moi moi moi !!

愛猫モイ(mix 2015.4.8~ ♂去勢済)が消化器型リンパ腫と診断されたのは2017年が始まったばかりの冬、1歳9ヶ月の時でした。その日から一変したモイとの生活、闘病と友情の日々。

カテゴリ: ウニ

ウニの歯石取りを時系列で振り返ります。

2023年10月22日
年に1度のペットドックで前年に引き続き歯石が溜まっていて歯肉炎があることを指摘される。歯茎が弱ると人間と違い元に戻すのは難しいらしく、早期の歯科処置を勧められる。

2024年1月13日21時
歯石取りを翌日に控え絶食開始。全身麻酔下で行う手術なので嘔吐で喉を詰まらせたりしないようお腹を空にしておく必要がある。

1月14日8時〜9時
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空腹の抗議で鳴きすぎたのか2度胃液を吐く。ウニは滅多に吐かないのでむしろ心配になる。 

10時
車で通院
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行きはひたすらキャリーケースの中で固まって「無」になるウニ。

10時半
病院着 

主治医に診察室に呼ばれる。
ここのところのウニの健康状態に変わりがないか問診。とくに過敏症が出る頻度など。
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麻酔のリスク説明を受ける。
死亡リスクは健康な犬(クラス1)で2000頭に1頭(0.05%)、猫で1000頭に1頭(0.1%)、軽度の全身疾患のある(クラス2)の猫で約100頭に1頭(1.1%)などと書かれた表を見せられ、「ウニちゃんの場合は年齢的なことや過敏症があるので、このクラス1と2の間くらいでしょうか」と言われる。高く見積もると100分の1の確率で死んじゃうってことか。うーむ、なかなかなリスク。ちなみにクラス3(日常生活が制限される中程度の疾患がある)の猫は3%、クラス4(命を脅かすほどの全身疾患がある)の猫は33%と死亡リスクが高まると書いてあった。厳しい。

同じ表をネットで見つけた→リンク

他にも呼吸器を喉に突っ込むので数日声が枯れたりする、場合によっては軽い出血を伴う可能性があるなどと説明を受け不安が増す。

「ペットドックから少し間が開いているので念のため血液検査をして問題ないか確認後に施術します」と先生。モイで長年通っているのでもう何度も書いたけど、クールながらこういう的確な段取りを迷わず優先してさっと進めてくれるところが信頼に値するところです。

12時
キャリーバッグのままウニを預け一旦帰宅

13時
手術は病院の昼休にに行われるのでそろそろ血液検査が終わり問題なければ麻酔を打たれ手術が始まるタイミングかな。
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家では久しぶりにひとりっ子になったモイがいつも以上に甘えてくる。

仮眠

14時9分
病院から電話がある。
「予定通り歯石取りが終わり、麻酔から醒めました。奥歯の1本が歯石の下でグラグラになっていたので抜歯しました。まだ少しフラフラしている状態なのでこれから引き続き点滴をしていますので、お迎えは予定通り夕方以降でお願いします。」と先生。

麻酔から醒めた時点で一回電話をくれると聞いていたので、びっくりはせずむしろ安心したけど、そうでなかったら着信音でビビっって飛び起きていたかも。なにしろ、先代マルオは病院からの着信で急転直下の危篤を知らされたので、それなりにトラウマになっている。

17時30分
病院へ迎えに。
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お願いしていたスケーリングのビフォア、アフター写真をいただく。アフターの方がむしろ赤く見えるのは歯石を取ってすぐはどうしても血がにじむらしい。数日で治まるだろうとのこと。歯垢がつくと2~3日ですぐ歯石になるらしく、歯石にはバイ菌が溜まりまた歯肉炎の原因になるので、今後の口内ケアがさらに大事だと。歯磨きが一番いいけど難しい場合も多いのでできる範囲の対策が必要。頬の上からマッサージするだけで多少の口内ケアになるらしいのでこれからは多めにナデナデしよう。
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抜歯された左上の奥歯。

血液検査も問題なかったとのこと。クレアチニンがちょっと高いな。

最後に酷な宣告が。「今日も絶食してください。麻酔が完全に抜けないと誤嚥したりするので水以外は明朝からにしてください」と。ウニたん辛い。
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まだ瞳孔が開いているウニ。

17時50分
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帰路。ウォーン、ウォーンと鳴き続けるウニ。「もう、怖かったんだからー」と抗議しているように聞こえる。

18時30分
帰宅
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我が家に戻っても興奮冷めやらず動物園みたいに部屋をウロウロ常同行動。トイレに何回も行って砂をかくが何も出ず5回目でやっとおしっこを少し。
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まだ口が半開きでボーっとした表情のウニ。お腹は空いているようで食事スペースに佇んでいる。あと半日我慢してね。

ひとまず歯も綺麗になって無事に帰って来られてよかったけれど、やっぱりストレスもすごそうでいろいろ難しいな猫の通院は。











 

