moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ: モイ



毎日、自宅でモイへ皮下輸液をしだして一年が経った。愛猫に毎夜、来る日も来る日も注射針をさすことの重圧。責任。夜になると家中のストレスメーターが上がってくるのが分かる。それは日中どんなに楽しい日だったとしても決して逃れられない。

抗がん剤の影響で腎臓の数値が上がり出した昨春から主治医の指示に従い不定期(隔日だったり毎日だったり)で皮下輸液をはじめ、7月2日からはきっちり毎晩行ってきた。

120mlのリンゲル液を60mlシリンジ2本に吸い、そこに2日に1回は丸山ワクチンも混ぜ、そのシリンジに翼状針を着け、つまんで持ち上げた背中の皮膚に針をさし、中身をゆっくり押し込む。輸液が終われば、錠剤の飲み薬と独自にブレンドした液体サプリをシリンジで口から飲ませる。終わった後のご褒美のおやつタイプまでの一連のルーティン。いつも妻と二人がかりでやっている。

おかげでモイの腎臓の値は基準値を少し上回った辺りで微妙に上下しつつもこの1年維持している。基本的に腎臓は良くなることはないので、このまま腎機能を維持するためにはこれからも毎日輸液するのがベターだと思うけれど、この介護生活にも似た日々が例えばあと20年毎日続いたとして、果たして自分と妻はどこまでがんばれるのだろうか。せめて、ここしばらくの間だけでも2日に1回にできたらな。少しは気が楽になるのだけれど。

ご褒美のおやつがパブロフ化し、大人しく協力してくれていたモイも、最近はおやつに飽きたのか、また少し抵抗するようになってきた。全く同じルーティンでいつまでも通用するとも限らない。

世界中の猫のためにもAIM製剤に期待したい。

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……


トイレ難民生活も2ヶ月近く継続中。たまにシステムトイレや鉱物系の砂のトイレでしてくれることもあるが、まだ大も小もどこでするか分からない状態で、毎日、とくに帰宅後は家の中をクンクンとチェックして回る必要がある。幸か不幸かフローリングの床は黒い節目でいっぱいだ。悩める男、3才3ヵ月になったモイ。パパに似てしまったとこもあるのかな。

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朝、大阪北部で大きな地震。千葉、群馬から地震が続いている。これ以上、被害が拡大しませんように。「備えよ常に」。モイは今日も病院。
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【体重】6.26kg
じわじわ増えている。
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【血液検査】
今日はなし。
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【超音波検査】
エコーで見る黒い影は今日も確認できず。先生は念のため2種類のプローブで腸管を調べたが「多分、この辺ですが、分かりにくいですね」と今日も言ってくれた。ゆくゆくは「多分この辺ですけどね」さえ言えないくらい分からなくなるのだろうか。それとも回腸のちょうどカーブした辺りなので、どんなに正常でも原発巣があった場所は特定できるのだろうか。

昨夜採取した尿を預け、リンパ球を戻す間、いつもの街で4時間ほど待機。

【免疫細胞療法】
16回目の免疫細胞療法。2週間培養したリンパ球は今回3億個に増えていた。今はもうがん細胞も塊では確認できないレベルなので、この活性化させたリンパ球で見えないレベルの小さながん細胞を徹底的に掃除しているイメージ。免疫療法は副作用もないので、可能なら今後も定期的に続けたいところだけれど、ここでも何回も書いているように、採血時に鎮静剤を使うリスクと、2週間後に戻す際、数時間カテーテル点滴するストレスのリスク、都合2回通院しなくてはならない。それらを天秤にかけて今後の方針を立てたいと思っている。

夕方迎えに行った時、今日も診察室の奥からモイのそれはそれは激しい叫び声が聞こえてきた。激しすぎて「ワフンワフン」と犬のような声になっていた。キャリーケースに戻されたモイを待合室に届けてくれた看護師さんは苦笑いで「モイちゃんテープを剥がすのが嫌いみたいで…」と。これも何回も書いているが、この処置の場にも立ち会わせてくれたらきっとモイのストレスもだいぶ和らぐはずなので、免疫細胞療法をもうちょっと気軽にやる気になるのになあ。
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毎回、先生に渡している経過報告書。このメモにはないが、丸山ワクチンや皮下輸液も日々行っている。

【尿検査】
昨夜システムトイレで採取していたオシッコを持参し検査してもらった。2週間前に確認された潜血は今回まったくなく、全て基準値に戻っていた。「オスによく起こる無菌性の特発性膀胱炎だったと思います。もうこれで問題ないですよ。」と先生。ここのところ日に2回システムトイレでしてくれるようになっていたので、オシッコに関しては一件落着したのかも。

【排便問題】
問題はウンチで、この2週間まったくトイレではしてくれなくなり、家中がトイレと化している。しかもここ3回は牛革張りの椅子の上でするようになった。気づいた時はさっとペットシーツを落下地点に差し込むのでいいとしても、このままでは我が家は大変なことになるなあ。

