moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 血液検査、超音波検査(エコー)、病理検査、クローナリティ解析など


60回目の通院。年末あたりから毎週ではなくなり、穏やかな日常を送ることができている分、行きの車中は緊張感が高まる。モイは珍しく往路でもキャリーケースから身を乗り出して余裕あり気だったが、途中、木もれ陽が眩しかったのか、それ以降ケースの中からソワソワと空を見るようになっていた。
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病院は祝日だからか混んでいて1時間待ち。

【体重】5.8Kg

増えた。この2週間の平均摂取カロリーは224kcal/日だった。ちなみに昨年2月から今年1月末までの1年間の総摂取カロリーも出してみた(暇)ら、74,389kcalだった。平均すると203.8kcal/日ということになる。1年のあいだにいろいろ浮き沈みはあったものの今の体重が1年前とほぼ変わらないということを考えると、モイはだいたい1日200kcalほど摂っていれば体重維持できるということかな。
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1年強の体重山脈と摂取カロリーの森。茶色は強制給餌していた期間、青は抗がん剤投与した日。森にくぼみがあるのは通院日だったりする。

【超音波検査】

やっぱり今日もエコーで見る限り病巣は同じ状態。抗がん剤を休薬して2ヶ月が経ったけど、とりあえず維持はできている。すごいし、これは本当にうれしい。少し前にテレビで丸山ワクチンのドキュメントをやっていたけど、この共存している感じはこのワクチンのおかげかもなあと思えた。
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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  34.4(前回 38.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.1(前回   1.6)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
前回は腎臓の値が改善していた。ここのところロイヤルカナンの「腎臓サポートスペシャル」をメインに食べているし、抗がん剤を休薬して調子も良さそうなのでさらに改善してるかもと期待していたけど、また少しクレアチニンが上がってしまった。尿素窒素は今日は朝ご飯を抜いて(8時間開いて)いたから少しだけよくなったのかな。

話がそれますが、「2年後には猫の寿命が倍になっている?」という記事がYaHoo!ニュースに上がっていた。猫に足りないAIMたんぱく質を人為的に投与すれば腎機能改善が期待されるということみたい。愛猫と30年暮らす時代が来るのかなあ。メモメモ。

  • WBC(白血球総数)5400(前回 5500)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2700(前回 2970)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2200(前回 2255)(基準値 1500~7000μl)
 白血球の値もまた少し後退してしまった。前回やっと少し上向きになっていて、この2週間ストレスフリーに過ごし、毛並もよくなってきたし、もっと上がっているはずと思ったんだけどなあ。なんでまた減ってしまったんだろう。先生曰く「元々、白血球のベースラインが低い犬猫はたまにいます。そのこと自体は問題はありませんが、抗がん剤投与やいざという時にやはりネックになる可能性はあります。」とのこと。近医で去勢手術した生後7ヶ月の時点でも白血球が5000μlだったので、モイもベースラインはあまり高くないのかもしれない。むしろそんなモイが昨年ドキソルビシン他いくつかの抗がん剤によく耐えられたなあと思う。
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【免疫細胞療法】
そして13回目となる免疫細胞療法の採血を鎮静下で行うためモイを預けいつもの街で待機。IMG_1018

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培養しているのはαβT細胞というもので、この「からだの免疫キャラクター図鑑」でいうキラーT細胞どん、ヘルパーT細胞さまになるのかな。前回あまり増えなかったけど、今回のはどうかなあ。2週間後に期待しよう。
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あと、この本、「猫の精神世界がわかる本」、まだ最初の方しか読んでないけどいろいろ勉強になりそう。全愛猫家におすすめ。
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もう猫のことにしかこの1年お金を使ってない。
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昨年の2月はモイのリンパ腫がどんどん大きくなってお手上げになりかけていた時期。本当に辛く長い長い2月と3月だった。それを思えば今はもう天国のように穏やかな日々。リビングでくつろぐモイ。腫瘍が大人しくさえしていてくれたら、ずっとこのままでもいい。
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お約束、帰宅時のウニナースチェック






