moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 入院、退院、通院

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3週間置きに行ってきた父の抗がん剤治療、R-CHOP療法は1月25日の投与を持ってひとまず終了したそうだ。初回の入院時に立ち合った際、医師は「6~8回の予定」と言っていたが、6回で終わったということは途中経過(血液検査)が良好だったということだろう。副作用で便秘がひどくなったので、途中からステロイド(プレドニゾロン)は止めていたらしく、R-CHOPからPを引いたR-CHO療法で行っていたことになる。高齢で元々抗がん剤も減量してあったので、父もこんなに早く終了できるとは思っていなかったようだ。
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あとは、来月5日に行う予定のPET検査の結果を待つのみ。
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6回の抗がん剤投与を乗り切った父、手書きで書き始めたエッセイは第二章からiPadの原稿用紙アプリにタイプされるようになった。書き上げた原稿は姪っ子がメールに添付して送ってくれる。俺もそれを読むのが毎回楽しい。
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猫の名は、父推しの「ミー」ではなく、姪っ子推しの「小町」になったそう。
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最新の「第七章」は先日病院で最後の抗がん剤を点滴されながらベッドで書かれたようで、エッセイというよりはTwitterの「つぶやき」のようなリアルタイムな内容になっていた。そのうちSNSも始めてしまうのだろうか。ドキドキする。どうせならPET検査の結果を「寛解、キター!」とつぶやいてほしい。
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2019年、はじめての通院。2年前の1月12日に血便に気づいて病院へ駆け込んだ時から数え通算77回目のモイの病院通い。久しぶりの通院だったが今日は今までで一番行きの車中でリラックスしていたようだ。いつも車中では決してキャリーケースから腰から下は出さないように注意しているが、今日は往路からわがままに「出せ出せ」と暴れまわりご覧のように助手席の妻の腕の中へ。
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今年、季節に1回のペースであと4回だけ免疫療法をやってみる予定でいます。それで来年の今頃もしモイが今と変わらず元気で居てくれたら免疫療法も卒業しようと思う。丸山ワクチン、サプリメント、皮下輸液はその先も続けていくかもしれないけれど、免疫療法のような大がかりな治療は今日の採血から数えてあと4回。カウントダウンというと何だかお祭りが始まるみたいだけれど、むしろ粛々と最後まで気持ちをしっかり持つために「4,3,2,1…」と指を折っていこう。
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免疫リンパ球療法は今回で19回目。いつものように午前中にモイを預け鎮静化で培養用のリンパ球を採血してもらう。2週間後にどの程度増えてくれるか、わくわくドキドキしながら待つのもあと4回になるのか。

【体重】6.5kg
絶不調時から1.6kg増し。
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【超音波検査】
腎臓にあったリンパ腫の影は2017年の5月の部分寛解以来1度も見えない。ただ先日ウニの健康診断で若い健康な典型的な腎臓のエコーを見てしまったので、モイのそれは少しボヤけて見えているということに今さらながら気づいてしまった。

腸にあった影も昨春から1度も確認できない。今日も綺麗な5層構造の腸管をあちこちモニターしながら「分からないですね、多分、場所的にはここなんですけど、ここらにあったはずなんですが、その形跡も拾えなくなってきていますね、、、、、、、、いいですね、ニヤッ」と先生。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  34.1(前回 28.2)(前々回 33.7)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  1.8(前回   1.3)(前々回   1.9)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

  • 前回、分院で検査してもらった時は劇的に改善していた腎臓の値が、今回はまたここ1年ほどのモイのアベレージに戻っていた。

    分院で測定した時だけよかったと考えると、ひょっとして、検査機の個体差なんてあったりするのか? それか、アゾディル(腎臓用の乳酸菌サプリ)を前回は検査の前日に朝と夜1カプセルずつ服用したが、今回、昨日の朝の服用を忘れ夜1カプセルだけだったので、その影響があるのか?そんなダイレクトに血液検査結果に反映するものかどうか分からないけれど、意外と関係あったりして。どちらも帰宅後に推測したものなので先生に次回お伺いしてみよう。
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    2年前の今日1月14日はモイが高度医療センターに入院することになる前日で、僕と妻は絶望のど真ん中にいた。モイとウニをそれぞれ膝の上に抱っこして友人に家族写真を撮ってもらった。この腕の中にいる温かい命ともう2度と会えなくなるかもしれない、という、かつて経験したことのない覚悟を持ってレンズの前で座った。この先、本当にモイが完治したと言える日が来たら、あの泣き顔の写真もいい思い出の1ページとして振り返ることができるようになるのかな。そんな日が来るまでまだまだがんばらなくてはいけない。
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    今年もお留守番をがんばるウニ

    そんな節目の日、先日sippoで紹介してもらったモイの記事Yahoo!ニュースで紹介された。新しい読者の中には同じような闘病をしている方がおられるかもしれない。モイもまだ渦中ですが、この闘病記が少しでも参考になればうれしいです。
     

    モイは今でも毎日サプリを飲み、摂取カロリーから尿や便の回数まで逐一チェックしているけれど、その分ウニにはどうしても十分に気がまわらない。時より過敏症になる以外は健康そうに見えるけれど、昨年の今頃より100g体重が軽くなっているのが少し気になる。気にしすぎ?
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    ということでペットドックを受けることにした。選んだのはスタンダードコースというもので、以下のような内容。