先生もこの件は明確な原因は分からない様子。便が最近硬めであることから、ひょっとしたら排便時の違和感があるのかもということで、可溶性繊維の食事にして少しだけ便を柔らかくしてみてはと、ロイヤルカナン製のフードサンプルをもらった。
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下痢まではいかず、餅のような弾力性のある便になるということだが、最近のトイレ事情を考えるとかなりリスキーではある。家が…。でもこれでモイが気持ちよく便が出来て、またトイレでしてくれるようになる可能性があるなら試さないわけにはいかない。
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今日は街で待機しているあいだ(初めてかな?)小雨が降っていて、薄着だったので少し冷え込んでしまった。帰宅した時は疲れていてウニの写真もイマイチ。

次の通院は問題がなければ6週間後ということにした。どんどん間隔を広げている。うれしいな。6週間も家で過ごせるんだよモイ。

先ず、モイのトイレトラブルの考えられる原因を思いつくかぎり箇条書き
  • トイレが嫌い
  • トイレの砂が嫌い
  • トイレの置いてある場所が嫌い
  • 排泄時に不快感がある(膀胱炎などで)
  • 過敏症
  • ストレス
  • 何かの意思表示
  • フラジール(抗下痢剤、抗菌剤)の影響
  • リンパ腫の影響
  • 腎臓の影響
  • その他
5月になって尿の回数が1日1回と減っていたので月曜日の通院時に尿検査をしてもらった。血尿が認められたことから「膀胱炎だろう」ということにはなったが、「膀胱炎だと尿の回数が減るというより頻尿になって回数が増えるんですけどねえ」と首を傾げた先生。トイレから飛び出す異常行動についても原因不明のまま。

ここ一週間(5月31日から6月6日)の1日の尿回数は2、2、4、3、0、5、2回(0回だったのは月曜の通院日)と増えていて、しっかり出し切れない頻尿の様子も見られることから、間違いなく膀胱炎と呼べる症状になってきた。

細菌感染などの明らかな理由がない膀胱炎を総じて特発性膀胱炎と呼ぶらしいが、モイのためにもこれまでの経緯から自分に分かる範囲で原因を探っておきたい。

何らかの理由でトイレ(トイレの砂)が気に入らなくなり、オシッコを我慢していた時期が続いたことで、ここ一週間で本格的に膀胱炎になったのか、もしくは、5月上旬から軽い膀胱炎になっていてその不快感からトイレ回数が減り、ここに来て悪化してきたのか。

5月18日にはウニと同じような知覚過敏症の症状が一時的に出たモイ。背中が少しピクピクと波打ち、それを気にして仕切りにグルーミングしたり、辛抱できなくて走り出したりしていた。幸いその日以外はそれほど症状は出ないけれど、ひょっとしたらこの過敏症もトイレトラブルと何か関係があるのかもしれない。

モイが排泄後にトイレから逃げるように飛び出す行動を動画で編集してみた。


最も顕著にその様子が分かる最初の動画は6月1日22時18分にスマホで撮影したもので、2つ目以降は見守りカメラの映像を編集した。

昔からモイにもウニにもあった排泄後のトイレハイ(排泄前のことも)とは明らかに違うこの走り。ここ最近は排泄し終わる前にトイレを飛び出すので、便が床に転がるようになった。10打席連続、場外ホームラン記録中(泣)。今日などは1階のトイレでしたはずが2階のあちこちに転がっていた。なんなん?

トイレはシステムトイレを含めていつの間にか6個になった。コメントで大きさの指摘をいただき、特大の衣装ケースを試すべきか思案中だけど、60cm×40cmと比較的大きなトイレが2つあるにも関わらず小さなトイレに入ることも多いので、狭くて嫌という印象はあまり受けない。

砂も元々使っていたトフカスの後、紙、鉱物、ペットシーツ、おから、別のおから、ひのき、システムトイレ用のチップ(ユニ・チャームのやつ)などいろいろ試している。オシッコはペットシーツかシステムトイレでですることが多いようだけど、便がはっきりしない感じで、スタジオのフローリングに直接されたこともある。

トイレの置き場所もあちこち試していて、条件を変え過ぎている気もするけど、モイがポツンと佇んでいることに気づいた妻がその場所にトイレをデリバリーすると、そこでしてくれることもあるので、まだまだ試す余地はあるのかもしれない。

この騒動でウニは少し落ち着かない様子だけど、鉱物系の砂が気に入ったようでそこで排泄してくれるので、しばらくは悪いけどお兄ちゃんのために試行錯誤に付き合ってもらうしかない。

3月の下痢で見つかった悪玉菌クロストリジウム・パーフリンゲンスのために抗菌剤フラジールをずっと飲んでいる。3週間きっちり朝夜飲んで、そのあと夜のみにして2週間、隔日夜のみにして2週間半が経った。少しずつ減らしてきたが幸い下痢にはなっていない(今の状況で便が緩くなったら悲惨)。まだ便のテリはあるけれど、ひょっとしたらこのフラジールの影響で少し便秘になっている可能性もある。最近便がコロコロなので、余計に床を転げている。今日からさらに投与間隔を3日に1回、4日に1回と広げていき様子を見てみようと思う。それでトイレトラブルにも改善が見られたらラッキーだなあ。

今日は、便を場外ホームランした後、オシッコも紙袋にしてしまい、さらに餌をがっつき過ぎたのか、しばらくして咳き込んで吐き戻した。マルチ安打なモイ。前にも書いた気もするけど、「一難去ってまた一難」って本当にモイのためにある言葉だなあ。

