moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2017年09月

板橋区立教育科学館にあるプラネタリウムで「同じ星を見ている 近藤研二 ギターとうたの調べ」と題したコンサート。200席ほどのチケットは3ヶ月前の発売時に1週間ほどで売り切れてしまったようでありがたいかぎり。
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今日モイが元気でいてくれること、それを当面の目標にしてきた。プログラムは事前に館に伝えておく必要があったが、一週間前、締切ぎりぎりまで待ってもらって決めた。モイがここに居るのと居ないのとでは、演奏したい曲も変わってくるし、同じ曲をやるにしてもまったく違った響きになるだろうと思ったからだ。まあ、それくらい、明日の保証はないつもりでいつも過ごしている。

今年はほとんどの時間をモイに費やしてきた。今日のコンサートもモイへの祈り。自分にとっての音楽は愛する人への祈りそのもの。新曲も何曲か演奏した。




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スタッフの皆さんと。

オーロラを投影してもらったり、流れ星を出してもらったりした。終演後のアンケートに「流れ星にモイちゃんの健康をお願いしました」という声がたくさんあってとてもうれしかった。 


12星座をあしらったモイバッジ


猫じゃらしがデザインされたポスター

多くの方々から気にかけてもらえるモイは本当に幸せ者だ。たくさんのパワーを受けてどうかこの長いトンネルを抜けて健康になってほしい。

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モイが行っている免疫細胞療法は自らのリンパ球を体外で約2週間かけ培養し、活性化させ増えた状態のリンパ球を体内に戻すというもの。自分の血なので一般的には副作用はほとんどないと言われている。でもモイの場合は少しだけ戻した当日と翌日くらいはダルそうになる。今回8回目だったけれど一番顕著にそれが出ているかもしれない。

先生も「少し発熱することはあります」 と言っていたが、まさに今、熱が出ているようで、耳や吐く息が熱く、鼻も赤い。呼吸も速くなっている。

よっぽど家で経口投与している抗がん剤クロラムブシルの方が副作用が出ないようにも感じる。

2週間前に通院し鎮静剤を打ち採血し、今日また通院して昼のあいだ預け点滴で戻した。今回のリンパ球は約3億個弱まで増えたということだったけれど、その通院分の負荷を差し引いても有益になるくらい、その免疫ソルジャー達にはがんばってもらわないといけない。

期待してるよ!

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8回目の免疫細胞療法。2週間かけ培養したリンパ球を戻しに病院へ。この病院へ通うのは今日で30回目(他の病院も合わせると44回)。車窓がなかなかよい。モイの目線で見るとこんな感じかな。


通院自体に少し余裕が出てきたのでこんな動画も撮ることができた。春は桜並木が綺麗だったけれど、また来春、その景色を見る前に病院は卒業していたいところだ。もちろん病気を治して。
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今日は抗がん剤を投薬するわけではないので、腎臓の値は気になるところだが、血液検査はしなかった。毎週毎週、血液検査のために首の静脈から採血するのも可哀想だし、少量とはいえ血ももったいない。

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【超音波検査】

エコーは通院する度にほぼかかさず見てもらっている。画像診断しやすいところに病巣があるのはラッキーとも言える。

抗がん剤クロラムブシル投与からまた一週間が経ったので、少し期待していたのだけれど、残念ながら今日も回腸にある黒い影は消えていなかった。ただ先週よりさらに薄くなっているようには見えた。プローブをあてる角度によっては腸壁の正常な5層構造が繋がっているようにも見える。先生は黒い影が映る角度をあえてがんばって探し出しているようにさえ思える。

7月末に病巣が確認できなくなり一時的に寛解状態になったものの、5月あたりから一貫して腸の病巣は悪化することも消えることもなくずっと同じような大きさ(エコー画像で3mm幅くらい)で見えている。
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独自にグラフ化した腫瘍の大きさ変遷

モイの病名は「低分化型B細胞型消化管型リンパ腫」だ。改めてリンパ腫の低分化型と高分化型の違いをメモしておきたい。先ず、呼び方がいろいろあって紛らわしいので整理すると、