    身体一般検査(視診、聴診、触診)
    尿検/便検査
    血液検査(生化学検査を含む全身フルスクリーニング、SDMA)
    レントゲン検査(胸部、腹部)
    腹部エコー検査
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    12月3日、半日の絶食をし午前中に病院へ行き、午後まで預けひと通り検査してもらう。この日は結果内容についてはまったく触れられず、外部発注の血液検査の結果が出るのを待って10日後以降にまとめてお話しますということだった。例えばモイのリンパ腫発覚時みたいによっぽど異常のあるエコー画像がモニターに写ったとしたら、その場合はすぐに言ってくれるだろうから、今日とくに何も言われないということは大きな問題はないってことだよな、と思っておくことにした。
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    ペットドックのついでに昨年打った3種ワクチンの抗体がどの程度残っているかを調べてもらおうと、ワクチン抗体価検査用の採血もしてもらった。
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    12月17日、結果を聞きに行く。

    尿は健康な濃いオシッコ、便に寄生虫はおらず、血液検査もすべての項目が基準値内、レントゲン写真もとくに異常は見えず綺麗。撮影する時に抵抗したのだろう、細い骨が少しよじれて写っていたのがウニらしくて可愛かった。肝臓、胃、脾臓、膀胱、腎臓、胆嚢、副腎といろんな臓器のエコー画像と動画を見ながら詳しく説明してもらったがどこも問題はないそうだ。腎臓の構造(皮質、髄質)がはっきりしていて「若くて健康な腎臓の典型的な見え方」とのこと。モイの腎臓は綺麗とはいえリンパ腫を脱して修復される過程で線維化している分、少しぼやけて見えているということがウニの画像と比べて見て初めて分かった。

    ウニの腎臓の値を示すSDMAは「13」だった。

    一緒にやってもらった3種ワクチンの抗体価検査のうち、猫汎白血球減少症の抗体だけ512倍と十分に残っていたが、カリシウイルスとヘルペスウイルスの抗体がどちらも12倍と並で、長期のワクチン効果は望めないということだったので、近日中に改めて接種しにくることにした。
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    12月23日、ウニの3種ワクチン(ピュアバックスRCP)接種

    ワクチン接種によるリスクもゼロではないので少し高額な抗体価検査を2年続けて行ってみたけれど、昨年同様の結果で結局ワクチンを打つことになったので、来年からは素直に年1ペースでワクチン接種だけするのがウニの通院のストレスのことも考えるといいのかなと思った次第。
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    寡黙なモイと違ってウニは感情が分かりやすい。検査前の半日絶食中、空腹をあからさまにアピールするし、病院への往路では、「いやだよ〜、行きたくないよ〜」みたいなトーンで鳴くし、病院ではびびって妻の背中によじ登るし、帰路はまだ家に戻っているという概念がないのか、じっとキャリーケースの中で丸くなっていて、帰ったら帰ったで、興奮が覚めないのか、抗議の意味なのか、聞いたことのないような唸り声をあげ玄関先でずっとウォンウォンと鳴き続けている。ペットドックの日ほどではなかったが昨日のワクチン接種後もそうだった。十猫十色で面白いな。
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    なにはともあれ、ウニが健康でいてくれて本当によかった。

    輸液を1日置きにして一週間。これまで1年4ヶ月ほど毎日モイの背中に注射針を刺してきたけれど、連日じゃなくなるだけでやっぱりだいぶ楽だ。

    でも輸液をしない日でも薬とサプリは毎日これだけの量飲んでもらっている。
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    シリンジの中身は煮出したチャーガ茶(カバノアナタケ茶)、磨り潰した整腸剤ビオイムバスター1T、AHCC、センダンの4種類をブレンドしたもの。それに皿の上の大きめのカプセルが腎臓用の乳酸菌アゾディル、その左が消化管運動促進剤プロナミド1/2T、それから先日の赤い毛玉を吐いて以来再開した胃薬ファモチジン1/4T。全7種類。これを毎晩。

    これプラス隔日で皮下輸液。輸液はリンゲル液120mlで丸山ワクチンA剤B剤を交互に混ぜている。

    まだ減らして一週間なので輸液しなかった日は、火、木、土の3日間だけだけど、やっぱり輸液しない日は少し自分から水を飲むことが2~3度ある。輸液を毎日していた頃は自分で水を飲むことはほとんどなかった。

    これでひとまず2週間様子を見て、29日に通院した時に血液検査で腎臓の値を再度チェックしてもらう予定。大丈夫だといいなあ。

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    父は今日の夕方無事に退院しました。2週間の予定が5日伸びたことになる。便秘以外の副作用はなかったらしいけれど、それでも4kgほど痩せているようでよっぽど辛かったんだろう。

    また数日後にはR-CHOP療法の2クール目を通院で行う予定のようだけれど、体力大丈夫かなあ。耳が遠くないので電話で普通に話せるのはいい。入れ歯を外していると滑舌が悪くて言葉は聞き取りづらいけれど、「いわゆる〜〜」みたいな理屈っぽい話し方は昔とちっとも変わっていない。

