moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 入院、退院、通院

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ペットドックでモイの尿からストルバイト結晶が検出され、それが確実になったのが今月12日。その日から早速尿ケア用の療法食を試してきた。ストルバイトは食事療法が基本のようだ。
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5つもらってきた試供品の中で最初に試したのは「日清ペットフード ストルバイトブロック」。これはまあまあな食いつきだった。サンプルで量が少ないのでその日のうちになくなってしまった。次の日残りの4つも少量ずつ試したが、食べてくれたのは「ヒルズC/D」だけだった。これはかなり食いつきがいい。すぐにペットショップで大きめのやつを買ってきた。

が、次の日、下痢に。その次の日も下痢。

先生が「尿ケア食は脂質が多めなので便が柔らかくなるかも」と言っていたのが的中した。リンやマグネシウムのミネラルを減らしている分のバランスでそうなっているのか、ネットで「水をたくさん飲ませるために塩分が多い」という書き込みまで目にして、酒のつまみじゃないのになあと思ったり。

モイの場合、もともとリンパ腫の原発巣が腸にあり、そうでなくても腸は健康の基本になるところだからお腹がゆるくなっては本末転倒な気がするのでC/Dはやめることに。一旦、今まで主食にしていた「ロイヤルカナン消化器サポート」に戻した。次の日にはまたマシュマロのような便に戻った。

ところでモイがストルバイトになったのは、ひょっとしたら日々の投薬後におやつとしてあげていた「いなば 焼かつお」が原因かもと少し勘ぐっている。詳しい成分表がみつけられないけれど、かつおってことでなんだかミネラル多そうな気が。なので、発覚以来おやつは我慢してもらっている。3年近くパブロフのような条件付けをしてきたので、おやつなしでも素直に投薬を受け入れてくれるモイが愛おしい。

ひょっとしたら毎日のおやつをやめるだけでも尿ケアになるかもと思いつつも、ひとまずストルバイトをなくすために療法食は探さなくてはいけない。サンプルでもらった他の3つは食べてくれないので、ネットで調べて「ロイヤルカナン phコントロール1と2」を購入してみる。幸いどちらも食いつきがいい。サンプルで食べなかった「ユリナリーS/O」の前身がこれらしいけど、前身のを食べて後発を食べないという猫あるあるかな。

もともと、phコントロール1はストルバイト用で尿を酸性化させる(ph値を下げる)もの、phコントロール2はシュウ酸カルシウム結石用で尿をアルカリ性にする(ph値を上げる)もの、と真逆のものだったようだけど、それぞれが過度にならないように他方への配慮をしていったら、結局同じような役目のものになったということらしい。なんだか不思議な話だけれど、モイの場合はストルバイトが出ているわけなので心情的にはやっぱり「1」を食べさせたくなる。

それからはphコントロール1をメイン食にしたが、こればかり食べすぎるとまた便がゆるくなるかもと思い、消化器サポートもたまに食べてもらいつつ今日に至る。その上での便は消化器サポートだけの時のようなマシュマロ状のものではなく、少し粘土のような赤みが増したが柔らかすぎずそこそこいいウンチが出ている。

先生が「いつでもいいですけど、2週間くらいしたら結果も出てくるのでまた尿検査を」と言っていた。今日ウニのワクチンとペットドックの日はちょうど15日目にあたる。朝4時45分にモイのオシッコをとることができたので、一緒に病院へ持っていった。前々回のように採尿から少し時間が経っているので正確な検査結果が出るかは微妙かもだけれど、せっかくだからやってもらった。

夕方ウニを迎えに行った時にモイの尿検査の結果を聞いた。ストルバイトは出ていなかった。やったー。「療法食は継続で」と先生。ph値は5~7の基準値に対し「7」。ぎりぎり基準値。ただ前回もph値7でその時はストルバイトが出たので実際のところ紙一重なのかもしれない。前々回はph値8だった。もうちょい尿ケア食を食べ水分をしっかりとればちゃんと治ると思う。
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おやつも食べずにがんばっているモイ。それでも元気だし、日に日に甘え方が増してきた気がする。
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冬場はベッドの足元で寝てくれるのだけれど、どんどん顔の方にあがって来て昨夜はついにお腹の上で寝てくれた。6.7kgあるモイを3~4時間お腹に乗せて寝るのはなかなか大変でエコノミークラス症候群になる夢を見そうだったけど、これもいい思い出。モイ重いでの思い出。おモイで。
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今日はウニの年に一度の3種混合ワクチン接種と、ついでにペットドックを受けて来た。

前置きが長くなります。

先ず、ワクチンは本当に年に1度必要かという問題だけれど、昨年、一昨年とワクチン前に抗体検査をしたら、あまり抗体が残っておらず、「もうそろそろワクチン打った方がいいですよ」という数値だったので、結局、素直に年に一度ワクチン接種した方がよさそうだった。ウニの場合。

ペットドックも昨年に続けて2回目。ウニが受けたスタンダードコースは人間で言う区の健康診断よりは立派なものだけど、猫時間で考えると4年は経っているのでやっておいた方がいいのかなという考え。

