moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 入院、退院、通院

毎秋、仙台に3泊する仕事がある。この時期にモイがどんな状態でいることになるのか、随分前から不安だったけれど、どうやら妻ひとりで留守番できるくらいには元気でいてくれそうだったので、安心して仕事に集中できた。

旅に出る直前の金曜の昼に皮下輸液を180mlと普段の1.5倍の量にした。妻ひとりでは輸液は難しかろうと土日休んでもなんとか持たせる作戦。ところが器用な妻は日曜にはひとりで輸液をやり遂げた。サプリと薬は連日経口投与できたそうだ。日曜日は丸山ワクチンを1日置きに輸液に混ぜる日だったのでがんばってくれたのだろう。

さて、今朝、仙台から始発の新幹線で帰ってきた。9時には家に着いた。今日はモイの通院日。いつも11時頃家を出ているので2時間くらいは再会の喜びを分かち合えた。ただモイは昨夜遅くから絶食をしていてすごくお腹を空かしていた。「パパ、帰って来たなら食べ物ちょうだいよ」と言わんばかりにゴロニャ〜ゴロニャ〜とスリスリしてくる。これで帰宅早々キャリーケースに入れて連れ出したらなんだかバツが悪い。

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往路

今日は9回目の免疫細胞療法の採血。モイを数時間預け鎮静下で採血してもらう。絶食はそのためだ。モイが大人しく鎮静剤なしで採血させてくれたらなあ。絶食もせず、鎮静剤も使わず、預けることもなく、パッと血を採って終わりなのでかなり負担も少なくなるのになあ。

【超音波検査】
エコー画像の様子は腎臓も腸もほとんど変化がなかった。腸には依然としてうっすらと黒い影が映っている。ほんとなんでなくなってくれないんだろう。

【血液検査】

鎮静下でついでに血液検査を。
  • BUN(尿素窒素)  24.6(前回 28.4)
  • CRE(クレアチニン)  1.9(前回   2.1)
腎臓の値はいい傾向に。BUNがどんどん下がってきた。CREも少し下がってあと0.1下がると基準値に戻る。
  • WBC(白血球総数)4400(前回 8000)
  • 分葉好中球     2600(前回 4560)
  • リンパ球      1400(前回 3040)
抗がん剤から一週間後なので白血球は少ない。前々回のクロラムブシル一週間後と同じような減り方。この状態で免疫細胞療法用のリンパ球を採血したわけだけれど、前回も同じような状態からけっこう増えてくれたので今回も期待したい。

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復路

今日は鎮静剤が深くなかったのか、帰路もしっかりした顔つき。帰宅後にボーっと口が半開きになることもなさそうだ。ただ今日は待合室での待ち時間が2時間近くと過去最長だったので流石に少し疲れたね。俺も旅帰りでヘトヘトだったけれど、モイのことを思うとバテてはいられない。









月曜日はモイの通院日。
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往路もキャリーケースから飛び出す勢いでずっと車窓を楽しむモイ。でも表情には緊張感が漂う。それは僕も妻も一緒で、毎回、病院へ向かう車中は「今日はどうなっているだろう」とドキドキしている。モイに悟られないようにいつも気を付けてはいるが、つい無口になったり。
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【超音波検査】
今日も腎臓の画像は綺麗。5月22日以降、影はまったく出ていない。そして腸の影は、うーん、まだやっぱりある。ほんの少し。先週よりさらに小さく薄く見えるが無くなってはいない。7月末のあの寛解した時の綺麗な腸(その時に限って腸のエコー画像が撮影されていない)を知っているだけに、やっぱりそこには何かがあるのだと思う。あの状態を知らなければ「この影って元々こういうものなんじゃないですかー!?回腸のちょうど折り曲がっているところなんで影みたいに見えるだけなんじゃないですかー!?」と言いたいところなのだが。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  28.4(前回 29.4)
  • CRE(クレアチニン)  2.1(前回   1.9)
BUNは下がったがCREが上がってしまった。まあ腎臓の値としては前回とほぼ変わらないという判定。
  • WBC(白血球総数)8000(前回 6800)
  • 分葉好中球     4560(前回 4000)
  • リンパ球      3040(前回 2100)
白血球はモイにしてはだいぶある。なので今日も抗がん剤投与は可能ということで、自宅投与用の抗がん剤クロラムブシルを3錠もらってきた。
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帰路、果たしていつまでこの通院は続くのだろうという思いの車内の3人。

帰宅後、先ほど18時半にクロラムブシルを1錠ずつ立て続けに3錠飲ませることに成功。今回も念のため2時間前から絶食し、1時間前に制吐剤セレニアを輸液のあいだに挟んで注射した。抗がん剤投与後もすぐに食事をあげると吐出する可能性もあるので、まだ我慢してもらっている。今、傍らでモイが「お腹空いた〜、ゴロニャ〜」と鳴いている。あと30分くらいの辛抱だよ。

一昨日のコンサートでたくさんの方に星に願いをかけていただいたから、もし今日再寛解したらドラマチックだったけど、現実はそんなに甘くはなかった。でも悪くはなってない。モイ、依然としてがんばってます。これからも応援よろしくモイです!!


