早朝5時半にとれたモイの尿と便を持って昼近くに病院へ。待つこと数十分。これでデータが出揃ったので改めてペットドックの結果をまとめて聞くことが出来た。
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【超音波検査】
いつもの腎臓や腸管まわりだけでなく、心臓を含めたあらゆある臓器のエコー画像を見ながら丁寧に説明を受けた。すべて問題なし。あの忌まわしい黒い影はどこにも見当たらない。強いて言えば、腎臓だけは4歳にしては少し輪郭がぼやけている(以前も指摘を受けた)けれど、リンパ腫が浸潤した経緯からすれば致し方なく、現状でも十分綺麗でなんら問題はないとのこと。
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【心不全マーカー】
異常なし
血液が秒速80cmで通過しているらしい。狭窄すると3m/sとか速くなるそう。
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【レントゲン】
15日に撮影しなおした胸部、腹部のレントゲン写真。骨の写真をみてもキュンとするのなんでだろう。「ここが心臓で、これが横隔膜で、この辺にコロコロあるのはウンチで」と説明を受けるが、いちいちニヤニヤしてしまう。とくに問題はなし。「背中の脂肪の割にはお腹の脂肪が少したっぷりしていて、やや肥満かもしれないですね(笑)」と先生。
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【血液検査】
これもいつもより多くの項目の結果が書かれたデータシートを見ながらひとつずつ丁寧に説明を受けた。
結果から言うと、クレアチニンだけ少し基準値よりまたオーバーしているので、腎臓の様子は引き続き定期検診した方がいいだろうとのこと。

基準値から外れた項目だけ書き出すと、

クレアチニン 2.04(基準値 0.8~1.8mg/dL)  
アルブミン 3.6(基準値 2.3~3.5g/dL)  
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ 14(基準値 18~51U/L)
総コレステロール 190(基準値 89~176mg/dL)  
白血球 5500(基準値 5500~19500/μL )  
血小板数 27.6(基準値 30~70 万/μL )  
MCHC 31.5(基準値 32~36%)  

白血球についての言及はなかったが、基準値ぎりぎりなので、やっぱりモイは基礎免疫が低めなんだなと再確認した。

SDMA  15(基準値 0~14μg/dL)  

腎不全マーカーSDMA値もまた基準値をオーバーしたので、2月か3月にもう一度血液検査検査し、腎数値がさらに上昇するようであれば皮下輸液を再開するなど何か対策をとらなくてはいけなくなりそうだ。
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【便検査】
とくに問題なし。
モイがクロストリジウム・パーフリンゲンス(悪玉菌の一種)のキャリアであると発覚したのは下痢がひどかった2018年4月。あれから1年8ヶ月、抗菌剤フラジールを4日に1度のペースで0.5錠飲んでいる。当時いろいろ試してこれ以上投与間隔が開くと下痢をした。ただその後はメイン食を消化器サポートにしたこともあってかずっと安定しているし、腎臓のために飲んでいるアゾディルも乳酸菌の一種なので、ひょっとしたらクロストリジウムも相当に影を潜めているかもしれない(完全になくなることはなく共生していくものらしいが)。ただそれは今日の簡易的な便検査では分からない。なので、もし調べるとしたらフラジールの投与間隔を少し開けてみて、下痢をするか否かの様子を見るという作戦もある。ただ、そんなことをするとせっかく落ち着いている腸内環境がまた荒れ出す懸念もあるので、今の投与間隔が苦にならなければずっとこのペースで行くということも一択。基本的に生涯投与しても問題はないものらしい。「フラジールは苦い薬なのでモイちゃんのことを思うと間隔を開けられるといいんですけどねえ。」
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【尿検査】
なんと、今朝の尿からストラバイト結石が出てしまった。顕微鏡写真を見せてもらったが、綺麗な長方形状の異物が2つ写っていて、それが結石らしい。ただ採尿から7時間近く経っていたので「膀胱の中で作られたものではなく、採尿した後に容器の中で結晶化したものかもしれないので、これに関しては、もう一度検査して追跡する必要があります。」とのこと。また近いうちになるべく採れたての尿を持って行き再検査してもらうことに。

それから1年前と同じく少しタンパクが尿に漏れているようだ(2+)。オシッコが黄色く濃いことによる偽陽性反応かもしれないので、正確に調べるには前回のように尿蛋白クレアチニン比を外注検査する必要がある。腎不全では一般的に尿が薄くなるけれど、濃いということは腎臓は元気だと言える、けれども、もしタンパクが腎臓から漏れているとしたら将来的に腎臓を悪くする原因につながる、と、喜んでいいのか悪いのかよく分からない状態。次回、ストラバイトの再検査をする時にまたタンパクが多く検出されるようであれば、外注検査してもらうことに。

と、そんな感じでペットドックの結果としては、何も問題ナッシング、とはいかなかったけれど、このタイミングで検査しておいてよかった。手綱を緩めるなということなんだろう。

リンパ腫に関しては「最後の抗がん剤投与から2年が経っていますので、多分、治っていると思いますが、それでも警戒するのであれば、今後も2~3ヶ月に1回は定期検診するといいでしょうね。再燃したら速いですからね。」と。

この「多分、治ってる」って言葉を先生から聞けただけでも十分うれしかった。「寛解」と」「完治」の途中にあるのが「多分、治ってる」だと思う。
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これまで3年間の闘病はとても根気がいるものだった(とくに死を覚悟した2017年の春はしんどかった)けれど、結果としてモイは今「多分、治っている」状態になった。このブログを読んでいる方や世の中にはたくさん同じように闘病している人やその家族がいて、中には治療が思うようにいかなかったり、志半ばで家族を亡くされた方も少なくないと思う。その無念さを思うと言葉にならない。さぞ辛いだろう、苦しいだろう、やるせないだろう、悲しいだろう。ただ自分は大事なのは結果以上にそれまでの過程だと思っていて、モイの病気をきっかけに自分はモイや家族とより深く見つめ合う時間が持てたこと、より魂を通わせるような絆を作ることができたこと、それが何よりうれしい。「病気よありがとう」そんな気持ちさえある。もちろん治ったというのはうれしいことだし、運がよかったけれど、それは結果であって、今一時の状態に過ぎない。とくにがんは再発のリスクも高く一生気が抜けない病気だ。だから今もし病気をしている人、闘病を支えている家族の方々がいるとしたら、苦しくても負けずに一緒にがんばってほしい。結果ではなく、今、家族と向き合うことが出来ているその状況をうれしいな、ありがたいなと思いながら、一瞬一瞬を大事にしてほしいです。

これまで、たくさんの応援をありがとうございました。みなさんの応援、祈りのおかげでモイは今のところがんを克服できています。これからもどうぞよろしくお願いします。最大限の感謝と祈りをこめて。