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モイ、2週間ぶりの通院。
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前回のエコーで病巣と思われる黒い影は全て見えなくなって、先生からやっとの思いで「寛解」の言葉をいただいていたが、今日のエコーで原発巣があったと思われる回腸がカーブした辺りに3~4mmほどの厚みのある黒い影がまた確認されてしまった。あああああ…

「これっていわゆる再燃というやつですか?」と恐る恐る聞くと、「うーん、この影が前回確実になかったのか、たまたま腸の動きの状態で確認できなかっただけなのか、はっきりとした事は言えませんが、前回あれだけ丁寧に探しても見つからなかったものが、今日はスッと見えているということは、そうですねえ…、再燃兆候にあるとは言えますね。」と先生。

先生はいつだってはっきりと「寛解しました」「再燃しました」と断言するような診断はしない。でもその説明はいつもとても理路整然としていて分かりやすく、 納得せざるを得ない。
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リンパ腫の再燃(再発)についてネットで情報を集めるとネガティブなものが目につく。
  • リンパ腫はほぼ再燃する
  • 再燃までの期間は、すぐの場合もあれば、数年後のこともある
  • 完全寛解期間 4~8.2ヶ月
  • 稀に再燃せず2年以上長期寛解し「完治」するケースもある
  • 猫の場合、再燃すると再び寛解に持ち込むことは難しい
  • 低分化型リンパ腫の予後は化学療法が奏効して半年から1年
自分なりにまとめるとこんな感じ。最後の「奏効して」というのは「部分寛解以上の効果があって」という意味で、つまり、臨床データとしては、完全寛解したとしても長くて余命1年というのが現実のようなのだ。

このことは闘病をはじめた半年前から知っていたし覚悟はしていた。 だから「寛解」が決して手放しで喜べるものではないことも当然分かっていた。

モイが8月3日の俺の誕生日に一応の寛解状態でいてくれたことは、「パパ今日は楽しい1日を!」というモイからの誕生日プレゼントだったのかもしれない。
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便利帳サイトでモイの記念日を調べてみたら今日で生まれて860日。
そして1000日目はなんと来年の元旦だそう!
その頃がちょうど闘病をはじめて1年ということになる。
少なくとも1000日はモイを生かしたい。
いや、絶対それ以上、生きよう!
モイ、完治して10000日だって生きよう!
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今日は鎮静化で7回目になるリンパ球の採血をしました。さきほど先生から電話があり「今日のリンパ球もたくさん採れた印象です!」とのこと。