【低分化型】=
  • High Grade
  • 高グレード
  • 高悪性度
  • 大細胞性
  • リンパ芽球性
  • 前駆細胞由来
【高分化型】=
  • Low Grade
  • 低グレード
  • 低悪性度
  • 小細胞性
  • 成熟細胞由来
注:にわかなので正確性は保証できかねます。

骨髄細胞が分化して小さくなりリンパ球へと成長する過程のどの段階でがん化したかによって分別される。リンパ芽球という比較的に早い段階でがん化したものが低分化型、それに対し成熟しリンパ球になった状態でがん化したものが高分化型。つまり低分化型はまだ発展途上なのでがんの進行も早く、高分化型は成熟しているのでがんの進行が緩やか。中分化型という中間のやつも存在する。

また、リンパ芽球が主に胸腺で成熟したものがT細胞(Tリンパ球)、それ以外の臓器で成熟したものがB細胞(Bリンパ球)と分類されるそう。

そんなわけで低分化型リンパ腫は進行が速い。「無治療での生存期間は2週間から10週間」と改めてネット検索で出てきてビビる。それゆえ病気に気付く時期も重要で気付くのが遅ければ1週間で亡くなるということもあるのだと思う。

話がまわりくどくなったけれど、そんな進行の速い病名を告げられモイが2月3月になんとか危機を脱し、その後4~5ヶ月近く同じ状態で居ることが不思議といえば不思議で、今日先生にこんな質問をしてみた。

「低分化型から途中で高分化型に変わることはあるんですか?」

先生曰く、「逆はしばしばあります。あるいは、高分化型の治療中にそれとは別のところに低分化型ができることもあります。ただ低分化型が高分化型に変わるということは僕は聞いたことがないです。通常、腫瘍は悪性度が上がることはあっても下がることはないものです。」と。さらに、「モイちゃんが体調を維持して今のこの状態を推移しているのは猫の腸に発生する低分化型リンパ腫の症例としてはあまりない展開と言えます。はっきりとは言えませんが、近藤さんが行われているサプリメントや丸山ワクチンやリンパ球療法が総合的に作用しているのかもしれません。悪性度を下げるとまでは言わなくても進行を緩める作用をしている、という印象は受けます。」とのこと。

ふむふむ。やっぱり先生もこの総力戦が功を奏していると内心思ってくれているってことかな。そうか、あまりない症例かあ。もしモイがまた寛解して、長期寛解して、数年経ち、完治と言われる日が来たら、これは先生に論文でも書いてもらわないとな。

【免疫細胞療法】
昼間モイを預け、夕方迎えに。今回のリンパ球は「3億個弱」に増えていた。この治療もどの程度効いているのか、なんとも分からないのだけど、今の総力戦でやっと腫瘍と拮抗した状態にあると考えると、何ひとつ手を緩めるわけにはいかない。モイの体力と相談しながら今後も注意深く見守っていかねば。
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秋分の日を過ぎ帰りは夕陽に映える並木。

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お約束、帰宅後のウニチェック。




東京は台風一過の気持ち良い秋晴れ。台風がモイの中の黒い影も一掃してくれたらいいのにな。

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病院へ通う並木道をモイはもう四十三過(別の病院への通院も含めて)。

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道端には彼岸花が咲いていた。冬に始まった闘病生活ももう四つめの季節だ。

