リンパ腫の闘病生活が始まって通算20回目となるモイの通院。自分だけで医師に相談に行った回数もその半分近くあるのでこの3ヶ月で3日に1度は病院通いしている計算になる。


今日は2回目の免疫細胞療法、培養したリンパ球を戻しに行った。初回は1200万個と理想の10分の1程度にしか増えていなかったが、今回は先生が培地を覗いた時から肉眼で分かるほど増えていたそうで(培養液にモヤがかかって見えるのだそう)、先生もテンションが上がったそうだ。その数、2億3千万個。戻したリンパ球たちは1日ほどかけて体内で自分の居場所を探すらしい。効き目は2日後くらいから出ることが多いとのこと。がんばれモイのリンパ球、モイの免疫力。

エコー検査で見る病巣もさらに小さくなっていた。左右の腎臓、腸の周りとも1つずつ残っている感じで、どの角度から見ても一辺1cmに満たないくらいの影。厚さは4~5mmだろうか。4日前に初めて投与した抗がん剤メソトレキセートも少なからず仕事をしてくれたと考えていいのだろう。

ただ、うれしいニュースばかりではない。これまで何度となく注射針を刺してきたのでモイの前足の血管が硬化して徐々に見えづらくなっているらしい。後ろ足はまだ大丈夫なようだが、身体の構造上、後ろ足は動くとカテーテルが抜けるリスクが高いそうで、ドキソルビシン系の危険な薬は鎮静を深くかけるなどより慎重に打つ必要が出てくる。

もう1点、今1番効果をあげていると思われるそのドキソルビシンも投与できる上限回数まであと数回。抗がん剤は効く時は劇的に効いて一週間で病巣が見えなくなることもあるそうだが、残念ながらモイはまだそういう抗がん剤に出あっておらず、回数を重ねることで追い込んでいくしかない。合わせて、免疫療法、丸山ワクチン、サプリの併用など、統合医療でなんとか今のこの縮小傾向を導いていると思うが、この先、減っていく抗がん剤の選択肢、使用限度、血管の状態、グルカン系のサプリも効かなくなるタイミングがあるらしい、モイの体力や精神力、それと腫瘍が消えるのと、どっちが早いか、ぎりぎりの攻防戦になっていくということなのか。

今日の血液検査で腎臓は正常値に戻っていたが、白血球は実は今までで1番少なく正常値を割り込んでいた。それはメソトレキセートの副作用で骨髄抑制が起きているからで来週には戻っているでしょう、とのことだったが、一週間後にはまた4回目となるドキソルビシンを投与する予定だ。なかなかモイにはハードな思いをさせているけれど、先ずは今日戻した230,000,000個のリンパ球が明日以降モイの免疫力を凄まじいほどに高めてくれることを期待したい。

モイ、がんばろうね!