「ワクチンとペットドックを同じ日にやるのは負担が大きいのでは?」という疑問を主治医に相談したことがあるけれど、「確かに片方だけ受けるよりは1日がハードになりますが、猫の場合は外出のストレスというのも考慮しなくてはいけないので、2回に分けて病院へ来るよりいっぺんに済ませてしまった方が結果ダメージが少ないと考えることもできますね、、」ということだった。ウニはモイより外出に慣れていないので、先生の言うように一度にお願いした方がよいかと思い、年が開け早めに通院するつもりでいた。

ところが、1月10日夜
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気がつくとウニの右目が開かなくなっている。
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生まれつき少し右目が結膜炎のように赤くなることがあって、時おり痒そうに手で擦っているが、この日は擦る以前から全く開いていない。
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このまま手で擦りだしたらますますひどくなるなと思い、久しぶりにアンリッカラーを装着してもらった。
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掻こうとしても掻けない。
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ライトニングケーブルで自ら充電中のウニ
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疲れて寝てしまった。

翌朝、1月11日
モイと違ってほとんど咳き込んだことがないウニが突然むせたように咳をした。

慌てて記録用にスマホで動画を録ったがすぐ治まって間に合わなかったのはむしろよかった。
 
と思ったら今度は声がしわがれたような変な声になった。さっき咳き込んだからだろう。
昨日の今日なので、なにか風邪でも引きかけているのかなとこの時は思った。もしそうだとしたらワクチンは打てないし、万が一風邪が悪化してモイに感染ったら大変。モイはリンパ腫だったので用心のためワクチン接種していない(ワクチンは少量のウイルスを体内に取り込むのでそれをきっかけにがん細胞が刺激され増殖でもしたら大変なので)。

ぬるま湯を飲ませたらひとまず声は復活した。

1月13日
風邪じゃなかったかもなあと少し安心していたら今度はひどい下痢。立て続けに3回トイレに行き、ビシャーっと。もともと軟便がちなウニではあるけれど、やっぱりこれはちょっと調子悪いのかも。

1月15日
そしてこの日は知覚過敏症が出た。自分の尻尾を追いかけ回すようにクルクル回転したり、背中がゾクゾクと震え、毛が逆だって気になって自分で身体をペロペロ舐めるのだけど、治まらず走って部屋の角に逃げていってしまう。ちょっとしたパニック障害。気をそらしたり、尻尾を見えないように隠してあげたり、ストレス緩和サプリ「ジルケーン」を飲ませたりして対処している。

2017年8月に初めてその病名を認知するひどい症状の時があって、その時は落ち着くのに2週間近くかかったっけ。その後も季節に何度かちょっとした症状が数時間だけ出るような事はあったが、今回は少し長引いている。

今回ひどい症状が出ているところは撮影できていないけれど、これもその軽いやつ。本当は20日にワクチンとペットドックの予約を入れていたのだけど、その2日前になっても過敏症が治まらなかったので一週間延期してもらった。「ペットドックは必ず必要というものではありませんからもし来週も体調が戻らなかったらまたご相談ください」と電話口の看護師さん。

そして話がやっと今日に。

この一週間でやっと過敏症も治まってきて、疑わしかった風邪もひいてなさそうなので、今日は通院することに。

未明から絶食。
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ウニのご飯ないよアピールは相変わらず分かりやすい。モイが自分の通院と勘違いしてベッドの下に隠れたが、抱きかかえられたのはウニ。玄関に置いておいたキャリーケースに入れようとすると身をよじって抵抗した。この感じ懐かしい。モイはいつもすんなりケースに入ってくれるから忘れていたけれど、先代マルオはいつも「死んでも入りません!」って足を踏ん張ってたなあ。やっぱり猫のスタンダードはこの態度かな。そりゃ通院はなるべく少ない方がいいよね。
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往路の車中もワオーンと鳴き続け不安そうなウニ。
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生憎の空模様。
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おまけに寒い。
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今日は主治医でなく女性の先生が診てくれることに。上に書いた今年になってからの様子などひと通り説明。嫁が着ているウニスウェットに気づく先生。
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キャリーから診察台にウニを運び出しながら「ウニはどっちかというと臆病で〜」と説明すると、「モイちゃんと正反対ですね」と先生。やはりこの病院ではモイは相当ブイブイいわせてるんだな。不思議だな。うちではどちらかというとモイはおっとりした性格でウニはお転婆で手に負えないこともあるのに。
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モイなら即エリザベスカラーを着けられるところだけど、ウニはそれなしに、体重、体温、触診、聴診、目や口の軽い検査などが行われた。とくに問題はなさそうなので、予定通り数時間預けてワクチンとペットドックをやってもらうことに。

いつもの街で4時間ほど待機。途中、留守番カメラで家のモイの様子をチェック。モイがひとりきりになるのは1年ぶり。なんだか妙にくつろいでいる様子だった。

夕方ウニを迎えに。オプションで目のスリット検査をしてもらったが、「結膜充血もないし、ぶどう膜炎を疑うような症状も今はないので経過観察でよいのでは」とのこと。その他のドック結果は一週間後に聞きにくることに。

