moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 化学療法(抗がん剤)


グッドモイニング!
3度目の5月を迎えることができたモイ。今日も病院がんばろう!週一の通院だと、やっと元気が戻ってきたかなあって時にまた病院なので、かわいそうだけど、気持ちのいい季節だからね、ドライブ楽しむよ、モイ!

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エコーで見る腫瘍はまた少し小さくなってました。先生も超音波をお腹にあてながら「探さないとすぐには見つからないくらいになってますね」と。先生から最近よく聞く「制御できている」状態のようだ。ただ、まだ、あることはある。先週のドキソルビシン投与後かなり食欲も元気もなくなり、体重も100gほど減って5.3kgになっていたので、逆にその分、薬の効果をもっと期待していたのだけど、小さくなったのは腎臓も腸もほんの1mm~2mm程度。その数ミリの代償がこの一週間の副作用ということになる。もちろん大きくなっていないだけでもありがたいが、抗がん剤もドキソルビシンはあと2回しか投与できないし、今のペースのままではのちのち行き詰まってしまうかもしれない。

今日は血液検査の結果も悪くなかったので、予定通り初めてとなる抗がん剤クロラムブシルを経口投与してもらった。モイの体重に対しては3錠。カプセルにまとめて一気に。前々回効いたメソトレキセートにしなかったのは、なるべくいろんな角度から病巣を叩き、ローテーション期間を長くとるという多剤併用型の抗がん剤治療のセオリーからだ。クロラムブシルはそんなに強い薬ではないようだが、自宅でも投与できるのでこれが効いてくれたらいいな。

血液検査の結果をエリザベスカラーを着けたまま待つモイ。結果次第でまだ処置があることが分かっているので、ご覧のように浮かない表情。
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抗がん剤投与も終わって会計待ちのモイ。もう帰るだけだと悟って余裕の表情。もちろん車中でもいつものように、行きと帰りでこうも違うのかってくらい態度が変わって面白い。預けておく時間がなかったのでいつもに比べ短時間でストレス少なく帰宅できたモイ。

 
 
はい、お約束〜。

ここ数回は抗ガン剤を打っても大きな副作用もなくやってこれたモイ。何回か書いているが、副作用が出ないということは、抗ガン剤が効いていないということの裏返しかもしれないので素直には喜べないのだけど、このひと月ほどはとても調子がよく回復傾向にあるので、結果オーライってことでいいのかな。


ただ今回、4回目のドキソルビシンを打って2日半が経った現在あまり食欲がなく、通院した日以来しっかりとカロリー摂取できていない。少し気持ちが悪いのか、ビニール袋をペロペロするクセがまた出ている。人間のようにせめて「うう気持ち悪いよ」とか「吐き気がする」とか喋ってくれたらなあ。

このダウン気味の状況も逆手にとって、小さくなってきた腫瘍に最後のトドメをさしているところなんだと捉えたい。その副作用できっと気持ち悪いんだよねモイ。辛いけどがんばって!!もう少しだよモイ!

写真はモイ座り尻尾股間バージョン!



今日はモイの病院の日。鎮静剤を使うことになると思うので朝4時にご飯茶碗を撤収しました。ひもじそうなモイの鳴き声。ウニもつき合ってしばしダイエット。
モイ通院、帰宅後のお約束ルーティン。100発100中ウニ! モイの様子はまたこの後お知らせします。
モイのリンパ腫、闘病22回目の通院。クールな先生から「すごいと思います。」という言葉をいただきました!

先週は白血球が少なかったので延期した抗がん剤。前回の投与からだいぶ期間が開いてしまったので(18日)、今日はひょっとしらまた大きくなっているかもと想像していたらしいのですが(実際自分もかなり不安だった)、エコーで見ると、一週間前から現状維持、もしくはさらに小さくなっているとも見える病巣。ほんと、あと少しなんです。左右の腎臓、腸の周りともYシャツのボタンくらいのものがひとつずつある感じでしょうか。

本来、抗がん剤治療の主力になるビンクリスチンやシクロフォスファミドがどちらも効かなかったモイは、今、ドキソルビシンをメインに前回打ったメソトレキセートと次回初めて試す予定のクロラムブシル(効くかどうかは分からない)と、少ない選択肢の中で抗がん剤治療を進めています。先生の経験上、ビンクリスチンが効かない場合、割りと早い段階で制御不能になることが多いらしいのですが、ここまで縮小傾向を維持できているのは、丸山ワクチンや免疫細胞療法などの相乗効果が少なからずあると思います、とのこと。この説明に続けて「すごいと思います!」をいただきました!聞いた瞬間モイが入っているキャリーケースを覗き込んで「モイ、すごいってよ!」って思わず言っちゃったもんな。

先生には細かくは説明していないけど、うちで毎日飲ませているサプリの効果も相当あると思われる。最近はAHCCとセンダンとカバノアナタケ茶を混ぜたものをシリンジであげてます(AHCCは2月22日から、センダンは3月24日から、カバノアナタケは4月14日から)。乳酸菌もあげたいけど試したものは一週間しないうちに下痢傾向になったので今は止めている。