    10,14,14,21,7,14,14,14,14,14,28,14,14,21,28,42,63日

    この数字はモイがこれまで行ってきた18回の免疫細胞療法のそれぞれの間隔。詳しく書くと、戻し日(2週間かけ培養したリンパ球を体内に戻す日)から、次の採血日(培養するためのリンパ球を採る日)までの日数。ずっとほぼ2週間隔で行ってきた免疫療法をここ5回ほどで徐々にペースを落とし間隔を広げていっていることを分かりやすく数値で示した。

    昨年までは抗がん剤投与もあり、戻し日とバッティングしないよう(かぶるとせっかく増やしたリンパ球を抗がん剤が叩いてしまうことになるので)スケジューリングしなくてはいけなかったが、今は丸山ワクチンや日々のサプリ服用を除けば一番積極的な治療がこの免疫細胞療法で、その治療からの離脱を徐々に図っている、それだけ復調してきた、というわけです。

    前置きが長くなったけど、今日はその18回目の免疫療法のための採血をするための通院。先週イレギュラーに分院へ通院した時は往路でも車窓を楽しんでいたモイだけれど、今日は鎮静剤を使うため朝ご飯を抜いたので気配で悟ったのだろう、出かける随分前からベッドの下に隠れていた。
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    空腹もあってか行きの車中はご覧の通りいじけ気味。

    病院は秋から予約制になったけれど待合室はそれでもけっこう混んでいた。「近藤さ〜ん」主治医に呼ばれると2つある診察室ではなくなぜかオペ室に通された。初めて入る部屋だったので少し落ちつかない状況のまま、先週火曜日の吐血の話から。

    ファモチジンを毎日服用した効果もあってかその後吐きもなく先生が言っていたように一過性のものだったのだろうということに。一体なんだったんだろうという感じだがひとまずホッとした。

    この件がありモイへの観察眼が高くなった今週、ちょっと気になることもあって先生に相談した。

    ひとつはたまに便に黒い部分や赤い部分がまだらに混じること。普通なら気づかないレベルだけれど、毎回必ず記録として撮りためている便の写真を振り返ると、時より妙に黒い固まりがあったり、全体が少し赤みがかっているように感じる便があったことに気づく。先生に写真を見てもらう。「確かに出血の可能性はあります。黒っぽいのは胃や十二指腸で出血したものが降りたもの、赤っぽいのは腸から下、大腸あたりのものかもしれせんが、便の全体ではなく一部分なので、これが血かどうかは微妙ですね。」

    もうひとつはモイがたまにする咳。頻繁にしていた子猫時代に比べると最近は月に2~3度ある程度なのだけれど、3日前の先週金曜にも咳き込んだ。その様子を録画できたので先生にも見てもらう。「猫の場合は鼻から吸うのでくしゃみが出ることは多いですが、これは確かに咳ですね。続くようであれば気管支炎や、猫の場合、喘息も多いですが、月に2~3度ということであれば、食べたものや飲んだ水がたまたまひっかかった、少しだけ喉が通りづらいような構造、体質なのかもしれませんが、とくに今これに対し治療をするということでもないかと思います。」と先生。

    この時オペ室には超音波検査機がなく、いつものように立ち会ってリアルタイムにエコー画像を見ながらの診察を受けることが出来なかったので、今日はモイを預け鎮静下でリンパ球の採血をするついでにエコーも見ておいてもらうことになった。
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    預ける直前。モイの寂しそうな表情がうっすら見える。
    またいつもの街で待機。若干いつもより喉を通りづらい昼ごはん。待ち時間も長く感じる。

    夕方、迎えに行く。

    【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  31.3(前回 38.6)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  1.9(前回   1.8)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

  • 腎臓用の乳酸菌アゾディルを1日1カプセル服用しはじめて2ヶ月半。クレアチニンの値は今回0.1上昇してしまったが、尿素窒素の値は基準値内まで下がった。どちらも波はあるもののクレアチニン値が2回続けて2を下回ったことは1年ぶりでアゾディル(推奨は1日2カプセル)の効果が少なからずありそうだ。これを受け、毎晩自宅でやっている皮下輸液を今度こそ隔日に減らしてみる。丸山ワクチンも隔日なのでワクチンと輸液をセットで行えば2日に1度はモイに針を刺さずに済む。1年以上毎日モイに針を刺して来たが少しだけ楽になりそうだ。ひとまず2週間これで様子をみてみることに。
    • WBC(白血球総数)6240(前回 5900)(基準値 5500~19500μl)
    • 分葉好中球     2950(前回 2832)(基準値 2500~12500μl)
    • リンパ球      2680(前回 2773)(基準値 1500~7000μl)
    白血球はやっぱり少なめ。
    (余談ですが、「はたらく細胞」ってアニメ、最初の2話を見たけれど、面白いなあ。モイの白血球もあのキャラくらいカッコいいのかなあ。)
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    これまでの尿素窒素、クレアチニン、白血球の推移を棒グラフにしてみた。(注: 横軸は時間軸だけど計測日がマチマチなので等間隔ではない。)
    こうやってみると、やはり昨年3月の奇跡の復調の時の白血球数がずば抜けているのが分かる。腎臓は昨年7月くらいに悪くなった…。 