ちなみにウニの検査はすべて鎮静剤を使うことなく行われたようだ。とってもよかったけど、意識のある状態で4時間も知らない人にいじくり回されて、「ワンワン」「ニャンニャン」聞こえてくる部屋でケージに閉じ込められていたかと思うと、それはそれでさぞ怖かったろうなあ。
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帰路は車に乗ってすぐは鳴いていたけどしばらくすると家に帰ることを察したのか、安心したようでくつろぎだした。異臭がついたのでグルーミングはかかさない。
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家に帰ると、いつもと逆の光景が。今日一日ウニが入っていたキャリーケースをモイがチェック。「あ、この臭いは!」と思ったかな?

実は今朝4時頃モイの尿も採れていたので、今日はモイの尿検査もしてもらった。果たしてストルバイトは?! ここからは別記事にします。

このブログの最初の記事は今からちょうど3年前の「モイ、血便」からはじまる。あの日、トイレに捨てたモイの便をたまたま流し忘れたことで、しばらくしてトイレの中がほんのり赤く染まり潜血があることに気づいた。あきらかな血便であればトイレに捨てる前に気づいていただろうから、そこまで重度になる前の時点で気づくことができたことは今考えたら偶然とはいえとてもラッキーだった。それでもリンパ腫の進行は速く、エコーで見た黒い影はかなり大きくなっていたわけだから、低分化型(進行の速い)リンパ腫を早期に発見するのはなかなか至難の業だろう。
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さて、12月に行ったモイのペットドックで尿にストルバイト結晶(ストラバイトという表記もある)が混じっていることが分かり再検査となった。その時は採尿から検査までに7時間もかかってしまったので、容器の中で結晶化した疑いがあったからだ。先生から「再検査にあたっては尿が採れたらなる早で持ってきて下さい」と言われていたので、年末年始、モイがトイレに行くタイミングをずっと監視していたのだけれど、なかなかこれが病院の診察時間中にしてくれることが少なく、だいたいが早朝か夜遅くなのだ。

1月6日朝9時15分、風呂でシャンプーをしていると、浴室の扉越しに 「モイ、オシッコしたよ」と嫁のカーコさんの声がした。病院は開いている。慌てて髪を洗い流し身体は洗わないまま、風呂を出て髪を乾かす間もなくオシッコを入れた容器を持ってすぐに車を走らせた。受付で「尿検査お願いします」と渡したのは、9時55分だったので、40分でデリバリーしたことになる。なかなかな鮮度だろう。これで今回はちゃんと検査ができるはず。

そして今日、その再検査の結果を聞きに行った。やはり同じように顕微鏡でストルバイト結晶が確認されたとのこと。ガーン。増えすぎると尿管が詰まり、いわゆる尿路結石になってしまう。

ストルバイトは正式名称「リン酸アンモニウムマグネシウム結晶」と言うらしく、リンやマグネシウムが多いことが原因のひとつらしい。治療法としては、療法食でリンやマグネシウムが少ない食事をする、尿が酸性化するように誘う、なるべく水分を多くとり尿を薄める、など。
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ひとまず療法食のサンプルをいくつかもらってきたので、しっかり食べてくれるものがあるかしばらく様子をみよう。


代謝が変われば結晶が出来にくい体質に戻ることもあるが、少なくとも年単位で治療していく必要はあるでしょうとのこと。先代のマルオも若い頃にストルバイトが出たことがあったけど、治るまでそんなに長くかからなかった記憶があるのだけれどなあ。

「尿管が詰まったりする前に比較的初期段階で発見できたのでよかったとも言えますね」と先生。ペットドックをやったおかげだな。奇しくも3年前の今日、血便に気づき、今回はストルバイトに気づいた。一難去ってまた一難なわけだけれど、どちらも先生が言うように初期に発見できてよかったと思うことにしよう。内心はかなり落ち込んでいるんだけれど、モイは普段と変わらずとても元気そうなので、この病気にもまたじっくり付き合っていけば、きっと大丈夫。きっとうまくいく。
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あと、前回、尿中のタンパク質が「2+」とやや多めだったが、今回は「±」という値でとくに外注検査は必要なさそうだった。

※このブログでしばらくリンク切れしていた写真(主にインスタの写真)へのリンクを年末にまとめて貼り直しました。


 

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2017年1月12日、血便に気づき近医に駆け込んだあの日から数え86回目の通院。大きな病院でリンパ腫と診断されその日のうちに入院、そこからの2泊3日も1回と数えている。ほぼ3年が経ったモイの闘病生活は今日でひとまず終了、、のはず、、
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最後と知ってか知らずか、往路、ずっとキャリーから車窓を楽しむモイ
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治療のために通うのは今日で最後、、になってほしい、、
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今後は日々の経過観察、数ヶ月に一度、定期検診で通うことになる、、だろう、、

