moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

2019年12月

早朝5時半にとれたモイの尿と便を持って昼近くに病院へ。待つこと数十分。これでデータが出揃ったので改めてペットドックの結果をまとめて聞くことが出来た。
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【超音波検査】
いつもの腎臓や腸管まわりだけでなく、心臓を含めたあらゆある臓器のエコー画像を見ながら丁寧に説明を受けた。すべて問題なし。あの忌まわしい黒い影はどこにも見当たらない。強いて言えば、腎臓だけは4歳にしては少し輪郭がぼやけている(以前も指摘を受けた)けれど、リンパ腫が浸潤した経緯からすれば致し方なく、現状でも十分綺麗でなんら問題はないとのこと。
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【心不全マーカー】
異常なし
血液が秒速80cmで通過しているらしい。狭窄すると3m/sとか速くなるそう。
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【レントゲン】
15日に撮影しなおした胸部、腹部のレントゲン写真。骨の写真をみてもキュンとするのなんでだろう。「ここが心臓で、これが横隔膜で、この辺にコロコロあるのはウンチで」と説明を受けるが、いちいちニヤニヤしてしまう。とくに問題はなし。「背中の脂肪の割にはお腹の脂肪が少したっぷりしていて、やや肥満かもしれないですね(笑)」と先生。
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【血液検査】
これもいつもより多くの項目の結果が書かれたデータシートを見ながらひとつずつ丁寧に説明を受けた。
結果から言うと、クレアチニンだけ少し基準値よりまたオーバーしているので、腎臓の様子は引き続き定期検診した方がいいだろうとのこと。

基準値から外れた項目だけ書き出すと、

クレアチニン 2.04(基準値 0.8~1.8mg/dL)  
アルブミン 3.6(基準値 2.3~3.5g/dL)  
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ 14(基準値 18~51U/L)
総コレステロール 190(基準値 89~176mg/dL)  
白血球 5500(基準値 5500~19500/μL )  
血小板数 27.6(基準値 30~70 万/μL )  
MCHC 31.5(基準値 32~36%)  

白血球についての言及はなかったが、基準値ぎりぎりなので、やっぱりモイは基礎免疫が低めなんだなと再確認した。

SDMA  15(基準値 0~14μg/dL)  

腎不全マーカーSDMA値もまた基準値をオーバーしたので、2月か3月にもう一度血液検査検査し、腎数値がさらに上昇するようであれば皮下輸液を再開するなど何か対策をとらなくてはいけなくなりそうだ。
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【便検査】
とくに問題なし。
モイがクロストリジウム・パーフリンゲンス(悪玉菌の一種)のキャリアであると発覚したのは下痢がひどかった2018年4月。あれから1年8ヶ月、抗菌剤フラジールを4日に1度のペースで0.5錠飲んでいる。当時いろいろ試してこれ以上投与間隔が開くと下痢をした。ただその後はメイン食を消化器サポートにしたこともあってかずっと安定しているし、腎臓のために飲んでいるアゾディルも乳酸菌の一種なので、ひょっとしたらクロストリジウムも相当に影を潜めているかもしれない(完全になくなることはなく共生していくものらしいが)。ただそれは今日の簡易的な便検査では分からない。なので、もし調べるとしたらフラジールの投与間隔を少し開けてみて、下痢をするか否かの様子を見るという作戦もある。ただ、そんなことをするとせっかく落ち着いている腸内環境がまた荒れ出す懸念もあるので、今の投与間隔が苦にならなければずっとこのペースで行くということも一択。基本的に生涯投与しても問題はないものらしい。「フラジールは苦い薬なのでモイちゃんのことを思うと間隔を開けられるといいんですけどねえ。」
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【尿検査】
なんと、今朝の尿からストラバイト結石が出てしまった。顕微鏡写真を見せてもらったが、綺麗な長方形状の異物が2つ写っていて、それが結石らしい。ただ採尿から7時間近く経っていたので「膀胱の中で作られたものではなく、採尿した後に容器の中で結晶化したものかもしれないので、これに関しては、もう一度検査して追跡する必要があります。」とのこと。また近いうちになるべく採れたての尿を持って行き再検査してもらうことに。

それから1年前と同じく少しタンパクが尿に漏れているようだ(2+)。オシッコが黄色く濃いことによる偽陽性反応かもしれないので、正確に調べるには前回のように尿蛋白クレアチニン比を外注検査する必要がある。腎不全では一般的に尿が薄くなるけれど、濃いということは腎臓は元気だと言える、けれども、もしタンパクが腎臓から漏れているとしたら将来的に腎臓を悪くする原因につながる、と、喜んでいいのか悪いのかよく分からない状態。次回、ストラバイトの再検査をする時にまたタンパクが多く検出されるようであれば、外注検査してもらうことに。

と、そんな感じでペットドックの結果としては、何も問題ナッシング、とはいかなかったけれど、このタイミングで検査しておいてよかった。手綱を緩めるなということなんだろう。