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陽のあたらない場所には一週間前に降った雪のなごり。この通院路でいろんな景色を見てきたモイ。でも助手席にいるモイに「四季折々で楽しいね。」とかける声は空元気で、行きの車内はいつも緊張感が漂っている。
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最後の抗がん剤投与から50日近く経過していて、今年に入ってまだ積極的な治療はしていない。この2週間、家でのモイはすごく元気で今朝もウニと楽しそうに追いかけっこをしていた。皮肉なもので通院や治療の間隔が開けば開くほど調子がよくなっていくように見え、その元気がいつも通院する日の朝にピークになる。ひとつ前の記事に書いたように、元気な姿を見て「たった今、モイ、寛解しました!」「モイ絶賛寛解中!」なんて冗談をいい合う日々が、夢なら覚めないでという思い、そしていつかまた現実にしたいという思いでいつも病院へ向っている。
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【体重】5.72Kg

家で統計をとっているこの2週間の平均摂取カロリーは222kcal/日だった。最近、ロイヤルカナンの「腎臓サポートスペシャル」がメインになっている割にはしっかり摂れている。

【超音波検査】

腎臓、腸管とも変化なし。腎臓は綺麗で、腸管には厚さ4mmほどの黒い影。そして前回指摘されすごく気になっていた腸間膜リンパ節の黒い影は、今日は確認できなかった。ホッとした。先生曰く「リンパ節はその付近のちょっとした炎症などで1日単位で変化するような場所なので、前回、軽い腸炎が起きていたのかもしれないですね」とのこと。それにしても、昨秋のように2週間おきにずっと抗がん剤を投与していても、今回のようにひと月半開いても、病巣に変化がないということは、安堵と同時に、じゃもう抗がん剤止めていいのかも、という気持ちが俄然芽生えてくる。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  38.4(前回 32.5)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  1.6(前回   2.0)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
クレアチニンの値が劇的に改善した。腎臓は治ることはないと言われているけれど、これはうれしい!尿素窒素の値が高かったのは今朝は絶食してこなかったからかもしれない。
  • WBC(白血球総数)5500(前回 3700)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2970(前回 1900)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2255(前回 1600)(基準値 1500~7000μl)
白血球もまだ少なめだけれどようやく基準値内に戻ってきた。一番恐れていたのは白血球が戻らないうちにがん細胞が活発になってしまうという状況でそうなると打つ手がなく八方塞がりになってしまうのだけれど、とりあえず維持病変のまま血液がいい状態になりつつあるのでホッとした。
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【免疫細胞療法】

2週間培養したモイのリンパ球を点滴で戻すので、またしばしモイを預けいつもの街で待機。エコーや血液検査の結果がよくてもモイを置いて病院を出る瞬間はいつも胸が締め付けられる。夕方、迎えに行くと、奥の処置室からモイの激しく抵抗し威嚇する鳴き声が何度か聞こえてきた。ここ数回は僕らが行く前にキャリーケースに戻されていることが多かったのでそれを聞くことはなかったが、今日は病院が混んでいたのできっと間に合わなかったのだろう。先生に先に会うと、あの奥から聞こえてくる鳴き声の事に触れ、「今、カテーテルを抜いて止血の確認をしてますので」と少し苦笑いの先生。暗黙のうちにモイが怒りっぽいということになっている。その作業や本当は全ての処置に立ち会えたらなといつも思う。家族が近くにいた方が絶対にモイは安心するし、緊張やストレスも軽減されるはず。先代のマルオみたいに診察中のストレスから心肺停止になってしまうのだけは絶対に避けたい。

12回目の培養、今日のリンパ球は増えきれておらず、2000万個だった。最初にやった時1900万個だったので、ワースト2の記録。前回3億5千万個とベストだったが、その前は6000万個と振るわなかったし、ここのところ波が出てきたようだ。先生は「白血球が少し減っていることが影響しているのかもしれません」と言うが、詳しい因果関係は分からないそうだ。

「もし免疫細胞療法をやらなかったら、血液検査での白血球の値はもっと下がっていると考えられますか?」と質問してみた。

「正直なところ、分からない、というのが答えです。過去に免疫療法をやった方々がそれを止めても白血球がガクっと下がったということはなかったし、逆に免疫療法をやっているから白血球がグンと増えるということもなかったと思います。ただ細かく言うと、活性化したリンパ球は免疫を刺激するサイトカインというシグナルを出していますから、それによって骨髄が刺激されるということはもちろんあります。つまりそによって白血球の底上げに貢献している可能性もあります。」と先生。

なるほど、今回2000万個と数は少なかったけど、活性化したリンパ球はサイトカインを出すわけだから、それで少しでもモイの免疫を高めてほしい。それが免疫細胞療法をやっている意味だからね。
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モイおつかれさま。今日も怒ったねえ。それもプラス思考でモイの免疫力になってると思うことにするよ。
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ウニもお留守番ありがとう。

入院した日から1年後の通院。
1年前の入院日の記事がおざなりになっていたのを今さらですが思い出しながら書き足しました。写真も何枚か添え更新しています。
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モイとのドライブも58回目。
前回4日の通院時は白血球が少なかったので抗がん剤を延期していたが今日はどうかなあ。

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【体重】5.64kg
ここのところ食餌が定まらず摂取カロリーもやや低めだが、まずまずキープしている。寝ている時間が少し増えたようなので温存されているのか?