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今日の診察メモ

【超音波検査】
腎臓は左右とも綺麗。大きさもずっと変わらない(幅40mm弱)。回腸の黒い影は相変わらずあった。
でも先週よりさらに黒い部分は薄く、左右に伸びている正常な5層構造が今にも繋がりそうにさえ見えた。ほんともう一息って感じだ。7月末に一時的に寛解に至ったのはクロラムブシル投与から一週間後のことだったが、今回もクロラムブシルから1週間後に縮小し、2週間経った今日もちゃんとそれを維持できていた。それが確認できただけでもよかった。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.4(先週 40.7 先々週 35.4)
  • CRE(クレアチニン)  1.9(先週   1.9 先々週   1.8)
3ヶ月ぶりに尿素窒素の値が基準値内に戻った。クレアチニンは基準値を0.1上回ったままだったが、少なくとも悪化はしていない。腎臓用の療養食と日々の皮下輸液のおかげかな。ただ尿素窒素の値は食事や血便の影響で変動することもあると先生。実際、ここのところまた下痢になっていて、少し潜血を疑うような赤みがかった便が出ていたので、そのせいかもしれないが、ん?それで基準値に戻ったんだろうか?ま、結果オーライではあるが、引き続き注意深く見守らなきゃ。
  • RBC(赤血球数)     616(先週 772 先々週 613)
  • HCT(ヘマトクリット値) 24.3(先週 30.7 先々週 24.4)
  • HGB(ヘモグロビン濃度)   7.1(先週   8.9 先々週  7.2)

先週は貧血が改善されていたが、今日は先々週とほぼ変わらない値に逆戻り。やはり血便になってるのかな。指標にしている鼻の色も先週はとても良いピンク色だったが、今週は少し白かったしな。(メモ:おおよそHGBの3倍がHCT)
  • WBC(白血球総数)6800(先週 4500)
  • 分葉好中球     4000(先週 2800)
  • リンパ球      2100(先週 1400)
白血球は基準値内に戻った。基準値内とはいえ低めではあるがモイにしては多い方かな。抗がん剤クロラムブシルの投与には問題がないということで、今回も自宅投与用に3錠、カプセルに入れた状態でもらってきた。
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今日の病院滞在は1時間強といつもに比べかなり短かく済んだ。帰りの車中でも余裕で甘えてくるモイ。今夜、自宅でクロラムブシルを飲ませる予定。これで腫瘍一過の晴天が近藤家に訪れますように。

【追記】 
先ほど 19時10分くらいにクロラムブシル3錠飲ませることができました。1錠ずつカプセルに入っているのですが、そのうちのひとつを飲ませるのに3回も失敗、吐き出されてしまって、もうちょっとでカプセルが溶けてしまうところでした。なにせ中身は抗がん剤なのでハラハラもんです。モイは少しご機嫌を損ねたのか今はスタジオに篭ってます。これから数日、強い副作用が起きませんように。

8月末頃から一週間近く続いていた吐出(食後すぐの吐き戻し)傾向が9月3日の3回の吐出でピークに達したが、ブログを書いた途端にウソのように治まった。器を高くしたのがよかったのか、他にあまり思い当たることがないので多分そうなのかもしれない。

その記事を読んだ方から「器の形状を浅いものにしてヒゲが当たらないようにするとよりよいのでは」と送っていただいた器がある。ヘルスウォーターシリーズというようで、同封された説明書に「この器にすると猫が水を飲む量が増えることがある」と書かれている。試しに水を入れモイに差し出してみたら珍しく飲んだ。



珍しくというのは、モイはここのところ腎臓の値が上がりつつあるので、毎日皮下輸液を120mlずつしている。輸液をするとそれで水分が補われてしまうので、自分ではあまり水を飲むことがなくなった。元々猫は砂漠の生き物であまり水を飲まなくても大丈夫なようだけれど、ご存知のように腎臓を悪くしたり膀胱炎になったりするのでやはり最低限の水分は必要だ。自分では飲まなくても毎日かかさず過水和にならない適正量の輸液をしていれば大丈夫と先生は言っていたが、自力でこうやって飲んでくれる分には多分悪いことはないのかなと思う。ちょっと様子をみよう。

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毎晩の皮下輸液と飲み薬とサプリと食事が足りなかった時用の強制給餌のセット

モイは夜になるとしれーっとどこかに居なくなる。でも抱っこしてこのテーブルの前に連れてくると観念して大人しくしてくれる。背中に翼状針を刺しシリンジ2本分のリンゲル液を流し込むのに4~5分かけているだろうか。薬の経口投与もだいぶ慣れて失敗する確立はかなり減ってきた。