なんだよ、最後だと言うのに随分と歯切れが悪いじゃないの、その理由は後ほど書くとして、先ずは最後の免疫細胞療法について。

【免疫細胞療法】
先生と相談して今回で最後としていた免疫療法。今回のリンパ球はなんと5億7千万個に増えていた。22回目にして最高記録更新。因みにこれまで22回の合計は58億8900万個(暇だなあ、足し算なんかして〜って言わんでください)。初めてやった2017年3月の時は1900万個にしか増えず、先生も「本当は1億個くらいを目標としてるんですけどねえ」と言っていたので、モイは免疫療法も向いてないのかなと当時は落ち込んでいたけど、2回目以降は比較的たくさん増えてくれて先生がびっくりすることも多かった。「2~3週間培養する」というのがセオリーとされるなか、今回スケジュールの都合で初めて13日間と2週間に満たない期間だったので、ちゃんと増えているのか不安だったのだけれど、心配無用だった。

しかもこの5億7000万個のリンパ球は活性化され免疫シグナルを有しているので、よりがん細胞を攻撃してくれるという理論。

以下にその5億7000万個の顕微鏡写真をお見せします。
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モイの体内にはこの5億7000万の兵士たちが戦う相手はもはやいないはずなのだけれど、どんな人や犬猫でも日々体内で微小ながん細胞が生まれては死んでいるらしいので番人が多いに越したことはない。
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さて、前回書いたように、2週間前に鎮静剤をかけたついでにペットドックもお願いしていた。モイの治療の総決算にするつもりで。今日はその結果を聞けると思っていたのだが、主治医から「すみません、こちらの伝達ミスで一部の検査のデータが取れておらず、レントゲンと便尿の検査だけ、もう一度やらせてもらえないでしょうか」と説明があった。むむむ、ペットドックの結果次第では今日で晴れてすっきり治療を終えられると思っていただけに残念。「それ以外の血液検査や超音波検査の結果だけ先にお話することはもちろんできますが、レントゲンや糞尿検査をした上でそれを踏まえトータルにお話した方がいいと思うので」と言われ、確かにそうだろうなと思ったので承知し、今日リンパ球の戻しでモイを預ける際にレントゲンを、ウンチとオシッコに関しては改めてうちで採取して近日中に届け、その数時間後に改めてまとめて検査結果を聞くという約束をした。

細かい事情は聞かなかったけれど、2週間前は鎮静剤で眠っているうちにいろいろ検査をしたはずで、レントゲンもその時にやっただろうに、とか、今日は鎮静をかけないのでモイの暴れ方次第では撮影が難しいだろうに、とか、放射線を浴びる回数が増えることになるとしたらちょっとヤだな、とか、いろいろ考えてしまった。
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そんなわけで、最後の最後にちょっと後味悪い感じになってしまったのだけれど、現時点で出揃っているデータ上(血液やエコー上)に何か重大な問題があるということはないそうなので、その点では安心(仮)したし、数日後に改めてペットドックの結果をまとめて聞いて、そこで晴れて今後の展望などをじっくり先生と考えられたらよいかなあと思った。その日は便と尿だけを持っていくことになるので、どちらにせよ、モイ自体の通院、治療通院は今日で終了。よかった。モイ、本当に長いことおつかれさま。よくがんばったね。
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これまで3年間ずっと応援して下さった皆様や共に病気と闘っている同士の皆様にお礼が言いたいのですが、ペットドックの結果を聞くまではまだ何があるか分からないので、数日後、また改めてペンを取りたいと思います。いつもおつきあいいただきありがとうございます。
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3週間置きに行ってきた父の抗がん剤治療、R-CHOP療法は1月25日の投与を持ってひとまず終了したそうだ。初回の入院時に立ち合った際、医師は「6~8回の予定」と言っていたが、6回で終わったということは途中経過(血液検査)が良好だったということだろう。副作用で便秘がひどくなったので、途中からステロイド(プレドニゾロン)は止めていたらしく、R-CHOPからPを引いたR-CHO療法で行っていたことになる。高齢で元々抗がん剤も減量してあったので、父もこんなに早く終了できるとは思っていなかったようだ。
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あとは、来月5日に行う予定のPET検査の結果を待つのみ。
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6回の抗がん剤投与を乗り切った父、手書きで書き始めたエッセイは第二章からiPadの原稿用紙アプリにタイプされるようになった。書き上げた原稿は姪っ子がメールに添付して送ってくれる。俺もそれを読むのが毎回楽しい。
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猫の名は、父推しの「ミー」ではなく、姪っ子推しの「小町」になったそう。
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最新の「第七章」は先日病院で最後の抗がん剤を点滴されながらベッドで書かれたようで、エッセイというよりはTwitterの「つぶやき」のようなリアルタイムな内容になっていた。そのうちSNSも始めてしまうのだろうか。ドキドキする。どうせならPET検査の結果を「寛解、キター!」とつぶやいてほしい。
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2019年、はじめての通院。2年前の1月12日に血便に気づいて病院へ駆け込んだ時から数え通算77回目のモイの病院通い。久しぶりの通院だったが今日は今までで一番行きの車中でリラックスしていたようだ。いつも車中では決してキャリーケースから腰から下は出さないように注意しているが、今日は往路からわがままに「出せ出せ」と暴れまわりご覧のように助手席の妻の腕の中へ。
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今年、季節に1回のペースであと4回だけ免疫療法をやってみる予定でいます。それで来年の今頃もしモイが今と変わらず元気で居てくれたら免疫療法も卒業しようと思う。丸山ワクチン、サプリメント、皮下輸液はその先も続けていくかもしれないけれど、免疫療法のような大がかりな治療は今日の採血から数えてあと4回。カウントダウンというと何だかお祭りが始まるみたいだけれど、むしろ粛々と最後まで気持ちをしっかり持つために「4,3,2,1…」と指を折っていこう。
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免疫リンパ球療法は今回で19回目。いつものように午前中にモイを預け鎮静化で培養用のリンパ球を採血してもらう。2週間後にどの程度増えてくれるか、わくわくドキドキしながら待つのもあと4回になるのか。