 

東京は台風一過の気持ち良い秋晴れ。台風がモイの中の黒い影も一掃してくれたらいいのにな。

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病院へ通う並木道をモイはもう四十三過(別の病院への通院も含めて)。

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道端には彼岸花が咲いていた。冬に始まった闘病生活ももう四つめの季節だ。

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今日の診察メモ

【超音波検査】
腎臓は左右とも綺麗。大きさもずっと変わらない(幅40mm弱)。回腸の黒い影は相変わらずあった。
でも先週よりさらに黒い部分は薄く、左右に伸びている正常な5層構造が今にも繋がりそうにさえ見えた。ほんともう一息って感じだ。7月末に一時的に寛解に至ったのはクロラムブシル投与から一週間後のことだったが、今回もクロラムブシルから1週間後に縮小し、2週間経った今日もちゃんとそれを維持できていた。それが確認できただけでもよかった。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.4(先週 40.7 先々週 35.4)
  • CRE(クレアチニン)  1.9(先週   1.9 先々週   1.8)
3ヶ月ぶりに尿素窒素の値が基準値内に戻った。クレアチニンは基準値を0.1上回ったままだったが、少なくとも悪化はしていない。腎臓用の療養食と日々の皮下輸液のおかげかな。ただ尿素窒素の値は食事や血便の影響で変動することもあると先生。実際、ここのところまた下痢になっていて、少し潜血を疑うような赤みがかった便が出ていたので、そのせいかもしれないが、ん?それで基準値に戻ったんだろうか?ま、結果オーライではあるが、引き続き注意深く見守らなきゃ。
  • RBC(赤血球数)     616(先週 772 先々週 613)
  • HCT(ヘマトクリット値) 24.3(先週 30.7 先々週 24.4)
  • HGB(ヘモグロビン濃度)   7.1(先週   8.9 先々週  7.2)

先週は貧血が改善されていたが、今日は先々週とほぼ変わらない値に逆戻り。やはり血便になってるのかな。指標にしている鼻の色も先週はとても良いピンク色だったが、今週は少し白かったしな。(メモ:おおよそHGBの3倍がHCT)
  • WBC(白血球総数)6800(先週 4500)
  • 分葉好中球     4000(先週 2800)
  • リンパ球      2100(先週 1400)
白血球は基準値内に戻った。基準値内とはいえ低めではあるがモイにしては多い方かな。抗がん剤クロラムブシルの投与には問題がないということで、今回も自宅投与用に3錠、カプセルに入れた状態でもらってきた。
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今日の病院滞在は1時間強といつもに比べかなり短かく済んだ。帰りの車中でも余裕で甘えてくるモイ。今夜、自宅でクロラムブシルを飲ませる予定。これで腫瘍一過の晴天が近藤家に訪れますように。

【追記】 
先ほど 19時10分くらいにクロラムブシル3錠飲ませることができました。1錠ずつカプセルに入っているのですが、そのうちのひとつを飲ませるのに3回も失敗、吐き出されてしまって、もうちょっとでカプセルが溶けてしまうところでした。なにせ中身は抗がん剤なのでハラハラもんです。モイは少しご機嫌を損ねたのか今はスタジオに篭ってます。これから数日、強い副作用が起きませんように。

月曜日の通院時にモイの爪が顔に刺さったことは軽く紹介しました。

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その翌日、患部が少し腫れてしまったので、水曜日になって近くの皮膚科へ行きました。





以下、写真が汚いのでご注意を。







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「猫に限らず動物に引っかかれると雑菌が入って腫れてしまうことがあるのでしっかり抗生剤を飲んで様子をみる必要がある」とのことで、セフゾンという抗生剤を処方してもらいました。薬は効いているようだけど今日現在まだ触ると少しだけ痛痒く違和感があるのでもう数日続けて様子をみることに。

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 これまでも腕や足に幾度となく、顔にも1回だけひっかき傷は作ったけれど、今回のように腫れたのは初めて。病院で受けた傷は家で戯れあって受ける傷と違って深かったってことなんだろうなあ。通院前には必ず爪を切って行かないと先生や看護師さんにも危険が及ぶことになるなと反省。

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あの時、待合室でうかつにモイをキャリーケースから出そうとした自分が浅はかだったし、モイにはとても悪いことをした。

モイ、通算40回目となる通院日。リンパ腫の再燃兆候が出て以来はじめて、2週間ぶりの通院なので腫瘍がどうなっているかかなり不安もあったが、モイはこの一週間いたって元気。絶好調だった。ウニと追いかけっこや猫パンチ合戦を連日くりひろげ、ひとりになると甘えて「ゴロニャ〜ゴロニャ〜」と遊んでくれアピール。毛並みもよく、寂しくなっていたヒゲもだいぶ立派に伸びてきた。ずっと続いていた下痢も徐々に治まり、ここ数日だいぶまともになっていて、今朝ようやく実に約50日ぶりに普通のウンチをした!