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黄色いシリンジに入っているのが強制給餌用に調合した「退院サポート+エナジー500+オメガ3オイル」なのだが、月曜日の血液検査で腎臓の値がまた少し上昇していたので、エナジー500の替わりに同じ森乳のチューブダイエット(猫用キドナ)に替えてみた。

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ところが、これに替えた途端にまた下痢をするモイ。実は以前も一回試してみた時もそうだった。エナジー500とそんなには成分も変わらないのになあ。

ひと月半続いていた軟便がやっと改善していたところだったので、これでまた調子を崩さないといいなあ。

猫ってほんとデリケートだなあ。






今日で生まれて888日目になるモイ。そんな日に千羽鶴をいただき、改めて先ずは1000日を目標にモイもがんばらなきゃと思いました。1000日目は来年の元旦!!

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最近は通院時の30分の往路もキャリーケースから顔をずっと出して車窓を楽しむモイ。

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調子が悪い時はキャリーケースの中で呼吸がかなり速くなっていたので、それを思うと随分調子がいいのか、おでかけに慣れてきたのか。

今日のメイン目的は8回目となる免疫細胞療法のための採血。念のため超音波検査と血液検査もしてもらった。

【超音波検査】
今回もエコーで見る腎臓は左右とも綺麗だった。問題のリンパ腫病巣と思われる回腸にある黒い影は以前としてあった。ただ少しだけ薄くなっているように見えた。腸壁がバームクーヘンのような5層構造に見えるのが正常な状態だけど、黒い部分にもうっすら層構造が見えそうな気配があった。

7月末に一旦寛解した時の検査もクロラムブシル3.5T投与から一週間後だった。今日もクロラムブシル3T自宅投与から一週間。再寛解とはいかなかったけれど、縮小傾向にあるということはクロラムブシルが以前有効であるということだろう。これはとてもうれしい。大きな副作用も出ないのでモイの体調を見ながら根気強く続けていけたらと思う。

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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素) 40.7(先週35.4)
  • CRE(クレアチニン)1.9(先週1.8)
腎臓の値は前回少し改善されていたが、今回また少し上昇してしまった。前回はほとんど腎臓用の療養食だけを食べた一週間だったのに対し、今週は療養食に飽きたのかあまり食べてくれなかったので、高タンパクなドライやおやつを少しあげたのと、やはり高タンパクな「退院サポート」を含む強制給餌を少し増やしたことが影響したのかもしれない。
  • RBC(赤血球数)772(先週613)
  • HCT(ヘマトクリット値)30.7(先週24.4)
  • HGB(ヘモグロビン濃度)8.9(先週7.2)
貧血傾向はほぼ改善されたようだ。血便が治まっているからかな。リンパ腫から来ていた貧血と考えるとこれもうれしい結果だ。ここ数日、鼻のピンクもとても綺麗だった。
  • WBC(白血球総数)4500(先週5900)
白血球はかなり少なかった。クロラムブシルからちょうど一週間なので骨髄抑制が起きるタイミングと考えると致し方ないのかもしれない。白血球の中でもリンパ球は1400となかり低かったので、今日のこのタイミングでのリンパ球採血にどの程度影響したのか、これから培養をはじめ2週間後にその結果が出ることになる。

【リンパ球採血】

鎮静が必要な採血のためしばしモイを預ける。いつもは午前中に預け、午後の診察が始まる16時以降に迎えに行っていたが、今日は13時半に迎えに来ていいと言われたので街での待ち時間も少なくて済んだ。拮抗剤を使って鎮静を覚ましているが、まだはっきりとは覚醒しておらずボーっとしたモイ。


帰りの車の中でボーっとして白い瞬膜を出しながらも爪を研ぐモイ。
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帰宅後もしばらくは心配になるような力のない表情で身動きせず同じ場所に佇んでいる。時間が経てば徐々に意識がはっきりして普通に戻ってくれることはこれまでの経験で分かってはいるものの、やっぱり毎回毎回心配になってしまう。若いモイでも鎮静剤自体が少し負荷になっている部分もあるかもしれない。それを思うとリンパ球の採血もちょっと考えものだ。2週間後にどれだけ免疫細胞が増えているか期待したい。

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夜になって少しずつ調子が戻ってきたモイ!