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モイ、ひと月ぶり、68回目の通院。1ヶ月も開けたのは初めてなので、前回エコー上ほぼ問題なかったが昨夜からかなりドキドキしていた。
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このひと月、モイは元気だったけれど、トイレのトラブルがあって、実はこの2日半、便が出ていない。病院でもよおしたらどうしよう、そういうドキドキもあった。
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通院するいつもの並木道は色とりどりの紫陽花が。
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珍しくモイも往路から車窓を楽しみ「綺麗だモイ」と鳴いた。

【体重】6.16kg

【超音波検査】
いつものように腎臓は左右とも綺麗。問題は腸なのだけど、ひと月前と同様、今回も黒い影はなかなか探せない先生。真剣な眼差しでモニターを見つめること数分、「んー、ほとんど分からないですねえ。多分、この辺だと思うんですけど…(数秒の間)、いいですね(笑)」と笑顔。やったー、よしよし!なにがうれしいって、先生の笑顔が今までで一番笑っていた。それと「いいですねえ」の声もなんだか大きかった。相変わらず「寛解」とは言ってもらえなかったけれど、ひと月この状態を維持しているのはなかなかのものだと思う。

何回も書いているけれど、今年になって抗がん剤はやっていない。免疫細胞療法と丸山ワクチンとサプリは継続している。丸山ワクチンとサプリは家で出来るので、通院するのはほぼ免疫細胞療法のためだけになりつつある。この調子で維持できれば徐々にその間隔を広げていってモイももっと穏やかな暮らしが出来るようになる。うれしいな。
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というわけで16回目の免疫細胞療法の採血のためにモイを預け、いつもの街で待機。採血は鎮静下で行うので、その際いつもの血液検査も行ってもらう。それから今日は、ここのところ起きているトイレトラブルの原因究明のため、肛門から直腸の触診と尿検査も鎮静中にやってもらうことになった。その姿を絵として想像するとちょっと痛々しいけれど、むしろプライドの高いモイには眠っている間に済んだ方が低ストレスなのかもしれない。
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街で4時間待つあいだに見た紫陽花がどれもハート型に見えた件。
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【血液検査】血液検査は4月23日以来となった。
  • BUN(尿素窒素)  36.4(前回 29.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.1(前回   2.3)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値は横ばい。毎晩やっている皮下輸液120mlをせめて2日に1回にしたいのだけど、この様子ではまだ手を緩められないかなあ。
  • WBC(白血球総数)5700(前回 6400)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2300(前回 2560)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2500(前回 2368)(基準値 1500~7000μl)
  • 好酸球 700(前回 1472)(基準値 0~1500μl)
白血球もやはり低め。これがモイのデフォルトなのだろう。今は抗がん剤をやっていないので大丈夫だけど、この好中球の値ではもしものことがあった時に手が打てないのが不安ではある。

続けて聞いたのが、

【直腸検査】とくに問題なし。ポリープもないだろう。ウンチは固めですね、とのこと。

【尿検査】
血尿があるらしい。出血している。顕微鏡で見て基準値の10倍赤血球があるので、これは膀胱炎と言えるだろうと。今までこの病院では尿の様子は追跡してこなかったのでいつからこれが起きていたかは分からない。ひょっとしたらリンパ腫の病変が以前は腎臓にもあったので、その時からずっと出血が続いていた可能性もある。または、この最近何らかの理由で膀胱炎が起き、それが原因でトレイトラブルが発生しているのかもしれない。まあそう考えるのが自然だし、どちらかと言うとそうであってほしい。
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膀胱炎は細菌感染から起きる場合もあるが、オスはあまりバイ菌にはかからないらしい。もうひとつは特発性膀胱炎と言って、理由もよく分からず突然その症状が出ることもあるらしい。まとめて下部尿路疾患と呼ぶそうだ。

細菌への二次感染などがあれば白血球も上がってくるはずだが今のところそうではないので、このまましばらく様子見でよいのでは、と。だいたいの場合は2週間もすれば自然に治まってくるとのこと。
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ちょうど今日の待ち時間の間に街でシステムトイレを購入していたので、今後はもっと尿の状態をチェックするようにしよう。次回2週間後にリンパ球を戻す時にもう一度尿検査をしてもらう予定。
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なんやかんやでこの数日トイレが増え続け、現在6個に。渦中のトイレ事情はまた改めて報告します。この膀胱炎から来ているものであれば時間が解決してくれるのかな。帰宅後、鉱物砂を少しだけ入れたペットシーツのトイレで少しだけ便をしてくれたモイ。
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なかなかスッキリしない状態ではあるけれど、少なくともリンパ腫は制御できている。そのことだけでも気持ちは今日の天気のように晴れ晴れとした。エコーの様子を見た後、街で待機している時、安堵感から眠くなること甚だしい。


そんな中、インスタで【モイ速報】を投稿する時は、裁判所から巻物を持って駆け出してくる記者の気持ちでいます。今日もたくさんのコメントありがとうございます!! みなさんの笑顔がまたモイの力になると思います。いつも応援ありがとうございます!