【超音波検査】
エコー画像は相変わらずで、腎臓は左右とも綺麗。腸の一部が少しだけ黒くいびつ。積極的な抗がん剤治療は12月11日以来5週間行っておらず、休薬期間が長い割にはしっかり維持できている。腸壁の厚みだけで言うと前回よりも薄くなっているほどだった。ただ先生から不穏な意見も。「いつも見ている箇所の少し横のこの腸間膜リンパ節が今日は少し黒く見えますね。」たしかに黒くポコっと丸いものが映っていた。「厚さは5mmなので正常範囲内ではあるのですが。もっともエコーの機械が今年から新しくなったので以前は見えていなかったものに気づいただけかもしれないですし、今すぐどうこうというものではないので様子をみましょう。」
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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  32.9(前回 36.8)
  • CRE(クレアチニン)  2.0(前回   2.0)
腎臓の値をなるべく正確にしたくて今日も11時間モイには絶食してもらっての検査だったが、値は横ばい。基準値をほんの少し上回るこのくらいの値がモイの現状なのかな。
  • WBC(白血球総数)3700(前回 3500)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     1900(前回 1680)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      1600(前回 1715)(基準値 1500~7000μl)
問題は白血球で今日も回復しておらず、ほんの少ししか増えていなかった。基準値に届いていないので、もちろん今日も抗がん剤は延期することに。今までなら抗がん剤から1週間後に少なくなってもその翌週には戻っていたのに、これだけ長期間増えないのがちょっと心配。「抗がん治療は繰り返すうちに骨髄が疲れてくる。」と先生。いくらマイルドなクロラムブシルとは言え、7月末からずっと2週間に1回のペースで3錠ずつ投与していたので、徐々にダメージが蓄積してしまったのかもしれない。先生は「強力な抗がん剤は骨髄抑制が起こるのも急激に起こるし、回復も早かったりするのですが、クロラムブシルの場合は徐々に起こり、戻りも徐々にという傾向があります」とも。
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【免疫細胞療法】
というわけで免疫療法のリンパ球の採血だけしてもらった(こういうこともあろうかと、培地を取り寄せてもらっていた)。例によって鎮静下での処置になるので、モイを預けいつもの街(今年初)で4時間近く待機。

夕方迎えに行った際、今後の治療方針について相談。ここのところの状態ではクロラムブシルはお休みした方が安全でしょう。白血球が戻らないことには次にいつ抗がん剤を打てるかの目処は立たない。幸い5週間開いたにも関わらず病巣は維持しているので、このまましばらく休薬してモイの白血球が増えてくるのを待つしかない。

問題は今後の血液検査のチェック頻度をどれくらいにするか。積極的に行くなら来週(抗がん治療はがん細胞が回復してくる前に追い打ちをかけるように叩くというのが基本なので)、2週間後は培養したリンパ球の戻し予定なので抗がん治療はできないので、白血球の戻りをじっくり待つのであれば3週間後。うーん、不安ではあるけれど、ここはモイの体力を回復するのが優先な気がしたので、後者で基本的にはいくことにした。何か急変してしまったらもちろん来週でもいつでもかけつければいい。

白血球を増やす薬セファランチンのことを聞いたが先生は使ったことがないそうなので、調べておいてもらうことになった。「裏技として丸山ワクチンを隔日ではなく毎日打つというのもありますよ」と先生。ただこれも試してみたことはないそうで副作用として微熱が出るかもしれないということらしい。

また、抗がん剤などで急激に白血球が減少してしまった場合の応急処置として骨髄刺激因子というものもあるらしい。いざという時のためにメモしておこう。好中球が1000を切ると回復させるのが難しくなってくるそうなので、これ以上モイの白血球が減らないようにしなくてはいけない。家でもできそうなツボのマッサージなどを強化しなくては。