今日のブログはやや複雑です。よかったら最後までお付き合いください。

2週間前に受けたウニのペットドック。今日はその結果を聞きに行くだけだと思っていた。が、2つの問題が。

1つ目、2週間前のウニのペットドック時に3種混合ワクチンも打ってもらう予定だったけど、病院との意志の疎通が足りずワクチンは未接種で帰ってきてしまった。ペットドックとワクチンを同じタイミングでやるか否かは2年前から検討していて、ウニの場合は通院のストレスを減らすのを優先した方がいいだろうという家族判断でいっぺんに済ませたかったので、レシートにワクチンの記載がないと帰宅後に気づいた時はがっかりしたし、ウニにとても申し訳なく思った。二度手間になってしまうが、今日、検査結果の説明の時に連れて行けばワクチン接種できるわけだけど、前回の通院でストレスがたまったからというわけではないかもしれないが、ここのところウニの過敏症が頻繁に起こるようになっていて、昨夜も背中をゾクゾクさせながら自分の尻尾をグルグル追いかけたり、興奮して走り回ったりしていた。自分で気を落ち着かせるためにペロペロ身体を舐めている。そんな状態でまた通院させるのは忍びないなと思ったので今年はワクチンはパスしてもいいかな、と判断した。

なので妻とふたりで結果を聞きに行くつもりだった。そんな時に昨日から2つ目の問題が。 

モイがまた嘔吐を繰り返した。3週間前とほぼ同じ症状。3回くらい吐いて、プリンペランで数時間持ち直し、また4時間くらいすると気持ち悪くなって、の繰り返し。述べ15回ほどの嘔吐。昨夜から絶食させ吐くものがなくなった状態でも今朝胃液のみを3回吐いた。これは診てもらった方がいいと思い通院直前に電話してモイを連れていく旨伝えた。
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やっと本題。

ウニのペットドック結果。血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、簡易心エコー検査、尿検査、便検査はすべて異常なし。
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ただ、以前から指摘されていた歯石が中程度にたまっているようで、左上顎の臼歯領域は歯肉炎がやや強いそう。今日始めて知ったが、動物の場合、歯茎は痩せてしまうと元に戻すのは難しいのだそう(人間ほどには管理できないので)。なので近いうちに本格的歯科処置を薦められた。全身麻酔が必要なのでどのみち若いうちの方がよさそう。

それから軟便問題。アレルギー対策の療法食(ROYAL CANINアミノペプチドフォーミュラ)をこの2週間試してみたが、改善はみられず。メインで食べてくれてはいたが、ご飯を出しっぱなしにしている我が家ではどうしてもモイ用のフードも食べてしまうことがあるので、完全に究明できず。悩みどころ。

あと、過敏症のことを相談したら、てんかん用の薬(大雑把に言うと鎮静剤の類だそう)を服用するか、神経科へのセカンドオピニオンを薦められた。最近は犬猫病院にも神経科なんてあるんだな。ジルケーン(サプリ)を飲ませると少し落ち着くのでもうしばらく様子をみてみようかと。
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そんなウニの結果をキャリーの中から一緒に聞いていたモイ。前回から3週間で嘔吐がぶり返してしまったので、今日は対処療法だけでなく、エコーを隅々まで診てもらい、血液検査もその場でしてもらった。
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冬を前にしっかり刈られた腹毛。

6年前は毎週のように一喜一憂ドキドキしながら見ていたモイの腸まわりも今となってはサラッと異常がないことを確認する程度に軽く流されるのが感慨深い。ただ左の膵臓は周囲が白く映っていて「膵炎が疑われる所見です」と先生。エコー中「ウーウー」と唸り声をあげるモイを見て「最近は穏やかになってきたのにここまで怒るってことはお腹が痛いんでしょうねえ」と先生。膵炎はお腹が痛いのだそう。その流れで皮下輸液と制吐剤セレニアを今日は2本打たれた。

ワンコちゃん達で溢れかえった待合室で血液検査結果が出るのを数十分待つ。この待つ感じも久しぶり。

再度先生に呼ばれて診察室で血液検査結果を聞く。リパーゼ値が基準値40u/l以下のところ226と髙値だったので膵炎で間違いないだろう、白血球の桿状好中球の値は正常なので、燃え上がるような要注意な膵炎の状態まではいかない、とのこと。ただエコーなどの様子も鑑み、今日のセレニアだけではまた近いうちにぶり返す可能性もあるのでと、炎症を抑えるために短期間のステロイド服用を薦められた。モイにとっては抗がん治療初期以来のプレドニン、1日1錠5日分。合わせて胃薬ファモチジンも。血液検査結果からして副作用が心配になるような所見はないので大丈夫でしょうとの先生の言葉を信じつつも、いよいよ膵炎治療が次のステップに足を踏み入れつつあることを覚悟した。

腎数値はすっかり正常化しているし、なにせリンパ腫を克服したモイだから、膵炎もやっつけようぜ。
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モイ8歳、ウニ7歳、これから気がかりなことも増えてくるかもしれないけれど、それに比例して愛情は深まるばかり。
 

