moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 血液検査、超音波検査(エコー)、病理検査、クローナリティ解析など

ウニが先週受けたペットドックの結果を聞きに病院へ。
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血液検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査、便検査、ほぼ異常はなく、女性の先生の説明も5分ほどですべて聞き終えたのだけれど、血液検査上で2点だけ基準値から外れている項目を指摘された。

ひとつはコレステロール。
基準値89~176mg/dLに対し222mg/dLと高め。因果関係は分からないけどレントゲン写真を見せてもらった時、お腹のところだけ「ちょっと脂肪が(笑)、けっこう付いてるかな」と先生。あんなにスレンダーに見えるウニでもそんなことあるんだな。体重6.7Kgのモイと比べるからかもしれないけれど4.2kgのウニは小さく細く見えるのです。

もうひとつは血小板数。
基準値30~70 万/μLに対し29.2とやや少なめ。

この2点については再検査を進められ、1ヶ月後くらいに血液検査だけすることに。
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帰宅後ちょっと気になったので過去のウニの血液検査データをモイと同じようにすべてエクセルに打ち込んでみた。表にして見ると一目瞭然。血小板は過去にも2回、基準値より少ないことがあった。「猫の血小板は固まりやすいので値も変わりやすく問題はないと思いますが、」とのことだった。モイのデータを見てみると55回受けた血液検査のうち17回は基準値以下でけっこう低い数値の時もあったが、これまで主治医にはとくに再検査と言われたことはない。

コレステロールに関しては上がっていくようであれば脂質代謝異常など病気につながる可能性もあるので観察しておく方がよさそうだ。モイのphコントロールをウニも食べてしまうことに関しては「問題はない」と言われたが、食事の管理ももっとちゃんとした方がいいのかもなあ。
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ところで、先週ワクチンとペットドックを済ませ帰宅したウニ。過去の経験からその日の夜は「ウォーン」と唸るような声で鳴くかと思っていたけれど、疲れて寝てしまった。替わりに次の日の昼間にけっこう鳴いた。抗議なのか何なのか、はっきりした心中は察してあげられないけれど、まあストレスは相当かかったよね。それからウニが近くを通るとモイが「ウー」と威嚇するような声を出す日が2日ほど続いた。一年前はそんなことなかったのに、今回はけっこう病院のにおいが付着したのかな。モイにしてみればいつも嫌な思いをしている場所のにおいなので(本当はお世話になって健康にしてくれた所なんだけど、)そりゃ警戒するよね。
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エコーの映りをよくするためにお腹の毛を剃られたウニ。病院で怖い思いをするは、大好きなお兄ちゃんに威嚇されるは、で踏んだり蹴ったりだったよね。だからなるべく病院なんか行きたくない。病院に行くことで体調を崩す猫もいるはず。でも、病院で診てもらわないと気づけないこともたくさんある。




 

早朝5時半にとれたモイの尿と便を持って昼近くに病院へ。待つこと数十分。これでデータが出揃ったので改めてペットドックの結果をまとめて聞くことが出来た。
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【超音波検査】
いつもの腎臓や腸管まわりだけでなく、心臓を含めたあらゆある臓器のエコー画像を見ながら丁寧に説明を受けた。すべて問題なし。あの忌まわしい黒い影はどこにも見当たらない。強いて言えば、腎臓だけは4歳にしては少し輪郭がぼやけている(以前も指摘を受けた)けれど、リンパ腫が浸潤した経緯からすれば致し方なく、現状でも十分綺麗でなんら問題はないとのこと。
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【心不全マーカー】
異常なし
血液が秒速80cmで通過しているらしい。狭窄すると3m/sとか速くなるそう。
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【レントゲン】
15日に撮影しなおした胸部、腹部のレントゲン写真。骨の写真をみてもキュンとするのなんでだろう。「ここが心臓で、これが横隔膜で、この辺にコロコロあるのはウンチで」と説明を受けるが、いちいちニヤニヤしてしまう。とくに問題はなし。「背中の脂肪の割にはお腹の脂肪が少したっぷりしていて、やや肥満かもしれないですね(笑)」と先生。
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【血液検査】
これもいつもより多くの項目の結果が書かれたデータシートを見ながらひとつずつ丁寧に説明を受けた。
結果から言うと、クレアチニンだけ少し基準値よりまたオーバーしているので、腎臓の様子は引き続き定期検診した方がいいだろうとのこと。

基準値から外れた項目だけ書き出すと、

クレアチニン 2.04(基準値 0.8~1.8mg/dL)  
アルブミン 3.6(基準値 2.3~3.5g/dL)  
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ 14(基準値 18~51U/L)
総コレステロール 190(基準値 89~176mg/dL)  
白血球 5500(基準値 5500~19500/μL )  
血小板数 27.6(基準値 30~70 万/μL )  
MCHC 31.5(基準値 32~36%)  

白血球についての言及はなかったが、基準値ぎりぎりなので、やっぱりモイは基礎免疫が低めなんだなと再確認した。

SDMA  15(基準値 0~14μg/dL)  