さらにもうひとつメモ。9日に下痢をして翌日にはすぐ治まったのだけれど、それ以降の便の様子が少し変わっていて、白い粘膜が少し付着している。調べたら粘膜便というらしい。ちなみにウニはいつもほぼ粘膜便をしている。ウニがメインで食べている「ナチュラルチョイス アダルトチキン」を最近モイがつまみ食いするのだけど、あのつまみ食いだけでそんなに似た便になるとは思えないし。念のためこれも先生に相談したが、「軽い大腸炎なのかもしれないですがそんなに今は気にしなくていいと思います」と。そうかあ、何もなければいいな。
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帰路。
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最近、鎮静剤の抜けが早いようで外を飛ぶ鳥を爛々とした目で追うモイ。
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お兄ちゃん、おかえりー!
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お兄ちゃんのウンチ、私とおそろいなのー?

2018年、年が明け初めての通院。病院も今日から通常営業だったみたいで、朝9時に行ったモイが今年最初の患者になったようだ。
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昨年9月からは毎週月曜日に通院していたが最後の12月25日(月)を回避したのは、前にも書いたが、今のプロトコールで徐々にモイの免疫力が落ちて白血球が戻りづらくなっているんじゃないかと感じたからだった。年末年始をゆっくり休んで今日からまたじっくり治療しようと思っていた。
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【体重】5.77kg
年末の吐きと過敏症で食欲が安定していなかったものの、前回よりも増えている。体重が減らないことは今のモイには救い。

【超音波検査】
今日はイレギュラーに木曜日の通院ということで主治医ではなく、たまに診てもらっている別の先生に診てもらった。おまけに年が明け超音波検査機が新調されていて今までと画像の感じが少し違って見えた。先生も機械も違うので何か新しい展開があるかと期待と不安でドキドキしたが、結果はほぼ変らず、維持状態。腎臓は左右とも綺麗で、腸管のいつものところが同じように少し厚く黒くなっていた(なんだか新しい機械の方が腸の問題ない箇所まで5層構造が見えづらかった気がしなくもないが、それは多分その検査機の特性だと思う)。

エコー画像で見るかぎり半年以上ずっと同じところにほんの少し病変が残っていて、1mmほどの単位で大きくなったり小さくなったり拮抗した状態なわけだけれど、抗がん剤クロラムブシルを隔週で投与しても、今回みたいにさらに1週と3日遅らせてみても、結局その拮抗状態があまり変わらないというのが、どうも解せない。進行の速いハイグレード型のリンパ腫が本当に力を持っていたら、「しばらく休んだので少し大きくなってますね。」となりそうなものなのに。効果をあげているのが抗がん剤だけとは限らず、免疫細胞療法や丸山ワクチンやサプリの恩恵かもしれないので、なんとも言えないけれど、ふとこのまま抗がん剤なしに数ヶ月放っておいても実はあまり変わらなかったりして、と思ってしまうこともある。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  36.8(前回 29.7)
  • CRE(クレアチニン)  2.0(前回   2.0)
腎臓の値も横ばい。今日は9時間絶食後の検査だったけれど、BUNが少し高くなってしまったのはやや気になるところ。
  • ALT/GPT     59(7月 66)
  • AST/GOT     27(7月 27)
  • ALP       111(7月 81)
たまには肝臓の値も診ておいた方がよいかなと思いお願いした。問題なさそう。
  • WBC(白血球総数)3500(前回 5500)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     1680(前回 2970)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      1715(前回 2090)(基準値 1500~7000μl)
問題は白血球。
前回、抗がん剤投与日の12月11日に計った値よりかなり減っている。白血球が最も少なくなりやすいのは抗がん剤投与から約1週間後の骨髄抑制(副作用)がピークになる頃とされていて、モイの場合も、過去に抗がん剤の翌週に確かにこれくらい落ち込んだことはあった。でも今回は抗がん剤から3週間と3日経ってのこの数値。これは一体どういうことだろう。
  1. 抗がん剤1週間後に下がり、戻ったが、また下がっている
  2. 抗がん剤1週間後にすごく減少し、上昇している途中
  3. 抗がん剤後戻りきらずに減ったまま
先生には経過は分からないそうだ。多分、主治医も同じように答えると思う。

