moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ:モイ > 栄養学(食餌、強制給餌、愛情給餌、食欲増進剤)

ひと月ほど前にもここでも軽く触れたことがある猫の炎症性腸疾患(IDB)について、詳しくまとめられたサイトがあったのでメモとしてここからもリンクしておきます。
猫のIBD
すごく専門的なので獣医師の方が書かれたのかなと思ったら愛猫を亡くされた一般の方が作られたそう。例えば食事療法のページだけでもとても詳しく参考になる。愛猫を思う熱量が伝わってきます。

嘔吐や下痢、食欲不振、体重減などが気になる猫と暮らす方は一読されるとよいかもしれません。
IMG_2471
モイですが、先週は便の状態がよかったのに、今週また少し軟らかい部分が混じるようになってきて、今朝は半分くらいが軟らかかった。お尻の毛も少し汚れた。食事などに大きな変化はないはずなのに嘔吐も含めなかなか落ち着いてくれない。

IBDが悪化し消化器型リンパ腫になることがあるらしいことは前にも紹介しましたが、その逆、リンパ腫のがん細胞がなくなって腸の炎症だけが残る可能性もあるのかなあという素朴な疑問はこのひと月ますます感じていて、来週またモイの腸の様子が変わっていないようであれば主治医にその辺の疑問も投げかけてみようかと考えているところです。
IMG_2474

8月末頃から一週間近く続いていた吐出(食後すぐの吐き戻し)傾向が9月3日の3回の吐出でピークに達したが、ブログを書いた途端にウソのように治まった。器を高くしたのがよかったのか、他にあまり思い当たることがないので多分そうなのかもしれない。

その記事を読んだ方から「器の形状を浅いものにしてヒゲが当たらないようにするとよりよいのでは」と送っていただいた器がある。ヘルスウォーターシリーズというようで、同封された説明書に「この器にすると猫が水を飲む量が増えることがある」と書かれている。試しに水を入れモイに差し出してみたら珍しく飲んだ。



珍しくというのは、モイはここのところ腎臓の値が上がりつつあるので、毎日皮下輸液を120mlずつしている。輸液をするとそれで水分が補われてしまうので、自分ではあまり水を飲むことがなくなった。元々猫は砂漠の生き物であまり水を飲まなくても大丈夫なようだけれど、ご存知のように腎臓を悪くしたり膀胱炎になったりするのでやはり最低限の水分は必要だ。自分では飲まなくても毎日かかさず過水和にならない適正量の輸液をしていれば大丈夫と先生は言っていたが、自力でこうやって飲んでくれる分には多分悪いことはないのかなと思う。ちょっと様子をみよう。

IMG_0157
毎晩の皮下輸液と飲み薬とサプリと食事が足りなかった時用の強制給餌のセット

モイは夜になるとしれーっとどこかに居なくなる。でも抱っこしてこのテーブルの前に連れてくると観念して大人しくしてくれる。背中に翼状針を刺しシリンジ2本分のリンゲル液を流し込むのに4~5分かけているだろうか。薬の経口投与もだいぶ慣れて失敗する確立はかなり減ってきた。

IMG_0161

黄色いシリンジに入っているのが強制給餌用に調合した「退院サポート+エナジー500+オメガ3オイル」なのだが、月曜日の血液検査で腎臓の値がまた少し上昇していたので、エナジー500の替わりに同じ森乳のチューブダイエット(猫用キドナ)に替えてみた。

IMG_1477

ところが、これに替えた途端にまた下痢をするモイ。実は以前も一回試してみた時もそうだった。エナジー500とそんなには成分も変わらないのになあ。

ひと月半続いていた軟便がやっと改善していたところだったので、これでまた調子を崩さないといいなあ。

猫ってほんとデリケートだなあ。






一旦なくなったかに見えたモイの腫瘍がまたエコーで認められたのは14日。それ以来まだ病院に行っていないので今はとても不安だ。

2月に抗がん剤が効かず制御不能に陥りかけた時期、本当に毎日悪夢を見てうなされた。3月中旬から腫瘍が小さくなりだし7月末に寛解に至るまでのあいだは家族も少しずつストレスから解放されていたのだけど、この1週間また悪夢ばかり見ている。(おまけにウニの様子までおかしくなってしまったのでなおさら。)