リンパ腫闘病生活で初めて1ヶ月の通院なし期間を体験中。やっぱり猫は家の中でのんびり暮らすのが一番。モイもだいぶ落ち着いてきて、ヘソ天で寝転がったり、逆に惚れ惚れするような凛々しい佇まいで窓辺にいたり、毛並み、ピンク色の鼻や肉球、ウニとの追いかけっこ、失いかけていたものがいろいろ戻ってきた。本当にうれしい。ただ、まだまだ僕や妻が外出しようとする気配を察知するとベッドの下に隠れてしまう。この警戒心は当分治らないのかもしれない。来週の月曜日は1ヶ月ぶりの通院日。またそこでモイは「え、また病院?」となるだろう。今リンパ腫はほぼ寛解状態にあるとはいえ、再燃させないように経過観察のためにも通院が必要。少しずつその間隔を広げていけたらと思っている。焦らずじっくり確実に一歩一歩前へ進んでいきたい。



さて、前置きが長くなりました。

このひと月ほどモイの尿の回数が減っているのが気になっている。1年半前に統計を取り出してから、だいたい1日に2回か3回だった尿が、この5月くらいからは日に1回のことがほとんどになっている。ネットで調べ真っ先に懸念されるのは、膀胱炎や尿路結石。丸1日以上出ないと尿毒症になる恐れもあり、とても危険らしい。尿が出ないと腎臓にもよくないだろうからなおさら心配だ。

25日の朝トイレ以外の場所で粗相をした。それから丸一日半オシッコが出なかった。ひょっとしたらトイレの砂が気に入らないのかと思い、これまで2年近くずっと使ってきたトフカスサンド(おから系)から、試しにLIONの紙製タイプの砂に替えてみた。そしたら「待ってました」とばかりに中へ入り勢いよく排尿した。26日の夜のことだ。合わせてこの日からトイレに増設したWebカメラも使い様子を見守ることにする。

安心したのも束の間、27日の朝、トイレの前で紙の砂を気にしつつも中へ入らないモイ。急いで近所のスーパーで鉱物系の砂を買ってきて取り替えてみると、最初は興味を示したが警戒してなかなか入らない。1それから0分くらい経ってモイが居る場所にトイレをデリバリーしてみたらようやく鉱物系の砂でオシッコをした。

これまで3つあった我が家の猫トイレの砂は全てトフカスサンドで、その3つのトイレをウニとふたりでうまいこと使い分けてくれていたが、この日以降1つは鉱物系の砂にして様子をみる。まだ本調子ではなくトイレの前でためらっている様子もあるけれど日に1回は鉱物系のトイレで尿も便もするようになってきたモイ。紙製のトイレを使ったのはあの1回のみでオシッコをよっぽど我慢していたからだったのかもしれない。

思えば、モイを生後10日でもらってきた3年前、最初はティッシュで肛門あたりをチョンチョンと叩いて刺激しオシッコを出させていた。先代のマルオのトイレはずっとおからサンドだったので、モイのために用意した小さなトイレにも最初はおからサンドを入れ自分でしてくれる日を待った。が、なかなかその日は訪れない。ひょっとしてと思い、鉱物系の砂に替えてみたら間もなく初めて自力でオシッコとウンチをした。「ミー」と可愛く鳴きながら。その記念すべき最初の排泄動画!

ご存知のように鉱物系の砂はトイレに流せない。おから系や紙タイプのものであればトイレに流せる。人間の都合ではあるけれど、マルオと同じおからサンドでしてくれたらなあと思い、少しずつ鉱物系の砂におからを混ぜていき数週間かけてモイのトイレをおからへと完全にシフトさせることに成功。

ただモイが1歳くらいの頃だろうか、それまで使っていたおからサンドの製品がリニューアルし、なんだが固まりづらくなってしまったので別メーカーのトフカスサンドに替えた。それから2年くらいが経つ。たまに何かの抗議なのかストレスなのか、トイレ外で粗相をすることはあるのだけれど、とくにトイレ事情に悩まされることなくこの春まではやってこれた。

モイはウニと違い元々ウンチを砂でほとんど隠さない性格で、猫あるあるではあるけれど、砂ではなくトイレの淵などをかいている姿をよく見かけていた。この春頃からウンチをした後にトイレの淵さえもかかず、すぐにトイレを飛び出すようになっていて少し気になっていた。それが日に日にエスカレートしてきて、最近では猛ダッシュで飛び出し、逃げるように別のフロアへ走り去るようになっている。

ひょっとしたらトイレ置き場の周辺に何か臭いが溜まっているなどして、その空間が気に入らなくなっている可能性もある。それを検証するためもあって昨日30日に4つ目のトイレを購入し、元々あった一番大きいトイレ(モイがウンチの時に使っていたもの)を別のフロアに置いてみた。中身はトフカスサンド。今朝になってそこでウンチをしてくれた。やっぱりトフカスサンドやこのトイレ自体がどうしても嫌というわけではなさそうだ。ただ、そこでも勢いよくトイレから飛び出し走り去ることに変わりなく、飛び出すのが早すぎてウンチまでトイレの外に落っことしてしまった。このことからトイレ周りの場所(空間)が嫌で走り去っているということではなさそうだ。排泄後に猛ダッシュする何か別の理由がありそうだ。気になるなあ。