1,2,3,どれにしてもあまりよくはないけれど、せめて2であってほしい。2として自分なりに経過を推測すると、12月21日から続いた吐き、あそこがひょっとしたら骨髄抑制のピークだったのかもしれない(抗がん剤から10日後にあたる)。白血球が少なくなり免疫も落ちたので、ちょっとしたことで咳き込んで吐出につながり悪循環で6日間も続けて吐いた。その後に起きた過敏症の因果関係は分からないけれど、年末に調子を崩していたことは事実。白血球がゆっくりしたペースでかなり低い値まで下がり、年が明け少しずつ持ちなおしてはいるが、今日の時点ではまだ基準値以下。そんなカーブが見えてくる。
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クリスマスの通院を回避しておいたのはひとまず正解だった。今日もこの値では抗がん剤は難しいのでまた延期することに。

やっぱり比較的マイルドなクロラムブシルとはいえ、いっぺんに3錠、それを隔週で飲んでいたことで、徐々に白血球が戻りづらくなったんだろうな。
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これは、昨年1月13日から今日まで約1年間の白血球数だけのグラフ。徐々に右肩下がりになっているように見える。昨春、モイが突然復調しだした3月27日(グラフ17の値)、ここだけ白血球数がずば抜けて多い。やっぱりこの時、モイの体内で何かが起きたんだと思う。こういう奇跡がまた起きてほしい。そうでないと、このままではもうクロラムブシルさえ使えず、抗がん剤では打つ手がなくなってしまう。抗がん剤に頼らずとも他の治療だけでモイが再寛解に至るかはなんともいえない。
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今朝もウニと追いかけっこをしてとても元気だったモイ。過敏症の症状はまだ残っているけれど、家にいる間はとても病気とは思えないんだけどなあ。

血液検査で腎臓の調子の目安となるBUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)の値を毎週のように計ってもらっているが、良くなったり悪くなったりと波がある。とくにBUNは検査直前の食事の影響を受けやすいと聞いたので、血液検査前にどのくらい食事をしなかったのか、エクセルに書き込んでみた。

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これがその表の一部

4週に一回、鎮静剤を打つため半日(12h)絶食して検査するが、やはりその日はBUNの値が比較的低く基準値内にあることが分かる。

さらによく眺めてみると、10月30日からの3週間と、11月27日からの3週間が、BUNもCREもほぼ同じような値で変動しているではないか!

これは、いま行っている4週サイクルのプロトコールとリンクしていると言えるような気もする。もう少し検証してみないと分からないけれど、少しでも公平なデータを出すために今後はなるべく直前の食事をとるタイミングを同じにするとよいのかもしれない。

あと、7月末に一度だけ行ったSDMA検査は食事の影響を受けないと言われているので、そろそろもう一度検査してみるといいのかもな。
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穴が開いたテントから足だけ出ているウニとウニを追い詰めるモイ。


昨夜は眠りが浅かった。今年最初の3ヶ月は悪夢を見ない夜はほぼなかったけれど、久しぶりにそんな寝苦しさ。スーパームーンとやらが何か悪さをしているのか。12月に入って初めての通院。東京の紅葉は散りはじめ冬を迎えようとしている。
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今日は11回目となる免疫細胞療法のための採血。鎮静剤を使っての採血なので昨夜から絶食中のモイは行きの車では元気がない。ここ3週ほどはまたキャリーバッグからあまり顔を出さなくなった。
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【体重】5.7kg(100g減)

そしていつものエコーから。

【超音波検査】
腎臓は変らず問題なさそう。もう毎週のことなので先生も診る速度がどんどん上がっている。今日は腸を診る時間もかなり短かった。つまりすぐに腸管の黒い影が見つかってしまう状態。先週より少しポコっと出っ張って分厚くなっているように見えた。画面上の定規で測ると5.3mm。先週は3.8mmだったので1.5mmほど厚くなっている。心の中で大きな溜め息をついた。ただ先生は「腸は蠕動運動してますので見るタイミングによっても変わってきますし、過去の流れからしてある程度の変化はあるのでその範囲内で維持、と考えます。」と。

このあと鎮静下での処置になるのでモイを預けいつもの街で待機。街に響くクリスマスキャロルがこんなに恨めしく聴こえたことはない。陽気なリズムでイエス様を賛美する余裕など今の自分にはない。俺に罰があたってもいいので、どうか主よ、モイは助けてください。