日曜日になって副作用がやっと治まったのか少し元気になったモイ。昨日今日と尻上がりに元気になってウニと追いかけっこをしたり猫パンチ合戦をしたり、撫でていたら手に噛みついてきたり、元気度的にはAランクと言っていい 。調子がよくなると自然と毛並みも綺麗になるし、その明るくなった表情を見ているとすごく安心できる。安心するのだけど、心の中ではとてもつなく不安。もし家に超音波検査機があったら毎日でもモイのお腹のエコーを見ているだろうけれど、あの機械ってきっと何千万円とするんだろうなあ。というか医者にならないと操作できないだろうし。

IMG_7915



吐き気も治まっているようだけど、スタジオの珪藻土の壁やビニールをペロペロ舐めるのは治らない。以前は気持ち悪い時に多かったと思うが最近は趣味で舐めている節もある(とくにスタジオの壁は)。これも常同障害の一種なのかな。

ここ2回ウンチもようやくいい具合になってきた。まだほんの少しだけ柔らかい部分があるが、血は混じってなさそうだ。東京は3週間ほど連続雨らしいが、モイは1月ずっと下痢だからなあ。

先週の血液検査で実は「少しだけ貧血になっている」と言われていた。
  • 赤血球 518(基準値550~1000)
  • ヘマトクリット値 22.2(基準値24~45)
  • ヘモグロビン濃度 6.6(基準値8.0~14.0)
血便が治まりこの数値も基準値内に戻ってくれたらいいのだけど、そもそも最初に病気に気づいたのが血便だったし、再燃した腫瘍と思われる影もやはり腸管にあるので、病巣と便の状態の因果関係も含め、すごく気になるところ。

IMG_0728

あ、そう、頭を激しく振って食べたのはあの日だけで翌日からは普通に戻ったので、口内炎とも考えづらく、今は様子を見ています。今、メインで食べている「オリジン6フィッシュ」に加え、ご近所の方にいただいた腎臓用の療養食「Vet's selection 腎ケア BPレーベル」を 最近好んで食べてくれる。活性炭が入っているらしい。がんは炭水化物を栄養とするので、がん細胞に栄養を与えないためにはグレインフリー(穀物不使用)が 望ましく、その分を脂質やたんぱく質で補う。腎臓が悪くなっている場合、腎臓への負荷を少なくするために、低たんぱくが望ましく、その分を脂質や炭水化物で補う。

モイは、がんであり腎不全にもなりかけているので、この栄養学的に相反する問題をどうしたらいいのか、悩みどころだ。先生にも難しい問題のようで「そうですねえ、何を優先するのかになりますねえ」と。



次の通院は来週、月曜日の予定。2週間かけて培養したリンパ球を戻す予定だが、腫瘍の状況によっては抗がん剤投与もありえるかもしれない。その場合はリンパ球戻しを一週間延期する。培養したリンパ球は3週間くらいは持ってくれるとのこと。



不安はつきないのですが、今日モイが元気でいてくれることがとても救いです。 

 



血漿クレアチニンの値が食餌中に含まれるクレアチニンの影響を受けているか否かを確かめるために昨夜から絶食して今日の血液検査に臨むモイ。空腹で気持ち悪いのか吐き気がある時はいつもビニールを舐める。



