2023年10月22日
年に1度のペットドックで前年に引き続き歯石が溜まっていて歯肉炎があることを指摘される。歯茎が弱ると人間と違い元に戻すのは難しいらしく、早期の歯科処置を勧められる。
2024年1月13日21時
歯石取りを翌日に控え絶食開始。全身麻酔下で行う手術なので嘔吐で喉を詰まらせたりしないようお腹を空にしておく必要がある。
1月14日8時〜9時
空腹の抗議で鳴きすぎたのか2度胃液を吐く。ウニは滅多に吐かないのでむしろ心配になる。
10時
車で通院
行きはひたすらキャリーケースの中で固まって「無」になるウニ。
10時半
病院着
主治医に診察室に呼ばれる。
ここのところのウニの健康状態に変わりがないか問診。とくに過敏症が出る頻度など。
麻酔のリスク説明を受ける。
死亡リスクは健康な犬(クラス1)で2000頭に1頭(0.05%)、猫で1000頭に1頭(0.1%)、軽度の全身疾患のある(クラス2)の猫で約100頭に1頭(1.1%)などと書かれた表を見せられ、「ウニちゃんの場合は年齢的なことや過敏症があるので、このクラス1と2の間くらいでしょうか」と言われる。高く見積もると100分の1の確率で死んじゃうってことか。うーむ、なかなかなリスク。ちなみにクラス3(日常生活が制限される中程度の疾患がある)の猫は3%、クラス4(命を脅かすほどの全身疾患がある)の猫は33%と死亡リスクが高まると書いてあった。厳しい。
同じ表をネットで見つけた→リンク
他にも呼吸器を喉に突っ込むので数日声が枯れたりする、場合によっては軽い出血を伴う可能性があるなどと説明を受け不安が増す。
「ペットドックから少し間が開いているので念のため血液検査をして問題ないか確認後に施術します」と先生。モイで長年通っているのでもう何度も書いたけど、クールながらこういう的確な段取りを迷わず優先してさっと進めてくれるところが信頼に値するところです。
12時
キャリーバッグのままウニを預け一旦帰宅
13時
手術は病院の昼休にに行われるのでそろそろ血液検査が終わり問題なければ麻酔を打たれ手術が始まるタイミングかな。
家では久しぶりにひとりっ子になったモイがいつも以上に甘えてくる。
仮眠
14時9分
病院から電話がある。
「予定通り歯石取りが終わり、麻酔から醒めました。奥歯の1本が歯石の下でグラグラになっていたので抜歯しました。まだ少しフラフラしている状態なのでこれから引き続き点滴をしていますので、お迎えは予定通り夕方以降でお願いします。」と先生。
麻酔から醒めた時点で一回電話をくれると聞いていたので、びっくりはせずむしろ安心したけど、そうでなかったら着信音でビビっって飛び起きていたかも。なにしろ、先代マルオは病院からの着信で急転直下の危篤を知らされたので、それなりにトラウマになっている。
17時30分
病院へ迎えに。
お願いしていたスケーリングのビフォア、アフター写真をいただく。アフターの方がむしろ赤く見えるのは歯石を取ってすぐはどうしても血がにじむらしい。数日で治まるだろうとのこと。歯垢がつくと2~3日ですぐ歯石になるらしく、歯石にはバイ菌が溜まりまた歯肉炎の原因になるので、今後の口内ケアがさらに大事だと。歯磨きが一番いいけど難しい場合も多いのでできる範囲の対策が必要。頬の上からマッサージするだけで多少の口内ケアになるらしいのでこれからは多めにナデナデしよう。
抜歯された左上の奥歯。
血液検査も問題なかったとのこと。クレアチニンがちょっと高いな。
最後に酷な宣告が。「今日も絶食してください。麻酔が完全に抜けないと誤嚥したりするので水以外は明朝からにしてください」と。ウニたん辛い。
まだ瞳孔が開いているウニ。
17時50分
帰路。ウォーン、ウォーンと鳴き続けるウニ。「もう、怖かったんだからー」と抗議しているように聞こえる。
18時30分
帰宅
我が家に戻っても興奮冷めやらず動物園みたいに部屋をウロウロ常同行動。トイレに何回も行って砂をかくが何も出ず5回目でやっとおしっこを少し。
まだ口が半開きでボーっとした表情のウニ。お腹は空いているようで食事スペースに佇んでいる。あと半日我慢してね。
ひとまず歯も綺麗になって無事に帰って来られてよかったけれど、やっぱりストレスもすごそうでいろいろ難しいな猫の通院は。