【体重】6.5kg
絶不調時から1.6kg増し。
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【超音波検査】
腎臓にあったリンパ腫の影は2017年の5月の部分寛解以来1度も見えない。ただ先日ウニの健康診断で若い健康な典型的な腎臓のエコーを見てしまったので、モイのそれは少しボヤけて見えているということに今さらながら気づいてしまった。

腸にあった影も昨春から1度も確認できない。今日も綺麗な5層構造の腸管をあちこちモニターしながら「分からないですね、多分、場所的にはここなんですけど、ここらにあったはずなんですが、その形跡も拾えなくなってきていますね、、、、、、、、いいですね、ニヤッ」と先生。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  34.1(前回 28.2)(前々回 33.7)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  1.8(前回   1.3)(前々回   1.9)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

  • 前回、分院で検査してもらった時は劇的に改善していた腎臓の値が、今回はまたここ1年ほどのモイのアベレージに戻っていた。

    分院で測定した時だけよかったと考えると、ひょっとして、検査機の個体差なんてあったりするのか? それか、アゾディル(腎臓用の乳酸菌サプリ)を前回は検査の前日に朝と夜1カプセルずつ服用したが、今回、昨日の朝の服用を忘れ夜1カプセルだけだったので、その影響があるのか?そんなダイレクトに血液検査結果に反映するものかどうか分からないけれど、意外と関係あったりして。どちらも帰宅後に推測したものなので先生に次回お伺いしてみよう。
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    2年前の今日1月14日はモイが高度医療センターに入院することになる前日で、僕と妻は絶望のど真ん中にいた。モイとウニをそれぞれ膝の上に抱っこして友人に家族写真を撮ってもらった。この腕の中にいる温かい命ともう2度と会えなくなるかもしれない、という、かつて経験したことのない覚悟を持ってレンズの前で座った。この先、本当にモイが完治したと言える日が来たら、あの泣き顔の写真もいい思い出の1ページとして振り返ることができるようになるのかな。そんな日が来るまでまだまだがんばらなくてはいけない。
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    今年もお留守番をがんばるウニ

    そんな節目の日、先日sippoで紹介してもらったモイの記事Yahoo!ニュースで紹介された。新しい読者の中には同じような闘病をしている方がおられるかもしれない。モイもまだ渦中ですが、この闘病記が少しでも参考になればうれしいです。
     

    モイは今でも毎日サプリを飲み、摂取カロリーから尿や便の回数まで逐一チェックしているけれど、その分ウニにはどうしても十分に気がまわらない。時より過敏症になる以外は健康そうに見えるけれど、昨年の今頃より100g体重が軽くなっているのが少し気になる。気にしすぎ?
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    ということでペットドックを受けることにした。選んだのはスタンダードコースというもので、以下のような内容。

    身体一般検査(視診、聴診、触診)
    尿検/便検査
    血液検査(生化学検査を含む全身フルスクリーニング、SDMA)
    レントゲン検査(胸部、腹部)
    腹部エコー検査
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    12月3日、半日の絶食をし午前中に病院へ行き、午後まで預けひと通り検査してもらう。この日は結果内容についてはまったく触れられず、外部発注の血液検査の結果が出るのを待って10日後以降にまとめてお話しますということだった。例えばモイのリンパ腫発覚時みたいによっぽど異常のあるエコー画像がモニターに写ったとしたら、その場合はすぐに言ってくれるだろうから、今日とくに何も言われないということは大きな問題はないってことだよな、と思っておくことにした。
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    ペットドックのついでに昨年打った3種ワクチンの抗体がどの程度残っているかを調べてもらおうと、ワクチン抗体価検査用の採血もしてもらった。
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    12月17日、結果を聞きに行く。