4時間待って病院へ。採血時についでにやってもらった血液検査の結果を聞く(仕組みはよく分からないが、腎臓の値だけであれば免疫細胞療法用に採った血で検査できるらしいけど、白血球の値もとなると別にもうひと針、注射器を使う必要があるらしい。でも先週白血球が少なめの状態で抗がん剤を投与し実はこの一週間あまり食欲が上がりきらず気になっていたのでやってもらった)。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  30.8(前回 39.6)
  • CRE(クレアチニン)  2.1(前回   2.5)
先週悪化していた腎臓の値はまた改善傾向に。今日は半日絶食後の検査だったから、その影響もあるのかもしれない。一週間のトータル食事量なども関係あるのかなあ。
  • WBC(白血球総数)3400(前回 5900)
  • 分葉好中球     1870(前回 3068)
  • リンパ球      1122(前回 2360)
白血球は抗がん剤から一週間後ということでやはりかなり少なかった。来週までにはまたある程度増えてくれるとは思うけれど、今のプロトコールだとこのタイミングで免疫細胞療法用のリンパ球を採血するので、なんだか心もとない。
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帰宅途中のモイ。
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鎮静剤が抜けきっていないので瞳孔が開いている。そして今日はなんだかキョロキョロと落ち着きがない。薬から覚め切らない状態を見るのは本当にツラい。
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ただ帰宅後は以前みたいにボーっとすることはなくなった。ここ3回は立ち直りが早い。先生によると鎮静剤も拮抗剤も種類や量は変えていないということだけど、なんだろ、鎮静剤の耐性なんてものもあるのかな。

今日は腎臓の値以外あまりいい結果ではなかったけれど、決して抗がん剤への耐性がついてもう効かなくなってきたとは考えずに「こんな日もあるさ」と前向きに考える力を持ちたい。紅葉は赤く燃えつきてもモイはまだまだ燃え尽きないからね。


 

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深まる紅葉を眺めながらのドライブを楽しみにしていたけれど生憎の曇り空。紅葉も見頃を過ぎたのか少し落ち着いた色合いになっていた。
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今日は2週間かけて培養し活性化させたリンパ球を戻すための通院。いつものように体重測定とエコーから。

【体重】5.68kg
また増えた。冬に備えこの調子で5.7か5.8くらいまで増えてもいいよ。モフモフのモイを見るとうれしくなる。

【超音波検査】
今日も腎臓は綺麗で、腸には腫瘍と思われるほんの少しの黒い影。影はプローブをあてる角度によってはあまり見えない感じだった。「なんか今日はいつもよりちょっと綺麗に見えますねえ」とうっすら笑みを浮かべながらも一生懸命に影が見える角度を探し出し静止画像で厚みを測る先生。意地悪に感じてしまうけど、病巣を見落とされるよりはいいのだろうと信じている。

リンパ球は点滴で時間をかけて戻すのでまたいつもの街で待機。今日は4時間。リンパ球を戻す際は鎮静剤を使わず、シラフの状態でカテーテルをさされ、入院室にあるいくつかのケージのひとつに多分入れられているだろうモイにとって、この4時間はどんな時間なんだろう。がんばってるなあ、モイ。

夕方迎えに行く。

免疫細胞療法は通算10回目だったが、今日は6000万個とあまり増えていなかった。初回に1900万個と増えきれなかった以外は2回目以降かならず億単位に増えていたのだけど、どうしたんだろう。「体調がものすごく悪いと増えないこともあるのですが、今むしろ体調はいい方ですし、今回あまり増えなかったことにとくに大きな意味はないと思います。リンパ球も生きている細胞ですし波もあるでしょう。」と先生。
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自分で作ったエクセルの表

通常は1億個が目安で2億個になったら増えたなあという印象らしい。そういう意味で今回は平均以下だったわけだけど、よし、ここはポジティブに捉えて、リンパ球ソルジャーの精鋭部隊が6000万個揃ったという解釈にしよう。そうだ、そうに違いない。
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いつもリンパ球を戻した日は微熱が出るのか鼻を赤くしダルそうにしているモイだけれど今夜は数が少ないから発熱もないといいなあ。
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おかえりお兄ちゃん
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帰宅後のキャリーバッグチェックをかかさないウニナース
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早く遊ぼ




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2週続けて台風一過の通院となった月曜日。気持ちよく晴れているけどまだ少し風が強い。どうやら台風の影響というより木枯らし一号が吹いたからのようだ。この一週間で街道沿いの並木の紅葉が始まったようでこれからの季節が楽しみだ。四季を感じることができるのはモイが生きている証。
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この一週間どんどん食欲が増してきたモイ。今日の診察室での体重は5.68kg。1月の退院後では最も重くなった。