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今日は往路の車中もずっとキャリーバッグから顔を出し町並みを楽しむモイ。

血液検査で腎臓の値は横ばい、貧血傾向は少し改善され、白血球の値もモイにしてはまあまあだった。
  • 尿素窒素BUN 39.4(基準値17.6~32.8)
  • クレアチニンCRE 2.2(基準値0.8~1.8)
  • 赤血球 593(基準値550~1000)
  • ヘマトクリット値 23.9(基準値24~45)
  • ヘモグロビン濃度 7.1(基準値8.0~14.0)
  • 白血球総数 6800(基準値5500~19500)

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そしてエコー。モイが元気だったので淡い期待をしたが、腸の黒い影は同じところにあった。2週間前とほぼ変わらない状態。もし大きくなってしまっていたら今日は抗がん剤投与する選択肢もあったが、予定どおり2週間培養してもらったリンパ球を戻すことにした。昼のあいだモイを病院へ預け、いつもの町で待機。

夕方迎えに行く。この時いつも奥の処置室からモイの「ウギャ〜」という叫び声が聞こえてくる。多分、腕に刺されたカテーテルを抜いてキャリーケースに戻される一連の段取り中に先生や看護師さんに抗議しているのだろう。今日は一段とすさまじい鳴き声。心が痛い。

先生によると今回(7回目)もリンパ球は順調に培養されたようで3億個に増えたそうだ。これから数日をかけ免疫シグナルを備えたリンパ球が体内で戦闘配置に着く。がんばれリンパ球ソルジャー!

会計待ちの時、キャリーの中のモイをふと見ると右前足から血が漏れたようでしきりに舐めていた。ちょうど奥で看護師さんもエリザベスカラーに付着した血痕に気づいたようで待合室にやってきて、「モイちゃん血が出てませんか?」と。「そうなんですよ、舐めているようです。」「何かお手当しなくて大丈夫でしょうか?」看護師さんが容易にモイを抱っこするのは難しいので、「多分大丈夫とは思いますが、じゃちょっと見てみますね。」と俺がキャリーからモイを出そうとした瞬間、、

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「ウギャ!!」©カーコ画伯
ピアスの穴開けました。

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耳と顔に爪が刺さったまましばらくぶら下がっているモイ。体感15秒ほど。妻も看護師さんも近くにいた他の猫のオーナーさんも身動きできず時間が止まったように固まっていたような、、
ごめんよ、また診察室に連れて行かれるかと思ってパパのことも認識できないくらい瞬間的にパニックになったんだよねえ。でもパパうれしいよ!モイの傷、モイが生きている証!

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教訓:元気がない時の通院も大変ですが、元気な時の通院もなにかと注意が必要です。

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お兄ちゃん、今日もがんばったね!


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キャリーケースの中のモイの血のついたペットシーツを嗅いでフレーメン反応するウニ。


 



「胸が張り裂けそうなほどに愛しい」って、本当に心臓のあたりが痛むのなあ。
#ウニのウニウニ (←タグ作った!)攻撃にモイもモイのモイモイで応戦。こんな光景が見られるのもモイが元気だから。

明日の通院でモイはまた少し弱ってしまうかもしれないので、またしばらくの間このふたりの楽しそうな時間を奪ってしまうのかと思うと本当にツライ。やるせない。早く完全に元気になってツライ日々を終わりにしようね、モイ!



月曜日ですが今週は通院お休みのモイ。じっくり静養して来週に備えたい。2週間エコーチェックなしになるので、その間の経過が分からず不安にもなるのだけれど今のモイならきっと大丈夫。


来週月曜に抗ガン剤メソトレキセートを投与し、その週の後半でリンパ球を戻すというスケジュールを立てていたのだけれど、先週のドキソルビシンの副作用がけっこう尾を引いてしまったので、負担を少なくするためには、来週月曜をリンパ球戻しにして、さらに1週間後の月曜にメソトレキセートくらいの間隔にした方がいいのかもしれない。もちろんモイの体調や直前の血液検査、あとリンパ球の培養次第では予定通りに行かない事もあるのだけれど、ひとまず先生に相談してみよう。



バリのモイとウニ。

悪いやつがモイの腎臓から見えなくなった日、病院の側のお店で見つけた兄妹。いつも抗がん剤の日は5時間近い待ち時間があるのだけど、同じ町を歩くにしても気持ちの持ち方で足取りも軽くなるし、町並みもまったく違って見えるものですね。おかげでこのふたりも見逃さなかったよ。



グッドモイウニング!


昨日、病院の受付で会計待ちしている時、キャリーケースの中でお漏らししてしまって、身体がクサクサになったモイ。抗ガン剤後の排泄物には2〜3日気をつけなくてはいけないので、帰宅後、嫌がるモイを押さえて濡れタオルでしっかり拭き取った。それでも猫にはまだほんのり臭うのだろう、いつも以上にナースウニのチェックが入ってます。でも、通院の翌日とは思えないほどモイは元気で逆に心配になるくらいの朝です。

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