ウニ、1年4ヶ月弱ぶりのペットドック。6月であれば誕生月割引もあるのだけど、通院の負担やワクチンの抗体残量など考えると1年半に1回くらいがウニにとってはいいのかなあと考えこのタイミングに(あくまで当社比)。

通院のストレスもそうだけど、検査のための前日夜からの絶食が普段ご飯出しっぱなしな我が家の猫にはきつい。付き合いでご飯にありつけなくなるモイも含め、夜中にふたりで寝室に来て何度もニャーニャー鳴くし、ウニはちゃぶ台をガサガサ動かしわざと音を立てたり、お腹すきすぎてビニールを食いちぎろうとしたり、モイはウニに八つ当たりしたりで、僕らをちゃんと寝かせてくれない。

おまけにウニはシステムトイレでなく固まる猫砂(おからサンド)のトイレにオシッコをするので、尿検査用の尿を採取するためには、夜中にガサっと砂に足をつく音がしたら慌てて飛び起きウニの下半身にお玉を差し込まなくてはいけない。ぐっすり寝てしまうと絶対間に合わないので、このガサっを聞き逃さないためにずっと半覚醒のような状態で寝ているので朝になってもフラフラなのだ。それでも結局、夜中のトイレは間に合わず、朝起きてからまたオシッコをしてくれたのでなんとか採取できた。

先週通院したばかりのモイは僕らが身支度を始めると嫌な予感を察知して賢くベッドの下に身を隠した。でも今日ドライブに連れて行かれるのはウニでした。幸いウニもモイも抱っこしてキャリーバッグに入れる時は大人しくすんなり入ってくれる。先代マルオはこの時の抵抗がすごかったなあ。
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車で移動を始めるとバッグの角に頭を押し付け「ニャオー、ニャオー」「オーン、オーン」といつもより少し低い鳴き声を出すウニ。「行きたくないよー」なのか「怖いよー」なのか、とにかく人間に向けての抗議の声。

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30分の道中、2〜3度外を見ようとしたけど、流れる車窓に戸惑いすごい勢いでまた身を隠す。

まずは先生にモイが先週の通院以来落ち着いていることを伝える。ウニのペットドックは半日預けて病院のお昼休み中にやってもらい夕方迎えに来るパターンなので、引き渡す時は診察台に出しての診察は一切ない。バッグのまま預けるだけ。これ、最初の頃は、ちょっとは僕らの前で猫の顔色くらい見て軽く触診でもしてほしいなあと思っていたのだけど、何事も合理的な診察、処置をしてくれる先生なので、猫のストレスなどを考えると、キャリーからの出し入れがなるべく少ない方がよいのかもと思い、受け入れるようになった。なのでウニの場合は診察台に乗っている写真がほとんどない。
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「がんばれウニ」と声をかけ近所のショッピングモールをぶらぶらしながらひたすら4時間待つ。先代マルオは以前住んでいた町で預けた病院で定期検診中に亡くなったので、どうしてもフラッシュバックしてしまい、自宅に帰って待つことはできない。

16時にお迎え。

結果は2週間後に改めて聞きにくることになったが、先生に「とくに問題はなさそうでしたか?」と聞くと、「すごく元気で、問題なさそうです。ただ歯肉炎が以前より悪化していて歯石もかなりついてますねえ」とのこと。

麻酔をしての歯石とりは高齢になる前に考えなくてはいけない。
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それから、生まれつきウニは軟便気味であることを改めて相談してみたら、先生宅に今年になって新たに迎えた猫も便が緩めだったそうで、食事をアレルギーに配慮したものに替えたら治まったのだそうだ。「考えられるのは、アレルギーの可能性、腸内フローラの関係、腸の病気、あたりになるので、先ずは食事を変えてみてアレルギーによるものか、腸内フローラの原因か、さぐってみては」と療法食のサンプルをいくつかいただいた。これだけをウニがしっかり食べてくれたら何かちょっとは変わってくるのかな。
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帰路はさらに悲痛に「ウー、ウー」「クー、クー」と、か細く鳴くウニ。よっぽど怖かったんだろう。そりゃそうよね、見知らぬ人たちに羽交い締めにされてお腹の毛を剃られて冷たい器具を押し当てられたり注射されたり鉄格子のようなケージにしばらく入れられたりするんだもの。
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道中ゆっくり何度も声をかけながら少しずつ緊張をほぐす。

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帰宅しモイと再会してもまだしばらくはウニの興奮は続き、「オーン、オーン」と鳴きながら家中をチェックしてまわる。

これまでのパターンだとひと晩はこれが続くかもしれない。こういう姿を見る度に定期検診も命を削ってのことなので考えものだよなあなどと思ってしまう。ひとまず2週間後の結果がとくに問題ありませんように。
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2週間前に受けたウニの定期検診の結果を聞きに病院へ。レントゲン、エコー検査、SDMA含む血液検査、尿検査、便検査、すべて問題なし。よかったー。
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昨年も指摘された、うっすら歯石がついていて軽度の歯肉炎になっている、というのが唯一気がかりな点。今すぐなんとかしなくてはいけないというレベルではないようだけど、歯石取りは全身麻酔がマストになるので、若く麻酔に耐えられる健康体の内に処置してもらった方がリスクが少ないということもあり、悩みどころ。