【超音波検査】
エコーで見る腎臓は今日も綺麗。腸管にある病巣もなかなか探せないほどになっていて、先生から「今日はいいのかもしれないです(笑)」と、うれしい言葉。調子がいい時ほどエコーを見る時間が長くなる。ここ最近は腎臓も腸も見方がルーチン化していて4分足らずで終わっていたけど、今日は7分以上は丁寧に見ていた。結局、まだ黒い影らしきものが少しだけあったのだけれど、「いつもより分かりづらくなってますので順調に制御できている状態です」とのこと。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  40.5(前回 29.3)
  • CRE(クレアチニン)  2.4(前回   2.2)
腎臓の値がまた上昇しだした。皮下輸液も毎日120mlしているし、腎臓用の療養食をメインにはしているが、おやつ(焼かつおやドライささみ)をあげすぎたせいだろうか。引き続き注意しなくては。
  • WBC(白血球総数)6500(前回 8400)
  • 分葉好中球     4095(前回 5628)
  • リンパ球      1950(前回 2268)
白血球は少なくなったが一応基準値内ということで、2週に1度自宅投与している抗がん剤クロラムブシル3錠をもらってきた。 

今日は待ち時間も比較的短く、それでも病院滞在時間は1時間にはなるのだけれど、明るいうちに帰ってこれた。モイも元気で帰り道はずっと「ミャーミャー」と愚痴っぽく鳴きながらも車窓を楽しんでいた。

このあと夜になったらクロラムブシルを飲んでもらうことになる。その後の経過観察も含め明日までは緊張感が続く。

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お兄ちゃん、今日は早かったねえ。

 

 

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自動制御されている車のエアコンが温風を吹き出す季節になった。モイ47回目の通院。東京は連日の雨で師走並みの肌寒さ。でもモイはこの一週間なんだか元気がよく、ウニと鼻息を荒くしながら追いかけっこをしているシーンをよく見かけるようになった。
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このところ病院は少し混んでいて先週ほどではないが今日も1時間待ち。午前の診察時間のなるべく最後の方に行っているが、それでも後から来る人もいて、なぜかその人達に順番を抜かされ、昼休みに食い込んだ午前の最後に回されているようだ。体重測定、血液検査、超音波検査、それらの結果を受けての処置、と毎回丁寧に診察してもらっているからだと思う。
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【超音波検査】
今日も腎臓は左右とも綺麗。腸の影もさらに薄く見え、クールな先生から久しぶりに笑みがこぼれた。「調子がよさそうですね。少なくとも進行している感じはないですね。」と。文章だと伝わりづらいかもしれないけれど、こういうやりとりから生まれる安堵感たるや。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.3(前回 24.6)
  • CRE(クレアチニン)  2.2(前回   1.9)
腎臓の値はまた少し上昇してしまったが、長い目で見ると過去の変動の範囲内という見解。
  • WBC(白血球総数)8400(前回 4400)
  • 分葉好中球     5628(前回 2600)
  • リンパ球      2268(前回 1400)
白血球はだいぶ増えていた。抗がん剤投与にも問題はないということで予定通り自宅投与用のクロラムブシル3錠を処方してもらった。
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帰宅後、15時半から絶食、17時半に制吐剤セレニアを挟んだ輸液、18時半過ぎにクロラムブシルを3錠経口投与(1錠ずつ立て続けに3回。そのうち2回は一度吐き出されてしまったのでドキドキしたがなんとか成功)。先ほど19時半に餌を解禁しドライをひと口食べた。2~3時間経てば抗がん剤が胃から腸へ降りていくであろう。それまで吐かないでねえ。それを見届けるまでが抗がん剤投与日の任務。あと1時間だあ。

今日のエコーを見た時の先生の笑顔も、白血球の値も、その後クロラムブシルを投与したことも含め、あの一度寛解した7月31日の前週7月24日の状況に似ている。 これがもしデジャヴなら来週まで覚めないでほしい。そして来週の診察で再寛解となればこんなにうれしいループはない。ただそんなに都合よくはいかないだろう。そんなつもりでいよう。少しも油断することなく過ごす日々には変わりがない。
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入院し、初めて抗がん剤を投与し、インスタグラムでフォロワーの皆さんに告白したあの日から9ヶ月が過ぎた今日の記録でした。

8回目の免疫細胞療法。2週間かけ培養したリンパ球を戻しに病院へ。この病院へ通うのは今日で30回目(他の病院も合わせると44回)。車窓がなかなかよい。モイの目線で見るとこんな感じかな。


