毎週月曜日に車窓から見る並木。モイのおかげで紅葉が進むのを定点観測できて楽しいな。でもどんなにモイが一週間を元気に過ごしていても、病院へ向かう時の緊張感は毎回変わらない。知らぬ間に病状が急変していて、いつ突然ツラい診断がくだされるか分からないし、実際1月末にそんなこともあったので、あれが教訓になって、片時も油断しないような生活をこの10ヶ月送ってきた。
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【体重】5.66kg  今朝ウンチをしてきたのにこの体重だからけっこう増えてる。
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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  33.9(前回 26.6)
  • CRE(クレアチニン)  2.0(前回   2.1)
腎臓の値、BUNがまた基準値より上がってしまったが、CREは少しずつ下がっていて、もうちょいで基準値内。先週は半日絶食後の血液検査だったのでBUNも良好だったのかも(今朝は少しご飯を食べてからの血液検査だった)。
  • WBC(白血球総数)6100(前回 6500)
  • 分葉好中球     4744(前回 4095)
  • リンパ球      1073(前回 1950)
リンパ球は基準値より少ないが、分葉好中球がそれなりにあるし、白血球の総和も基準値内なので自宅投与用の抗がん剤クロラムブシルを3錠、いつものようにもらって帰ってきた。
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【超音波検査】今日もほぼ変らず。腎臓は左右とも綺麗で、回腸の一部は依然として少しだけ黒く、他のところより1~2mm厚かった。

【IBD(炎症性腸疾患)のこと】
あまりに長期間、腸の様子が変わらないので、ここでも何回か書いたIBDの可能性について先生に質問してみた。

疑問:IBDとリンパ腫はすごく似た症状。IBDからリンパ腫になることがある。では、リンパ腫からIBD、つまり腫瘍細胞はなくなっていて炎症だけが残ることはないのか?

先生の見解:多分それはないです。確かにIBDからリンパ腫になるケースはありますが、逆はないと思います。まずIBDだとしたら腎臓へは転移しない。それと超音波検査しても腸の構造は比較的綺麗に見える。分厚くもならないし、5層構造も見える。ただ内視鏡で細胞を採ってみると異常にリンパ球が集まっていた。これがIBDの症状です。長期間、拮抗状態が続いているモイちゃんの腸に炎症だけが残っているという可能性もなくはないですが、層構造は少しの変化とはいえ、厚くなったり薄くなったり変化していますので、多分そこに腫瘍細胞はまだあると思います。

提案:IBDの治療にステロイドが有効という記事を読んだが、モイにこのタイミングでまたステロイドを試すという考え方はないか?(1月から3月中旬までプレドニゾロンを飲んでいた)

先生の見解:また再燃して腫瘍が大きくなってきたらもう一度試すという選択肢もあると思いますが、今は拮抗状態ですので今の治療を続けるのがいいと思います。たまたまですが、今行っているクロラムブシルと免疫療法を交互にやる治療法はIBDの治療でも行われる治療です。ステロイドが効かない、あるいは効かなくなってきた時に、より炎症を抑える薬としてクロラムブシルが使われることがあります。

だそうだ。

普段はクールな先生だけれど、ひとつ質問すると、すごく丁寧にスラスラと見解を示してくれるのでとても頼もしい。

とりあえず今の拮抗状態が続いている間は今の治療を続けるということになったが、いつ拮抗状態が崩れるとも限らないので、やっぱりまだまだ油断はできない。こんなに元気なのになあ、モイ。モイが元気でいてくれる毎日、おだやかに過ごすことができる日々にいつも「ありがとう」という気持ちでいよう。

「リンパ腫は、稀にですが、根治することがあります。」という今日の先生の言葉が頭から離れない。じゃあ、その「稀に」をモイが起こせばいい。稀という言葉には偶然のようなニュアンスを感じてしまうけれど、努力すればきっと稀も、より現実に近づくと思う。だから、がんばろう。
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ウニもずっと応援してくれている。

さっき制吐剤セレニアを皮下輸液にはさんで注入したので、このあと17時40分くらいから抗がん剤クロラムブシルを3錠、モイに飲んでもらいます。がんばろうね、モイ。