    【超音波検査】
    エコー画像を見せてもらう前に先ずは先生の見解。「ほとんど分からないですね。多分ここだろうなという場所はあるんですが、制御されていると思います。もう、だいぶ、ほぼほぼ治ってると言いたくなるくらい調子はいいんじゃないかと思います。」

    「寛解」ということばを不用意に使わないようにしているのか、少し言葉を選びながら話す先生だけれど、「治ってる」というワードが出た。むしろ、うれしい!
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    もちろん数年間の長期寛解の先に「完治」があるので、まだまだ闘病の旅、経過観察の旅は続くし、先週のように急に吐血したりしたら、その一瞬でどん底に突き落とされたような気分にこれからもなることはあるかもしれないけれど、ひとまずよかった。モイ、がんばってる!
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    次は2週間後のリンパ球戻し。ノーベル賞で話題の免疫療法。免疫チェックポイント阻害薬ではないけれど自己免疫に力を与えるという意味で活性化リンパ球療法も同じものだ。モイのはたらく細胞たち、もっともっとがんばってモイを完治へと導いておくれ。
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    お兄ちゃん、おかえり〜!

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    父のこと

    同じリンパ腫で入院中の父。初回のR-CHOP療法から数日後、便秘になり、かなり苦しんでいる様子だったが、ちょうどモイの通院中に電話があり、一週間ぶりにドバっと出たそうだ。よかった。抗がん剤ビンクリスチンの副作用で腸の蠕動運動が止まっていたんだと思う。便がたまり悪玉菌が増えると免疫力にはかなりマイナスになるし、下手したら腸閉塞にもなりかねないので便秘は実はかなり怖い副作用のひとつ。あと血糖値が大きく上下している以外は今のところ自覚的な副作用はないらしい。白血球がそれなりに戻っていればもうすぐ退院できるかもしれない。

    R-CHOP療法、減量しているとはいえ続けられるかなあ。続けるとしても2クール目以降の便秘対策が課題になりそう。 

    午前5時半、「ケポッ、ケポッ」という音で目が覚める。モイが嘔吐(えず)いている時の音で、この音が聞こえてきたらトイレットペーパーかペットシーツをなる早でモイの口元に持っていき吐物が飛び散らないようにするよう条件付けられた。たとえ寝ている時でもサイレンで飛び起きる消防隊員のようになった。今朝は寝室の横のクローゼットで吐こうとしていたところに急いでペットシーツを持っていき、かろうじて吐物を受け止めることができた。毛玉を吐いた。まだ薄暗い室内で眠い目をこすってそれを見てみると毛玉が赤い。「えっ!」「血?」「もしかして吐血?」、一瞬にして眠気が吹き飛んだ。そしてここ数ヶ月少しずつ忘れつつあった息詰まるような闘病生活が一瞬にして戻ってきた感覚。妻も起きて一緒にニオイを嗅いでみる。血なまぐさい鉄っぽいニオイ。10分後にまた水分(胃液?)だけを吐いたが、やはりいつもと違ってほんのり赤い。血が混じっているのは間違いなさそうだ。

    ここのところずっと元気だったモイ。毛並みもよく体重も増えているし、簡単に振り返っても吐血するような原因は思いつかない。頭をよぎるのはリンパ腫の再燃、転移。目の前が暗くなる。火曜日はかかりつけの病院の主治医は分院にいる日だ。ウェブサイトの予約フォームに事情を書いて相談してみる。ありがたいことに8時半くらいに返信があり朝一番に見てもらえることになった。
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    本来なら来週の月曜日にひと月半ぶりの通院をする予定だったが、思いがけず前倒しでキャリーケースに入ることになったモイ。しかも行き先は初めて向かう場所。それでも案外ケロっとしてキャリーから顔を出し車窓を楽しんでいるモイに少しだけ救われた気分。
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    診察がはじまり先ずは吐いた赤い毛玉の写真を見てもらう。「びっくりしますね、これは」と先生。「吐くということは胃か十二指腸より上のどこかに原因があると思いますが、消化管の内側は超音波では映りづらい場所なので、ひとまず粘膜保護剤で様子を見てみるのはどうでしょう」「もしそれでも何度か繰り返し血が出るようなら粘膜に何かリンパ腫も含めた異常が起きている可能性も出てきますから内視鏡を使って検査することにしましょう」「今日は明らかにおかしなものがないか確かめる意味で念のためエコーも見ておきましょう」と、胃や十二指腸の周辺を見てもらう。画像上はとくに異常は見つからなかった。ちょっとホッとした。「もし毛玉か何かで一次的に胃の粘膜が傷ついているのであれば数日もすれば粘膜は入れ替わるので治まると思います」と、以前もらった胃薬ファモチジンがまだ家にたくさん残っているので数日それを飲ませ様子を見ることになった。

    ないとは思ったけれど念の為「最近元気なのでよく同居猫(ウニ)とやり合ってるのですが、外傷から来ている可能性はないでしょうか?」と質問してみると、「それはないでしょうねえ、よっぽど強力なボディブローが入ってたら分かりませんが、それで血が出るとしたら相手はプロですね」と苦笑いの先生。