それから今日はこういうこともあった。今の状態で昔使っていたおからサンドにどういう反応を示すか見てみようと思い、鉱物系の砂を一旦レジ袋に出して、トイレを綺麗に消毒していたら、モイがつかつかとやって来て、何も入れていないトイレの中に入りおもむろにオシッコをしだした。プラスティックの容器には何も敷いてないので手足に少し尿を浸してしまい、それでもすっきりした様子で出ていくモイ。ひょっとしたら砂の種類がなんであれ、あのブツブツの肌触りが嫌になっているということも考えられる。
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というわけで今現在のトイレはこんな状態。手前のやつをペットシーツにしてみた。奥左は鉱物系。奥右はトフカスサンド。
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別フロアに置いた大きいトレイにはトフカスサンド。まだペットシーツのトイレではしていないけど好きになってしまったらちょっと面倒だなあ。

インスタの数日前の投稿にいただいたコメントで「トイレカフェテリア」という考えを紹介してもらった。いろんな砂を置いて気まぐれな猫が気分で選べるようにするというもの。4つあるトイレにそれぞれ別の砂を入れてしばらく様子を見るというのもあるかもしれない。あとは、まだ試したことがないシステムトイレも試すべきか。

とにかく、もし排泄を我慢しているのだとしたら、少しでも早く原因を究明してストレスを解消してあげたい。少し悪くなりかけている腎臓との因果関係も気になる。

犬猫の泌尿器系に詳しい方がいましたら是非ここかインスタなどにコメントをいただけたらうれしいです。

冒頭の動画は、昨年の今頃、仲良く連れション(ウン)するモイとウニ。数あるモイウニ動画でいっちゃん好きなやつ(自粛してインスタには未投稿)!!
(追記:ちなみにこの時モイが入っている左のトイレは今はなく、別の階の写真に写っているもっと大きいトイレに買い換えた。)

追記:先ほど23時半頃、またトイレの前で悩んでいたのでペットシーツを敷いているトイレをデリバリーしたらそこでオシッコをした。うーん、ペットシーツでしかしなくなったら片付けが手間ではあるけれど、モイの健康には代えられないからなあ。


5月22日で腎臓の部分寛解から1年になる。腎臓がエコー上で綺麗な状態になってから1年間、これを維持しているモイ。

【部分寛解までの経緯】
昨年の1月、モイのリンパ腫に最初に気づいた時、腸と腎臓に大きな黒い影があった。腸か腎臓、どちらかに原発巣があって転移したと考えられたので、がんの進行状況としてはステージ2だったことになる。「腸から腎臓に転移したものだと思いますが、もし腎臓型のリンパ腫だとしたら、この先、脳に転移する恐れもある」と近医の先生に言われ、とても不安になったのを覚えている。

その後、抗がん剤が効かず、がんが一番大きくなった3月上旬、腎臓の黒い影は一辺2cm~3cm、厚さも1.5cmほどになって、片方の腎臓に2,3個でき、それがつながって大きな塊になり腎臓をほぼ覆うほどだった。腸の黒い影はもっと大きくエコー上の定規が5cmを越えたこともある。

それが3月中旬から復調しだし、約2ヶ月後の5月22日のエコーで腎臓の影は左右とも全く確認できなくなった。これがいわゆる部分寛解。腸の方は、7月末に一旦なくなり、その後すぐ再確認され、つい最近までずっと小さな影が残っていた。

インスタで腎臓の部分寛解を速報した記事(すごくたくさんコメントをいただきました)と、
ちょうど1年前のブログ

【漫画化の続編】
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コンビニコミックス『ねこぱんち』No.141春巻猫号に掲載の「木彫り猫の息吹~はしもとみお彫刻日誌~」で先月号に続き我が家の猫との暮らしを漫画化してもらいました。ウニが我が家に来て、モイがリンパ腫になるまでの激動の1年間が描かれています。もちろん今回も赤裸々な実話。
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「治療しなければ半年…持ってくれるかどうか」
ただこの先生のセリフだけは事実とは少し違います。

ネーム(漫画の下書き状態)の段階では、このコマのセリフは「治療すればよくなります。がんばりましょう。」となっていて、そこには、同じように闘病している猫と飼い主の方にも諦めないでほしいという編集の方の思いもあったようです。

ただ、実際には先生は決して希望的なことは言わず、リンパ腫の種類や予後が書かれた紙資料を僕らに渡し「半年を目標に治療して行きましょう」と言った。最初その意味がよく分からず「半年を目標に治療とは?」と聞き返した。「抗がん剤のプロトコールが半年でワンサイクルなので、先ずはそれをやりきるところまで…」というような説明だったと思うけれど、帰宅して紙資料を読んだりネットで調べると、低分化型のリンパ腫の予後はおおよそ「無治療で2週間から10週間、治療が奏効しても半年から1年」と決して明るくないということが判り、そうか、だから先生も歯切れが悪かったんだなあと思った。悲観も楽観もせずただ現実と向き合う、それが医者だし、がんの闘病とはそういうものなんだなあと覚悟をした。

この漫画上では1コマで簡潔に表現しなくてはいけないので、「一緒にいられる時間が限られるかもしれない」と思ったことだけは折り込んでもらおうと、いろいろ相談した結果、このようなセリフになった。

