モイ今日もがんばったね。少し長めの半日入院から帰ってきました。


今日の抗がん剤はドキソルビシン。
強い抗がん剤で漏れると危険ということでモイの病院での性格を考え鎮静剤を打ってから投与することに。
そのため昨夜から絶食。いつもより早く朝10時に通院。
抗がん剤投与は点滴で1時間ほどかけじっくり流しこみ、そのあと生理食塩液を点滴。迎えは18時。
自宅で待っているあいだ自分も今までで一番緊張したかも。
迎えに行って「今日もキャリーバッグに入れるの自分でやっていいですか」と頼んだが「点滴を外したりするのでこちらでやります」と言われる。
奥からモイの雄叫び。ぐったりしてるかもと思っていたのでその声を聞いて少し安心したりもして、なんだか自分も情緒不安定になっているかも。


自宅での皮下輸液セット(懐かしい)と抗生剤をもらって帰宅。
昨日から絶食していたのでテレビCM並みにカリカリをがっつく。お湯で軽くふやかしたフィリックスもまたすごい勢いで食べた。
その後、冷蔵庫の上でまったりしだした。
ここで自分は寝落ち。


夜中3時半に目を覚ますとモイと妻がいない。
スタジオにいた。
2日~7日後に副作用が出る場合があるということでこれからの一週間もしっかり観察しケアしなくてはいけないのだ。これまでの抗がん剤は副作用もほとんど出なかったが、それは裏を返せば薬が効いていなかったということでもあり、骨髄抑制(白血球の減少)が出る方が癌に作用し効果が出ているということになると聞き、何を喜んでいいのか分からなくなった。
ドキソルビシンがモイに効いてくれたらいいのだけど、そうでなければ抗がん剤治療もかなり行き詰まってしまいそうだ。


モイが我が家に来て22ヶ月。
ずっと側にいて生活の質のことは気にかけていたつもりなので今さらQOLという言葉は使いたくないけれど、この先は本当にモイが穏やかに過ごせるような道を選択してあげたい。
少しでも長く一緒にいたいけれど、それは自分のエゴかもしれないし。
モイともっと会話が出来たらなあ。
モイ、今日もがんばったね。モイ、ありがとね。