    原因がはっきりしたわけではないけれど、いつも迷いなく見解を示してくれる先生がいるだけで動揺がおさまり気持ちが楽になる。
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    突然の通院でおつかれ気味の帰路。
    帰宅後、夜まで様子を見るが今のところ吐くこともないし、極めていつも通りのモイ。あの血はなんだったんだろう。ここ数日はまたちょっと緊張しながら様子を見守ることになる。
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    リンパ腫を含めがん患者とその家族は常にいつそれが再発するかもしれないという不安と背中合わせでずっと暮らしていかなくてはいけない。そのことをガツンと感じた一日だった。

    昨日のインスタより。
    昨日3歳と半年になったモイ。闘病生活がはじまってちょうど半分の1年9ヶ月が過ぎた。
     

    前回に続き親父の話です。
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    10月2日
    親父は地元の病院の血液内科、腫瘍科の無菌病棟へ入院。この日は入院手続き後、血液検査と尿検査。それから主治医(入院に際し今回初めて担当となる若い医師)からの治療方針や入院中の心得などの説明があった。治療方針は、R-CHOP療法を入院中に1回、その後、3週間に1回通院し6~8クール。このうち抗がん剤ドキソルビシンとシクロフォスファミドは82歳という年齢を考慮し20%減量、ステロイドホルモンのプレドニゾロンは30%減量、それ以外は基本プロトコール通り行う予定、というものだった。

    8月末に行ったPET検査の報告も初めてここで受けた(順番がどうかと思うが、実家家族は仕事に追われこの日まで検査結果を聞きにいく余裕もなかったようだ)。疑わしい箇所が赤く映っている。左鎖骨周辺や肝臓に集積異常が多発、他にも複数箇所に集積があり、ご指摘の悪性リンパ腫の所見と思われます、と記されていた。

    「進行具合が気になるのですが、このひと月間にどう変化しているか治療に入る前に再検査はしないんでしょうか?」と質問すると、「我々が検査を行うタイミングは、今後の治療方針を大きく左右する段階になった時だけで、選択肢が変わらなければ検査はしない。基本的にエコーもしない、血液検査のみでおおよそのことは判断できる」とのこと。つまり先月と今月の間にリンパ腫が進行してようが後退していようがやることは変わらない、という見解。

    ベッド周りを整えていると、ちょうどこの日は週に一度だかの総回診の日だったみたいで、病室にぞろぞろと10数人の白衣の方々が入ってきて、隣のベッドの患者さんを取り囲んだ。「わ、白い巨塔みたい」と心の中でツイート。担当医から経過報告が読み上げられた後、教授と思われる石坂浩二風の方が「で、○○の数値はどうなってる?」と質問した後、「そんな時、君ならどうする?」「君は?」「君は?」と取り囲んでいる綺麗な白衣の方々を順番に指差し、一人一人が適切と思う処置法を答えるという、まるで授業でも始まったかのようなやりとりをしていて、そうかこれが大学病院かと認識した。
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    10月3日
    82歳の親父が、当時1歳9ヶ月だったモイの後輩になった日。抗がん剤初体験という意味でモイは大先輩になる。今回の入院はおおよそ2週間の予定で、その間に化学療法(R-CHOP療法)は1回しか行われない。

    R リツキシマブ(分子標的薬)
    C シクロフォスファミド(抗がん剤)
    H ドキソルビシン(抗がん剤)
    O ビンクリスチン(抗がん剤)
    P プレドニゾロン(ステロイド)

    このうちステロイド以外は今日1日で7時間ほどかけ順番に点滴で流し込む。ステロイドだけ5日間にわけ服用という形だ。モイ(猫)が行ったプロトコールは一種類ずつの抗がん剤を週替りで投与し、その都度エコーと血液検査で状態を確認していたので、効果の有無や置かれている状況も分かりやすかったが、まとめて一辺に投与、しかも6~8クールのあいだエコーも見ないとしたら、その間に起こるであろう様々な試練、副作用に耐えながら医師を信じていくしかない。

    まず朝一番に今日も血液検査をしたようだ。朝食後にプレドニゾロンを服用。点滴開始の30分前になって解熱薬と抗アレルギー薬を服用。その後医師が点滴用のカテーテルを刺し、10時からトライアスロンのような点滴タイムのスタート。先ずはリツキサン注と生食が混ざった700mlほどの点滴を約4時間かけて流し込む。点滴の落下速度は50ml/hから始め30分置きに速めて行き最終的には400ml/hにしていた。その都度看護師の方が来て機械を調整すると同時に、時より脈、体温、血圧、酸素濃度、血糖値などを診ていた。

    リツキシマブの後、制吐剤を挟み、いよいよ抗がん剤ドキソルビシン、ビンクリスチンと続く。この2つは量は多くないのでどちらも5分程度で落とし終わるが、点滴漏れをする可能性が高く、しかも漏れたら皮膚が壊死してしまう危険な薬剤なので看護師もつきっきりでカテーテルを注意深く押さえながら行っていた。モイが鎮静剤を使い5回も投与したドキソルビシン、その危険性は頭ではよく理解していたが、実際にその赤い液体を見たのは初めてで、そうかこれがモイを助けてくれたのかと感慨深かった。看護師もこの時は白衣の上から薄い防護服のようなものを着て、顔の半分ほどを覆うメガネをかけ、当然マスクも手袋もしている。処置後すぐにその防護服を丸めてジップロックのようなものに入れ処分していた。使い捨てなのだろう。それほど取扱い注意なものなんだな。

