moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ: モイ

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『猫が30歳まで生きる日』宮崎徹


ヒトや動物の体内に蓄積してしまう老廃物を掃除し心中するタンパク質AIMを発見した宮崎徹先生の著書。数々の偶然、巡り合わせや研究環境に恵まれたおかげと謙遜されるが、並々ならぬ努力があったことは疑いようもなく、先ずはその偉大な発見に感謝したい。ありがとう先生。読んでいて猫神様が起こした本当の奇跡か?と感じた出来事をネタバレになるが引用させてもらいたい。

2010年の研究でネコの体内からはAIMが検出されづらいことに気づいていた先生だが、元々はヒトのための研究であったため「そうなんだ」くらいにしか思っていなかったそうだ(おい!)。その3年後、都内で行った生活習慣病とAIMをテーマにした講演の最後の方で、ふと思い出し「ネコにはAIMがないようだ」と軽く触れたら、たまたま講演を聞きに来ていた獣医師の方が「ネコの腎臓病の治療は獣医師界の最大の課題です」と講演後に話しかけて来たそうで、そこで初めて宮崎先生は、愛猫家なら誰でも知っている、猫は老いるとほぼ腎臓病になるという事実を知ったのだそう(面白いなあ)。それをきっかけにネコのためのAIM創薬化へのブレークスルーにつながったと言えるのだろう。

ネコ科の動物はAIM(戦闘機)を持ってはいるが他の動物と違いIgM(空母)からスクランブル発進させる機能が低いためにAIMをうまく活用できず、たまった老廃物から炎症が起き腎不全になりやすいのだそう。本の中で、腎不全末期で寝たきりの猫がAIMの投与で元気に立ち上がれるほどに回復する映像へのリンクがQRコード付きで紹介してある。猫を看取ったことのある誰もが夢見たシーンがそこに映っていた。コロナ禍で治験が足踏みしてしまいAIMが薬として承認されるまでにはもうひとふんばりのようだけれど、AIMを冠にしたフードやサプリは既に販売されている。これはAIMを直接摂るというよりは、元々体内にあるAIMを活性化させ空母から発進させる効果のある成分(ドリアンから発見したそうだ)を配合したものなのかな。

一刻も早く一般家庭に暮らす猫にも恩恵がありますように。AIMはヒトの肥満やアルツハイマーなどにも効果があるらしいのでより一層期待は高まるばかり。宮崎先生と投資家の皆さま、どうか何卒よろしくお願いします。応援してます。

<インスタ投稿から転載しました> 

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6年前の2017年1月12日に血便をしたモイを青ざめた顔で病院へ連れて行った時から数えて今日で100回目の通院ドライブ。
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100回と言ってもそのうち半分以上は2017年に集中していて、昨年2022年は5回の通院で済んでいる。季節ごとの定期検診と、尿石症、膵炎での通院が一回ずつ。リンパ腫闘病の節目。
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本当は100回記念の通院はモイがすこぶる元気な時に定期検診で訪れ、先生に「通院よくがんばりましたね。もう完治と言っていいでしょう!」なんて言われたいなと夢みていたけれど、現実はそう清々しいものではなかった。
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2日ほど前からまたモイが何度も吐くようになり、調子悪そうに香箱を組んでいる(SNSでお手手ないないが人気のようだけど、モイにとっては必ずしも健やかなポーズとは言えないのでちょっと複雑)。効きのいいプリンペラン錠を飲ませるとしばらくは落ち着いて元気になるが、また数時間すると気持ち悪くなるようでうずくまりだし、また吐く。これはまた膵炎が再燃してるっぽいなと思い、主治医は休みだったが急遽予約をとり病院へ連れて行った。
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これが100回目の通院の現実。
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以前一度だけ診てもらったことがある若い医師に事情を説明。血液検査やエコーはせず、問診、触診、体重、体温測定だけだったけど、過去の経緯から「膵炎でしょうね」という事で、対処療法として、セレニア、ファモチジン、プリンペランをブレンドした制吐剤を皮下輸液の途中に挟み背中から注入してもらった。
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いつもこれでだいたいは落ち着いてくれる。2020年6月に膵リパーゼ値が爆上がりし膵炎と言われた時以来、数ヶ月に一度こうやってプチ膵炎をぶり返しているモイ。主治医が言っていたように膵臓の周りで火種がくすぶっていて、そこに時折風が吹き燃え上がっているかのように。これが数ヶ月に一度でしかも制吐剤で治まっているので今のところまだいい方だけど、頻繁かつ重症化してくるようだとステロイドを使うなどしてもう少し踏み込んだ治療をしなくちゃいけなくなるんだろうな。日々気をつけておく対策もこれと言ってないようだから、注意深く見守るしかないのが現状だ。
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【この記事は約ひと月遅れの2月末に書いています。】

