚く見える。5層構造が少し鮮明でないように見える。「これがリンパ腫から来ているものか現時点では判断できません。今すぐに何か手を打つというものでもない。腸はどうしても伸び縮みするので便が出たら全く問題なく映るかもしれないし。本当に正確に診るには2日ほど絶食をして大腸まで完全に空っぽにしてからエコーを診るべきだが、あまり現実的ではない」と。

むむむ、一抹の不安を抱え、整腸剤と追加のプロナミドをもらって帰宅。帰路のモイは元気。帰宅後も元気度C。

我が家に来て2年2ヶ月の今日、モイの体重は4.88kg。とうとう4キロ台に減ってしまった。猫で約1kg減ったってことは人間で言えば10kg減かなあ。相当ダイエットしちゃったモイ。1歳時の体重がベストとする説があるようで、写真とモイノートで振り返る。5.4kgかあ。よし、また元気になって、モリモリ食べて、とりあえず5.4kgに戻そう。目標は一歩ずつ。モイ、一緒にがんばろう!



通院時、紫陽花が見たかったのか、最近の往路では珍しく顔を出すモイ

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1歳時、5.4kgのモイ

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ちょうど1年前の今日、5.6kgのモイ

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帰宅後もご機嫌、4.88kgのモイ

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