    尿は健康な濃いオシッコ、便に寄生虫はおらず、血液検査もすべての項目が基準値内、レントゲン写真もとくに異常は見えず綺麗。撮影する時に抵抗したのだろう、細い骨が少しよじれて写っていたのがウニらしくて可愛かった。肝臓、胃、脾臓、膀胱、腎臓、胆嚢、副腎といろんな臓器のエコー画像と動画を見ながら詳しく説明してもらったがどこも問題はないそうだ。腎臓の構造(皮質、髄質)がはっきりしていて「若くて健康な腎臓の典型的な見え方」とのこと。モイの腎臓は綺麗とはいえリンパ腫を脱して修復される過程で線維化している分、少しぼやけて見えているということがウニの画像と比べて見て初めて分かった。

    ウニの腎臓の値を示すSDMAは「13」だった。

    一緒にやってもらった3種ワクチンの抗体価検査のうち、猫汎白血球減少症の抗体だけ512倍と十分に残っていたが、カリシウイルスとヘルペスウイルスの抗体がどちらも12倍と並で、長期のワクチン効果は望めないということだったので、近日中に改めて接種しにくることにした。
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    12月23日、ウニの3種ワクチン(ピュアバックスRCP)接種

    ワクチン接種によるリスクもゼロではないので少し高額な抗体価検査を2年続けて行ってみたけれど、昨年同様の結果で結局ワクチンを打つことになったので、来年からは素直に年1ペースでワクチン接種だけするのがウニの通院のストレスのことも考えるといいのかなと思った次第。
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    寡黙なモイと違ってウニは感情が分かりやすい。検査前の半日絶食中、空腹をあからさまにアピールするし、病院への往路では、「いやだよ〜、行きたくないよ〜」みたいなトーンで鳴くし、病院ではびびって妻の背中によじ登るし、帰路はまだ家に戻っているという概念がないのか、じっとキャリーケースの中で丸くなっていて、帰ったら帰ったで、興奮が覚めないのか、抗議の意味なのか、聞いたことのないような唸り声をあげ玄関先でずっとウォンウォンと鳴き続けている。ペットドックの日ほどではなかったが昨日のワクチン接種後もそうだった。十猫十色で面白いな。
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    なにはともあれ、ウニが健康でいてくれて本当によかった。

    輸液を1日置きにして一週間。これまで1年4ヶ月ほど毎日モイの背中に注射針を刺してきたけれど、連日じゃなくなるだけでやっぱりだいぶ楽だ。

    でも輸液をしない日でも薬とサプリは毎日これだけの量飲んでもらっている。
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    シリンジの中身は煮出したチャーガ茶(カバノアナタケ茶)、磨り潰した整腸剤ビオイムバスター1T、AHCC、センダンの4種類をブレンドしたもの。それに皿の上の大きめのカプセルが腎臓用の乳酸菌アゾディル、その左が消化管運動促進剤プロナミド1/2T、それから先日の赤い毛玉を吐いて以来再開した胃薬ファモチジン1/4T。全7種類。これを毎晩。

    これプラス隔日で皮下輸液。輸液はリンゲル液120mlで丸山ワクチンA剤B剤を交互に混ぜている。

    まだ減らして一週間なので輸液しなかった日は、火、木、土の3日間だけだけど、やっぱり輸液しない日は少し自分から水を飲むことが2~3度ある。輸液を毎日していた頃は自分で水を飲むことはほとんどなかった。

    これでひとまず2週間様子を見て、29日に通院した時に血液検査で腎臓の値を再度チェックしてもらう予定。大丈夫だといいなあ。

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    父は今日の夕方無事に退院しました。2週間の予定が5日伸びたことになる。便秘以外の副作用はなかったらしいけれど、それでも4kgほど痩せているようでよっぽど辛かったんだろう。

    また数日後にはR-CHOP療法の2クール目を通院で行う予定のようだけれど、体力大丈夫かなあ。耳が遠くないので電話で普通に話せるのはいい。入れ歯を外していると滑舌が悪くて言葉は聞き取りづらいけれど、「いわゆる〜〜」みたいな理屈っぽい話し方は昔とちっとも変わっていない。

    10,14,14,21,7,14,14,14,14,14,28,14,14,21,28,42,63日

    この数字はモイがこれまで行ってきた18回の免疫細胞療法のそれぞれの間隔。詳しく書くと、戻し日(2週間かけ培養したリンパ球を体内に戻す日)から、次の採血日(培養するためのリンパ球を採る日)までの日数。ずっとほぼ2週間隔で行ってきた免疫療法をここ5回ほどで徐々にペースを落とし間隔を広げていっていることを分かりやすく数値で示した。

    昨年までは抗がん剤投与もあり、戻し日とバッティングしないよう(かぶるとせっかく増やしたリンパ球を抗がん剤が叩いてしまうことになるので)スケジューリングしなくてはいけなかったが、今は丸山ワクチンや日々のサプリ服用を除けば一番積極的な治療がこの免疫細胞療法で、その治療からの離脱を徐々に図っている、それだけ復調してきた、というわけです。