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元になった妻のインスタ動画はこちら
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この我が家の物語、ありがたいことに来月号にも続き、三部作になっています。我が家の猫との暮らしが漫画で超大作になって、今まで俯瞰してみる余裕のなかった闘病生活にもなんだか一区切りがついたような気分です。是非、コンビニで「ねこぱんち」見つけてみて下さい。Amazonでも扱っているようです。そしていつかコミック本化されるとさらにうれしいなあ。
 

2週間培養したリンパ球を戻すために67回目の通院。
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【下痢について】
発見された悪玉菌クロストリジウム・パーフリンゲンスのため抗生剤フラジールをきっちり3週間朝夜飲ませ、その後ここ3日は夜のみにしているが、便の状態は波はありつつもまずまずといったところ。先生にそのことを報告し、ウンチ写真を見てもらった結果、もうしばらく薬を続けてみることに。

【食欲について】
ここでは報告しそびれていたが、ミルタザピン(商品名レメロン)という新しい食欲増進剤を勧められて4月からモイの食欲が落ちている時に4回飲ませてみた。この薬の効きがよくて投薬して20分後にはガツガツ食べだし、その後3日くらいは普段の1.5倍から2倍近く食べてくれる。当然便もたくさん出る。少し怖いのは、もともとが抗うつ剤なので、薬が効いているあいだ「ニャーニャー」と鳴くことが増え、水をいつもよりよく飲むようになったり、少し興奮状態になっているようだ。4日くらい経って薬が切れるからか、たまたまそういうタイミングで毛玉を吐いて気持ち悪くなったからかは分からないが、食事の摂取量にすごく波があったこの1ヶ月。食欲には波があるが体重自体は少しずつ増えてきているので、日々の摂取カロリーにとらわれ過ぎない方がいいでしょうと先生にアドバイスをいただいた。
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今日は血液検査はなしでエコーだけ診てもらう。
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【超音波検査】
いつものように左腎臓から見ていく。次に右腎臓。どちらもこの1年ほど変わりなく綺麗であることを確認するまでに要す時間は約1分半。(腎臓の黒い影がなくなり「部分寛解」と言われたのは昨年5月22日のこと)。それから下腹の回腸の上辺りにプローブが置かれ、先生がモニター画面とにらめっこすること約4分。いつもより長い。沈黙が続いたあと、

先生「今日はよく判りませんねえ」
近藤「おー!」
先生「ちょっと待って下さい、プローブ替えますので、」
近藤「寛解ですか?!」
先生「(苦笑)ちょ、ちょっと待って下さいね」
プローブを替え、また2分半くらい調べる。
先生「多分この辺だと思うんですけど、判らないですね今回。今までで一番判りにくいんじゃないかなという気がします」
近藤「おー、やったー!」
さらに1分後
先生「んー、そうですね、(笑)いい感じなんじゃないかなと思います」
と言ってプローブを元の位置へ戻す。

今までで一番良いということは、昨年7月末に一度完全寛解した時よりも良いととれるので、これは再寛解と言ってもいいレベルじゃないか! !

ちなみに「完全寛解」と言っても、埼玉動物医療センターの解説によれば「詳細な検査を行っても病変が検出できない状態」「がん細胞が1g以下の状態(1g=約10億個)」とある。つまりエコー画面上で確認できなくても、まだまだがん細胞が残っている可能性は多いにあるということ。

昨年7月末、モイの黒い影が一旦エコー上で見えなくなって、喜んだのも束の間、2週間後にはまた確認されてしまったのは、そういう理由も要因にあったのかもしれない。あの時は先生に無理矢理「完全寛解」と言ってもらったような節もあり、 それもあってか、今回は先生から直接「寛解」の言葉は出なかったけれど、でも普段クールな先生がニヤリとしてくれる、その笑顔だけでも十分に嬉しい。

もちろん、今回も決して安心できないし、引き続き通院し経過観察は続けるけれど、ひとまずよかった。 とりあえず「再寛解乾杯!」と小さく家族で盃を交わすくらいはやってもいいかな?

【免疫細胞療法】
夕方、病院にモイを迎えに行くと奥の処置室から「ウギャー」とこれまでで一番大きなモイの鳴き声が聞こえてきた。いつもそうだけど、今日はとくに元気すぎて、リンパ球を体内に戻したカテーテルを抜き、止血するのが困難だったようで、モイの右手から血がにじんでいた。まだ若いからマルチンみたいにショック死はしないと思うけど、とてもハラハラする。

そして今回のリンパ球はなんと5億個弱に増えていた!過去15回で最も増えた!そして15回のトータルが36億個超え。ブルゾン超え。
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次の通院は4週間後ということにした。モイの手が可愛い。
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ウニもお留守番ありがとう。

インスタにも既にたくさんのコメントが。いつもみなさん、応援ありがとうございます! 