腎不全マーカーSDMA値もまた基準値をオーバーしたので、2月か3月にもう一度血液検査検査し、腎数値がさらに上昇するようであれば皮下輸液を再開するなど何か対策をとらなくてはいけなくなりそうだ。
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【便検査】
とくに問題なし。
モイがクロストリジウム・パーフリンゲンス(悪玉菌の一種)のキャリアであると発覚したのは下痢がひどかった2018年4月。あれから1年8ヶ月、抗菌剤フラジールを4日に1度のペースで0.5錠飲んでいる。当時いろいろ試してこれ以上投与間隔が開くと下痢をした。ただその後はメイン食を消化器サポートにしたこともあってかずっと安定しているし、腎臓のために飲んでいるアゾディルも乳酸菌の一種なので、ひょっとしたらクロストリジウムも相当に影を潜めているかもしれない(完全になくなることはなく共生していくものらしいが)。ただそれは今日の簡易的な便検査では分からない。なので、もし調べるとしたらフラジールの投与間隔を少し開けてみて、下痢をするか否かの様子を見るという作戦もある。ただ、そんなことをするとせっかく落ち着いている腸内環境がまた荒れ出す懸念もあるので、今の投与間隔が苦にならなければずっとこのペースで行くということも一択。基本的に生涯投与しても問題はないものらしい。「フラジールは苦い薬なのでモイちゃんのことを思うと間隔を開けられるといいんですけどねえ。」
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【尿検査】
なんと、今朝の尿からストラバイト結石が出てしまった。顕微鏡写真を見せてもらったが、綺麗な長方形状の異物が2つ写っていて、それが結石らしい。ただ採尿から7時間近く経っていたので「膀胱の中で作られたものではなく、採尿した後に容器の中で結晶化したものかもしれないので、これに関しては、もう一度検査して追跡する必要があります。」とのこと。また近いうちになるべく採れたての尿を持って行き再検査してもらうことに。

それから1年前と同じく少しタンパクが尿に漏れているようだ(2+)。オシッコが黄色く濃いことによる偽陽性反応かもしれないので、正確に調べるには前回のように尿蛋白クレアチニン比を外注検査する必要がある。腎不全では一般的に尿が薄くなるけれど、濃いということは腎臓は元気だと言える、けれども、もしタンパクが腎臓から漏れているとしたら将来的に腎臓を悪くする原因につながる、と、喜んでいいのか悪いのかよく分からない状態。次回、ストラバイトの再検査をする時にまたタンパクが多く検出されるようであれば、外注検査してもらうことに。

と、そんな感じでペットドックの結果としては、何も問題ナッシング、とはいかなかったけれど、このタイミングで検査しておいてよかった。手綱を緩めるなということなんだろう。

リンパ腫に関しては「最後の抗がん剤投与から2年が経っていますので、多分、治っていると思いますが、それでも警戒するのであれば、今後も2~3ヶ月に1回は定期検診するといいでしょうね。再燃したら速いですからね。」と。

この「多分、治ってる」って言葉を先生から聞けただけでも十分うれしかった。「寛解」と」「完治」の途中にあるのが「多分、治ってる」だと思う。
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これまで3年間の闘病はとても根気がいるものだった(とくに死を覚悟した2017年の春はしんどかった)けれど、結果としてモイは今「多分、治っている」状態になった。このブログを読んでいる方や世の中にはたくさん同じように闘病している人やその家族がいて、中には治療が思うようにいかなかったり、志半ばで家族を亡くされた方も少なくないと思う。その無念さを思うと言葉にならない。さぞ辛いだろう、苦しいだろう、やるせないだろう、悲しいだろう。ただ自分は大事なのは結果以上にそれまでの過程だと思っていて、モイの病気をきっかけに自分はモイや家族とより深く見つめ合う時間が持てたこと、より魂を通わせるような絆を作ることができたこと、それが何よりうれしい。「病気よありがとう」そんな気持ちさえある。もちろん治ったというのはうれしいことだし、運がよかったけれど、それは結果であって、今一時の状態に過ぎない。とくにがんは再発のリスクも高く一生気が抜けない病気だ。だから今もし病気をしている人、闘病を支えている家族の方々がいるとしたら、苦しくても負けずに一緒にがんばってほしい。結果ではなく、今、家族と向き合うことが出来ているその状況をうれしいな、ありがたいなと思いながら、一瞬一瞬を大事にしてほしいです。

これまで、たくさんの応援をありがとうございました。みなさんの応援、祈りのおかげでモイは今のところがんを克服できています。これからもどうぞよろしくお願いします。最大限の感謝と祈りをこめて。

ちょうど1年くらい前、主治医と相談し、モイの免疫細胞療法(リンパ球活性化療法)を今年季節に1回のペースで4回やった時点でリンパ腫の再燃がなければ、積極的な治療はひとまず終了しようと決めていた。今日はその最後の免疫療法の採血の日。最初の完全寛解から2年4ヶ月、抗がん剤をやめてから丸2年、2度目の寛解(と思っているエコー画像にまったく黒い影が映らなくなった時点)から1年7ヶ月になる。

今日採血したリンパ球はいつものように約2週間かけ培養、活性化された状態でモイの体内に戻される。だから本当の終わりは2週間後なのだけれど、今日で大きな山を超えたと感じるのは、モイが鎮静剤で眠らされるのが今日で最後だからだ。

約3年におよぶリンパ腫闘病生活中、鎮静剤を使ったのは27回。抗がん剤(ドキソルビシン)投与時に5回、免疫療法で22回。もちろん投与量は体重から割り出した適正量を使用されているだろうし、麻酔に比べれば身体への負担は少ないのかもしれないけれど、やっぱり家族としてはとても不安。薬の種類は違っても同じように眠らされ、拮抗剤で目を覚まされるわけだから。

モイが家にいる時みたいに大人しくいい子にしてくれたら鎮静なしでの処置も考えられなくはなかったのだけれど、ドキソルビシンは漏れたら断脚しなくてはいけなくなるほどの劇薬だし、免疫療法の採血は普段の血液検査のそれと違い太い針で12mlも採血するので普通にやるのはリスキー。