    薬剤を替えるタイミングでは医療ミスを起こさないための工夫として、看護師がふたり来て一緒に薬剤の名称や量を口に出し読み上げ指差しチェックしていた。最後のシクロフォスファミドも量は多くないが生食500mlに希釈しながら点滴するので、ここからまた2時間。カテーテルを刺してあるのが右腕の肘の内側あたりだったので、親父がちょっと動く度に点滴が流れにくくなるのか、すぐ「閉塞」とランプがつき、ピロンピロンとナースステーションまで聞こえるアラームがなり、その度に看護師が手直ししに来ていた。10回以上あったかもしれない。全部終わったのが午後5時。最後に少量の生食で点滴のチューブの中を洗い流している際、親父が看護師に「これは針ば刺したとこにノリで蓋ばしよっとですか?」と分かりづらいボケをかましていた。俺譲り。

    実家に送っていた8月の猫町フェスのライブビデオを親父も見ていたようで、点滴のあいだにその感想をたっぷり語ってくれた。「あのむぎっちゅうのはバチを手に取るのがうまかばってん、えらい練習しとらすとやろねえ」「途中の寸劇のとこはちょっとダラダラしとったね。もうちょい分かりやすくせんと曲ばしらんもんにはなんばしよっとか分からんめーもん」、入院初日とあってまだまだ目も黒くボケてもいないようだ。どうか認知症になりませんように。

    7時間の点滴後もケロっとしていたが、今朝142だった血糖値が点滴後は382と跳ね上がっていて、糖尿病の父も流石の高値にちょっとびびっていた。ステロイドや点滴で上がるものではあるようだけど、一次的なものであればいいのだけれど。

    主治医が昨日の説明で「我々の仕事は副作用にどう対処していくかです。」と言っていたように、この後の2週間の入院生活が意味するものは副作用との闘いだろう。とくに5日後くらいから白血球も下がりシビアになってくると想像される。リハビリと歯磨き、この2点をとくに気をつけてやってほしいと先生が言っていた。歯磨きは1日に8回だそうだ。細菌感染、衛生面には厳重に気をつかっている印象。

    ようやく始まった治療。父の闘病生活は始まったばかり。モイの絵葉書がおまじないになりますように。

     

    ひと月半通院なしという夏休みのような暮らし。数日前からそれが終わろうとしていることは分かっていて少しソワソワしていた。家族が出かける時のモイの警戒心も徐々になくなりかけ、ここしばらくはベッドの下に隠れることが少なくなっていた。これは通院あるある、もしくは、マーフィの法則かもしれないけれど、通院日が近づくにつれモイはより元気になってきて、その姿を見ると病院に連れて行くのがとても心苦しくなるという心境に久しぶりになっていた。
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    ひと月半分の使用済み輸液用シリンジと翼状針。さすがに多い (この50mlシリンジ1本150円なので1日2本で300円、ひと月で9000円。シリンジ代だけでもバカにならない…)。

    今日は鎮静剤を使うので朝ごはん抜き。
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    ウニの表情は「お兄ちゃんに付き合ってあげてんのよー!」にも見える。モイもさすがに気配を察したのか出かける直前にベッドの下に隠れた。
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    ただ車中では久しぶりだからか妙に元気でずっとキャリーから顔を出し車窓を楽しんでいた。往路では珍しい。
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    紫陽花もまだ少し残ってるねえ。

    今日何がうれしかったかって、診察室に「お久しぶりです~」って入ったら、先生も「ずいぶん、久しぶりですね~」っと笑ってくれたこと。こんな何気ない会話で涙が出そうになる。

    【体重】6.34kg
    いい感じ。
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    【超音波検査】
    ひと月半ぶりだからかマットの上に仰向けに寝かされる時に「ウーッ」と唸るモイ。でもいつも妻や僕の顔を目の前に見つけるとスッと大人しくなってくれる。 腎臓は左右とも相変わらず綺麗。腸もどこを見てもバームクーヘンのような綺麗な5層構造。先生「分からないですね。多分この辺だったとは思うんですけど…、明らかにってところはもう分からないですね。」と前回と同じリアクション。「寛解」というワードはやっぱり使ってくれないし、僕らも一年前みたいに無理矢理言ってもらうこともしないけれど、「非常にいい感じなんじゃないでしょうか」というその言葉にただただ安堵する。

    【免疫細胞療法】
    17回目となる免疫療法の採血のためモイを預け、またいつもの街で待機。 IMG_2284
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    待っている途中でiPhoneが鳴る。着信画面を見ると病院の名前が。ドキッとする。

    ……

    あれは4年前の夏、マルオを定期検診で病院へ預け妻とファミレスで食事をしながら待っていた時だった。着信があった。病院からだった。
    「えっ!!」
    慌てて店を飛び出し病院へ戻ったが、 マルオは顔に酸素マスクをつけられ、心臓マッサージ中で、蘇生させるための注射を何本も脚から射たれているところだった。突然にやって来た息子との別れ。あれ以来あのファミレスチェーンには入れない。