強制給餌後のモイ。ここのところあまり嫌がる様子もなくストレスなく行えているので、こんな写真を撮る余裕もできた。なので「強制給餌」という言葉は似つかわしくない。ネットでは「愛情給餌」と呼びたいという意見もあった。我が家では餌を口元まで持っていき自ら食べだす行為を「愛情給餌」と呼んでいるので、そうだな、この行為は分かりやすく「シリンジ給餌」とでもしようかな。テーブルの上に給餌し終えたシリンジが映っている。シリンジの中身は、退院サポート=60g、エナジー500=15g、活性オメガ3オイル=1gの割合でブレンドしたもの。嫁によるとこれで1gが約2.05kcalになる計算だそうだ。



冬、春、夏と三つの季節を車窓から見ることになったモイ。紫陽花が萎れるほど暑い日差しの東京。


体重は5.48kg。この2週間で600gも戻したモイに流石の先生もびっくり。人間換算で(10倍したとすると)6kg増だもんな。

腎臓のエコー画像に大きな変化はなく異常は見られなかった。ただ腸の黒い影は相変わらず同じところにあった。なんだかここ2回くらい、濃さが増しているようにも見えて不安になる。先生曰く「腸はどうしても伸び縮みするので正確には判断できないですね。便がたまって筋肉が寄っているのかもしれないし、画像の断面が少し斜めになるだけでも違って見えますから」と。その発言のニュアンスから病状が極端に進行していることはなさそうではあった。

モニターに映った腸の黒い影を見て「ここが原発巣ってことですか?」と覚えたての単語で質問をしてみる。「うーん、そうですねえ、ここに残っているということはここが腫瘍細胞の数が一番多かった場所と考えられます。」素人が下手に専門用語を使うとプロからしたら的外れに聞こえてしまうこともあるかもしれず、印象を損ねかねないけれど、ここはむしろ積極的に覚えた言葉を駆使して、より具体的に突っ込んだコミュニケーションをしたいということの意思表示にしたい。「先生モイはどうですか?」「いい感じですよ」だけでは自分はもはや落ち着かないし納得できない。

前回、この黒い影が本当に腫瘍細胞なのかどうかは全層生検をしてみないと分からないということだったが、エコー上に違和感がある以上、少なくともあと2回はがんばって抗がん剤を打っておくべきかなと思って今日は病院に来た。寛解しても半年近くダメ押しで投薬する例もある中で、寛解しているかもはっきりしない状態で休薬してしまい、もしもすぐに再燃してしまったらすごく後悔することになるだろうと思うから。念には念を入れておきたいのだ。

ただ抗がん剤の副作用がどんどん強くなってきているようにも見えるモイ。普段が元気だからよりそう感じる部分もある。ヒゲが徐々に少なくなっているし、骨髄のダメージなど蓄積してきたものもあるだろう。だから本当にぎりぎりの選択、慎重に慎重に下さなくてはいけない決断。

今日は抗がん剤クロラムブシルを投与してもらう予定だった。しかし直前の血液検査で白血球値が低かった。分葉好中球が2583(基準値2500~12500/uL)、リンパ球が984(基準値1500~7000/uL)、それらを含む白血球の総数が4100(基準値5500~19500/uL)。先生はクロラムブシルはそれほど骨髄抑制が起きる抗がん剤ではないので投与には耐えうるとの見解だったが、前回のメソトレキセートも低めの白血球値で思い切って投与したら因果関係は分からないがそれから一週間明らかに体調を崩してしまったので、今日は大事をとって中止させてもらった。数日後に白血球値が戻ってくれたらいいのだけれど、ここのところ低めに推移しているのも気になるところ。

それから今日は腎臓の値も高くなっていた。尿素窒素46.7(基準値17.6~32.8mg/dL)、クレアチニン2.2(0.8~1.8mg/dL)。エコー上の腎臓の形には問題がなかったので、身体が脱水したか、腎臓の障害が進んでいるかなのだそう。最近ガツガツ食べる「オリジン6フィッシュ」は少しだけ塩分が高いが、すぐに腎臓に影響を及ぼしたとは考えづらい。がんの闘病をなんとか乗り越えても腎不全を患ってしまう例を何件かネットで見かけた気がするので、ここにも最新の注意を払いたい。腎臓は障害を受けると治ることはないらしいのでなおさらだ。

