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昨年はほぼ毎週通院していたのでモイも随分ドライブに慣れ車窓を楽しむ余裕があったけれど、今年になって隔週になったことで、忘れてしまうのか、むしろ通院時の緊張が高まっている感じで、ご覧のようにモイはキャリーから顔を出すこともなくふてくされている。「自分は元気だからもう病院行かなくてもいいのに」と主張しているようでもある。

下痢は薬のおかげで治まり、少しテリはあるものの硬くてしっかりした便が1日半に1回くらいのペースで出ている。先生にその経過報告と便の写真を見せ相談し、薬を1日1回に減らしもうしばらく様子を見ることになった。休薬したらまたすぐ下痢になったので根が深い問題が起きているのではと懸念したが、「薬が効いているということは、言いかえればその程度の症状ということですし、リンパ腫が大腸の方に広がっているというような可能性は今のところ極めて低い」と力強い言葉をいただいた。

それから、3日前のこと、モイが長さ15cmもある特大の毛玉を吐いた。びっくりしたのでギネスに申請してみようかと定規を当てて写真を撮っていた。その写真も先生に見てもらい、毛玉除去剤ラキサトーンなど舐めさせなくていいかとお伺いをたてたが、「むしろ腸に下ろすと危険なこともあるので、自然の摂理として吐かせた方がいいでしょうね」とのことだった。

気になるのは最近モイが執拗にグルーミングしていること。調子が悪い時は毛繕いしなくなることを思えば楽観できるけれど、何かストレスでも抱えているかのように少し異常に舐めている気もする。おかげで毛並はかなりフサフサ。毛玉さえすっきり吐いてくれたらいいのだけれど。
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【体重】5.92kg
病気になって計測しだしてからは最も重い。発病前と同じくらいの重量感。いいぞいいぞ、このまま6kg超のモイも見てみたい。

【超音波検査】
やっぱり今回も大きくは変らず。腸管に見える影は2週間前より1mmほど厚くも見えたが、正常な5層構造も見え隠れしていて、トータルで言えば現状維持だろう。しかし続くなあ、この状態が。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  33.8(前回 26.8)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.2(前回   2.6)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値も行ったり来たり。クレアチニンが少し改善したかと思えば、尿素窒素はまた基準値オーバー。今日は半年ぶりくらいにSDMAの外注も頼んだので数日後には結果が出るだろう。
  • WBC(白血球総数)5700(前回 6100)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     3078(前回 3200)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2223(前回 2400)(基準値 1500~7000μl)
白血球もまた少し減ってしまった。総じて横ばい。

【免疫細胞療法】

14回目になるリンパ球の採血。鎮静下で行うため6時間ちょい食事を抜いてきた。モイを預けまたいつもの街で待機。4時間近く散策するので自分の住む街より詳しくなりかけている。今日は渋い定食屋を発見。いつも食パンを買うパン屋には昨春にみた桜海老と空豆のパンが。この街に通い出して1年が経ったんだな。

夕方モイを迎えに行くと、「採血した血を早速分離しはじめてますが、また今日はたくさん採れた印象です。」と、リンパ球療法がうまくいくといつもニッコリする先生。2週間後にどれくらい増えるか楽しみだ。

最後に先生が「この先どうしましょうかねえ。長い間、腸の病巣も安定していますし〜」と治療からの離脱のことを切り出した。2週間前にもこの話題が出たが今回は先生の方から出たというのが、なんだかとてもうれしかった。このまま通院頻度を減らしていけたら夢のようだ。
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帰路、鎮静剤が抜けきっていないのか少し瞳孔が開いているモイ。
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今日は夕方迎えに行った時の病院がすごく混んでいて1時間以上待ち時間があった。おかげで家に着く頃には暗い。
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ウニも朝の絶食に付き合ってくれて、しかも長時間のお留守番、おつかれさま。