免疫細胞療法(活性化自己リンパ球療法)を行っている病院が車で30分のところにあることが分かりモイを連れて相談に行った。
西洋医学における癌の3大治療法(外科手術、抗がん剤、放射線)に続く第4の選択肢になりうると言われています。採血したリンパ球を体外で培養し再び体内に戻すというもので、副作用はほとんどないようです。
癌を消失させるほどの効果はないが、免疫力をあげるのには有効な手段のようです。


リンパ腫にはB細胞性、T細胞性、どちらでもない、の3タイプがあって、B細胞性の場合のみ適応できるのが、この免疫細胞療法。

モイは実は入院時の病理組織検査、クローナリティ解析でそれがはっきりしていませんでした。報告書には「おそらくB細胞性と推測されますが~」と書かれています。
今日行った病院の医師曰く「今もう一度、細胞を採って検査に出しても同じようにはっきりしないと思います」とのことで、つまりそれは、この免疫細胞療法の道も閉ざされるということ。
今後ほかの治療をするにせよ、B細胞性、T細胞性、はっきりしていた方が何かといいだろう、結果がまたはっきりしなかったらそれはそれで仕方がない。そう自分を納得させるためにも、モイのお腹にもう一度細い針を刺して痛い思いをさせてしまうことになるけれど、改めて検査してもらうことにしました。
待合室に響くモイの悲痛な鳴き声。涙が出るほどいたたまれない。
だけど、まだモイにはがんばる力があると信じている。


さて、その結果が出るのに5日から7日。
そこでもし運良く「B細胞性でした」という結果が出て免疫細胞療法が出来るとなっても、そこから採取したリンパ球を培養するのに約2週間。増殖させたリンパ球を戻すまでに3週間以上かかることになる。
その間、サプリなどの自然療法は継続するとしても、今の癌の進行速度からすると黙って待っていられるものでもないようで、実際、今日の病院でもエコーで見てもらったけれど、来週にも内蔵のどこかに重大な問題が起きてもおかしくないレベルなのだそう。


明日、モイには連日の通院でまさに正念場になるけれど、ドキソルビシンという今までで一番強力な抗がん剤を投与してもらう予定です。かかりつけの最寄りの病院で。

モイ、一緒にがんばろう。また明日の夕方に楽しく車窓を眺めながら一緒にうちに帰ろう。