 

3週間ぶりの通院。リンパ腫の闘病をはじめて3週間も病院へ行かなかったことは今までなかったので、久しぶりに味わうこの緊張感。この3週間のあいだも僕らが外出しようと着替えたりする時はベッドの下に隠れていたモイ。今朝もやはり気配を察知して身を潜めていた。ただベッドを横にずらしても身動きはせず、じっと丸くなっている。抱きかかえると少し震えてこわばっているモイが愛おしい。モイもがんばらなくちゃいけないことは分かっているんだと思う。キャリーケースに入れる時はいつも抵抗せずにすんなり入ってくれる。とってもいい子だ。今日は往路ではほとんどキャリーから顔を出さなかった。
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今日は通算15回目になる免疫細胞療法のための採血日。モイを預けて鎮静下でリンパ球を採るので半日だけ絶食してきた。
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今朝、自分のご飯もないことに不服そうなウニ嬢

血液検査は採血の時についでにやってもらうことにして、先ずはいつものようにエコーから。

【超音波検査】

腎臓は相変わらず左右とも綺麗。そして原発巣と思しきいつもの腸にプローブをあてる先生。モノクロのエコー画像は見慣れないとなんだかよく分からないものだけれど、毎回立ち会わせてもらっているので、モニターを見ただけでもうだいぶ様子が見て取れるようになってきた。そして今日はいつもと腸の見た目が違いそうだというこがすぐに分かった。「多分この辺ですけどねえ…、分かりにくくなってますね」と先生。いつもある少しだけ分厚くなった黒い影がすぐに見つからず、腸管をゆっくり辿っていってもどこまでも綺麗な5層構造に映っている。そのまましばらく探して、画面を拡大し、わずかに層構造が乱れているところを画面上の定規で測る先生。2.9mm。厚みだけで言えば正常範囲内だ。プローブを置きながら、少しためた後に「いい感じですね」とニヤリとする先生。やった。今年になって1度も抗がん剤治療は行っていないが、病巣は維持したまま、それどころか、ここ2回ほどは少しずつ小さくなっているようだ。再寛解したと言うにはまだ早いけれど、がんはほぼ征圧できているのかもしれない。モイを預けて病院の玄関を出た瞬間、妻とふたりで小さくガッツポーズをした。

いつもの街で4時間ほど待って、夕方モイを迎えに行く。
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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.4(前回 29.5)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.3(前回   2.2)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値は横ばい。少しだけクレアチニンが上がっているのが気になる。「毎日輸液をしてもらっているので今はとくに別の手を打つことはないと思いますが、最近、製薬会社に勧められるサプリで乳酸菌の力で腎臓の老廃物をおさえる製品が出たので、いずれ試してみるのもあるかもしれません」と先生。多分「アゾディル」のことだろう。食欲も出ることがあるし、もし腸内環境も整うのなら一石三鳥。ただカプセルで1日2回飲ませる必要があるそうなので、もうちょっと様子を見てからにしよう。
  • WBC(白血球総数)6400(前回 4700)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2560(前回 2700)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2368(前回 1700)(基準値 1500~7000μl)
  • 好酸球 1472(前回 200)(基準値 0~1500μl)
白血球もやはり劇的には増えておらず、抗がん剤クロラムブシルの影響がここまで残っているとは考えづらいので、モイのベースラインがやはりこの辺りなのかもという見解に。帰宅後に改めて血液検査結果の表を見てみたら、白血球の中の好酸球が今までになく多かったのに気づいた。基準値内ではあるし先生からとくに言及もなかったからとくに心配することはないのかもしれないが、一応ここにメモだけしておこう。

【下痢について】
抗生剤フラジールを2週間きっちり朝夜飲ませてみた(1回だけ朝忘れた)。下痢にこそなってないが、便はかなりテリテリしていて粘膜が付着していることも多い。その1度だけ飲ませ忘れた後の便は少し軟らかくなっていた。この様子だと薬を止めたらまた下痢をしそうな気配もある。2週間分の便の写真を見てもらいながら、そう先生に説明し相談した結果、もう一週間フラジールを続けて、その後も急に止めるのではなく様子を見ながら徐々に減らしていくようにしてみることに。クロストリジウムに有効な「タイロシン」という別の抗生剤を試してみることも薦められたが、これももうちょっと様子を見て考えようと思う。モイは過去の経験からβラクタム系の抗生剤で激しい嘔吐を起こす可能性がある。タイロシンはそうではないけれど、新しい薬を試すことにはいつでも慎重でいたい。
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SNSを通していろんな動物の命に接する日々。大往生する猫もいれば、FIPで1歳で亡くなる猫、生まれてすぐに燃え尽きる命、行方不明のままの命、帰ってくる命、モイと同じようにがんと闘う命…。生きていることは簡単なことではない。モイの1111日も毎日が奇跡なんだと改めて思う。すべての尊い命に祈りを。



モイとの出会いを回想する季節がやってきた。昨年は闘病でそれどころではなかったけれど、折りに触れモイが保護猫出身であることは触れてきたので、その経緯をご存知の方も多いだろう。