リンパ腫に関しては「最後の抗がん剤投与から2年が経っていますので、多分、治っていると思いますが、それでも警戒するのであれば、今後も2~3ヶ月に1回は定期検診するといいでしょうね。再燃したら速いですからね。」と。

この「多分、治ってる」って言葉を先生から聞けただけでも十分うれしかった。「寛解」と」「完治」の途中にあるのが「多分、治ってる」だと思う。
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これまで3年間の闘病はとても根気がいるものだった(とくに死を覚悟した2017年の春はしんどかった)けれど、結果としてモイは今「多分、治っている」状態になった。このブログを読んでいる方や世の中にはたくさん同じように闘病している人やその家族がいて、中には治療が思うようにいかなかったり、志半ばで家族を亡くされた方も少なくないと思う。その無念さを思うと言葉にならない。さぞ辛いだろう、苦しいだろう、やるせないだろう、悲しいだろう。ただ自分は大事なのは結果以上にそれまでの過程だと思っていて、モイの病気をきっかけに自分はモイや家族とより深く見つめ合う時間が持てたこと、より魂を通わせるような絆を作ることができたこと、それが何よりうれしい。「病気よありがとう」そんな気持ちさえある。もちろん治ったというのはうれしいことだし、運がよかったけれど、それは結果であって、今一時の状態に過ぎない。とくにがんは再発のリスクも高く一生気が抜けない病気だ。だから今もし病気をしている人、闘病を支えている家族の方々がいるとしたら、苦しくても負けずに一緒にがんばってほしい。結果ではなく、今、家族と向き合うことが出来ているその状況をうれしいな、ありがたいなと思いながら、一瞬一瞬を大事にしてほしいです。

これまで、たくさんの応援をありがとうございました。みなさんの応援、祈りのおかげでモイは今のところがんを克服できています。これからもどうぞよろしくお願いします。最大限の感謝と祈りをこめて。

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2017年1月12日、血便に気づき近医に駆け込んだあの日から数え86回目の通院。大きな病院でリンパ腫と診断されその日のうちに入院、そこからの2泊3日も1回と数えている。ほぼ3年が経ったモイの闘病生活は今日でひとまず終了、、のはず、、
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最後と知ってか知らずか、往路、ずっとキャリーから車窓を楽しむモイ
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治療のために通うのは今日で最後、、になってほしい、、
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今後は日々の経過観察、数ヶ月に一度、定期検診で通うことになる、、だろう、、

なんだよ、最後だと言うのに随分と歯切れが悪いじゃないの、その理由は後ほど書くとして、先ずは最後の免疫細胞療法について。

【免疫細胞療法】
先生と相談して今回で最後としていた免疫療法。今回のリンパ球はなんと5億7千万個に増えていた。22回目にして最高記録更新。因みにこれまで22回の合計は58億8900万個(暇だなあ、足し算なんかして〜って言わんでください)。初めてやった2017年3月の時は1900万個にしか増えず、先生も「本当は1億個くらいを目標としてるんですけどねえ」と言っていたので、モイは免疫療法も向いてないのかなと当時は落ち込んでいたけど、2回目以降は比較的たくさん増えてくれて先生がびっくりすることも多かった。「2~3週間培養する」というのがセオリーとされるなか、今回スケジュールの都合で初めて13日間と2週間に満たない期間だったので、ちゃんと増えているのか不安だったのだけれど、心配無用だった。

しかもこの5億7000万個のリンパ球は活性化され免疫シグナルを有しているので、よりがん細胞を攻撃してくれるという理論。

以下にその5億7000万個の顕微鏡写真をお見せします。
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モイの体内にはこの5億7000万の兵士たちが戦う相手はもはやいないはずなのだけれど、どんな人や犬猫でも日々体内で微小ながん細胞が生まれては死んでいるらしいので番人が多いに越したことはない。
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さて、前回書いたように、2週間前に鎮静剤をかけたついでにペットドックもお願いしていた。モイの治療の総決算にするつもりで。今日はその結果を聞けると思っていたのだが、主治医から「すみません、こちらの伝達ミスで一部の検査のデータが取れておらず、レントゲンと便尿の検査だけ、もう一度やらせてもらえないでしょうか」と説明があった。むむむ、ペットドックの結果次第では今日で晴れてすっきり治療を終えられると思っていただけに残念。「それ以外の血液検査や超音波検査の結果だけ先にお話することはもちろんできますが、レントゲンや糞尿検査をした上でそれを踏まえトータルにお話した方がいいと思うので」と言われ、確かにそうだろうなと思ったので承知し、今日リンパ球の戻しでモイを預ける際にレントゲンを、ウンチとオシッコに関しては改めてうちで採取して近日中に届け、その数時間後に改めてまとめて検査結果を聞くという約束をした。