ひとまずモイが27回の眠りからちゃんと毎回戻ってきれくれたことに大きく胸をなでおろしている。
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帰路、少し陽が暮れていたこともあるけど、まだ覚醒して間もないので瞳孔が開ききっているモイ。

そして今日は、最後の鎮静剤での眠りを利用してペットドックもやってもらった。ウニが1年前にやったのはスタンダードコース、モイが今回やってもらうのはハイクラスコース。検査項目が多く、普通はシニアの犬猫が選択するようなコースだろうけれど、モイの治療の総決算的に隅々までチェックしてもらい、安心して今後の定期検診期間に移れたらいいなと思いお願いした。

明け方までに糞尿は採取し持参した。血液検査、超音波検査、鎮静のために今日も半日絶食。モイは例え3ヶ月ぶりだろうが朝ごはんが出ていない時点で通院を察知しベッドの下へ隠れた。
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ウニもいつものようにちゃぶ台をひっくり返す勢いでアピール。
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ペットドックはモイを預けた後に鎮静下で一環して行われるため、今日はいつものように採血やエコーの立ち合いはできなかった。
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問診時に唯一モイが診察台に上がったのはエリザベスカラーを着ける時だけ。こればかりは家族がいる前でまだモイが牙を向く前に行いたいそうだ。よっぽど裏では暴れているのかなあ、、。

いつもの街での待機。いつもよりちょっと長く5時間半後にモイを迎えに。免疫療法のリンパ球の戻しは2週間後の月曜日の予定が合わなかったので13日後の日曜日に行うことになった。培養期間2~3週間と聞いていたので1日短くて培養が思うように進むのか気になるけれど致し方ない。

外注の検査が多いペットドックの結果もまとめて13日後に聞く約束をした。
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すっかり日が暮れてしまった帰り道。まだボーっとしていながらも甘えてくるモイ。
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帰宅後の恒例ウニチェックといきたいところだが、今日は消毒液のにおいがきつすぎてキャリーケースの中に入れないでいるウニ。
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うちへ帰ってきて一生懸命に毛繕いするモイ。
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なぜかと言うと、お腹の毛を盛大に剃られたから。
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剃る、剃らないは預ける時に先生に確認されたが、剃った方がやはりエコーなど正確になると言われたので、そのようにお願いした。
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首の毛もまた剃られた。でもこれもひとまず最後かな。あとはドンドン伸ばしてフサフサにして行こう。13日後の検査結果に何の問題もなく、その上で活性化したリンパ球を戻したら、もうその後は何の心配もないはず。おつかれさま、モイ。

昨日の東京は一日中雨で肌寒かったが、今日はうって変わって夏のような眩い日差し。IMG_9172
モイは晴れ男なのかもしれない。今日が82回目のドライブだったが、これまでに左右に揺れる車のワイパーにびっくりしたことは1度しかないように思う。それくらい通院日は天気に恵まれている。

通院頻度も年々減ってきて、今年は3ヶ月に1回定期検診すればいいくらいまで順調に回復し安定しているけれど、それに伴い少しずつ減らしている皮下輸液や薬(輸液は4日に1回60ml、薬も前回の投稿のようにやめたものがある)でモイの健康、とくに腎臓の状態が保たれているかどうかが気がかりなので、前回の通院から6週間ではあるが、今日検査してもらうことにした。

丸山ワクチンが1セット40日分なので、6週間(42日)間隔の通院というのは丸山ワクチンを再度処方してもらうのにいいタイミングでもあるのだ。

血液検査で腎数値をなるべく正確に出すため半日の絶食。
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「朝ご飯出てないよ!」とあからさまな抗議をするウニ

今朝はモイもお腹が空いたのか「ゴロニャ〜」と訴えるように鳴くが、どちらかというとアピールは控えめでいつも猫らしく寡黙に耐えている(この猫らしい寡黙さが病気の時には仇となり手遅れにもなりかねないのだけれど)。キッチン奥のパントリーに行くとおやつがもらえるのかと勘違いしてうれしそうに、でも控えめに、尻尾をびりびり震わせながら着いてくるモイが愛おしい。おやつじゃないと分かった時も、わがままに騒ぎ立てるでもなく、素直に状況を受け止めている。猫の順応性というのか、モイから信頼されているのが分かるし、分かるからこそ「病院から帰ってきたらすぐご飯食べようね」と目で合図をし優しく頭を撫でる。猫と暮らすすべての時間がそうであるべきなのだが、通院日にはやっぱり余計に丁寧に語りかけてしまう。

朝ご飯が出ていないことだけでもモイは「今日は病院なのかも」と悟っているかもしれないが、しばらくは隠れることなくご飯が出ないかこちらの様子を伺っている。でも病院に戻す使用済み注射器を袋に詰めたり、先生に提出する報告書のコピーをとったり、こういう一連の動作の音で「やっぱり今日は病院か」と確信し、そっとベッドの下に身を潜める。ただ、絶対に隠れて逃れたいというわけでもないのだろう。ベッドの下に行くのはモイのちょっとした意思表示で「本当は行きたくないんだよ」と僕らに伝えるためなのかもしれない。ベッドを少しずらすと逃げるわけでもなくすぐに香箱座りしているモイが姿を現すし、少し固まったモイをそっと持ち上げる時も無抵抗。そして胸に抱きかかえると微妙に震えているのが分かる。ああ、この震えるモイの身体には毎回心が痛む。いつか必ず「完治」して、震え、恐怖とはまったく無縁の生活を送ろうね、モイ。