ちなみになぜ全身麻酔が必要になるかというと、もちろん動かないようにということと、歯石を砕いた際に大量に出る水を誤嚥しないようにチューブを通しておくためらしい。誤嚥してしまったら肺炎になりかねないので大変だもんね。

猫用の歯みがきグッズはたくさん売っているが、家での歯みがきはなかなか難しく、ほぼ諦めていたのだけど、根気強くトライしてみるべきかな。ドライフードにふりかけているフローラケアのサプリは無臭みたいで、幸いウニもモイも気にしていないようなので、もっと頻繁にかけるようにしようかな。

誕生月を少し過ぎてしまったけれどウニ1年半ぶりのペットドック(バースデー割してくれた!)と、三種混合ワクチン接種へ。疲れがでないように2日に分けた年もあったけど、外出のストレスを考えると一回の通院で両方済ませた方が吉というのが我が家の考え。
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朝の絶食時、食器があるべき位置に座り込みお決まりの抗議。モイは嫌な予感を察知してベッドの下に隠れたが、今日キャリーバッグに入れられるのはウニでした。抱っこした時にいつも小刻みに震えるウニだけれど、バッグには意外とすんなり入ってくれる。先代マルチンはバッグに入れるのがほんと大変だったなあ。
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車中では顔を上げずに引きこもるウニ。通院に慣れてドライブを楽しむようになったモイとのコントラストよ。
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今回は午前中に病院に預け夕方に迎えに行くまで6時間近く離れることに。モイが毎週のように通院していた頃は当たり前のことだったけれど、ここ2年半はそれもなくなったので、この預けている間のなんとも言えない不安感と何かが足りなくなった感覚が懐かしい。
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先代マルチンの晩年、ひと月に一回、定期検診で病院に預けていた。当時の家からはまあまあ近い病院だったけれど、それでも何かあった時のためにと、より病院に近い場所でいつも待機していた。2014年の8月も近くのファミレスで待っていた。そこに病院から電話があり、まだオーダーした食べ物が運ばれてきたばかりだったので、「やけに早いな」と電話に出た。すると電話の向こうから緊迫した声で、「マルオくんが、、すぐに来て下さい!」と看護師の声が。すぐに駆けつけたがマルオは心臓マッサージや何本もの注射を打たれていて、程なく息を引き取った。突然の別れだった。その日に限って通院時にマルチンの写真を撮っていなかった。
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これらの写真はそのひと月前、7月の通院時のマルチン。
ファミレスは何も悪くないけれどそれ以来そのチェーン店にはどうしても行くことができない。

そんな経験があるので、6歳でまだ病気知らずのウニだけれど、預ける際はやっぱり胸がキューンとなる。写真も撮りまくる。
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モイと一緒でいま通っている病院は車で30分くらいかかる少し遠い場所にある。だから待ち時間が6時間だろうが、いつも病院の近くの街で待つ(モイのおかげで病院近くの街を熟知するに至った)。今日もそうする予定でいたが、今日は特殊な事情があった。我が家は自分も妻もauの携帯電話で、昨晩からのKDDIの通信障害が続き電話ができない状態が続いていた。少し迷ったけれど、固定電話で万が一の際の連絡がとれる家に帰って半日を過ごすことにした。「絶対かけてくんなよ」と念じながら、看護師の方に事情を説明して家電(いえでん)の番号を教え、ウニと別れる。

ちなみに、診察室ではなるべく猫への余計な負担を減らすという先生の考えからか、今日のようなケースでは猫を診察台にあげることはなく、ケースのまま預けるだけだ。だから診察台の写真はない。

6時間とはいえ、ウニのいないシーンとした家で待つのは特別な時間だったな。モイは気づいているのか、いないのか、スーンとしていたけれど。

午後、家電(いえでん)が鳴る。えっ!とすぐ電話に出る。選挙立候補者PRの自動音声だった。びっくりした〜。

夕方ウニを迎えに。「おりこうさんでしたよ〜」と看護師さん 。結果は2週間後に聞きにくることに。
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帰路の車中でストレスで毛が抜けるウニ。
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ミャウミャウと低い声で抗議の鳴き声。毎回そうであるように今日も家に帰っても深夜まで鳴き続けるんだろうなあ。
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帰宅後いつもと逆で今日はモイがウニのキャリーケースをチェックしている。

ウニは喉が乾いたのか水をがぶ飲み。半日絶食してお腹も空いたよね。自分もいっときの不安から開放され急にお腹が空いてきた。晩ごはんが美味しそうだ。

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Catlogを導入してみた。

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ペンダントから送られてくる信号で家猫の状態を知るためのデバイス。「ごはんを食べています」「走っています」「歩いています」「くつろいでいます」など、少しだけタイムラグはあるものの、スマホでほぼリアルタイムに様子が確認できる。