通院自体に少し余裕が出てきたのでこんな動画も撮ることができた。春は桜並木が綺麗だったけれど、また来春、その景色を見る前に病院は卒業していたいところだ。もちろん病気を治して。
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今日は抗がん剤を投薬するわけではないので、腎臓の値は気になるところだが、血液検査はしなかった。毎週毎週、血液検査のために首の静脈から採血するのも可哀想だし、少量とはいえ血ももったいない。

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【超音波検査】

エコーは通院する度にほぼかかさず見てもらっている。画像診断しやすいところに病巣があるのはラッキーとも言える。

抗がん剤クロラムブシル投与からまた一週間が経ったので、少し期待していたのだけれど、残念ながら今日も回腸にある黒い影は消えていなかった。ただ先週よりさらに薄くなっているようには見えた。プローブをあてる角度によっては腸壁の正常な5層構造が繋がっているようにも見える。先生は黒い影が映る角度をあえてがんばって探し出しているようにさえ思える。

7月末に病巣が確認できなくなり一時的に寛解状態になったものの、5月あたりから一貫して腸の病巣は悪化することも消えることもなくずっと同じような大きさ(エコー画像で3mm幅くらい)で見えている。
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独自にグラフ化した腫瘍の大きさ変遷

モイの病名は「低分化型B細胞型消化管型リンパ腫」だ。改めてリンパ腫の低分化型と高分化型の違いをメモしておきたい。先ず、呼び方がいろいろあって紛らわしいので整理すると、

【低分化型】=
  • High Grade
  • 高グレード
  • 高悪性度
  • 大細胞性
  • リンパ芽球性
  • 前駆細胞由来
【高分化型】=
  • Low Grade
  • 低グレード
  • 低悪性度
  • 小細胞性
  • 成熟細胞由来
注:にわかなので正確性は保証できかねます。

骨髄細胞が分化して小さくなりリンパ球へと成長する過程のどの段階でがん化したかによって分別される。リンパ芽球という比較的に早い段階でがん化したものが低分化型、それに対し成熟しリンパ球になった状態でがん化したものが高分化型。つまり低分化型はまだ発展途上なのでがんの進行も早く、高分化型は成熟しているのでがんの進行が緩やか。中分化型という中間のやつも存在する。

また、リンパ芽球が主に胸腺で成熟したものがT細胞(Tリンパ球)、それ以外の臓器で成熟したものがB細胞(Bリンパ球)と分類されるそう。

そんなわけで低分化型リンパ腫は進行が速い。「無治療での生存期間は2週間から10週間」と改めてネット検索で出てきてビビる。それゆえ病気に気付く時期も重要で気付くのが遅ければ1週間で亡くなるということもあるのだと思う。

話がまわりくどくなったけれど、そんな進行の速い病名を告げられモイが2月3月になんとか危機を脱し、その後4~5ヶ月近く同じ状態で居ることが不思議といえば不思議で、今日先生にこんな質問をしてみた。

「低分化型から途中で高分化型に変わることはあるんですか?」

先生曰く、「逆はしばしばあります。あるいは、高分化型の治療中にそれとは別のところに低分化型ができることもあります。ただ低分化型が高分化型に変わるということは僕は聞いたことがないです。通常、腫瘍は悪性度が上がることはあっても下がることはないものです。」と。さらに、「モイちゃんが体調を維持して今のこの状態を推移しているのは猫の腸に発生する低分化型リンパ腫の症例としてはあまりない展開と言えます。はっきりとは言えませんが、近藤さんが行われているサプリメントや丸山ワクチンやリンパ球療法が総合的に作用しているのかもしれません。悪性度を下げるとまでは言わなくても進行を緩める作用をしている、という印象は受けます。」とのこと。

ふむふむ。やっぱり先生もこの総力戦が功を奏していると内心思ってくれているってことかな。そうか、あまりない症例かあ。もしモイがまた寛解して、長期寛解して、数年経ち、完治と言われる日が来たら、これは先生に論文でも書いてもらわないとな。

【免疫細胞療法】
昼間モイを預け、夕方迎えに。今回のリンパ球は「3億個弱」に増えていた。この治療もどの程度効いているのか、なんとも分からないのだけど、今の総力戦でやっと腫瘍と拮抗した状態にあると考えると、何ひとつ手を緩めるわけにはいかない。モイの体力と相談しながら今後も注意深く見守っていかねば。
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秋分の日を過ぎ帰りは夕陽に映える並木。

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お約束、帰宅後のウニチェック。




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