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モイとウニに千羽鶴をいただきました。びっくりしたー。目にしたのも、いただいたのも初めての千羽鶴。この一羽一羽に願いが込められていてとってもずっしりと重たい。カラフルでモイもウニもうれしそうです。うれしすぎて猫パンチが出そうなので飾る場所をしっかり考えたいと思います。「モイちゃんウニちゃん応援団」としてお三方のファーストネームが記された手紙が添えられていました。どうもありがとうございます。

届けてくれたのはミケネコ宅急便 ことミュージシャン山田稔明さんです。精力的にライブ活動をする彼が行く先々で俺がご近所と知っているファンの方などから贈り物を預かってきてくれるという集荷システムになっております。もちろんミケネコさんもタダでは集荷しませんので、マタタビの枝一本でも持たせてあげて下さいね。

以下は先週、先々週、関西や中部地方で集荷してきてくれた贈り物。
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あと、これは高校の同級生がワークショップで作ったらしいノート。フォントが可愛い。
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それと同じくご近所のアーティスト木原庸佐さんが毎年作っているサマソニTシャツ。今年のはモイの闘病にも御利益がありそうってことでわざわざ届けてくれました。
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 みなさんいつもありがとうございます。


 

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昨夜、自宅で経口投与した抗がん剤クロラムブシル3錠の副作用が出ているのか明け方は久しぶりにロフト(ほとんど物置になっている)の一番奥に身を潜めていたモイ。ウニがしっかりナースぶりを発揮して近くで見守りしてくれていた。少し涼しくなったので居心地がいいということもあるかもしれないが、一番調子が悪かった2月頃によく居た場所なのでその頃を思い出しちょっと切なくなる。


午前中も普段そんなに行くことのないチェストの下に居たりして少しだけダルそうだった。

毎回毎回思うことだけど、抗がん剤の副作用で大人しくなっているモイを見るのはとても辛く、ただ薬が効いていると信じ「今、がんが居なくなってるからね」と声をかけ、しばらくしてモイの元気が戻ってきたらちょっとホッとする反面、もう薬も効かなくなってきたのかなと不安になり、つまり、どういう状態であれ気を揉んでしまう数日間が続くのでした。




午後からは徐々に元気になってきた。

吐出はドライフードの器を高くして以来パタリと治まっている。日曜の昼からだからもう丸二日と半、吐いていない。




月曜日は通院日。モイと41回目のドライブ。前回と同様に行きの車中でもずっとキャリーから顔を出し町並みを楽しむ余裕がある。元気になっている証拠だ。

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先ずは血液検査。腎臓の値は少し改善されていて、BUNは少しだけ基準値オーバー、CREは1.8と基準値の上限値だった。腎臓の療養食がメインになっていることと、日々の120mlの皮下輸液が奏効しているのだろう。逆に言うとこれから毎日ずっと自宅で皮下輸液をしないとこの値がキープされないのかもしれず、これからのモイの長い人生を考えると気が遠くなるほど大変なんだけれど(なにせ毎日可愛いモイに針を刺すわけで)、家族で力を合わせてやってくよ!

続いて超音波検査。やはり回腸の同じところに4mm厚くらいの黒い影が。厚みは少し増したようにも見えたが幅は短く映っていた。腸の伸縮の誤差範囲かな。病変としては変らず維持病変(SD)ということになるらしい。

7月末に一旦寛解したものの俯瞰してみると5月あたりから4ヶ月間ずっと同じ状態なので、これはたまに本などで読む「がんと共存する」という状態なのかもしれないなあ。AHCCや丸山ワクチンの記事を読んでいるとよく出てくるワードなので、まさにその効果が出ていると捉えることもできる。