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対応しているのは、

食事の回数

運動した時間

睡眠の時間

毛づくろいの時間

水飲み回数(オプション)


今後対応予定の機能は、

嘔吐

ジャンプ

体重、トイレ回数、尿量(別売boardにて)

登録した猫は日々のデータがサーバに蓄積され、週ごと、月ごと、年ごとと統計がとられていくので、最近睡眠時間が減った、毛づくろい時間が増えた、頻尿、多尿など、人間が見落とすかもしれない動向の変化をアプリがサジェストしてくれる点がポイント。

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使いはじめて6日目までの感想。水飲みの検知はまだ曖昧さがあるようで、ボールの水だけでなく水道の蛇口からち直接飲む水もちゃんと認識するが、シリンジで飲ませる水は時間が短いからか反応しなかった。食事と水飲みを混同することもあるようで、モイは自主的にはあまり水を飲まないのでこのデータほど実際には多くない。うちにとっては一番のマイナスポイント。

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どの項目も「似ている猫の平均値」が表示される。例えばこの日の運動時間は、モイに似た猫の平均値2.5分に対し、モイは1.89分。想像よりかなり少ないけれど、実際走っている時間ってこれくらいなのかもしれない。でもせめて平均値には届くようにモイと一緒に遊ばなきゃなと思えただけでも既に役に立った。

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こちらウニの運動時間。さすがお転婆娘は平均以上。
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ついさきほど届いたモイの通知「午前中の運動がやや多めのペースです」。朝から一緒に遊んだ効果が早速出た!
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ウニも首輪のみのお試し期間を経て同時に登録していたが、どうしても首輪が苦手なようで2日で断念。その後のログがずっと「春を感じながら寝ています」になっていて切ない。今朝「ここ数日睡眠時間が増えているようです」「複数の行動に変化があるようです」と通知が来たのは評価に値するが、単純に「ペンダントが装着されていません」などの表示があればいいのになと思う。

外したペンダントが無駄にならないように何方かにプレゼントしたいところだけど、猫への責任を全うすために譲渡はできないポリシーになっているそうだ。こういう仕様に関してもこれから更新されていく部分もあるかもしれない。

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モイがあまり寝ていないのは不思議な結果だ。

「嘔吐データ募集」とあったので、モイが装着後一度だけ吐いた日時をアプリからセンターに送信した。こうやって利用者からの情報を集め学習することで、このサービスが今後さらに進化し、猫のよりよい生活のための手助けになればいいなと思う。

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近い将来、「猫が痛みを感じています」「猫が助けを求めています」「病院へ行くのは本当は嫌だけど、あなたを信頼しているそうです」「薬が効いたようで少し楽になりました」「猫があなたにお礼を言っています」なんてことまで分かったりして。願望を込めて。


探究とテクノロジーの下で猫の神秘性は薄れていくかもしれないけれど、健康で長生きする猫が増えればそれもまた神格化されるべき存在ではないだろうか。少なくとも僕はどんな猫にも少しでも長く健やかに暮してほしいと毎日手を合わせている。

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これからの可能性を秘めたCatlog、もし興味を持たれた方はリンク先をご覧下さい。