通院の翌日、2月2日から島根県の出雲大社へモイのお礼参りで一泊の旅をする予定になっていて、モイの容態がよくならないようだったらドタキャンするつもりでいたのだけど、幸いにもいつものように持ち直してくれたので、島根旅を決行したのでした。
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シッターさんにはいつも以上にモイが気持ち悪そうにしていないか注視してもらうようお願いした。本来、お礼参りの旅はモイが健康でいてくれてこそできるもので、家を空けることでまたモイが体調を崩したら本末転倒。マーフィーの法則だとは思うけど、モイはこれまでにも家族が出かけるタイミングを見計らったかのように調子を崩すことが何度かあった。寂しいから仮病を使って家族を引き止めている甘えん坊ともとれて可愛いんだけど、いつも元気なウニと違ってほんと世話が焼けるのです。お礼参りは残すところ5ヶ所。どこも地方なので出かけている間にモイが健やかにお留守番していてくれるようになったらいいな。
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出雲大社に返納したお守り。ありがとうございました。

12月2日に行ったモイの血液検査の結果が今日郵送されてきた。たくさんある検査項目の内、基準値より高値なのは尿素窒素と膵リパーゼ、低値なのは血小板数。総じて軽度なので問題のない範囲とのこと。

血小板数が少ないのはモイのデフォルトのようで、先生からのコメントもとくにないので、もはやあまり気にしていない。
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腎不全マーカーは半年前に16と基準値オーバーしていて心配だったけど、今回は10と下がったので、尿素窒素は今回やや高いものの、腎臓が徐々に悪くなっているってことはなさそうで、揺らぎの範囲なんだろうか。
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膵臓の酵素であるリパーゼは半年前が32、今回34と、どちらも少しだけ基準値をオーバーしてるので慢性膵炎がじわじわ、ゆっくりと進行している(リンパ球が膵臓の周りにたむろし始めている?)のかもしれないけれど、2年半前に膵炎と診断された時の105という高値に比べれば、まだ微々たるものなので、これからも悪化させないように注意したいところ。と言ってもこれといった日常の対策が今のところない(悪化した場合はステロイドなどを使うようだ)のがもどかしいけど、7歳のモイが20歳くらいまでうんと長生きできるように、丁寧に愛情深く見守っていきたい。

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モイ、リンパ腫発覚から数えて99回目の通院ドライブ。尿石症の経過を診てもらうために、(運良く今朝7時に採取できた)尿を持参し約3週間ぶりの通院。しばらく検査を待って診察室に呼ばれる。メモを渡され「表記上はストラバイト、ゼロになってますが、ちょろっとだけあります。でもすごく減ってますし、今の食生活を続ければ大丈夫でしょう。他の数値もとくに問題はありません。」と先生。ひとまずひと安心。
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この3週間、療養食としてドライフードはヒルズ尿ケアC/D、ベッツソリューション尿中ストルバイトサポート、ウェットはロイヤルカナンユリナリーS/Oライトを食べたモイ。ただそれだけだと便秘ぎみになることもあったので以前から食べているロイヤルカナン消化器サポートも食べさせたし、多頭暮らしゆえにウニの主食にしているブリスミックスチキン味も食べることもある。また結石が貯まらないようにこれらの食事のバランスを注意深く調整していく必要がある。たくさんの猫と暮らしている皆さんはどうやって食事管理しているのか、気になるなあ。
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前回の通院時に腹部エコーを診てもらったので、今日は血液検査用の採血をしてもらった。いつも首から採血してもらうのだけど、7.1kgとちょっと太ったモイの首元は右も左もなかなか血管を探せないようで、今日は右足首からの採血。足の方がちょっと痛いのかな、注射針が刺さっているあいだ「ウ〜ウ〜」と唸り声をあげるモイ。結果は後日郵送してもらうことに。腎数値など悪くなってませんように。
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今朝も半日絶食に付き合ってくれたウニ。帰宅後のキャリーチェックも怠らない。

 