前回までの治療方針は、
  • 1week リンパ球採血(鎮静下)、クロラムブシル3.5T、
  • 2week 休み
  • 3week リンパ球戻し
だった。3週間隔の独自プロトコールで、1週休みも入るし、その間に抗がん剤もしっかり効いて副作用も抜けてくれるのでいいなとは思っていたが、鎮静剤を3週に一度使うのが気になってしまって(免疫療法は出費も増えるし)、先生に提案して、
  • 1week クロラムブシル3T
  • 2week リンパ球採血(鎮静下)
  • 3week クロラムブシル3T
  • 4week リンパ球戻し
この4週サイクルをこれから試してみる予定。これだと鎮静剤は4週に一度で済む。抗がん剤クロラムブシルをモイの体重(体積)に対して3週間に1度与える場合は3.5錠。それを2週に1度で3錠にするということは、一定期間の投与量としては少しだけ増える計算になる。その分少し積極的なアプローチということになる。ただ少ないとはいえ骨髄抑制などの副作用がピークになる1週間後にリンパ球の採血になるので、免疫療法の観点でみると、培養用のいい血が採れないかもしれない。なので一長一短あるのだけれど、とりあえずこの方針で様子をみたい。

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今日の白血球は基準値内の少し少なめ(白血球総数5900μl、分葉好中球3009μlほか)だったがモイとしてはまあまあなデフォルト値。クロラムブシル投与には問題ないだろうということで、予定通り、自宅投与用にリューケラン(クロラムブシルの商品名)2mg錠を3錠もらってきた。

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さて、やっと今日のタイトル「吐出」の件。

先生にこの一週間の状況、食後嘔吐が急増していることを相談した。オエッ、オエッとなってから胃液など胃の内容物を吐くのが「嘔吐」で、食後すぐの吐き戻しのことは「吐出」というらしい。モイの最近の吐きはこの「吐出」なのかもしれない。

YouTubeにアップしたモイの食事シーンを見てもらう。一粒一粒よく噛んでいるし、早食いが原因とは考えづらい。食道が傷んでいるかはエコーでは確認できないらしく内視鏡の検査になるが麻酔が必要になるため現時点ではそこまでやる必要はないのかも。ということで、しばらくは、インスタでもコメントをいただいたように、食道の負荷や逆流を少なくするために餌の位置を高くして様子をみるのがいいのではということだった。ちなみに餌の位置をうんと高くして食べさせることを「テーブルフィーディング」というらしい。毎回じっくり先生の説明があるのでいろいろ勉強になる。

念のためエコーの時に上部消化管も見てもらった。胃はエコーでは映りづらいらしいが、少し見える輪郭の部分はとくに問題なさそうということだった。

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帰宅後、夕方からは絶食してもらい、抗がん剤は吐いたら大変なことになるので、制吐剤セレニアを輸液の途中に挟み皮下注射し、効いてくるまで1時間強待ち、先ほど20時10分にクロラムブシルを1錠ずつ3回まとめて飲ませることに成功。このあと、22時くらいになったらドライを食べさせてみる。吐かないといいなあ。昨日、餌の器を少し高さのあるものに替えてからはまだ吐いてないので大丈夫と願いたい。

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帰宅直後、お腹が空いてドライを食べるモイと、お兄ちゃんの臭いチェックをするウニ。

抗がん剤の副作用は小さく、効果は大きくなりますよウニ!




この一週間、モイの食後嘔吐が目立つようになってきた。とくに今日だけで既に3回、ドライフードを食べては直後にそれを吐き戻している。胃液を吐く時のように苦しそうな気配はあまりなく、未消化の餌がゴボっと1回出た後は比較的ケロッとしていて、何回も立て続けに吐いて尾を引くようなことはない。前後にビニールを舐めたりする行動は見受けられる。

1月にリンパ腫が発覚し、2月27日に初めて嘔吐して以来、今日昼までに吐いたのは65日で79回(立て続けに複数回吐いたのは1回として)。

そのうち、食後10分以内に吐き戻したものを食後嘔吐と呼ぶとすると、その回数は30回。
  • 1月 0回
  • 2月 0回
  • 3月 0回
  • 4月 4回
  • 5月 3回
  • 6月 6回
  • 7月 3回
  • 8月  10回
  • 9月 4回(9月3日昼現在)
初めての食後嘔吐が4月7日。とくに集中していたのは、
  • 4月28日~5月3日 3回
  • 6月6日~6月13日 5回
  • 8月27日~9月3日 9回
やはりここ1週間の吐き戻しは異常に多い。