モイの登録により発行された以下のクーポンコードを使うと25%割引されるそうなので、よかったらご利用ください。 

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ウニのペットドックの検査結果を聞くために2週間ぶりに病院へ。ワクチン接種をするためウニも再び同伴。
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今朝、通院に気づく様子もなくぎりぎりまで寝ていたウニ。モイはやはり朝の身支度の気配で察してベッドの下へ身を隠した。
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出かけたあと車から留守番カメラをチェックすると、すぐにベッドから出てきて早速ご飯を食べているモイが映っていた。
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ウニは前回よりはほんの少しだけ慣れたのか信号待ちで停車している間は窓越しに空を見上げていたが、車が動き出すとびっくりしてまたキャリーの奥へ。そりゃビビるよね、こんな速度で景色が動いたら。
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待合室での様子。「前回みたいに長くないから。一瞬チクっとして終わりだから」と何度も声をかけて緊張をほぐす。
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診察室に呼ばれ主治医に説明を聞く。「結論から言うとまったく問題ないです。が、あえて言うなら軽度の歯肉炎があります。」と切り出した先生。「ウイルス性、腫瘍、免疫異常などによるものではなく、歯石ががっつり着いているわけでもなく、現状は歯垢によるものなので、すぐに治療が必要なレベルではないですが、歯垢を落とし炎症を抑えるために歯磨きをするとよいでしょう。猫は歯周ポケットはそんなに大きくないのでのガーゼで擦るだけでもよいですが、しっかり汚れを落とすためには歯ブラシを使う方がベターです。歯ブラシ難しいと思いますが。」まったく予想してなかった症状を指摘され軽くショック。
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【血液検査】肝臓の酵素AST(GOT)と血小板がややマイナス。どちらもマイナスに振れる分には病的意義はないそうだ。総コレステロール値が210とややプラス。400〜500になると胆汁うっ滞を疑うことになるらしいが、200前後で3年連続平行線なのでこれもとくに問題はないと。うちはモイも少しプラスだし、食事に改善の余地があるのかなあ。
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【レントゲン】身体を横から写したレントゲン写真を見ながら説明を受ける。内蔵も骨も全体に綺麗でどこにも問題はないそうだが、「これもあえて言うならですが、やや肥満ですね」と肝臓の下に映った内臓脂肪の影を指す先生。「モイと比べるとだいぶ細身に見えるのでウニは大丈夫かと思ってました〜」と言うと「どっちも、まあ、まあ、いい体型ではあります」と笑う先生。そっかー、家族みんなでダイエットしないとな。
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【超音波検査】ひとつひとつのエコー画像を確認する間もなく、「とくにどこも問題ないです」と先生。心臓の壁の厚さも3.5mm前後なので隠れ心筋症の心配もないとのこと。
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【その他】検査時に伝えておいた、たまに目が赤くなる問題については、「ずっと続くようであれば目薬を常備薬に出しますが、今はすぐに治るということなので、様子見で大丈夫でしょう」と。軟便になることがあることについては「いろいろかじるクセがあるということなので、それもあってたまにお腹を壊しているんではないか」と。顕微鏡上では便に異常はなかったそうだ。尿検査の結果だけペットドック当日に聞いていたがこれも問題なしということだった。「総合的に見て健康体かなと思います。」と一応の太鼓判。
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【3種混合ワクチン】最後に体温だけ念のために測ってからワクチン接種。実際にはここで初めて診察台にあがったウニ(検査結果はずっとキャリーケースの中で聞いていた)。体温は猫の平熱37.7℃。 1年前のカルテを確認してから右足にワクチンを打つ先生(前回は左足だったのかな)。
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最後に歯肉炎の様子を実際にチェック。20210205-スクリーンショット 2021-02-05 13.11.21
歯と歯茎の境目が少し赤くなっているのがすぐに分かった。ウニ、ごめんね、家では気づかなくて。がんばって歯磨きしようね。このことが分かっただけでもペットドックを受けてよかった。
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帰路、疲れたのか、肥満がショックなのか、行きよりもキャリーケースに引き篭もるウニ。
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ペットドック検診とワクチン接種を同時に行う体力的なリスクを避けて今回は別日にしたが、外出のストレスが顕著な猫は1日でどちらも済ませた方がむしろいいんだろうなあと今回のウニを見ていて改めて思った。来年からは1回の外出で済ませようね。20210205-IMG_9644
帰宅後、今日はモイがキャリーチェックを。20210205-IMG_9655
しかし、こんなスマートに見えて「やや肥満」とは。
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ウニ、今日もこのあと、一日中鳴くんだろうな。とりあえずワクチンへの異常反応を起こさないか今日はしっかり見張っておかないと。

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昨日、1年ぶりのペットドックに行ってきたウニ。結果は後日聞くことになっているので、ここではペットドックについての私見やウニの通院時の様子について書いておきます。
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夜中からの半日絶食

先ず、「ペット」「飼い主」「飼う」「餌」「匹」、これらの言葉について、最近では「家族」「同居人」「暮らす」「ごはん、フード」「人、頭」などに置き換えられることも多く、自分もTPOに応じ使い分けている。「ペットドック」のことも「ワンちゃんドック」「ネコちゃんドック」と言うことがあるようだけど、通っている病院ではペットドックなのでここでもそれに準じよう。
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分かりやすく「お腹すいたにゃー」と鳴くウニ

ペットドックの必要性については人間ドックと一緒で飼い主(同居人)の価値観次第だと思う。少なくとも犬猫は自分でそれを決め選択するわけではないので、飼い主の責任において行うことになる。
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これモイ兄ちゃんのバッグじゃないねえ

我が家ではモイもウニも一歩も外に出ない、ベランダにさえ出ないので、感染症などは同居人が外出先から持ち帰ってなければ大丈夫だろうと思うけれど、血液検査、超音波検査、レントゲン、尿便検査でしか発見しえない病気の早期発見につながることがこの検診の大事なポイント。あとウニの場合は、健康そうに見えて、たまに軟便がちになったり、目の周りが赤くなったり、知覚過敏症が出たりと細々した問題がある。それと、いろんな物を噛む癖があり、過去に猫じゃらしのビニールや服のタグ紐など飲み込んでしまったこともなくはないので、いつも注意はしているものの、もし万が一目の届かぬところで異物を誤飲してしまっていたら、そして知らずに蓄積されていたら、そんな不安もあってのこと。
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往路、怖くて外が見れず