今日は血液検査の値もまずまずだったので鎮静下で4回目のドキソルビシン投与と免疫細胞療法用のリンパ球の採血もやってもらいました。しかも今日はリンパ球もかなり採れている印象だったそうです!また培養に期待したい。

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帰宅後は鎮静剤が抜けきっていないのか、口が半開きでずっと固まっていて、前回同様にボーっとしているけど眠らないという不思議な状態がこの時間まで続いています。またしばらくは副作用で食欲や元気がなくなることも想像されるので注意深く見守りたいです。

 


まさか2年後にこんな闘病生活をしているとはおモイませんでした。人生、猫生、なにがあるか分かりません。


今日は抗がん剤4回目となるドキソルビシンを投与する予定でしたが、直前の血液検査で白血球の値が思わしくなく、延期することに。先週戻した2億3千万個のリンパ球は今日の検査結果には繋がらないのかな?はて?

一週間ぶりにエコーで見る病巣はさらに小さく、とくに右腎臓の黒い影はほとんどなくなっているようにも見えた。よしよし!左腎臓と腸管の周りは大きさ的には停滞しているようだったが、以前は真っ黒く見えた影が、ボヤっと薄まったように見えたので、全体に縮小傾向にあると言えるのだろう。

最後に打った抗がん剤メソトレキセートから11日が経過しているが、この一週間の間にもその効果が継続していたともとれるし、先週戻したリンパ球がそれを後押ししてくれたととることもできる。リンパ球が闘ってくれたおかげで今日の白血球全体がまた少なくなっていたととるのが自分的には一番ドラマチックではある。もちろんいつも書いているように、他にもサプリやワクチンなど併用しているので何が功を奏しているかは医師ですら正確には判断できない。

というわけで、今日は採血とエコーのみで夕方を待たずに帰宅したモイだけれど、やっぱり少し疲れている模様。来週改めて通院となる。毎週毎週ホントいやだよねえ。朝10時くらいに決まってベッドの下に隠れるようになったモイをベッドを動かして捕獲するのだけれど、その時、抵抗もせずに小さく丸くなって、本当にこんなに小さくなれるんだってくらい卵のようにうずくまっているモイを抱き上げる時、泣きたいくらい辛くなる。そして車中の写真、行きと帰りでこうも表情が変わるかってくらい違っていて、犬に比べポーカーフェイスと言われる猫もこんなにも感情表現ができるんだと思い知る。

ドキソルビシンには体重に対する生涯投与量の制限があり、モイに投与できるのはあと3回。次回くらいには黒いのにとどめを刺しておきたいな。

日中は強い雨で気圧が下がっていたからか、ずっと寝ていたモイ。昨日戻したリンパ球が体内で居場所を探して落ち着くまで体力を温存していたのかもしれない。夜になってやっと少し元気が出てきたが、先週の抗がん剤メソトレキセート投与以降やや食欲が落ちているのも気になるところ。

リンパ腫の闘病生活が始まって通算20回目となるモイの通院。自分だけで医師に相談に行った回数もその半分近くあるのでこの3ヶ月で3日に1度は病院通いしている計算になる。


今日は2回目の免疫細胞療法、培養したリンパ球を戻しに行った。初回は1200万個と理想の10分の1程度にしか増えていなかったが、今回は先生が培地を覗いた時から肉眼で分かるほど増えていたそうで(培養液にモヤがかかって見えるのだそう)、先生もテンションが上がったそうだ。その数、2億3千万個。戻したリンパ球たちは1日ほどかけて体内で自分の居場所を探すらしい。効き目は2日後くらいから出ることが多いとのこと。がんばれモイのリンパ球、モイの免疫力。

エコー検査で見る病巣もさらに小さくなっていた。左右の腎臓、腸の周りとも1つずつ残っている感じで、どの角度から見ても一辺1cmに満たないくらいの影。厚さは4~5mmだろうか。4日前に初めて投与した抗がん剤メソトレキセートも少なからず仕事をしてくれたと考えていいのだろう。

ただ、うれしいニュースばかりではない。これまで何度となく注射針を刺してきたのでモイの前足の血管が硬化して徐々に見えづらくなっているらしい。後ろ足はまだ大丈夫なようだが、身体の構造上、後ろ足は動くとカテーテルが抜けるリスクが高いそうで、ドキソルビシン系の危険な薬は鎮静を深くかけるなどより慎重に打つ必要が出てくる。

もう1点、今1番効果をあげていると思われるそのドキソルビシンも投与できる上限回数まであと数回。抗がん剤は効く時は劇的に効いて一週間で病巣が見えなくなることもあるそうだが、残念ながらモイはまだそういう抗がん剤に出あっておらず、回数を重ねることで追い込んでいくしかない。合わせて、免疫療法、丸山ワクチン、サプリの併用など、統合医療でなんとか今のこの縮小傾向を導いていると思うが、この先、減っていく抗がん剤の選択肢、使用限度、血管の状態、グルカン系のサプリも効かなくなるタイミングがあるらしい、モイの体力や精神力、それと腫瘍が消えるのと、どっちが早いか、ぎりぎりの攻防戦になっていくということなのか。

今日の血液検査で腎臓は正常値に戻っていたが、白血球は実は今までで1番少なく正常値を割り込んでいた。それはメソトレキセートの副作用で骨髄抑制が起きているからで来週には戻っているでしょう、とのことだったが、一週間後にはまた4回目となるドキソルビシンを投与する予定だ。なかなかモイにはハードな思いをさせているけれど、先ずは今日戻した230,000,000個のリンパ球が明日以降モイの免疫力を凄まじいほどに高めてくれることを期待したい。

モイ、がんばろうね!