吐き癖のようなものもあるかもしれないが、今日は既に3回も吐いているので、「猫は吐く動物だから」だけでは済まない気配がある。

自分なりに考える食後嘔吐の要因
  1. 餌の種類や状態
  2. 食べ方、早食い
  3. 季節的なもの、換毛期?
  4. 食道や胃腸障害
  5. リンパ腫の影響
  6. 治療中の何かの副作用的な反応
1.ドライフードは最近「Vet's Selection 腎ケア BPレーベル」がメインで、実際これをよく吐いているが、今朝5時は久しぶりに「オリジン6フィッシュ」を食べそれでも吐いた。どちらも同じように平たい円形で、よりBPの方が薄く、今までは大丈夫だったので、形の問題でもないような気がする。



2. BPレーベルは確かに食いつきがよく食べやすい形状なのか、ガツガツ食べる傾向がある。ここ一週間食欲も出てきて自力で200kcal前後は食べている。モイが早食いかというとそうでもない方だとは思うのだけど。ちなみに動画で最初に食べる手前の器にBPが、あとで食べる奥の器にオリジンが入ってました。どちらもこの直後に吐き戻す様子が別のカメラに映っていた。皿は台に乗せ高くしていたけれど、今朝さらに高さのある器に替え、より食べやすくしてみた。

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3.雨が降ったり急に肌寒くなり季節の変わり目でもあるけれど、それと食後嘔吐が関係があるようにはあまり思えない。少しだけ毛玉も混じっていることがあるけれど、今また換毛期なんでしょうか? 

4.消化器系が弱っていることはこれまでの闘病経緯からして考えられる。整腸剤ビオイムバスター1Tと胃薬ファモチジン1/4Tと消化器運動促進剤プロナミド1/2Tは毎夜飲ませているけれど、ひょっとしてこの錠剤で食道に傷がついているとか、そんなこともあるのかなあ? 粘膜保護剤的なものが必要なのだろうか。

5.吐糞の時のように腸から逆流して臭いってことはないので腸のリンパ腫が直接影響しているということはこの件に関してはないだろうけれど、一番怖いのは胃や食道への転移。

6.今、副作用が出るとしたら8月中旬に自宅投与した抗がん剤クロラムブシルか、月曜日に戻したリンパ球だけれど、どちらも今回の吐き戻しに直接つながっているとは考えづらい。むしろ病院で暴れたりした時の外傷やストレスを疑うことはできるかもしれない。

…………

ちなみに、食後嘔吐以外のこれまでの嘔吐原因としては、
  • 咳き込んで嘔吐につながったこと 4回ほど
  • 水を飲んで 3回ほど(中には水飲み→咳→嘔吐となることも)
  • 強制給餌後 1回
  • 毛玉が原因で 30回ほど
  • 抗生剤が合わず 5回(一晩で)
  • その他 抗がん剤の副作用など、体調を崩し胃液を吐いたり、吐糞したり



インスタで先に報告した際、いただいたコメントの中に「IBD(炎症性腸疾患)」について書かれている方がいた。初めて聞く病名だったので軽く調べてみたら、リンパ腫と症状が似ているようで、炎症とはいえ重症化することがあるらしい。確定診断するには患部を生検してみる必要があるようだ。

今回の嘔吐と直接は関係ない話かもれいないけれど、モイの腸の黒い影もひょっとすると元々IBDの症状があり、それが重症化してリンパ腫になったのかもしれないとふと脳裏をよぎった。これは単なる憶測ですが、もしそうだとすると、なかなか消えない腸の黒い影 --- 先生も「ひょっとしたらここにはもうがん細胞はないかもしれない」と言っていた --- は、IBDによる炎症の影と考えることもできるのではないだろうか。

リンパ腫によるがん細胞があるのかないのか、リスクの大きい全層生検で調べなくても、人間でいう腫瘍マーカーみたいなものでもっと簡単に分かればいいのになあ。


 

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