細かい事情は聞かなかったけれど、2週間前は鎮静剤で眠っているうちにいろいろ検査をしたはずで、レントゲンもその時にやっただろうに、とか、今日は鎮静をかけないのでモイの暴れ方次第では撮影が難しいだろうに、とか、放射線を浴びる回数が増えることになるとしたらちょっとヤだな、とか、いろいろ考えてしまった。
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そんなわけで、最後の最後にちょっと後味悪い感じになってしまったのだけれど、現時点で出揃っているデータ上(血液やエコー上)に何か重大な問題があるということはないそうなので、その点では安心(仮)したし、数日後に改めてペットドックの結果をまとめて聞いて、そこで晴れて今後の展望などをじっくり先生と考えられたらよいかなあと思った。その日は便と尿だけを持っていくことになるので、どちらにせよ、モイ自体の通院、治療通院は今日で終了。よかった。モイ、本当に長いことおつかれさま。よくがんばったね。
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これまで3年間ずっと応援して下さった皆様や共に病気と闘っている同士の皆様にお礼が言いたいのですが、ペットドックの結果を聞くまではまだ何があるか分からないので、数日後、また改めてペンを取りたいと思います。いつもおつきあいいただきありがとうございます。
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ちょうど1年くらい前、主治医と相談し、モイの免疫細胞療法(リンパ球活性化療法)を今年季節に1回のペースで4回やった時点でリンパ腫の再燃がなければ、積極的な治療はひとまず終了しようと決めていた。今日はその最後の免疫療法の採血の日。最初の完全寛解から2年4ヶ月、抗がん剤をやめてから丸2年、2度目の寛解(と思っているエコー画像にまったく黒い影が映らなくなった時点)から1年7ヶ月になる。

今日採血したリンパ球はいつものように約2週間かけ培養、活性化された状態でモイの体内に戻される。だから本当の終わりは2週間後なのだけれど、今日で大きな山を超えたと感じるのは、モイが鎮静剤で眠らされるのが今日で最後だからだ。

約3年におよぶリンパ腫闘病生活中、鎮静剤を使ったのは27回。抗がん剤(ドキソルビシン)投与時に5回、免疫療法で22回。もちろん投与量は体重から割り出した適正量を使用されているだろうし、麻酔に比べれば身体への負担は少ないのかもしれないけれど、やっぱり家族としてはとても不安。薬の種類は違っても同じように眠らされ、拮抗剤で目を覚まされるわけだから。

モイが家にいる時みたいに大人しくいい子にしてくれたら鎮静なしでの処置も考えられなくはなかったのだけれど、ドキソルビシンは漏れたら断脚しなくてはいけなくなるほどの劇薬だし、免疫療法の採血は普段の血液検査のそれと違い太い針で12mlも採血するので普通にやるのはリスキー。

ひとまずモイが27回の眠りからちゃんと毎回戻ってきれくれたことに大きく胸をなでおろしている。
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帰路、少し陽が暮れていたこともあるけど、まだ覚醒して間もないので瞳孔が開ききっているモイ。

そして今日は、最後の鎮静剤での眠りを利用してペットドックもやってもらった。ウニが1年前にやったのはスタンダードコース、モイが今回やってもらうのはハイクラスコース。検査項目が多く、普通はシニアの犬猫が選択するようなコースだろうけれど、モイの治療の総決算的に隅々までチェックしてもらい、安心して今後の定期検診期間に移れたらいいなと思いお願いした。

明け方までに糞尿は採取し持参した。血液検査、超音波検査、鎮静のために今日も半日絶食。モイは例え3ヶ月ぶりだろうが朝ごはんが出ていない時点で通院を察知しベッドの下へ隠れた。
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ウニもいつものようにちゃぶ台をひっくり返す勢いでアピール。
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ペットドックはモイを預けた後に鎮静下で一環して行われるため、今日はいつものように採血やエコーの立ち合いはできなかった。
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問診時に唯一モイが診察台に上がったのはエリザベスカラーを着ける時だけ。こればかりは家族がいる前でまだモイが牙を向く前に行いたいそうだ。よっぽど裏では暴れているのかなあ、、。

いつもの街での待機。いつもよりちょっと長く5時間半後にモイを迎えに。免疫療法のリンパ球の戻しは2週間後の月曜日の予定が合わなかったので13日後の日曜日に行うことになった。培養期間2~3週間と聞いていたので1日短くて培養が思うように進むのか気になるけれど致し方ない。

外注の検査が多いペットドックの結果もまとめて13日後に聞く約束をした。
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すっかり日が暮れてしまった帰り道。まだボーっとしていながらも甘えてくるモイ。
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帰宅後の恒例ウニチェックといきたいところだが、今日は消毒液のにおいがきつすぎてキャリーケースの中に入れないでいるウニ。
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うちへ帰ってきて一生懸命に毛繕いするモイ。
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なぜかと言うと、お腹の毛を盛大に剃られたから。
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剃る、剃らないは預ける時に先生に確認されたが、剃った方がやはりエコーなど正確になると言われたので、そのようにお願いした。
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首の毛もまた剃られた。でもこれもひとまず最後かな。あとはドンドン伸ばしてフサフサにして行こう。13日後の検査結果に何の問題もなく、その上で活性化したリンパ球を戻したら、もうその後は何の心配もないはず。おつかれさま、モイ。

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