とはいえ、猫にとって突然連れ出されるのは災難だよね。どこも調子悪いわけではないのに半日絶食させられたかと思うと、突然拉致されグォーって物凄い音のする揺れる物体に乗せられ、おっかなびっくりキャリーから顔を上げると見たことのない、しかもありえない速さで流れていく景色。
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自分を無にしている
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少し慣れてきて外を見るとありえない速さで景色が動いている
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テリトリーどころじゃない知らない街まで連れてこられ、嗅いだことのないツンとした臭いのする部屋へ。そこであろうことか、なんとか心を繋ぎとめていた信頼する家族が手を振って部屋から退出してしまう。もちろん「しばらくの辛抱だよ。がんばって!」なんて言葉は理解できない。ブルーやピンクの服を着た見知らぬ人間数人に両手両足をがんじがらめに抑えられ、ジーっと嫌な音のするバリカンでお腹の毛を剃られるのだ。恐怖以外の何ものでもない。さらに注射針を刺され血を抜かれるわ、霧吹きで水をかけたお腹に冷っとする機械を押し付けられ長時間あちこち動かされるわ。ひょっとして人造人間、いや、人造ニャンニャンにされるんじゃないか、ここはショッカーのアジトか、それくらいの恐怖、いや、もっとだろうな、猫のDNAには悲惨な目にあった過去数千年の記憶が刻まれているかもしれないので。

書いているうちに猫に申し訳ない気持ちに段々なってきてしまったけれど、それらの恐怖、ストレス、体力消耗などの負荷と、病気を早期発見できる可能性とを天秤にかけ、どちらを選ぶのか、どういうタイミングでどの程度のインターバルで受けるのか、それがペットドック、定期検診なんだろうなあ。
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病院の待合室、不安でいっぱい

ウニのペットドックは例年通りスタンダードコースを選択。すべて預けている最中に行われたので診察シーンの写真はない。ねじり姫の愛称を持つウニは身体をくねらせて逃げるのが上手いが、ビビリで凶暴性はないので、事前に確認をとってすべて無鎮静で行われた。だからこそ余計に怖かっただろう。

4時間ほど預け夕方迎えに行くと「なかなかグネグネしてました(笑)」と先生。すぐに聞いておくべき異常は見つからなかったということで結果は出揃ってから後日まとめて聞くことに。とりあえずホッとする瞬間。
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帰路、「怖かったよう」の顔
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ホントなにしてくれんのよー
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帰ったらお兄ちゃん待ってるよ
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帰宅、お兄ちゃんのキャリーチェックはない

帰宅後、毎年そうなるように今回も夜遅くまでニャオーンニャオーンと鳴き続けるウニ。突然ふりかかった災難への抗議なのか、甘えてるのか、ご飯を食べてる時間、寝ている時間以外はずっとずっと鳴いている。ストレス緩和のサプリ「ジルケーン」もあまり効かないようだ。
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でも何故かモイが側にくると大人しくなるウニがまた可愛い

今回、モイの尿も採れたので同時に検査してもらった。それからモイの膵炎のその後についても先生と少しお話させてもらった。その件は改めて別記事にします。

ウニは年に1度の3種混合ワクチンを打つタイミングでもあって、前回はペットドックと同じ日に打ってもらったが、今回は身体への負担を考えて日を分け後日行うことにした。でも、通院の様子を見て、このブログを書いていて、なんだかやっぱり外出のストレスの方が強いので同じタイミングで一緒にやった方がウニのためだったかもなあと思っているところです。

モイ、昨年12月15日以来、約3ヶ月ぶりの通院。

血液検査の値を正確にするために午前5時にひと口だけドライを食べて以降は絶食してもらった。9時過ぎに身支度をしている最中、絶食に付き合わされたウニはいつもように空のお皿をひっくり返して「ご飯ないよ」アピールがすごく、じっと我慢していたモイも「あれ、これってひょっとして僕が通院するパターン?」と途中で気づいたのか、3ヶ月ぶりだというのに出かける前にはちゃんとベッドの下に身を潜めていた。
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往路、今までで一番かな、ずっとキャリーから身を乗り出して車窓を楽しむモイ。人間でも毎週のように車に乗っている時期はそれに慣れちゃうけど、すごく久しぶりに乗ると「あ、車だ、この匂いだ、エンジンの音だ」って妙に新鮮な気分になりますよね。猫もそうなのかもしれない。
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あと数週間遅ければ桜並木が楽しめたろうに、ちょっと残念だね、モイ。
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今年からは治療はなく定期検診(経過観察)のみということで少し気は楽なのだけど、油断は禁物なので、病院が近づくにつれて「今日の検査で何があっても冷静に対処しなきゃな」と心の中でつぶやく回数が増える。