久しぶりに会う先生もモイの体格がよくなっていることに笑顔。

【体重】6.54kg
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【超音波検査】
腎臓も腸も異常なく、記録用の静止画もプローブの動きを止める間もなくササッと撮影されていた。4分にも満たない検査。「ちょっと、まったく分からないですね。多分ここだったんですけど…」と先生のいつもの言葉ではあるが、その笑顔は今までで最も晴れ晴れしく見えた。

【血液検査】
BUN(尿素窒素)  34.0(前回 33.7)(前々回 32.3)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
CRE(クレアチニン)  1.82(前回 1.80 )(前々回  1.78)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

腎臓の数値は、前回、今回と、どちらも微妙に上がり基準値オーバーに。ただ先生は「変わらないという評価でいいと思います。ちょっと上がってはいますが、誤差の範囲だと思います。」と。「輸液はどうですか?」と減らしていることを懸念して質問してみたけれど、「増やす必要はないと思います。」と。気になるところではあるけれど、先生の言葉を信じて次回の検診まで今のペースで続けてみよう。
1箱90カプセルのアゾディルが残り少なくなっていたので、この一週間は少し間引いて飲ませていた。そのことも原因かもしれないと思うこともできる。ほかの薬も含め6週間分ほど処方してもらい帰宅。
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今日は検査だけだったので、預けることもなく1時間ほどの滞在で一緒に帰ってきた。
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帰り道、元気が有り余ってずっと車窓を楽しむモイ。でもかなり暑かったのでたまに開口呼吸になっていた。
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当然エアコンを小まめに調整してモイが快適でいられるように努める。
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いつもより早い帰宅で多分昼寝をしていただろうけれど、帰宅するとすぐ玄関に来て必ずキャリーバッグに入り、モイ兄ちゃんに何が起きたかを確かめるウニナース。いつも留守番ありがとね。

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モイ、ひと月ぶりの通院。1月中旬から皮下輸液の量を隔日で60mlに減らしていた(1年ほどずっと毎日120mlだった輸液を隔日120mlに減らしたのが昨秋10月半ばのことだったので、今は比較的早いペースで減らしていることになる)ので、腎臓の値が維持できているかチェックしてもらう。

【体重】6.46kg
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【血液検査】
BUN(尿素窒素)  32.1(前回 39.4)(前々回 34.1)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
CRE(クレアチニン)  1.7(前回 1.7 )(前々回  1.8)(基準値 0.8~1.8mg/dL)

前回気になっていた尿素窒素の値が少し改善し基準値内に。ホッとした。クレアチニンの値は昨夏までの1年間ずっと2.◯台だったので、少しではあるが明らかに改善しているように見える。やはり昨夏から飲みはじめたアゾディルのおかげと言えそうだ。腎臓は悪くなったら改善することはないと言われているのに、すごいなアゾディル。同じように腎臓を患っている猫や犬にお薦めしたい。

先生曰く「モイちゃんの体重で隔日60mlという輸液の量はほとんど打っていないに等しいので、もっと減らしていってもいいかもしれないですね」とのこと。
  • RBC(赤血球) 707(前回 633)(基準値 550~1000)
  • HCT(ヘマトクリット値) 33.6(前回 29.4)(基準値 24.0~45.0%)
  • HGB(ヘモグロビン濃度) 10.6(前回 9.4)(基準値 8.0~14.0g/dL)
  • WBC(白血球総数)8230(前回 2400)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     4115(前回 1300)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球 3703(前回 900)(基準値 1500~7000)
  • PLT(血小板数) 27.1(前回 24.4)(基準値 30~70)
白血球、赤血球などこれらの値は3カ月ぶりに測定してもらった。前回かなり少なくなっていた白血球も基準値内に戻っていて一安心。モイの場合は基本が低めなのは変わりなさそうで、そういう意味では、今後も免疫系の疾患には気をつける必要があるのだろう。
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【超音波検査】
いつものようにエコーも立ち合いで見させてもらった。左右の腎臓が部分寛解して1年9カ月、あの忌まわしい黒い影は一度も見ることがない。

腸にあった原発巣ももはやどこだったか分からない状態で、先生も最近の口癖のように「多分この辺だったんですけどね、もう分かりませんね」と、もう静止画のキャプチャーも撮らない。今日は続けて「すごいですね、もうどれくらいでしたっけ抗がん剤をやめて」と聞かれたので、「1年2カ月です」と答えると、クールな表情にキラッと笑みを浮かべ「うん、順調ですね!」と。先生の表情が和らぐことでこっちの気持ちはその100倍は和らぐ。
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次回は4月にラストから3回目の免疫療法の予定。またモイと桜が見ることができそうでうれしい。
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ウニナース、ビュ〜ン

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モイ、ひと月ぶり、68回目の通院。1ヶ月も開けたのは初めてなので、前回エコー上ほぼ問題なかったが昨夜からかなりドキドキしていた。
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このひと月、モイは元気だったけれど、トイレのトラブルがあって、実はこの2日半、便が出ていない。病院でもよおしたらどうしよう、そういうドキドキもあった。
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通院するいつもの並木道は色とりどりの紫陽花が。
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珍しくモイも往路から車窓を楽しみ「綺麗だモイ」と鳴いた。