11月1日の昼過ぎ、妻がモイのトイレに行く回数が増えていることに気づく。catlogのデータを見ると、昨日までは普通に日に2回ほどだったのが、この日は11時台だけで3度もトイレに行ってる。元気や食欲はある。「これは膀胱炎か何かになったかも」とその後も行動を注視する。興奮気味なのか玄関にスプレー。そして13時過ぎに血尿が出る。病院に電話し主治医は休みだったが、夕方に診てもらうことに。明らかに頻尿になっていてその後も何度もトイレに行く。黄色い時もあるが、潜血まじりの赤褐色の尿が増える。いくつかを容器に取り病院へ持参。
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尿検査の結果、大量のストラバイト結石と少量の桿菌(かんきん)が検出される。ストラバイトの兆候は以前から指摘されていたので尿路疾患用のフードを与えてはいたけれど、それだけではしっかり食べてくれないことも多いので、消化器サポート(便の状態をよくする目的)や普通のフードも混ぜてあげていた。ただそれでは改善が見込めないだろうということで、これからは尿路疾患用のフードのみを食べさせる必要があるとのこと。

細菌も少しいるので抗生剤を処方してもらう。β-ラクタム系はモイの体質に合わない(以前泡をふいた)ことを伝え、ビクタス20という抗生剤を10日分。
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翌2日、自分が新型コロナウイルス感染症を発症。自宅内隔離生活がはじまる。
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モイも頻尿で万全ではないはずだけど、ずっとそばで添い寝してくれる。ヒトからネコへのコロナ感染例もゼロではないので、触ったり顔を近づけたりしないように注意した。

モイの潜血混じりの頻尿は11月4日まで続いたそうだ。5日から潜血も少しずつ減り尿の回数が通常モードになったようだ。自分の高熱は5日まで続いた。その間、孤軍奮闘でがんばってくれた妻。
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11月11日、やっと簡易抗原検査も陰性に。隔離部屋を出てリビングに来たのは9日ぶり。
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11月12日 久しぶりの外出はモイの通院。今朝採った尿を持参。
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尿路疾患用フードをいくつか買ってそれのみを食べさせる努力を妻がしてくれたおかげで、だいぶ減ってはいるもののまだストラバイトが検出されたのでまた3週間後に再検査することに。昨日飲みきった抗生剤はいったん終了。
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主治医に診てもらえたのでエコーでいつもの腎臓、腸管まわりもチェックしてもらう。とくに問題はなさそう。
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それにしても猫は気づかないうちに体調を悪くしていることが多いので注意が必要だ。今回のように頻尿になるのも突然だとあたふたしてしまう。まだ少しでもオシッコが出ているからいいようなものの、まったく尿が出ない状態が24時間続くと命に関わってくるようだ。
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今回catlogは頻尿になった翌日に赤い警告で知らせてくれた。これだけでもとても助かるけれど、できればもっと早く教えてほしい。アップデートに期待したい。
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コロナで一週間寝込んだおかげで体重が3.5kg落ちた。体脂肪はほぼ横ばいだから筋肉だけが落ちた。モイも今回200gほど体重が落ちた。どこまでもリンクする親子よ。


 

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がんは再発することも多いので症状が改善し検査で確認できなくなっても医師は「治った」とは言わず「寛解」という言葉を使う。猫の悪性リンパ腫は寛解期間が約5年続けば、そこで初めて「治癒」「完治」と言えるだろう、というのが5年前にいろいろ聞いたり調べた際のおおまかな定説だった。あくまで目安ではあるけれど、それくらい長期に渡り症状がなければ治ったと言えそうだ。そして今日で丸5年が経った。モイの体内をエコーで見てもどこにも黒い影が確認できなくなったあの日(2017年7月31日)から。
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動画に撮らせてもらった5年前の今日の超音波検査の様子を改めて見てみると、

先生「んー、ここにあったんですが、分からないですね」
近藤「え、寛解ですか!」
先生「そうですね、病原部位は確認できないので、そういう判断でいいと思います」
近藤「やった!」
先生「ただ、まだここに至ったばかりなので、わーいとはいきませんけど、かなり順調だと思います」

という会話をしている。実際この2週間後の検査でまた少しだけ異変が確認され、またその小さい影が再寛解したのはそこから9ヶ月先の2018年の5月7日だった。切羽詰まった感じはなかったけれど、むしろこの期間がモヤモヤと長かったなあ。
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だからモイに本当に完治という言葉を使えるとしたらそれは来年の5月にはなってしまうかもしれないけれど、今日は今日であのうれしかった日の記憶を振り返り、素直に喜んでおきたい。
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なにはともあれ、モイは今とても健やかに暮らしている。この夏は例年に比べ吐く回数も少ない。毛並みもいい。顔まわりの毛が伸びた。定期検診でSDMA値だけ少し高くなっていたので、腎臓用のサプリ、アゾディルだけ復活してたまに飲ませている。体重は安定の6.9kg