点滴のおかげで腎臓の値がなんとか正常範囲内に戻ったので、今日はメソトレキセートという初めての抗がん剤を投与したモイ。抗がん剤にはいくつかのタイプがあって、代謝拮抗剤に属する抗がん剤だ(他にアルキル化剤、抗腫瘍性抗生物質、植物アルカロイド、ホルモン剤などのタイプがある)。当初予定していたノースカロライナ大学のプロトコールで4週目に打つ予定だったが、2月9日当時、それまでのプロトコールが機能しきれていなかったので、「メソトレキセートでは癌の進行速度に追いつかないかもしれない」という判断で中止していた経緯がある。つまりそれほど強い抗がん剤ではないようだが、初めてのタイプなのでこのタイミングでモイに効いてくれることを期待したい。

白血球が3日前より少なくなり正常範囲を下回る寸前だったが、10日前に打ったドキソルビシン(抗腫瘍性抗生物質)で起きる骨髄抑制の想定の範囲内ではあるようだ。そんな時に追い打ちで抗ガン剤を打つのは大分攻めの姿勢かもしれないが、今のモイならがんばってくれるという判断でもある。このように抗ガン剤治療とは正常細胞のダメージと回復の様子を見ながら綱渡りしていくような過酷なものであることは間違いない。

動画の中の最初の写真のみ病院への往路。絵に描いたようにご機嫌斜モイ。満開の桜を見ることが出来てご満悦の復路。このトンネルを抜けたらもう直ぐ2歳だモイ!

 

おはモイ!おはよウニ!

モイチンまあまあ元気です。抗ガン剤投与から2日目としては今までで1番調子良さそう。

昨日もご飯があまり摂れてなかったので昨夜ペリアクチン(食欲増進剤)を1/4錠だけ与えてみました。前回みたいに足元がふらつくことはなかったけど、やっぱり少しボーッとしていた。でも薬のおかげで夜から食欲も出て今朝は立派なウンチをしてくれた。よしこの調子でガンちゃんだけ大人しくしてもらおう!


抗がん剤治療と免疫細胞療法をどちらも継続するにあたって、お互いのスケジュールをパズルのように組む必要があるので、病院を1か所に集約することにしました。今日から免疫細胞療法の病院で抗がん剤治療も行ってもらうことに。ひとりの先生にトータルに診てもらった方がいいだろうという点や、抗がん剤や免疫療法の度に鎮静剤を打っていたのが可哀想で(半日絶食しなくてはいけないので貴重な食欲を奪っていたことになる)、1か所の病院で処置すれば1回の鎮静剤で抗がん剤と採血を同時に行えて効率がいいのではないかと思いついたことも大きな理由です。


というわけで今日は車で30分かけ通院し、鎮静剤をかけた後にエコー検査、血液検査、免疫細胞療法用の採血、抗がん剤ドキソルビシン3回目の投与となりました。午前中に預け、夕方に迎えに行くまでの間、何かあった時のために地元には戻らずにその町で待つ。2回目なので少し町の様子が見えてきた。

エコー画像は少し写り方が違う上に今日は動画しか撮られていなかったので前回と一概に比べられませんでしたが、腫瘍は大きくはなっていないように見えました。前回少し縮小した状態のまま維持している感じか。

今日は白血球の値も良好だったので前回以上にリンパ球が数を増やしてくれることを期待したい(前回は増えて1200万個程度だったそうですが、理想は1億個だそう)。

21日以降すごく復調していたモイも昨夜は実は少し沈んでました。でも行きは「僕、元気なのに」と少しすねたのかキャリーバッグから顔を出さなかったモイ。帰りにはご覧の表情です。抗がん剤治療の賛否、いつまで続けるのか、など様々な意見があると思います。モイの様子を見ながら一生懸命に考えて闘病を続けています。今後もいろんなアドバイスをいただけるととてもうれしいです。ほとんどお返事ができていませんが、モイが元気になることで恩返しできればと思っています。いつもたくさんの応援ありがとうございます。


モイ帰ってきました。いつも抗ガン剤の日は、ほんとにドキドキする。とくにドキソルビシンは投薬中に漏れたら、そこが壊死し
断脚しなくてはいけなくなるという強力な薬なのでなおさら。それほどのモノを体内に入れるのだから当然身体の負担も相当なものだろう。骨髄抑制の副作用は5日後くらいにピークになる。今日も鎮静剤を打ってからの投与になりました。モイがんばったね。

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