結局今日は血液検査と超音波検査をしただけなのでモイは帰宅後もとても元気。こんなに健康に見えるのに、なんだろうこの行き詰まり感は。闘病の迷路で袋小路に入ってしまわないように、なるべく最短のルートで出口に辿り着きたい。迷路を天上から見ているかもしれないマルオ兄ちゃん、モイを出口へ導いておくれ。




2週間前、モイの腸が動いてないと診断され処方してもらったプロナミドという薬がとても効いているようで、その錠剤を飲ませると明らかに吐き気が治まり、食欲が増す(数日止めたら、また吐き出して食欲も少し落ちていた)。消化管機能改善剤、つまり腸を動かす薬なのだけど、とくに副作用も出ていないようだし、今のモイにはとても大切な薬になっている。昨日は過去最高の453kcal摂取できた。


この動画は今朝の様子で実際には3分40秒の映像を8倍速に。これでちょうど10g、約40kcal。自分では食べなくても手で差し出すとまた食べたりするので根気強く愛情給餌するのが痩せさせない秘訣のようだ。これはたまたま僕がやってますが、普段は四六時中妻がこれをやっている。母は偉大だ。

今朝の体重5.3kg



キッチンから料理をする音が聞こえてくると自然と猫たちが集まってくる。とくにモイはママがコツコツ、グツグツと料理をしている時に足元にまとわりつくのが大好き。ちょっとばかし危ないので結局僕も傍に行って見張りをすることになる。


5日連続で摂取カロリーが300kcal越え、今日は統計上初めて400kcal越えしたモイ。体重も5.2kgまで戻した。

さてそんな絶好調のなか、日付が変わりこれから朝までまた絶食だ。明日は通院日で先ずエコーを診て病状が悪化していないかぎりは抗がん剤はお休みして免疫細胞療法の採血だけをしてもらう予定だ。血液検査用の採血は細いゲージの針で済むが、リンパ球培養用の採血は12mlほど必要なため針が太い。その分モイも暴れる可能性があるので鎮静剤を使うことになってしまう(一度鎮静なしでトライしたが途中で暴れだし失敗してしまった経緯がある)。鎮静剤を使うということは少なくとも朝ごはんは抜いていった方がいい。薬が効いている間にもし嘔吐してしまったら肺に入ったりして大変なことになるからだ。せっかく食欲がある時はこの半日の絶食がとてももったいないのだけれど、何事も万全を期して望まなくてはいけない。

最近、夜中にカリカリをすごく食べてるモイ。今夜は我慢だモイ!

37

ここ一週間、吐き気も治まり、うなぎ登りに食欲が出てきたモイ。自ら口にするのは今はほぼ「オリジン6フィッシュキャット」だけになっているけれど、こまめに何度も食べてくれる。不思議なことにこのドライで下痢をしなくなったのは神のご加護か。魚系脂質が豊富で、低炭水化物、高タンパク質と、がん患者には好都合のバランスのようだ。(高齢の猫や腎臓疾患のある猫には不向きかな。)


さらに、以前ほど強制給餌も嫌がらずに受け入れてくれるので、ここぞとばかりに体重を増やすために1日50kcal前後をシリンジで給餌している。おかげでこの3日は300kcal超え。3日連続で300kcalを越えたのは今年統計を取り出して初めて。

ただその割にはあまり体重が増えていない気もする。5.1kgまで戻ったが最近の食欲だったらもう少し増えてもいいのになあ。グラフで俯瞰してみると緩やかに体重が減ってきているのが分かる。これが「がん性悪液質」というものでなければいいなあ。ここ数日の食欲を維持してまた体重増やしていくよ、モイ!

(棒線グラフの青色は抗がん剤を投与した日。ベージュ色は強制給餌をした期間。2月3月のそれはほぼ強制給餌に頼っていたが、最近のそれはどちらかというと補助的なもの。)


13




 

↑このページのトップヘ