【体重】6.16kg

【超音波検査】
いつものように腎臓は左右とも綺麗。問題は腸なのだけど、ひと月前と同様、今回も黒い影はなかなか探せない先生。真剣な眼差しでモニターを見つめること数分、「んー、ほとんど分からないですねえ。多分、この辺だと思うんですけど…(数秒の間)、いいですね(笑)」と笑顔。やったー、よしよし!なにがうれしいって、先生の笑顔が今までで一番笑っていた。それと「いいですねえ」の声もなんだか大きかった。相変わらず「寛解」とは言ってもらえなかったけれど、ひと月この状態を維持しているのはなかなかのものだと思う。

何回も書いているけれど、今年になって抗がん剤はやっていない。免疫細胞療法と丸山ワクチンとサプリは継続している。丸山ワクチンとサプリは家で出来るので、通院するのはほぼ免疫細胞療法のためだけになりつつある。この調子で維持できれば徐々にその間隔を広げていってモイももっと穏やかな暮らしが出来るようになる。うれしいな。
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というわけで16回目の免疫細胞療法の採血のためにモイを預け、いつもの街で待機。採血は鎮静下で行うので、その際いつもの血液検査も行ってもらう。それから今日は、ここのところ起きているトイレトラブルの原因究明のため、肛門から直腸の触診と尿検査も鎮静中にやってもらうことになった。その姿を絵として想像するとちょっと痛々しいけれど、むしろプライドの高いモイには眠っている間に済んだ方が低ストレスなのかもしれない。
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街で4時間待つあいだに見た紫陽花がどれもハート型に見えた件。
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【血液検査】血液検査は4月23日以来となった。
  • BUN(尿素窒素)  36.4(前回 29.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.1(前回   2.3)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値は横ばい。毎晩やっている皮下輸液120mlをせめて2日に1回にしたいのだけど、この様子ではまだ手を緩められないかなあ。
  • WBC(白血球総数)5700(前回 6400)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2300(前回 2560)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2500(前回 2368)(基準値 1500~7000μl)
  • 好酸球 700(前回 1472)(基準値 0~1500μl)
白血球もやはり低め。これがモイのデフォルトなのだろう。今は抗がん剤をやっていないので大丈夫だけど、この好中球の値ではもしものことがあった時に手が打てないのが不安ではある。

続けて聞いたのが、

【直腸検査】とくに問題なし。ポリープもないだろう。ウンチは固めですね、とのこと。

【尿検査】
血尿があるらしい。出血している。顕微鏡で見て基準値の10倍赤血球があるので、これは膀胱炎と言えるだろうと。今までこの病院では尿の様子は追跡してこなかったのでいつからこれが起きていたかは分からない。ひょっとしたらリンパ腫の病変が以前は腎臓にもあったので、その時からずっと出血が続いていた可能性もある。または、この最近何らかの理由で膀胱炎が起き、それが原因でトレイトラブルが発生しているのかもしれない。まあそう考えるのが自然だし、どちらかと言うとそうであってほしい。
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膀胱炎は細菌感染から起きる場合もあるが、オスはあまりバイ菌にはかからないらしい。もうひとつは特発性膀胱炎と言って、理由もよく分からず突然その症状が出ることもあるらしい。まとめて下部尿路疾患と呼ぶそうだ。

細菌への二次感染などがあれば白血球も上がってくるはずだが今のところそうではないので、このまましばらく様子見でよいのでは、と。だいたいの場合は2週間もすれば自然に治まってくるとのこと。
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ちょうど今日の待ち時間の間に街でシステムトイレを購入していたので、今後はもっと尿の状態をチェックするようにしよう。次回2週間後にリンパ球を戻す時にもう一度尿検査をしてもらう予定。
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なんやかんやでこの数日トイレが増え続け、現在6個に。渦中のトイレ事情はまた改めて報告します。この膀胱炎から来ているものであれば時間が解決してくれるのかな。帰宅後、鉱物砂を少しだけ入れたペットシーツのトイレで少しだけ便をしてくれたモイ。
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なかなかスッキリしない状態ではあるけれど、少なくともリンパ腫は制御できている。そのことだけでも気持ちは今日の天気のように晴れ晴れとした。エコーの様子を見た後、街で待機している時、安堵感から眠くなること甚だしい。

そんな中、インスタで【モイ速報】を投稿する時は、裁判所から巻物を持って駆け出してくる記者の気持ちでいます。今日もたくさんのコメントありがとうございます!! みなさんの笑顔がまたモイの力になると思います。いつも応援ありがとうございます!

2週間培養したリンパ球を戻すために67回目の通院。
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【下痢について】
発見された悪玉菌クロストリジウム・パーフリンゲンスのため抗生剤フラジールをきっちり3週間朝夜飲ませ、その後ここ3日は夜のみにしているが、便の状態は波はありつつもまずまずといったところ。先生にそのことを報告し、ウンチ写真を見てもらった結果、もうしばらく薬を続けてみることに。

【食欲について】
ここでは報告しそびれていたが、ミルタザピン(商品名レメロン)という新しい食欲増進剤を勧められて4月からモイの食欲が落ちている時に4回飲ませてみた。この薬の効きがよくて投薬して20分後にはガツガツ食べだし、その後3日くらいは普段の1.5倍から2倍近く食べてくれる。当然便もたくさん出る。少し怖いのは、もともとが抗うつ剤なので、薬が効いているあいだ「ニャーニャー」と鳴くことが増え、水をいつもよりよく飲むようになったり、少し興奮状態になっているようだ。4日くらい経って薬が切れるからか、たまたまそういうタイミングで毛玉を吐いて気持ち悪くなったからかは分からないが、食事の摂取量にすごく波があったこの1ヶ月。食欲には波があるが体重自体は少しずつ増えてきているので、日々の摂取カロリーにとらわれ過ぎない方がいいでしょうと先生にアドバイスをいただいた。
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今日は血液検査はなしでエコーだけ診てもらう。
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【超音波検査】
いつものように左腎臓から見ていく。次に右腎臓。どちらもこの1年ほど変わりなく綺麗であることを確認するまでに要す時間は約1分半。(腎臓の黒い影がなくなり「部分寛解」と言われたのは昨年5月22日のこと)。それから下腹の回腸の上辺りにプローブが置かれ、先生がモニター画面とにらめっこすること約4分。いつもより長い。沈黙が続いたあと、