    ……

    病院からの着信がこんなにもトラウマになっていることに今日気づいた。慌てて電話に出ると、看護師から処方薬の数の確認だった。なんだー、あー、びっくりしたー。 IMG_1818
    【血液検査】
    夕方、モイを迎えに行ったタイミングで鎮静下での採血のついでにやってもらった血液検査の結果を聞く。

  • BUN(尿素窒素)  31.2(前回 36.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.6(前回   2.1)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

  • クレアチニンの値が上がってしまった。2.6は昨年2月と7月にも経験があるけれどモイの中では最も悪い数値。「上がったり下がったり振れ幅の範疇ともとれます」と先生は言うけれど、腎臓は良くなることはないと言われているので心配だ。

    前にも先生から「今、流行りの」と言って薦められた乳酸菌サプリ「アゾディル」を取り寄せてもらうことにした。また日々の投薬が増えてしまう。最近の元気なモイを見て毎日の投薬や輸液が本当に必要なのか、2日に1回でもいいのでは、なんて思い始めていたので、ポロっと「今日もし腎臓の値が平行線だったら皮下輸液を隔日に減らせないか相談しようと思ってたんですが、」と先生に言ったら、「それはやってみてもいいかもしれません。輸液を減らした分、モイちゃんがしっかり水を飲んでくれればいいですし、数日試してみて引き返せなくなるような問題でもないですし」と。

    ただこんな意見も。「モイちゃんは確かに年齢にしては少し腎臓が白いです。同じくらいの若い猫はもっとくっきりと映るんですが」と。えー、毎回エコーの時、「今日も腎臓は綺麗ですね」と言われていたので安心していたのに、そうかー、黒い影はなくても、また別の要因はあったのかー。なんだかショック。

    うーん、このタイミングで輸液を減らすのどうなのかなあ。

    • WBC(白血球総数)5900(前回 5700)(基準値 5500~19500μl)
    • 分葉好中球     2832(前回 2300)(基準値 2500~12500μl)
    • リンパ球      2773(前回 2500)(基準値 1500~7000μl)

    白血球は相変わらず低め。これがモイのデフォルトだろう。白血球が低いということは基本的に免疫力が弱いはずだから、この先も病気、とくにがんの再燃には注意し続けなくてはいけないことは確か。
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    マヌルネコの写真を見ているとたまにモイに似てるなあと思うことがある。マヌルネコは病原菌の少ない高地に生息しているので、基本的な免疫力が低く、感染症による死亡率が高いんだそう。モイもそいういう血を引いているのかもしれないと思うこともある。

    そうそうトイレトラブルは継続中で、オシッコはシステムトイレでしてくれることが増えたけれど、ウンチは毎度毎度いろんなところでしてしまうので油断ならない。詳細は控えておくけれど本当に家中のいろんなところでしてくれちゃう。もう笑うしかない。
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    昨年7月31日に一旦完全寛解してちょうど一年。あの時は本当にたくさんのお祝いコメントをいただきました。その後すぐに小さな影がまた見つかって、半年ほどずっとくずぶっていたのだけれど、この春にまた雲ひとつない晴天になって…。
    長期寛解が5年ほど続いてやっと「完治」と言えるらしいけれど、さてモイはどこから数えたものか。でも期間にとらわれすぎず一日一日を大事に丁寧に過ごせたらと思います。





    モイが今の病院に通いだして1年になる。昨年3月の頭に丸山ワクチンと免疫細胞療法を同時に始めた。低分化型(高グレード)のリンパ腫にも関わらず今モイの病巣がほんのわずかな影だけを残し維持できているのは、この2つの治療のおかげかもしれない。もちろん前提として、昨年がんばった抗がん剤治療や、これもちょうど1年になるAHCCなどのサプリを毎日欠かさず飲んでいる、それら総合的な力によるものだろう。

    今日は2週間ぶりの通院日。実はこの1週間ほど少しモイの元気がなく、一昨日ひどい下痢をしていた。一週間前には留守中に少し赤みを帯びた水分多めの餌を吐いていた(それ以外に毛玉吐きが4回ほど)。もし再燃兆候だったらどうしようと不安を抱えながらの往路。モイも「まだ病院行くの〜」と抗議したいのか不機嫌そうに車中では一度もキャリーから顔を出さず、余計に不安が募る。

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    【体重】5.74kg
    ほんの少し落ちた。よく食べる日とそうでもない日、少し波があった。

    【超音波検査】
    ドキドキしたが、エコーで見る影は変わらず、ホッとした。腎臓は左右とも綺麗で、腸管の一部がほんの少し黒い。むしろ厚さは先々週より薄くなったようで、計測した2箇所は3.2mmと2.3mm。ほぼ正常範囲。そこに綺麗な5層構造が映し出されるのをまたいつか必ずこの目で見たい。

    【血液検査】
    少し元気がない日が続いているので念のため血液検査もしてもらう。今日は免疫細胞療法のリンパ球を戻す日だったので、モイを昼の間預け、夕方迎えに行った際に結果を聞いた。

    • BUN(尿素窒素)  26.8(前回 34.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
    • CRE(クレアチニン)  2.6(前回   2.1)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
    今日は絶食せずに来たが尿素窒素の値は改善し基準値内に。ただクレアチニンの値はだいぶ上昇してしまった。昨年7月7日と同率でワースト1の値だ。先生は「大きくみれば横ばい」とは言ったが、このまま悪くならないといいな。なにがよくないんだろう?
     