【体重】6.66kg

【血液検査】先生の提案で外注の腎不全マーカー(SDMA)だけ調べることにした。とくに問題なければ結果を郵送で送ってもらうことに。

【超音波検査】
昨年7月末以来、久しぶりに超音波検査に立ち会う。久しぶりだったけど何回も見てきたものなので、黒い影がなく左右対称で大きさも同じ綺麗な腎臓を見ている最中もとくに先生のコメントはなく黙々と検査が進む。同じく3年前に黒く大きな腫瘍像があった腸は今はバームクーヘンのような綺麗な5層構造に見えていて、それに沿ってひと通りエコープローブを這わせた後、先生はひと言だけ「怪しそうな場所はもはや無いですね」と言いニヤッと笑ってくれる。ホッと胸を撫で下ろす瞬間。
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その後、胸の音を聴く先生。僕らのいる前で聴診器を使ったのは初めてかもしれない。20200309-IMG_9248
今朝4時50分に採れた尿を持ってきたので、ストルバイトが出ていないか念のため尿検査もお願いしたが、この結果についても「あとで調べておきますので血液検査の結果と合わせ一緒に郵送しましょうか」と先生。これもモイが一刻を争うような状態でないということの裏返しなので喜ばしいことだ。おかげで待ち時間もなく、すぐにモイと一緒に帰宅できる。

スムーズに検査が終わったので、先月のウニのペットドック結果で再検査を薦められているコレステロール値(+)と血小板値(-)について主治医の意見を聞いた。持参した血液検査の表を見て「前々回と比べてそこまで大きな変化ではないので1年後くらいの検査で大丈夫だと思います。」と。ウニが先の通院後やや知覚過敏の症状が出ていることも話した上でのことだ。「もちろん検査はやった方がいいですが、通院のストレスで健康を害している恐れがあるのであれば、このレベルであれば1年後でいいかと思います」「コレステロール値が上がる要因として胆管疾患というのもありますが、γGTPやALPの値は高くないので、その可能性もないでしょう」「血液検査の基準値というのはあくまで平均値であって、高めを維持して健康、低めを維持して健康、それがその子にとっての正常値という犬猫もいます」とのこと。

このように診察する先生によって見解も微妙に変わってくるので話が聞けてよかった。ひとまずウニのストレス緩和のためにもこの時期の再検査は避けておこう。20200309-_DSC9432
帰路、窓から春を感じとるモイ。
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帰宅時恒例、ウニのキャリーケースチェック。20200309-_DSC9448
よかったね1年後の再検査でいいってよ。

来週あたりに送られてくるであろうモイの血液検査と尿検査の結果も問題ありませんように。

ウニが先週受けたペットドックの結果を聞きに病院へ。
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血液検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査、便検査、ほぼ異常はなく、女性の先生の説明も5分ほどですべて聞き終えたのだけれど、血液検査上で2点だけ基準値から外れている項目を指摘された。

ひとつはコレステロール。
基準値89~176mg/dLに対し222mg/dLと高め。因果関係は分からないけどレントゲン写真を見せてもらった時、お腹のところだけ「ちょっと脂肪が(笑)、けっこう付いてるかな」と先生。あんなにスレンダーに見えるウニでもそんなことあるんだな。体重6.7Kgのモイと比べるからかもしれないけれど4.2kgのウニは小さく細く見えるのです。

もうひとつは血小板数。
基準値30~70 万/μLに対し29.2とやや少なめ。

この2点については再検査を進められ、1ヶ月後くらいに血液検査だけすることに。
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帰宅後ちょっと気になったので過去のウニの血液検査データをモイと同じようにすべてエクセルに打ち込んでみた。表にして見ると一目瞭然。血小板は過去にも2回、基準値より少ないことがあった。「猫の血小板は固まりやすいので値も変わりやすく問題はないと思いますが、」とのことだった。モイのデータを見てみると55回受けた血液検査のうち17回は基準値以下でけっこう低い数値の時もあったが、これまで主治医にはとくに再検査と言われたことはない。

コレステロールに関しては上がっていくようであれば脂質代謝異常など病気につながる可能性もあるので観察しておく方がよさそうだ。モイのphコントロールをウニも食べてしまうことに関しては「問題はない」と言われたが、食事の管理ももっとちゃんとした方がいいのかもなあ。
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ところで、先週ワクチンとペットドックを済ませ帰宅したウニ。過去の経験からその日の夜は「ウォーン」と唸るような声で鳴くかと思っていたけれど、疲れて寝てしまった。替わりに次の日の昼間にけっこう鳴いた。抗議なのか何なのか、はっきりした心中は察してあげられないけれど、まあストレスは相当かかったよね。それからウニが近くを通るとモイが「ウー」と威嚇するような声を出す日が2日ほど続いた。一年前はそんなことなかったのに、今回はけっこう病院のにおいが付着したのかな。モイにしてみればいつも嫌な思いをしている場所のにおいなので(本当はお世話になって健康にしてくれた所なんだけど、)そりゃ警戒するよね。
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エコーの映りをよくするためにお腹の毛を剃られたウニ。病院で怖い思いをするは、大好きなお兄ちゃんに威嚇されるは、で踏んだり蹴ったりだったよね。だからなるべく病院なんか行きたくない。病院に行くことで体調を崩す猫もいるはず。でも、病院で診てもらわないと気づけないこともたくさんある。




 

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