先生「今日はよく判りませんねえ」
近藤「おー!」
先生「ちょっと待って下さい、プローブ替えますので、」
近藤「寛解ですか?!」
先生「(苦笑)ちょ、ちょっと待って下さいね」
プローブを替え、また2分半くらい調べる。
先生「多分この辺だと思うんですけど、判らないですね今回。今までで一番判りにくいんじゃないかなという気がします」
近藤「おー、やったー!」
さらに1分後
先生「んー、そうですね、(笑)いい感じなんじゃないかなと思います」
と言ってプローブを元の位置へ戻す。

今までで一番良いということは、昨年7月末に一度完全寛解した時よりも良いととれるので、これは再寛解と言ってもいいレベルじゃないか! !

ちなみに「完全寛解」と言っても、埼玉動物医療センターの解説によれば「詳細な検査を行っても病変が検出できない状態」「がん細胞が1g以下の状態(1g=約10億個)」とある。つまりエコー画面上で確認できなくても、まだまだがん細胞が残っている可能性は多いにあるということ。

昨年7月末、モイの黒い影が一旦エコー上で見えなくなって、喜んだのも束の間、2週間後にはまた確認されてしまったのは、そういう理由も要因にあったのかもしれない。あの時は先生に無理矢理「完全寛解」と言ってもらったような節もあり、 それもあってか、今回は先生から直接「寛解」の言葉は出なかったけれど、でも普段クールな先生がニヤリとしてくれる、その笑顔だけでも十分に嬉しい。

もちろん、今回も決して安心できないし、引き続き通院し経過観察は続けるけれど、ひとまずよかった。 とりあえず「再寛解乾杯!」と小さく家族で盃を交わすくらいはやってもいいかな?

【免疫細胞療法】
夕方、病院にモイを迎えに行くと奥の処置室から「ウギャー」とこれまでで一番大きなモイの鳴き声が聞こえてきた。いつもそうだけど、今日はとくに元気すぎて、リンパ球を体内に戻したカテーテルを抜き、止血するのが困難だったようで、モイの右手から血がにじんでいた。まだ若いからマルチンみたいにショック死はしないと思うけど、とてもハラハラする。

そして今回のリンパ球はなんと5億個弱に増えていた!過去15回で最も増えた!そして15回のトータルが36億個超え。ブルゾン超え。
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次の通院は4週間後ということにした。モイの手が可愛い。
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ウニもお留守番ありがとう。

インスタにも既にたくさんのコメントが。いつもみなさん、応援ありがとうございます! 

 

3週間ぶりの通院。リンパ腫の闘病をはじめて3週間も病院へ行かなかったことは今までなかったので、久しぶりに味わうこの緊張感。この3週間のあいだも僕らが外出しようと着替えたりする時はベッドの下に隠れていたモイ。今朝もやはり気配を察知して身を潜めていた。ただベッドを横にずらしても身動きはせず、じっと丸くなっている。抱きかかえると少し震えてこわばっているモイが愛おしい。モイもがんばらなくちゃいけないことは分かっているんだと思う。キャリーケースに入れる時はいつも抵抗せずにすんなり入ってくれる。とってもいい子だ。今日は往路ではほとんどキャリーから顔を出さなかった。
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今日は通算15回目になる免疫細胞療法のための採血日。モイを預けて鎮静下でリンパ球を採るので半日だけ絶食してきた。
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今朝、自分のご飯もないことに不服そうなウニ嬢

血液検査は採血の時についでにやってもらうことにして、先ずはいつものようにエコーから。

【超音波検査】

腎臓は相変わらず左右とも綺麗。そして原発巣と思しきいつもの腸にプローブをあてる先生。モノクロのエコー画像は見慣れないとなんだかよく分からないものだけれど、毎回立ち会わせてもらっているので、モニターを見ただけでもうだいぶ様子が見て取れるようになってきた。そして今日はいつもと腸の見た目が違いそうだというこがすぐに分かった。「多分この辺ですけどねえ…、分かりにくくなってますね」と先生。いつもある少しだけ分厚くなった黒い影がすぐに見つからず、腸管をゆっくり辿っていってもどこまでも綺麗な5層構造に映っている。そのまましばらく探して、画面を拡大し、わずかに層構造が乱れているところを画面上の定規で測る先生。2.9mm。厚みだけで言えば正常範囲内だ。プローブを置きながら、少しためた後に「いい感じですね」とニヤリとする先生。やった。今年になって1度も抗がん剤治療は行っていないが、病巣は維持したまま、それどころか、ここ2回ほどは少しずつ小さくなっているようだ。再寛解したと言うにはまだ早いけれど、がんはほぼ征圧できているのかもしれない。モイを預けて病院の玄関を出た瞬間、妻とふたりで小さくガッツポーズをした。