    • WBC(白血球総数)6100(前回 5400)(基準値 5500~19500μl)
    • 分葉好中球     3200(前回 2700)(基準値 2500~12500μl)
    • リンパ球      2400(前回 2200)(基準値 1500~7000μl)
    白血球は少し増え基準値内には戻ったもののやはり少なめ。モイの基準がこの辺なんだろうか?


    【免疫細胞療法】

    13回目になるリンパ球。「今回はまた3億個前後まで増えてました」とうれしそうな先生。培養した血を見ただけで増えているのが分かるのだそうだ。いつかその様子も見せてほしいなあ。過去13回のうち3億個台まで増えたのは6回目。宝くじならかなりな億万長者なんだけどなあ。3億のキラーT細胞どん、よろしく頼むよ。

    ……………

    さて、今後どうするかの相談をした時に、幸い病巣が安定しているので引き続き抗がん剤は休薬し、免疫細胞療法や丸山ワクチンだけを続けて行きたいと先生にお願いした。さらにもし今後も安定しているようなら徐々に免疫細胞療法の間隔を開けて行きたい。現状、2週間培養したリンパ球を戻し、その2週間後にまた採血をしているので、4週で1サイクルになっている。これを3週間後に採血、それでまたしばらくしても維持できれば、次は4週間後、という風に少しずつ間隔を開け、治療回数を減らして行きたいと提案してみた。先生も「治療からの離脱の仕方としていいと思います。」と。治療からの離脱、なんだかカッコいい言葉だなあと思って、心の中で離脱という言葉を反芻した。きっと、そんな話を出来る段階になっていることがうれしかったんだと思う。「ただ再燃兆候が疑われるような様子が見られたらすぐに様子を見せに来て下さい。」とも。そう、通院を減らすと逆に不安は増す、というのは今週もそうだったように痛いほど分かっている。1年前の今頃とは比べられないほど今は楽だけど、それでも毎日毎日モイのことが心配でしょうがない。多分これはこの先何年も続くことだと思うけれど、モイが少しでも長生きしてくれたら、それは何にも変えられない。
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    乗車した際に一度顔を出しただけで、帰路もずっとキャリーケースの中にいたモイ。
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    帰宅後にしたウンチの粘膜が赤く染まっていた(今年になってずっと粘膜便の傾向)。うーん、通院のストレスか、一昨日の下痢で腸炎気味なのかなあ。一喜一憂する日々はまだまだ続くのでした。

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    1月12日 モイの血便に気付く
    1月13日 エコー検査で腸や腎臓に黒い影を発見
    1月15日 高度医療センターでリンパ腫と診断され入院。抗がん剤治療開始

    これらは1年前のできごと。たまたま流し忘れたモイのウンチがトイレの水面を赤く染めた写真を撮影したのが1月12日15時1分。この時から闘病生活が始まったんだな。モイは本当にがんばっていて、なんとか一緒にここまでこれた。

    ここ数日、ちょっと食欲と元気がないのが気になる。9日に下痢をして一日中寝ていたが、これはひょっとしたらJIN(乳酸菌のサプリ)の影響かもしれない。便秘気味でトイレで長いことキバっても出ないことが何回かあったので、昨春に試した時に少し便が軟らかくなったJINをあえて少量いつものサプリに混ぜて4日ほど飲ませてみた。まさかこんなに効いてしまうとは。下痢の翌日はまたすごく元気になってリラックスしていたけど、時を同じくしてBPや腎臓サポートへの食いつきが悪くなりだし、いざという時のオリジンも最近あまり食べてくれないので、食餌難民にもなりかけている。皮下輸液後のご褒美としてあげているおやつ(いなばの焼ささみ等)にはグイグイ食いつくので食欲が完全にないというわけではないようだが、体重は5.5kg台まで減ってしまったようだ。

    抗がん剤を最後に投与したのは12月11日。免疫細胞療法のリンパ球を戻したのが12月18日。どちらもしばらく間が開いているので、食欲がなかったり少し元気がなさそうだととても不安になる。ただ眠くて寝ているだけかもしれないのに、つい「今週はエコーも見てないのでその間に病変が進行していたらどうしよう」なんて悪いイメージで頭の中がいっぱいになる。

    来週月曜日に通院した際、逆に、もし病変が進行せずに維持していたら、白血球が戻りづらくなっていることへの懸念の方を心配し、積極的な治療(抗がん剤)はなるべく間隔を開けていく方向も模索したい。

    過敏症は発症から2週間が経ちようやく少し落ち着いてきた。でも、まだ完璧には治っておらず、車が通ると逃げはしないものの耳が立つし、時たま天井をキョロキョロ見上げている。

    インスタにあげた写真だけれど、これも実はウニと一緒に過敏になって天井を見上げていた時の様子。

    この映像は1月11日、もうだいぶ落ち着いてきたので、わざと小さい光を天井にあててみたが、以前のように「キャッキャッ」と獲物を狙う鳴き声と、あくびまで出た。
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    モイが調子悪そうに寝ている時に添い寝するウニナース。




     

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