 

2週間前に受けたウニの定期検診の結果を聞きに病院へ。レントゲン、エコー検査、SDMA含む血液検査、尿検査、便検査、すべて問題なし。よかったー。
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昨年も指摘された、うっすら歯石がついていて軽度の歯肉炎になっている、というのが唯一気がかりな点。今すぐなんとかしなくてはいけないというレベルではないようだけど、歯石取りは全身麻酔がマストになるので、若く麻酔に耐えられる健康体の内に処置してもらった方がリスクが少ないということもあり、悩みどころ。

ちなみになぜ全身麻酔が必要になるかというと、もちろん動かないようにということと、歯石を砕いた際に大量に出る水を誤嚥しないようにチューブを通しておくためらしい。誤嚥してしまったら肺炎になりかねないので大変だもんね。

猫用の歯みがきグッズはたくさん売っているが、家での歯みがきはなかなか難しく、ほぼ諦めていたのだけど、根気強くトライしてみるべきかな。ドライフードにふりかけているフローラケアのサプリは無臭みたいで、幸いウニもモイも気にしていないようなので、もっと頻繁にかけるようにしようかな。

誕生月を少し過ぎてしまったけれどウニ1年半ぶりのペットドック(バースデー割してくれた!)と、三種混合ワクチン接種へ。疲れがでないように2日に分けた年もあったけど、外出のストレスを考えると一回の通院で両方済ませた方が吉というのが我が家の考え。
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朝の絶食時、食器があるべき位置に座り込みお決まりの抗議。モイは嫌な予感を察知してベッドの下に隠れたが、今日キャリーバッグに入れられるのはウニでした。抱っこした時にいつも小刻みに震えるウニだけれど、バッグには意外とすんなり入ってくれる。先代マルチンはバッグに入れるのがほんと大変だったなあ。
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車中では顔を上げずに引きこもるウニ。通院に慣れてドライブを楽しむようになったモイとのコントラストよ。
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今回は午前中に病院に預け夕方に迎えに行くまで6時間近く離れることに。モイが毎週のように通院していた頃は当たり前のことだったけれど、ここ2年半はそれもなくなったので、この預けている間のなんとも言えない不安感と何かが足りなくなった感覚が懐かしい。
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先代マルチンの晩年、ひと月に一回、定期検診で病院に預けていた。当時の家からはまあまあ近い病院だったけれど、それでも何かあった時のためにと、より病院に近い場所でいつも待機していた。2014年の8月も近くのファミレスで待っていた。そこに病院から電話があり、まだオーダーした食べ物が運ばれてきたばかりだったので、「やけに早いな」と電話に出た。すると電話の向こうから緊迫した声で、「マルオくんが、、すぐに来て下さい!」と看護師の声が。すぐに駆けつけたがマルオは心臓マッサージや何本もの注射を打たれていて、程なく息を引き取った。突然の別れだった。その日に限って通院時にマルチンの写真を撮っていなかった。
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これらの写真はそのひと月前、7月の通院時のマルチン。
ファミレスは何も悪くないけれどそれ以来そのチェーン店にはどうしても行くことができない。

そんな経験があるので、6歳でまだ病気知らずのウニだけれど、預ける際はやっぱり胸がキューンとなる。写真も撮りまくる。
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モイと一緒でいま通っている病院は車で30分くらいかかる少し遠い場所にある。だから待ち時間が6時間だろうが、いつも病院の近くの街で待つ(モイのおかげで病院近くの街を熟知するに至った)。今日もそうする予定でいたが、今日は特殊な事情があった。我が家は自分も妻もauの携帯電話で、昨晩からのKDDIの通信障害が続き電話ができない状態が続いていた。少し迷ったけれど、固定電話で万が一の際の連絡がとれる家に帰って半日を過ごすことにした。「絶対かけてくんなよ」と念じながら、看護師の方に事情を説明して家電(いえでん)の番号を教え、ウニと別れる。

ちなみに、診察室ではなるべく猫への余計な負担を減らすという先生の考えからか、今日のようなケースでは猫を診察台にあげることはなく、ケースのまま預けるだけだ。だから診察台の写真はない。