いつもの街で4時間ほど待って、夕方モイを迎えに行く。
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【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  29.4(前回 29.5)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.3(前回   2.2)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値は横ばい。少しだけクレアチニンが上がっているのが気になる。「毎日輸液をしてもらっているので今はとくに別の手を打つことはないと思いますが、最近、製薬会社に勧められるサプリで乳酸菌の力で腎臓の老廃物をおさえる製品が出たので、いずれ試してみるのもあるかもしれません」と先生。多分「アゾディル」のことだろう。食欲も出ることがあるし、もし腸内環境も整うのなら一石三鳥。ただカプセルで1日2回飲ませる必要があるそうなので、もうちょっと様子を見てからにしよう。
  • WBC(白血球総数)6400(前回 4700)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     2560(前回 2700)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2368(前回 1700)(基準値 1500~7000μl)
  • 好酸球 1472(前回 200)(基準値 0~1500μl)
白血球もやはり劇的には増えておらず、抗がん剤クロラムブシルの影響がここまで残っているとは考えづらいので、モイのベースラインがやはりこの辺りなのかもという見解に。帰宅後に改めて血液検査結果の表を見てみたら、白血球の中の好酸球が今までになく多かったのに気づいた。基準値内ではあるし先生からとくに言及もなかったからとくに心配することはないのかもしれないが、一応ここにメモだけしておこう。

【下痢について】
抗生剤フラジールを2週間きっちり朝夜飲ませてみた(1回だけ朝忘れた)。下痢にこそなってないが、便はかなりテリテリしていて粘膜が付着していることも多い。その1度だけ飲ませ忘れた後の便は少し軟らかくなっていた。この様子だと薬を止めたらまた下痢をしそうな気配もある。2週間分の便の写真を見てもらいながら、そう先生に説明し相談した結果、もう一週間フラジールを続けて、その後も急に止めるのではなく様子を見ながら徐々に減らしていくようにしてみることに。クロストリジウムに有効な「タイロシン」という別の抗生剤を試してみることも薦められたが、これももうちょっと様子を見て考えようと思う。モイは過去の経験からβラクタム系の抗生剤で激しい嘔吐を起こす可能性がある。タイロシンはそうではないけれど、新しい薬を試すことにはいつでも慎重でいたい。
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SNSを通していろんな動物の命に接する日々。大往生する猫もいれば、FIPで1歳で亡くなる猫、生まれてすぐに燃え尽きる命、行方不明のままの命、帰ってくる命、モイと同じようにがんと闘う命…。生きていることは簡単なことではない。モイの1111日も毎日が奇跡なんだと改めて思う。すべての尊い命に祈りを。

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昨年はほぼ毎週通院していたのでモイも随分ドライブに慣れ車窓を楽しむ余裕があったけれど、今年になって隔週になったことで、忘れてしまうのか、むしろ通院時の緊張が高まっている感じで、ご覧のようにモイはキャリーから顔を出すこともなくふてくされている。「自分は元気だからもう病院行かなくてもいいのに」と主張しているようでもある。

下痢は薬のおかげで治まり、少しテリはあるものの硬くてしっかりした便が1日半に1回くらいのペースで出ている。先生にその経過報告と便の写真を見せ相談し、薬を1日1回に減らしもうしばらく様子を見ることになった。休薬したらまたすぐ下痢になったので根が深い問題が起きているのではと懸念したが、「薬が効いているということは、言いかえればその程度の症状ということですし、リンパ腫が大腸の方に広がっているというような可能性は今のところ極めて低い」と力強い言葉をいただいた。

それから、3日前のこと、モイが長さ15cmもある特大の毛玉を吐いた。びっくりしたのでギネスに申請してみようかと定規を当てて写真を撮っていた。その写真も先生に見てもらい、毛玉除去剤ラキサトーンなど舐めさせなくていいかとお伺いをたてたが、「むしろ腸に下ろすと危険なこともあるので、自然の摂理として吐かせた方がいいでしょうね」とのことだった。

気になるのは最近モイが執拗にグルーミングしていること。調子が悪い時は毛繕いしなくなることを思えば楽観できるけれど、何かストレスでも抱えているかのように少し異常に舐めている気もする。おかげで毛並はかなりフサフサ。毛玉さえすっきり吐いてくれたらいいのだけれど。
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【体重】5.92kg
病気になって計測しだしてからは最も重い。発病前と同じくらいの重量感。いいぞいいぞ、このまま6kg超のモイも見てみたい。

【超音波検査】
やっぱり今回も大きくは変らず。腸管に見える影は2週間前より1mmほど厚くも見えたが、正常な5層構造も見え隠れしていて、トータルで言えば現状維持だろう。しかし続くなあ、この状態が。

【血液検査】
  • BUN(尿素窒素)  33.8(前回 26.8)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.2(前回   2.6)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
腎臓の値も行ったり来たり。クレアチニンが少し改善したかと思えば、尿素窒素はまた基準値オーバー。今日は半年ぶりくらいにSDMAの外注も頼んだので数日後には結果が出るだろう。
  • WBC(白血球総数)5700(前回 6100)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     3078(前回 3200)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2223(前回 2400)(基準値 1500~7000μl)
白血球もまた少し減ってしまった。総じて横ばい。

【免疫細胞療法】

14回目になるリンパ球の採血。鎮静下で行うため6時間ちょい食事を抜いてきた。モイを預けまたいつもの街で待機。4時間近く散策するので自分の住む街より詳しくなりかけている。今日は渋い定食屋を発見。いつも食パンを買うパン屋には昨春にみた桜海老と空豆のパンが。この街に通い出して1年が経ったんだな。

