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自動制御されている車のエアコンが温風を吹き出す季節になった。モイ47回目の通院。東京は連日の雨で師走並みの肌寒さ。でもモイはこの一週間なんだか元気がよく、ウニと鼻息を荒くしながら追いかけっこをしているシーンをよく見かけるようになった。
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このところ病院は少し混んでいて先週ほどではないが今日も1時間待ち。午前の診察時間のなるべく最後の方に行っているが、それでも後から来る人もいて、なぜかその人達に順番を抜かされ、昼休みに食い込んだ午前の最後に回されているようだ。体重測定、血液検査、超音波検査、それらの結果を受けての処置、と毎回丁寧に診察してもらっているからだと思う。
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【超音波検査】
今日も腎臓は左右とも綺麗。腸の影もさらに薄く見え、クールな先生から久しぶりに笑みがこぼれた。「調子がよさそうですね。少なくとも進行している感じはないですね。」と。文章だと伝わりづらいかもしれないけれど、こういうやりとりから生まれる安堵感たるや。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.3(前回 24.6)
  • CRE(クレアチニン)  2.2(前回   1.9)
腎臓の値はまた少し上昇してしまったが、長い目で見ると過去の変動の範囲内という見解。
  • WBC(白血球総数)8400(前回 4400)
  • 分葉好中球     5628(前回 2600)
  • リンパ球      2268(前回 1400)
白血球はだいぶ増えていた。抗がん剤投与にも問題はないということで予定通り自宅投与用のクロラムブシル3錠を処方してもらった。
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帰宅後、15時半から絶食、17時半に制吐剤セレニアを挟んだ輸液、18時半過ぎにクロラムブシルを3錠経口投与(1錠ずつ立て続けに3回。そのうち2回は一度吐き出されてしまったのでドキドキしたがなんとか成功)。先ほど19時半に餌を解禁しドライをひと口食べた。2~3時間経てば抗がん剤が胃から腸へ降りていくであろう。それまで吐かないでねえ。それを見届けるまでが抗がん剤投与日の任務。あと1時間だあ。

今日のエコーを見た時の先生の笑顔も、白血球の値も、その後クロラムブシルを投与したことも含め、あの一度寛解した7月31日の前週7月24日の状況に似ている。 これがもしデジャヴなら来週まで覚めないでほしい。そして来週の診察で再寛解となればこんなにうれしいループはない。ただそんなに都合よくはいかないだろう。そんなつもりでいよう。少しも油断することなく過ごす日々には変わりがない。
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入院し、初めて抗がん剤を投与し、インスタグラムでフォロワーの皆さんに告白したあの日から9ヶ月が過ぎた今日の記録でした。