6時間とはいえ、ウニのいないシーンとした家で待つのは特別な時間だったな。モイは気づいているのか、いないのか、スーンとしていたけれど。

午後、家電(いえでん)が鳴る。えっ!とすぐ電話に出る。選挙立候補者PRの自動音声だった。びっくりした〜。

夕方ウニを迎えに。「おりこうさんでしたよ〜」と看護師さん 。結果は2週間後に聞きにくることに。
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帰路の車中でストレスで毛が抜けるウニ。
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ミャウミャウと低い声で抗議の鳴き声。毎回そうであるように今日も家に帰っても深夜まで鳴き続けるんだろうなあ。
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帰宅後いつもと逆で今日はモイがウニのキャリーケースをチェックしている。

ウニは喉が乾いたのか水をがぶ飲み。半日絶食してお腹も空いたよね。自分もいっときの不安から開放され急にお腹が空いてきた。晩ごはんが美味しそうだ。

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5月2日に行ったモイの定期検診の結果がようやく送られてくる。外注の血液検査を含みGWを挟むのでしばらく時間がかかるとは言われていたけれど、まさか4週間(猫にとっては3~4ヶ月)もかかるとは思わなかった。
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前回の検査ではモイにとって初めて全て基準値内だったけれど、今回はいくつか気になる点が。腎不全マーカーSDMAが16と基準値オーバー。ただ尿素窒素、クレアチニンは基準値内だし、尿比重(腎臓の尿濃縮能力)も維持されている。一方、タンパク尿が強く検出されたので、追加でUPC(病的なタンパク出現チェック)を行ってくれたそうで、その結果は問題なかった。これらの結果から「腎臓に対する特別な追加処置は現在は必要ないと判断します」との主治医コメント。
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このブログでは報告していなかったけれど、腎臓のために3年以上モイに経口投与していたサプリ「アゾディル」を今年になって減量し、4月21日に完全に止めたばかりだった。やっぱり続けた方がいいのかもしれないなあ。ちょうど今日届いた腎臓の健康維持フード「AIM30」も幸い食いつきがいいから、しばらく試してみようかな。
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他に血液検査では、リパーゼが高く、血小板が少なかった。どちらもコメントではとくに触れられていなかったけれど、リパーゼが高いのは慢性膵炎の影響だろうか。
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軽度のストラバイト尿は引き続き検出されているが、エコー検査で検出されるほどではないので、これも追加処置は必要ないとのこと。
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急を要すような問題はないとはいえ、モイも7歳になり、これからますます健康に気をつけなきゃね。
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通院日の朝と午後の光景

モイはよく吐く猫で今年になってからも平均3日に1回は吐いている。今は季節がら毛玉が溜まっての嘔吐は少なく、だいたいフードをがっつき過ぎた際の吐出が多い。水飲み後に咳き込んでしまって吐くことはだいぶ減ってきたが完全になくなってはいない。
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普段の吐きは毛玉や吐出の時は単発的なものが多いが、1回では吐ききれないのか、続けて2度3度と吐くこともかなり多い。うちでは「追い吐き」と呼んでいる。

さらに、このセットが1日に2回3回と続くことがある(今年になって9日)。そんな日は「吐きグセ」がついちゃったかなと少し心配になる。

そしてさらに悪化すると1日に4回5回と続き、それが丸2日間続いたりする。延べ20回くらい吐きが続くような状態。

こうなると、脱水状態になるし、さすがにほっとけなくなり病院へ行くことになる。

昨日から今日にかけそんな状態になってしまったので急遽今年始めての通院となったモイ。
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突然だったので主治医は不在で他の先生も全ての時間帯が埋まっていたのだけど、無理を言って空いた時間に診てもらうことができた。
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モイは2年前に膵炎と診断されたことがあり、昨年1月にも今回のような吐きが続き病院へ駆け込んだ際、主治医は膵炎の再燃を疑った。今日は血液検査はせず対処療法として制吐剤を混ぜた皮下輸液をしてもらっただけだが、先生の話では「やはり膵炎の可能性が高そう」ということであった。
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過去記事によると、猫には急性膵炎はなく慢性膵炎をくすぶりながら繰り返す、いよいよ悪化してきたらステロイドで治療、とメモがあった。その時も書いていたが何がきっかけで病状が出てくるかまったく分からないので対応の仕方に困ってしまうのだけど、どうかこれ以上悪化しませんように。ステロイドはできれば使いたくないよね、モイちゃん。
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雨で桜もだいぶ散りかけだったけど春にこの並木道を通って通院できたことは不幸中の幸いだね、モイちゃん。
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今年も帰宅後ウニナースのキャリーバッグチェックは健在。


 

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