夕方モイを迎えに行くと、「採血した血を早速分離しはじめてますが、また今日はたくさん採れた印象です。」と、リンパ球療法がうまくいくといつもニッコリする先生。2週間後にどれくらい増えるか楽しみだ。

最後に先生が「この先どうしましょうかねえ。長い間、腸の病巣も安定していますし〜」と治療からの離脱のことを切り出した。2週間前にもこの話題が出たが今回は先生の方から出たというのが、なんだかとてもうれしかった。このまま通院頻度を減らしていけたら夢のようだ。
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帰路、鎮静剤が抜けきっていないのか少し瞳孔が開いているモイ。
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今日は夕方迎えに行った時の病院がすごく混んでいて1時間以上待ち時間があった。おかげで家に着く頃には暗い。
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ウニも朝の絶食に付き合ってくれて、しかも長時間のお留守番、おつかれさま。

モイが今の病院に通いだして1年になる。昨年3月の頭に丸山ワクチンと免疫細胞療法を同時に始めた。低分化型(高グレード)のリンパ腫にも関わらず今モイの病巣がほんのわずかな影だけを残し維持できているのは、この2つの治療のおかげかもしれない。もちろん前提として、昨年がんばった抗がん剤治療や、これもちょうど1年になるAHCCなどのサプリを毎日欠かさず飲んでいる、それら総合的な力によるものだろう。

今日は2週間ぶりの通院日。実はこの1週間ほど少しモイの元気がなく、一昨日ひどい下痢をしていた。一週間前には留守中に少し赤みを帯びた水分多めの餌を吐いていた(それ以外に毛玉吐きが4回ほど)。もし再燃兆候だったらどうしようと不安を抱えながらの往路。モイも「まだ病院行くの〜」と抗議したいのか不機嫌そうに車中では一度もキャリーから顔を出さず、余計に不安が募る。

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【体重】5.74kg
ほんの少し落ちた。よく食べる日とそうでもない日、少し波があった。

【超音波検査】
ドキドキしたが、エコーで見る影は変わらず、ホッとした。腎臓は左右とも綺麗で、腸管の一部がほんの少し黒い。むしろ厚さは先々週より薄くなったようで、計測した2箇所は3.2mmと2.3mm。ほぼ正常範囲。そこに綺麗な5層構造が映し出されるのをまたいつか必ずこの目で見たい。

【血液検査】
少し元気がない日が続いているので念のため血液検査もしてもらう。今日は免疫細胞療法のリンパ球を戻す日だったので、モイを昼の間預け、夕方迎えに行った際に結果を聞いた。

  • BUN(尿素窒素)  26.8(前回 34.4)(基準値 17.8~32.8mg/dL)
  • CRE(クレアチニン)  2.6(前回   2.1)(基準値 0.8~1.8mg/dL)
今日は絶食せずに来たが尿素窒素の値は改善し基準値内に。ただクレアチニンの値はだいぶ上昇してしまった。昨年7月7日と同率でワースト1の値だ。先生は「大きくみれば横ばい」とは言ったが、このまま悪くならないといいな。なにがよくないんだろう?
 
  • WBC(白血球総数)6100(前回 5400)(基準値 5500~19500μl)
  • 分葉好中球     3200(前回 2700)(基準値 2500~12500μl)
  • リンパ球      2400(前回 2200)(基準値 1500~7000μl)
白血球は少し増え基準値内には戻ったもののやはり少なめ。モイの基準がこの辺なんだろうか?


【免疫細胞療法】

13回目になるリンパ球。「今回はまた3億個前後まで増えてました」とうれしそうな先生。培養した血を見ただけで増えているのが分かるのだそうだ。いつかその様子も見せてほしいなあ。過去13回のうち3億個台まで増えたのは6回目。宝くじならかなりな億万長者なんだけどなあ。3億のキラーT細胞どん、よろしく頼むよ。

……………

さて、今後どうするかの相談をした時に、幸い病巣が安定しているので引き続き抗がん剤は休薬し、免疫細胞療法や丸山ワクチンだけを続けて行きたいと先生にお願いした。さらにもし今後も安定しているようなら徐々に免疫細胞療法の間隔を開けて行きたい。現状、2週間培養したリンパ球を戻し、その2週間後にまた採血をしているので、4週で1サイクルになっている。これを3週間後に採血、それでまたしばらくしても維持できれば、次は4週間後、という風に少しずつ間隔を開け、治療回数を減らして行きたいと提案してみた。先生も「治療からの離脱の仕方としていいと思います。」と。治療からの離脱、なんだかカッコいい言葉だなあと思って、心の中で離脱という言葉を反芻した。きっと、そんな話を出来る段階になっていることがうれしかったんだと思う。「ただ再燃兆候が疑われるような様子が見られたらすぐに様子を見せに来て下さい。」とも。そう、通院を減らすと逆に不安は増す、というのは今週もそうだったように痛いほど分かっている。1年前の今頃とは比べられないほど今は楽だけど、それでも毎日毎日モイのことが心配でしょうがない。多分これはこの先何年も続くことだと思うけれど、モイが少しでも長生きしてくれたら、それは何にも変えられない。
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乗車した際に一度顔を出しただけで、帰路もずっとキャリーケースの中にいたモイ。
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帰宅後にしたウンチの粘膜が赤く染まっていた(今年になってずっと粘膜便の傾向)。うーん、通院のストレスか、一昨日の下痢で腸炎気味なのかなあ。一喜一憂する日々はまだまだ続くのでした。

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