年末になると毎年ぎっしりになる領収書を入れる箱が今年は半分もたまっていない。それくらい消費活動をしなかった1年。たまに近所のスーパーに妻と買い出しに行くのが唯一の娯楽だった。酒断ちも継続中。セーブした仕事もあったし、自然と減ってしまった仕事もあるだろう。ジョン・レノンの70年代後期のようなハウスハズバンドぶりと自分なりに解釈。

「猫は経費」と知り合いミュージシャンが言っていたけど、創造の源になっているのは確かで、どれだけ猫に曲を書かせてもらっているだろうとは思う。もしモイの治療費を経費にしていいんだったら今年は赤字申告だよなあ。だけどもそういうわけにもいかないだろうし。ちなみに病院の領収書の束はまだ怖くて足し算できていない。

このブログは7月24日に開設した。それはモイが寛解する一週間前というタイミング。闘病が始まった今年1月からの半年間はインスタで報告していたので、一部加筆修正をしこちらに転載した。寛解した時、インスタではものすごくたくさんのお祝いコメントをいただき、「まだまだ通過点」と分かっていながらも素直に喜んでいた。そして、8月中旬にまさかの再燃兆候。ちょうど情報発信の場を切り替えようとしていた過渡期でもあったし、動揺もあって、当時インスタではそのことをしっかり報告できずじまいになってしまった。それからというもの、モイの病変はほとんど変らず維持しているけど、再寛解することはなく今日に至る。長期戦になり溜め息が出る日がまた増えてきた。

そんな時でも熱心にここにコメントを下さるみなさんにはとても感謝しています。やっぱり自分や家族だけで悩むより、いろんな方の意見を聞くことができるというのはとてつもない財産。モイが今年を完走できそうなのは応援してくれる方々との総力戦だったからだと思う。SNS療法と名付けたいくらい。病を公にすることで迷惑をかけていることもあると思うけど、黙っているより治療への可能性は絶対に広がったと思う。

それにしても今年は本当に思いがけない年になってしまった。今まで知らなかったことを沢山勉強した。モイのリンパ腫だけでなく、ウニが夏には知覚過敏症候群になり、そしてこの年末、モイが同じような状態になっている。光に驚いてからそろそろ3日半が経つが、未だにモイは何かに怯えたままベッドの下に身を潜めている時間が長い。とくに昨日は一日中リビングにほとんど来なかった。幸い今日は少しだけウニと追いかけっこをする姿をみることが出来る。でも、またふいに普段なら気にしていなかったような例えば車の音などを怖がって寝室に隠れる。がんばってきたモイの一年の締めくくりがこれかあ。


ウニは一年間よくモイ兄ちゃんのために尽くしてくれた。マイペースな面やモイを好き過ぎることで、ひとりっ子気質だったモイのストレスになっていることも少なからずあるとは思うけれど、調子が悪くうずくまっているモイにフリースを運んであげる献身さ、ウニが明るくしていることでモイに限らず家族がどれだけ救われたことか。そしてモイが少しでも元気になると、すぐに「遊ぼうよ」とばかりに覆いかぶさってプロレスの技をしかけるウニ。モイが元気な時はそこからケンカに発展したり、追いかけっこになったりする。走ることでがんの進行を抑える可能性があるという記事を最近見つけた。ひょっとしらこれこそがモイが再寛解するための唯一の道だったりして。モイが健康になるためにはウニの存在が重要で、モイが完全にウニを受け入れた時がモイが完治する時というような気がしてならない。

なんだか取り留めのない一年の総括になってしまいましたが、来年も家族全員でがんばりますので、引き続きどうぞお付き合い下さい。一年間ありがとうございました。

モイと年を越せることへ感謝を。明日、元旦はモイが生まれて1000日目。