    前置きが長くなったけど、今日はその18回目の免疫療法のための採血をするための通院。先週イレギュラーに分院へ通院した時は往路でも車窓を楽しんでいたモイだけれど、今日は鎮静剤を使うため朝ご飯を抜いたので気配で悟ったのだろう、出かける随分前からベッドの下に隠れていた。
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    空腹もあってか行きの車中はご覧の通りいじけ気味。

    病院は秋から予約制になったけれど待合室はそれでもけっこう混んでいた。「近藤さ〜ん」主治医に呼ばれると2つある診察室ではなくなぜかオペ室に通された。初めて入る部屋だったので少し落ちつかない状況のまま、先週火曜日の吐血の話から。

    ファモチジンを毎日服用した効果もあってかその後吐きもなく先生が言っていたように一過性のものだったのだろうということに。一体なんだったんだろうという感じだがひとまずホッとした。

    この件がありモイへの観察眼が高くなった今週、ちょっと気になることもあって先生に相談した。

    ひとつはたまに便に黒い部分や赤い部分がまだらに混じること。普通なら気づかないレベルだけれど、毎回必ず記録として撮りためている便の写真を振り返ると、時より妙に黒い固まりがあったり、全体が少し赤みがかっているように感じる便があったことに気づく。先生に写真を見てもらう。「確かに出血の可能性はあります。黒っぽいのは胃や十二指腸で出血したものが降りたもの、赤っぽいのは腸から下、大腸あたりのものかもしれせんが、便の全体ではなく一部分なので、これが血かどうかは微妙ですね。」

    もうひとつはモイがたまにする咳。頻繁にしていた子猫時代に比べると最近は月に2~3度ある程度なのだけれど、3日前の先週金曜にも咳き込んだ。その様子を録画できたので先生にも見てもらう。「猫の場合は鼻から吸うのでくしゃみが出ることは多いですが、これは確かに咳ですね。続くようであれば気管支炎や、猫の場合、喘息も多いですが、月に2~3度ということであれば、食べたものや飲んだ水がたまたまひっかかった、少しだけ喉が通りづらいような構造、体質なのかもしれませんが、とくに今これに対し治療をするということでもないかと思います。」と先生。

    この時オペ室には超音波検査機がなく、いつものように立ち会ってリアルタイムにエコー画像を見ながらの診察を受けることが出来なかったので、今日はモイを預け鎮静下でリンパ球の採血をするついでにエコーも見ておいてもらうことになった。
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    預ける直前。モイの寂しそうな表情がうっすら見える。
    またいつもの街で待機。若干いつもより喉を通りづらい昼ごはん。待ち時間も長く感じる。

    夕方、迎えに行く。

    【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  31.3(前回 38.6)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  1.9(前回   1.8)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

  • 腎臓用の乳酸菌アゾディルを1日1カプセル服用しはじめて2ヶ月半。クレアチニンの値は今回0.1上昇してしまったが、尿素窒素の値は基準値内まで下がった。どちらも波はあるもののクレアチニン値が2回続けて2を下回ったことは1年ぶりでアゾディル(推奨は1日2カプセル)の効果が少なからずありそうだ。これを受け、毎晩自宅でやっている皮下輸液を今度こそ隔日に減らしてみる。丸山ワクチンも隔日なのでワクチンと輸液をセットで行えば2日に1度はモイに針を刺さずに済む。1年以上毎日モイに針を刺して来たが少しだけ楽になりそうだ。ひとまず2週間これで様子をみてみることに。
    • WBC(白血球総数)6240(前回 5900)(基準値 5500~19500μl)
    • 分葉好中球     2950(前回 2832)(基準値 2500~12500μl)
    • リンパ球      2680(前回 2773)(基準値 1500~7000μl)
    白血球はやっぱり少なめ。
    (余談ですが、「はたらく細胞」ってアニメ、最初の2話を見たけれど、面白いなあ。モイの白血球もあのキャラくらいカッコいいのかなあ。)
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    これまでの尿素窒素、クレアチニン、白血球の推移を棒グラフにしてみた。(注: 横軸は時間軸だけど計測日がマチマチなので等間隔ではない。)
    こうやってみると、やはり昨年3月の奇跡の復調の時の白血球数がずば抜けているのが分かる。腎臓は昨年7月くらいに悪くなった…。 

    【超音波検査】
    エコー画像を見せてもらう前に先ずは先生の見解。「ほとんど分からないですね。多分ここだろうなという場所はあるんですが、制御されていると思います。もう、だいぶ、ほぼほぼ治ってると言いたくなるくらい調子はいいんじゃないかと思います。」

    「寛解」ということばを不用意に使わないようにしているのか、少し言葉を選びながら話す先生だけれど、「治ってる」というワードが出た。むしろ、うれしい!
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    もちろん数年間の長期寛解の先に「完治」があるので、まだまだ闘病の旅、経過観察の旅は続くし、先週のように急に吐血したりしたら、その一瞬でどん底に突き落とされたような気分にこれからもなることはあるかもしれないけれど、ひとまずよかった。モイ、がんばってる!
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    次は2週間後のリンパ球戻し。ノーベル賞で話題の免疫療法。免疫チェックポイント阻害薬ではないけれど自己免疫に力を与えるという意味で活性化リンパ球療法も同じものだ。モイのはたらく細胞たち、もっともっとがんばってモイを完治へと導いておくれ。
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    お兄ちゃん、おかえり〜!