3年前、2015年4月15日に山梨県山梨市の万力公園で課外活動中の中学生が段ボールに入れられ放置されていた3匹の子猫を発見した。生後間もなかったので長時間そこに居たとは考えづらく、その日の早朝か未明に誰かが置き去りにしたのだろう。担任の先生が保護し、翌16日、知り合いのOさん宅で預かってもらうことに。翌日17日にはOさんが早速「里親募集サイト」に3兄弟を掲載。毎日のように里親サイトをチェックしていたうちの妻がほぼリアルタイムにその投稿に気付く。すぐに僕と電話で相談し、里親を申し出た。そして、その翌日18日には山梨のOさん宅に出向いて1匹だけ残っていた子猫を家族として迎え入れることに。まだ目も開いたばかりでOさんの推測から生後10日ほどだろうということで、4月8日生まれということにしたら、なんと先代のマルオと同じ誕生日だった。不安も多かったが当日のうちに車で東京の家に連れて帰った。その子猫に「モイ」と名付けたのは、翌19日、病院へ検診に連れて行った時だ。
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そんなモイとの出会いが、タイムリーなことに3年経った今日、漫画になって発売された。コンビニコミックス『ねこぱんち』No.140 旅猫号に掲載の「木彫り猫の息吹~はしもとみお彫刻日誌~」で我が家のエピソードを取り上げていただいたのだ。漫画化にあたっては編集の長島さんにものすごく丁寧に取材していただいた。物語はノンフィクションそのもの。会話の内容、かぶっている帽子、家の間取りなど、細かいところまで、まるで一緒に生活していたんじゃないかというくらいにリサーチされている。自分の身の周りに起こったことがそのまんま漫画になる、なんだか不思議な体験。是非、コンビニエンスストアの漫画本コーナーで手にとっていただけたらと思います。
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元になったであろう写真

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今日は月曜日ですが、初めて3週間通院なしの最中なので家でのんびり過ごしているモイ。だけど、さっき毛玉を吐いてちょっと疲れちゃったのか今は冷蔵庫の上で寝ている。 この一週間フラジールを朝夜1/2Tずつ飲ませているけど、昨日、今日と便が軟らかくなってきたのがちょっと気になる。

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昨日で3歳になったモイ。1歳9ヶ月でリンパ腫が発覚した当初は、2歳を迎えられるかさえ正直分からなけったけれど、あれから1年3ヶ月、モイはまだまだがんばっています。「三つ子の魂百まで」は、なんだか猫にも当てはまるような気がする。やっとこれから落ち着いた大人になっていくモイ。穏やかな生活が送れるといいなあ。そしてこれからもがんばろう!
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4月8日になってすぐのモイ

先週モイの便を持って行き外注でお願いしていた「下痢パネル」という遺伝子検査の結果が出ていたので、今日病院へ聞きに行った。
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猫コロナウィルス( FCoV)とClostridium perfringens(クロストリジウム・パーフリンゲンス)α toxinの2つが陽性だった。

コロナウィスルキャリアである猫は多いのだそうだ。実はウニもそう(初めて書くかもしれないけれど、生後半年頃にFIPが疑われて遺伝子検査をしたことがある。これについてはいずれまた)。FIPはコロナウィルスの突然変異で起こるため、とても怖いのだけれど、だいたいの場合は発症することはないので、コロナウィルスのキャリアであること自体は特に気にすることはない。よっぽど子猫であればこれが下痢の原因である可能性もあるが、3歳になったモイがコロナウィルスから下痢をしている可能性は低いでしょう、と先生。

問題は、クロストリジウム・パーフリンゲンスで、これは悪玉菌の一種のようなものらしく、この菌があっても普通に暮らしている猫もいるらしいが、下痢している猫からこの菌が検出されたとしたら、下痢の原因がこの菌であると考えてほぼ間違いないだろうとのこと。つまりモイの今の下痢の主犯格というわけ。この菌が増えると毒素を出すのだそうだ。
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この一週間ほどモイはデルクリアだけを飲んでいた。2日に1錠で足りるかなと思ったけど、やっぱり便が少し軟らかくなるので、1日半に1錠、1日に1錠と徐々に投薬間隔を狭くせざるをえず、それでも今は少し軟らかい便が出てしまう。

そのことを先生に話したら、クロストリジウムが検出されたので、これからは抗菌剤でもあるフラジールで対処していった方がいいでしょうと。ただ、残念ながら完全に菌がいなくなるのは難しいそうだ。これまでのように途中で休薬せずに、2週間きっちり朝晩投薬して菌を抑え込んで、うまくいけばその後休薬しても大丈夫になる猫もいるが、だいたいの場合は薬は飲み続けることになるでしょうと。

あとは、菌が増えにくい腸内環境を作るために高繊維食を摂る方法もあるが、モイの場合は今は腎臓ケアを優先した食事をした方がいいだろうと。

ふむふむふむ、そうかあ…

がん、腎臓、クロストリジウムと3つも不治なものを抱えてしまったモイ。
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でも、リンパ腫だって中央生存日数を越えて再燃することなく維持できているし、腎臓の値も基準値を少し越えているくらいだし、その悪玉菌だって、これから腸内環境を整えていく努力を重ねていけば、下痢せず共存していける無症状キャリアになるに違いない。
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生後一週間そこらで捨てられて母猫の免疫を十分に授かっていないモイだけれど、ちゃんとこうして元気に3歳になったモイ。これからも絶対負けないよ。猫が育てたか人間が育てたかが問題ではない。愛情の深さこそが命をつなぐということを証明してみせたい。

インスタにたくさんの誕生日お祝いコメントありがとうございます。皆さんの応援のおかげで家族もがんばることが出来ています。

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