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    父のこと

    同じリンパ腫で入院中の父。初回のR-CHOP療法から数日後、便秘になり、かなり苦しんでいる様子だったが、ちょうどモイの通院中に電話があり、一週間ぶりにドバっと出たそうだ。よかった。抗がん剤ビンクリスチンの副作用で腸の蠕動運動が止まっていたんだと思う。便がたまり悪玉菌が増えると免疫力にはかなりマイナスになるし、下手したら腸閉塞にもなりかねないので便秘は実はかなり怖い副作用のひとつ。あと血糖値が大きく上下している以外は今のところ自覚的な副作用はないらしい。白血球がそれなりに戻っていればもうすぐ退院できるかもしれない。

    R-CHOP療法、減量しているとはいえ続けられるかなあ。続けるとしても2クール目以降の便秘対策が課題になりそう。 

    午前5時半、「ケポッ、ケポッ」という音で目が覚める。モイが嘔吐(えず)いている時の音で、この音が聞こえてきたらトイレットペーパーかペットシーツをなる早でモイの口元に持っていき吐物が飛び散らないようにするよう条件付けられた。たとえ寝ている時でもサイレンで飛び起きる消防隊員のようになった。今朝は寝室の横のクローゼットで吐こうとしていたところに急いでペットシーツを持っていき、かろうじて吐物を受け止めることができた。毛玉を吐いた。まだ薄暗い室内で眠い目をこすってそれを見てみると毛玉が赤い。「えっ!」「血?」「もしかして吐血?」、一瞬にして眠気が吹き飛んだ。そしてここ数ヶ月少しずつ忘れつつあった息詰まるような闘病生活が一瞬にして戻ってきた感覚。妻も起きて一緒にニオイを嗅いでみる。血なまぐさい鉄っぽいニオイ。10分後にまた水分(胃液?)だけを吐いたが、やはりいつもと違ってほんのり赤い。血が混じっているのは間違いなさそうだ。

    ここのところずっと元気だったモイ。毛並みもよく体重も増えているし、簡単に振り返っても吐血するような原因は思いつかない。頭をよぎるのはリンパ腫の再燃、転移。目の前が暗くなる。火曜日はかかりつけの病院の主治医は分院にいる日だ。ウェブサイトの予約フォームに事情を書いて相談してみる。ありがたいことに8時半くらいに返信があり朝一番に見てもらえることになった。
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    本来なら来週の月曜日にひと月半ぶりの通院をする予定だったが、思いがけず前倒しでキャリーケースに入ることになったモイ。しかも行き先は初めて向かう場所。それでも案外ケロっとしてキャリーから顔を出し車窓を楽しんでいるモイに少しだけ救われた気分。
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    診察がはじまり先ずは吐いた赤い毛玉の写真を見てもらう。「びっくりしますね、これは」と先生。「吐くということは胃か十二指腸より上のどこかに原因があると思いますが、消化管の内側は超音波では映りづらい場所なので、ひとまず粘膜保護剤で様子を見てみるのはどうでしょう」「もしそれでも何度か繰り返し血が出るようなら粘膜に何かリンパ腫も含めた異常が起きている可能性も出てきますから内視鏡を使って検査することにしましょう」「今日は明らかにおかしなものがないか確かめる意味で念のためエコーも見ておきましょう」と、胃や十二指腸の周辺を見てもらう。画像上はとくに異常は見つからなかった。ちょっとホッとした。「もし毛玉か何かで一次的に胃の粘膜が傷ついているのであれば数日もすれば粘膜は入れ替わるので治まると思います」と、以前もらった胃薬ファモチジンがまだ家にたくさん残っているので数日それを飲ませ様子を見ることになった。

    ないとは思ったけれど念の為「最近元気なのでよく同居猫(ウニ)とやり合ってるのですが、外傷から来ている可能性はないでしょうか?」と質問してみると、「それはないでしょうねえ、よっぽど強力なボディブローが入ってたら分かりませんが、それで血が出るとしたら相手はプロですね」と苦笑いの先生。

    原因がはっきりしたわけではないけれど、いつも迷いなく見解を示してくれる先生がいるだけで動揺がおさまり気持ちが楽になる。
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    突然の通院でおつかれ気味の帰路。
    帰宅後、夜まで様子を見るが今のところ吐くこともないし、極めていつも通りのモイ。あの血はなんだったんだろう。ここ数日はまたちょっと緊張しながら様子を見守ることになる。
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    リンパ腫を含めがん患者とその家族は常にいつそれが再発するかもしれないという不安と背中合わせでずっと暮らしていかなくてはいけない。そのことをガツンと感じた一日だった。

    昨日のインスタより。
    昨日3歳と半年になったモイ。闘病生活がはじまってちょうど半分の1年9ヶ月が過ぎた。
     

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